類とは、同種の性質の集まりという意味の言葉である。
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人名
漢字として
- 意味
- 旧字体は類。
- 〔爾雅・釈詁〕に「類、善なり」とある。善い意味の古い用例として、〔詩経・大雅・皇矣〕に「克(よ)く明にして克く類」とあり、その〔伝〕に「類、善なり」とある。
- 天に祭る意味の古い用例として、〔書経・舜典〕に「肆(ここ)に上帝に類す」、〔詩・大雅・皇矣〕に「是(ここ)に類し是に禡す」とある。
- 字源
- 諸説ある。
- 〔説文解字・巻一〕には「種類、相ひ似るなり。唯だ犬を甚だしと爲す」とあり、犬に従い頪声の形声とする。犬に従うのは犬には似た種類が多いからだ、という解釈である。段玉裁は〔説文解字注〕において、頪が米類の種類の多いことをいう字で、類の古い字形であるとしている。
- 白川静は、米+犬+頁の会意で、米、犬は神への供物とする。そのことから祀る、善いという意味があるという。ほかに、犬に似た獣のこととする説などがある。
- 音訓
- 音読みは、1.の場合ルイ(漢音、呉音)、2.の場合、ライ(漢音)。訓読みは、たぐい、まつり、にる。 名のりに、とも・なし・よし、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校4年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- JIS X 0208で類・類は区点46-64に包摂されていたが、JIS X 0213で類が追加され、包摂基準の適用対象外となった。
- 声符
- 類を声符とする漢字には、禷などがある。
- 語彙
- 類義・類型・類似・類聚・類書・類焼・類人・類推・類同・類例
異体字
- 類は、旧字体で人名用漢字である。2004年に人名用漢字となった。JIS X 0213第三水準。
- 頪は、〔説文解字〕が類の声符としている字で、類とは別の字として載っている。しかし段玉裁は〔説文解字注〕で「頪類古今の字」と、頪・類は異体字であるとしている。
- 𩔧は、〔康煕字典〕に〔五音篇海〕を引いて「類字の訛」とある異体字。〔竜龕手鑑〕に類の俗字とある。
- 𣈪は、〔康煕字典〕に〔韻会小補〕を引いて「類と同じ」とある異体字。
- 𩔗は、〔俗書刊誤〕に「類、俗、𩔗と作(な)す」とある異体字。
- 类は、〔五音篇海〕に「音類、義同じ」とある異体字。類の簡体字である。
- 𩔖は、UCS重複字。
関連項目
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