『霧初音』(きりはつね)は、文鳥P(ふみどりP)の10作目(これまでの投稿のうち、別アレンジ投稿を除く。ただしKAITO版『目覚めの水平線』は1作にカウントしている)の、VOCALOIDオリジナル曲である。
概要
前回のKAITO版『目覚めの水平線』(08年05月31日)より、およそ4ヶ月ぶりのニコニコ投稿となった。
長らく音信がなかったため、「事実上の引退では?」と気をもんだファンも多かったが、大作を擁してのニコニコ復帰に沸き立った。投稿初日からしばらく、文鳥P復帰を歓迎するコメントが目立った。2ちゃんねる youtube板VOCALOIDスレでも話題となった。文鳥Pの紡ぐ美しい音楽に見せられ、新作を待ちわびていた人が多かったことをしめす。
歌ってみた動画はまだすくないが、すでに実力派の歌い手に恵まれている。
VOCALOID-PVもいずれ製作されるものと思われる。
歌詞
朝霧を まとう緑
こだまする 初音
晴れることなく かすんで
ひんやりと 触れる霧に隠された 道を
さまよって どこへ
道しるべなく 傾いた
夕霧の旅路行く先は かすみ続ける つまずいて 今日に
ずっと痛みと 立ち尽くして いても
この歌だけは 途切れずに 霧を越えて 届いて
遙か 彼方巡る季節の 霧間に
ささやいた 初音
空に向け鳴く その声は
霧に溶け 消えた行く先を 焦るほど かすみ薄れる 言葉
やっと叫んだ 声は 届かなくて
いずれまぎれて 消えるなら 霧に溶け 今だけを
遠く 歌う行く先に 霧の晴れ間が 広がって いても
きっと不安を 抱えながら 歩く
傷つく度に 踏み出して 明日はまだ 遠くても
今は 前へ行く先は かすみ続ける つまずいて 今日に
ずっと痛みと 立ち尽くして いても
この歌だけは 途切れずに 霧を越えて 届いて
遙か 彼方
関連動画
『霧初音』原曲
『歌ってみた』などの二次創作
現在のところ、「ボカロオリジナルを歌ってみた」動画があがっている。そのほかのジャンルは登場しだい掲載。
関連商品
『霧初音』を歌うVOCALOID『初音ミク』と、ティンホイッスル。
関連項目
- 1
- 0pt