風見幽香(かざみ ゆうか)とは、「東方Project」の登場キャラクターである。
登場
※1 東方旧作。
※2 「瞬殺サレ道?」製作のSTG。西方Project第2弾。
テーマ曲
- 眠れる恐怖 ~ Sleeping Terror:「東方幻想郷」(旧作)
- 幽夢 ~ Inanimate Dream:「東方幻想郷」(旧作)
- 桜花之恋塚 ~ Flower of Japan:「稀翁玉」(西方Project)
- 今昔幻想郷 ~ Flower Land:「東方花映塚」
概要
四季のフラワーマスターと呼ばれる大妖怪。通称「ゆうかりん」。
東方幻想郷の設定では「夢幻世界と現実世界の境目にある館『夢幻館』の主」であり、東方怪綺談の設定では「神社の周りに住む、数いる妖怪の中では最強クラスの妖怪」であった。二次創作では「幻想郷最強の妖怪」「ドS」「D-89(おっぱい的な意味で)」として扱われる事が多い。
- 向日葵のイメージ
花映塚の弾幕やステージ『太陽の畑』から向日葵が強くイメージされ、そこから「夏の妖怪」的な扱いをされやすいが、二つ名にある通り「四季のフラワーマスター」であり、夏に限定せず四季折々の花を操る。
また、六十年周期の大結界異変(花映塚)の時点では第120季の春であり、「季節に合わない花」を操る事も、向日葵をイメージに定着させる事に一役買っている。
ただ、本編を読めば判る通り、その向日葵は異変によって咲いた不自然な花であり、幽香自身においても、季節外の花を無理やり咲かせるような事は(たとえ可能だとしても)疑問が残る。他のキャラクターに夏を象徴する人が居ない(強いて言えばリグルくらい)のも原因の一つか。
なお、東方幻想郷では5面道中の曲名に「Lotus(蓮)」・6面のステージ名に「Raspberry(ラズベリー)」が付いており、稀翁玉では曲名とEXアタック名に「桜」が付いている。 - 外見
また東方キャラでは珍しく、頭にリボンや髪飾り、帽子等の装飾品が一切存在しない。代わりと言うかのように、日傘をいつも持ち歩いている。
この傘は本人曰く、「幻想郷で唯一枯れない花」だが、実際に花を変化させているのか、それとも素敵な洒落なのかは不明。また香霖堂の店主によると、紫外線を大幅にカットする特別な日傘で、雨どころか弾幕も防ぐ、とのこと。
白のブラウス、襟元には黄色いリボン、赤いチェックの上着とスカートを着ており、スカートの一番下のボタンが花の形になっている。 - 活動場所
季節の花が大好きで、春は春の花、夏には夏の花、秋には秋の花、冬には少ないながらも冬の花をと、一年中花が咲いているところを目指して移動する。
求聞史紀によると、主な活動場所は幻想郷の奥地にあり、一面向日葵で覆い尽くされているという「太陽の畑」。
他にも「一年中花に囲まれて生活し」「普段は自然の花に囲まれる場所で生活」、博麗神社にもよく出没するとの『匿名情報』もある。
人里の花屋と挨拶を交わしたりもするらしい との事。 - いじめっ子
東方怪綺談の頃から健在な設定の一つである。
「弱いものいじめが好き」であり、人間や妖怪どころか幽霊や妖精にまで片っ端から虐めるのが日課らしい。
それに関して四季映姫からは「貴方は少しおかしくなっているのかもしれない」と言われている。 - 危険度:極高・人間友好度:最悪
求聞史紀よれば危険度は「極高」であり、「危険度が桁違いに高い」「邪魔が入れば絶大な力によって問答無用に滅ぼしにかかる」「他の生き物に対して容赦がない」「人の神経を逆撫でるのが大好き」と書かれている。
また、友好度は多くのキャラが高低で表される中で唯一の「最悪」。
「友好度:悪」のメディスン・メランコリーが人間に対して恨みを持っているため、人間を嫌悪し敵視する妖怪に付けられるマイナスの友好度であるものと思われるが、その中でも文字通り「最」も「悪」いものとなっている。 - 第8回の人気投票で大躍進し3位になった(前回7位)!ゆうかりんおめでとう!
- ぽぽぽぽ~んな感じ
ゆうかりんの人柄や雰囲気を表した言葉……なのかもしれない。
二軒目ラジオにおける「ぽぽぽぽ~んはどっちかっていうと幽香とかね、ぽぽぽぽ~んな感じがね」という神主の発言が発端。とりあえず神主の中では、彼女はこうしたイメージであるらしい。元ネタは言うまでもなくACのアレであるが、どことなく竹本泉っぽくもある表現である。
能力
- 花を操る程度の能力
- ゲーム内では特に描写が無いが、求聞史紀によると「花を咲かせてみたり、向日葵の向きを太陽に向けたり、枯れた花を元通り咲かせたりする能力」との事。
加えて「この能力はおまけのような物」「能力とは関係無しに傘を使ったり花を飛ばしてみたりする優雅な攻撃を行う」という記述がある事から、戦闘向きの能力ではないものと思われる。(花を飛ばすのは花を操ってる内に入らないのだろうか?)
上記にある通り「花を咲かせてみた」「枯れた花を元通り咲かせたりする」とあるため、ただ単に花の動きを操るだけではなく花に関しては時間を進めたり戻したりすることが出来るのかもしれない。
強さについて
彼女は二次創作ではしばしば最強の妖怪として扱われるが、実は「最強の妖怪」と公式で言われた事は、Win版になってからは一度も無い。下記に書かれているように強いキャラである事を匂わせる記述やセリフは多々あるのだが、「最強クラスの妖怪」は旧作の設定(旧作の設定は書かれていないだけで今でも存在している)・「最強妖怪」は二次創作の設定である事に注意してください。
『東方花映塚』本編より
- 映姫から「少し長く生きすぎた」と言われている。(対戦前会話)
長く生きる妖怪ほど力が強い傾向があると思われる。(紫の交友関係等、東方の長寿妖怪より推論) - 映姫に対して「誰が一番強いのか白黒はっきりつけてやる!」と喧嘩を売っている。(対戦前会話)
映姫を幻想郷でもトップクラスの力の持ち主と認識した上で喧嘩を売っているので、相応の自信があると思われる。(チルノ並の無鉄砲でもないだろうし) - チルノ、ミスティア、リリカそれぞれのストーリーだと敵として登場する幽香は彼女らに負けるが、幽香が追い払ったり勝手にどちらかが去ったり、という話になり(涙目グラも無し)、負けた事になっていない。
他にこのような扱いをされているのは射命丸文のみ。
『東方求聞史紀』より
- 「絶大な力によって問答無用に滅ぼしにかかる」
「圧倒的な力」
「ここまで紹介してきた妖怪とは危険度が桁違いに高い妖怪」
「長く生きる妖怪の例に漏れず活発に動かない」
「純粋に高い妖力、身体能力」
「同じ強大な妖怪相手にしか本気を出さない」
「絶対に手を出してはいけない」
「人間には退治はまず無理」
「他の誰かと戦闘している場面に出くわしたとしても、手を出してはいけない」
等、幽香の強大さに関する記述は枚挙に暇が無い。 - 博麗の巫女である霊夢は幽香を何度か退治した事があるとされているが、この話に対して「眉唾」と注釈が入れられている。
- 危険度は極高(上記にある通り桁違いに高い)の上に人間友好度は唯一無二の「最悪」とされているが、普段は人里に買い物に来ることもあり普通に挨拶も交わすなど、見た目からは強い妖怪と思えない態度をとるようである。逆にその笑顔が怖いという人間もいる。
「強い者は大抵、笑顔である(定説)」
登場経緯
PC-98版の東方Project(東方旧作)の作品『東方幻想郷』に5面ボス・ラスボスとして登場したのが初出。
(なおPC-98版の東方キャラはほとんどが姓を持たず、彼女も「幽香」という名前だけであった)
その次作『東方怪綺談』では自機となった。また「西方Project」にゲスト出演をしたこともある。 しかし、そのWindowsへシリーズが移行した際に、キャラリセットが行われたため、長期に渡り出番がなくなる。
その後『東方花映塚』にて風見姓を得てWindows版に復活を果たす。旧作から復活を遂げたのは、霊夢、魔理沙、アリスに次いで4人目である。しかしながら、その後公式作品においてその存在は全くと言っていい程確認されていない。
(ただし、漫画作品である東方儚月抄で紅魔館にて開かれたパーティーに出席していたり、東方茨歌仙や東方鈴奈庵において風見幽香が描かれていたりする。)
ちなみに、この4人は旧作の同名のキャラとは一応同一人物だとされているが、東方の設定は基本的に新しいものが正しいものとされており、旧作の設定の多くはあまり表立って扱われない為に、どこまで旧作の設定を引き継いでいるかは曖昧である。
先述の、「霊夢が何度か退治している」と言う記述も、旧作での戦いを含めての話なのかは不明。
花映塚での霊夢との会話によると、かつて幽香が異変を起こして霊夢に倒された事があるのは本当らしい。
旧作(PC-98版)での幽香
神社の周りにすむ、数いる妖怪さんの中では最強クラスの妖怪さんなのだが、いつもなにを考えてるのか分からない性格は、そういったカリスマのかけらもない妖怪にしている。
ただ実際は、かなり頭もきれるようではあるのだが・・
「東方怪綺談 ~ Mystic Square」 怪綺談.txt より
幽香は第4弾「東方幻想郷」の5面ボスとして登場したのが初出、6面ボスとしても登場する。
東方では唯一の2ステージ連続ボスである。
現実世界と夢幻世界の境界に存在する館「夢幻館」の主人で、エリーとくるみという2匹の妖怪を門番にしている。
ボケたり冗談を言ったりするお茶目な性格で、魔理沙曰く「一言でいえば変な奴」
異変を起こした理由は「暇だったから」。
花を操る能力はこの頃からあるのか、BADENDの1つでは巨大な植物によって神社が崩壊している。
「東方怪綺談」のテキストによると「神社の周りにすむ、数いる妖怪さんの中では最強クラスの妖怪さん」とあるが、それが「数いる妖怪の中で最強クラス」なのか「神社の周りに住んでる妖怪の中では最強クラス」なのかは不明である。
初登場したのは夢幻館の最深部、神主は「背景を寝室にしてベットを置いて本格的にしたかった」と言っているので寝室かその近くなのかもしれない。
真夜中(幽香が手にしている時計は3時を示している)にいきなり戦いを挑まれた状態であったため、ピンク色のネグリジェを着てナイトキャップと被った姿で登場、応戦している(ちなみに靈夢が昼、魔理沙が夜に出発しているため本当に真夜中なのかは結構疑わしい)。
瞳の色は緑で右目が髪に隠れていて、髪は花映塚の時と比べるとかなり長く、ストレートヘアであった。
いきなり起こされて闘わされたのにも係わらず、魔理沙BADの時には「またきてね~❤」と言ってくれる。また来てもいいのだろうか……
その後、6面で再戦した際はいつもの姿(但し、スカートではなくもんぺ(ズボン?)を着用)で登場している。当然チェック柄。
上から見下ろす目付きが実に素晴らしい。
魔理沙エンディングでは後姿を見ることが出来るが、こっちにはズボンにチェックの柄が無い。
西方で穿いているのも柄が無いので、二枚持っているのかもしれない。
5面では砲撃・霊魂化、6面ではそれに加えて分身したりと幽香の攻撃は多岐に及ぶ。なお、幽香の分身は「両方本物」である。
5面の全画面を覆う程の所謂『元祖マスパ』(砲撃中は無敵)とそれ以上に範囲の広い6面の『分身マスパ』、6面最終弾幕の難易度HARD以上の隙間の無さっぷりは必見。
現在に至るまで、東方幻想郷における「2面連続してのボスとしての登場」というのは異例中の異例である。
上記にもあるように5面は夢幻館の最深部なのだが、6面が何処なのかは不明である(テキストでは「???」)、道中曲がDream Landであるため夢幻世界なのかもしれない。
ちなみに6面に数時間いると人間は原子の霧になるらしい……とか、あったらいいな❤と、思って。
魔理沙「もう、つべこべ言わずやろう!!」 幽香「なっなにを?」
第5弾「東方怪綺談」では自機となった。
EXエンディングのオリエンタルデーモンの二つ名は妖怪を指していると思われる(幻想郷1面ボスのオレンジもオリエンタルデーモン)。
神主から「最強かも。」と書かれる性能を持ち、広範囲型のフラワーショットで攻撃をする。
(神主曰く「最強で5+4×2Wayのショットという、ものすごい範囲をカバー出来るワイドショット。」)
エンディングやドット絵を見る限り、既に髪は短くなっている模様。
あと、ロリロリしいボムカットインは必見。
「力こそが全て」を信条としており、相手が誰であろうと(たとえ神であろうと)全く臆さない。弱いものいじめが好きで、弱そうな匂いを感じ取る事が出来る(ちなみに同じくサドい性格をしている魅魔様は弱者に全く興味が無い)。
笑顔で相手をおちょくったり(1面)・ばかにする(5面)・「かえってあげる」な上から目線なセリフ(エンディング)はまさにドSと言わざるを得ない。
魔界には暇だったから遊びに来た。
エンディングでは魔法を覚えてさらに最強になるために透明化して魔理沙に付き纏い、覚えた。
EXエンディングでは、ようやく魔界に帰れたアリスに普段は使用する筈も無い究極の魔法を拾得する為に、同じく透明化して付き纏っている。(しかも完遂している……どれだけの期間がかかったのだろうか)
稀翁玉・花映塚と比較すると、天然キャラであってカリスマ性が無いキャラとして描かれているのが特徴的である。公式ノンカリスマ妖怪なんだから仕方が無い。
(余談だが、Windows版でも自身を陰から観察していた射命丸をじーっとセルフ擬音付で隠れず逆に観察するなど、天然キャラな点は残っている。)
神綺に「人間のくせに!」と発言されたことがあるが、その意味については解釈が分かれる。
自身も東方幻想郷5面にて「何よ、人を妖怪あつかいして・・」と寝ぼけながら発言した事はあるが……?
(この時は靈夢から「人じゃないくせに・・・」と突っ込まれている)
関連動画
お絵カキコ
関連静画
稀翁玉(西方Project)での幽香
■3.妖怪萌え
さてさて、関係ないですが(ありますが)1キャラだけ絵柄が違う幽香と言う
キャラは、実は昔私が創っていたSTGの東方幻想郷のラスボスであり、東方
怪綺談のプレイヤーキャラの一人です。
妖怪です。ええ。妖怪萌え~。
全然東洋風っぽくないのは、妖怪だからです。ええ。妖怪萌。
ちなみに、レベル1溜打ちの萌風を10人中10人は「もえかぜ」と
読むだろうなぁ、と思いつつ。
妖怪出ないかなぁ。うちの部屋とか、仕事場とかに。
巫女さんでも可。
ちなみに幽香は、怪綺談エキストラEDのあと、予定通り究極の魔法と言う物
を拾得しました。それが何なのかは作者も知りません。
きっと萌える物に違いあるまい。萌ぇ~。
幽香は同人サークル「瞬殺サレ道?」製作の弾幕STGの2作目「稀翁玉」に隠しキャラとしてゲスト出演している。二つ名は宵闇小町。
(なお、前作「秋霜玉」では博麗霊夢と霧雨魔理沙がEXボスとしてゲスト出演。)
「稀翁玉」の幽香の作画はZUNが担当している。「稀翁玉」の発売が東方Project第6弾「東方紅魔郷」の発売の8ヶ月前だったためか、比較的現在の作品に近い絵柄となっている。
瞳の色が赤くなり、幻想郷と花映塚の中間くらいの髪の長さで登場した。
カットイン絵では緑と紫の4枚の羽が、ボスアタックのドット絵では6枚の光の羽が生えていたりもする。
多くのキャラが戦闘機に乗って戦う西方Projectにおいて、数少ない生身で戦ったキャラである。
(稀翁玉において、生身で戦闘を行ったのはVIVIT(但しアンドロイド)、ミューズ、幽香の3人のみ。)
旧作に比べると比較的カリスマ性が高く、カットインが攻撃的なのが特徴的である。久しぶりに戦ったためだろうか。
ラスボスのミューズは幽香に「違う神性を感じる」らしい。今もって幽香の正体は不明なのだが……
テーマ曲「桜花之恋塚」やショット名「蓬莱桜花」など、現在のように向日葵に想起される夏のイメージは希薄である。
ちなみにゲーム中で幽香が使用するショット・ボムは「東方花映塚」のものと比較的類似したものとなっている。
(攻撃範囲が広く、弾幕の形状、弾幕の形が花をモチーフにしている点など。)
関連動画
二次設定
- 妖怪最強
- 同じく強大な力を持つラスボスやExボスなどと比較してもなお「恐ろしく強い妖怪である」というイメージが前面に押し出されやすく、優しい面を見せることはあってもヘタレ化やカリスマブレイクは非常に起こりにくい。
- そのような凄まじく強いイメージを持ちながらどこかの組織の主でもなく、他の6ボスのように胡散臭い能力を持つわけでもないため、配役として「純粋に強くて恐ろしい妖怪」が必要な際によく登場する。
- 持ち合わせの「花を操る程度の能力」も、作品によってはヒマワリに種マシンガンをさせたり、植物の蔓を触手のように操ったり、あらゆるものに根を張らせて侵食したりと、割と戦闘に転用しているケースがある。魔界のオジギソウも召喚する。
- 二次創作では、たまに戦闘時に瞳孔が全開になってたりする。
- ドS
- ドS(親切)
- 子供好き
- 本家マスタースパーク
- 鈍足
- のうかりん
- 大人でナイスバデー
カップリング関係について
お祭りゲーである花映塚での単独復活だったため、交友関係はほぼ完全な二次創作となっている。
寧ろ、花映塚で再登場したキャラとのメジャーなカップリングがなく、登場していないキャラとのカップリングが多くなっている。
その他
原作と二次創作との対比
二次創作では"ドS"に代表されるように酷薄・残虐(ブラックジョーク含む)なキャラクターとして描かれることがあるが、花映塚本編の描写では過激な態度や言動はあまり多くなく、他キャラとのやり取りもまとも(例:エンディングでの霊夢との対話)であり、激情や攻撃性よりも超然とした態度をとる事の多い人物として描かれている。
「桜は、地上の雲と呼ばれる程、密度の高い花。桜は雲が地上に降りてきた物なのです。
そして、桜が天に戻ると、次に訪れるのは雲の景色。それが梅雨と呼ばれる季節なのですよ。」「地上に咲く花はその鮮やかさから生の象徴であり、同時に花の儚さより死の象徴でもある。不思議よね。」
「自分の花を咲かせる事の出来る人は少ないわ。何故かって言うと、自分だけの花の開花を完結させようとする傲慢な考えが絶えないからよ。花を咲かせる事は、土の力なのです。だから、咲いたら土に還すこともお忘れなく。」
「花は土に含まれる僅かな色を集めて咲き、花びらが散るとまた土に還る。 生き物の花も同じ。周りの色を集める事で、花が美しく咲く。そして、花が咲いたら周りに色を還すのです。」
従ってサディスティックなキャラクターというイメージは原作準拠というよりは「いじめて回る」と言う一文の拡大解釈や四季映姫との会話、求聞史紀で書かれている危険性を訴えるかのような記述の数々、および個々人の二次創作の繰り返しとそれらの相互の影響によって固まっていったものと考えられる(4か月後の東方シリーズ人気投票では既に「虐められたい」「踏んでください」というコメントがあるが)。
花映塚において、他キャラとの掛け合いに苛虐嗜好を仄めかす発言があり、求聞史紀には「人の神経を逆撫でるのが大好きである」と書かれている。
旧作の怪綺談においても、街で暴れられて迷惑がってるアリスが「よそあたってよ」と言った時に笑顔で「やだわよ」と言っていたり、神綺に対して「大量虐殺も遊びなのよ」「弱いものいじめが好きなの❤」と言っており、セリフから苛虐嗜好を連想しやすい。
しかし実際にやっている事は他のキャラと全く同じである。この発言が強調されたという事も考えられる。(6面の背景を見る限り、誰がやっても魔界は火の海になったようなんですが。)
ただし、上記の「他のキャラと全く同じ」というのは幽香が苛虐じゃないというよりは、逆に他の3人(靈夢:異変解決・魔理沙:遊びに来た・魅魔:ストレス発散)が幽香並かそれ以上に好き勝手暴れて荒らし回ったという方が近い。
(特に魅魔は体験版で「製品版でいじめてあげるわ」と言ってたりもするし)
旧作と花映塚・求聞史紀では設定に幾らかの差異があるので、双方の設定を二次創作者等が取捨選択した結果、目に付く過激な部分だけが取り沙汰され、このようなキャラクター付けがなされてしまったと言う事なのだろうか。
幽香の二次における数少ない特徴的な要素だが、人によっては不快に感じる事もあるので、ご利用は計画的に。
もちろん、この設定を求める人も多く居るので、空気を読んだ上でご利用下さい。
過度な要求も過度な抑圧もダメ。絶対。ゆうかさんとの約束だよ!
原作と二次創作の髪型について
原作の東方幻想郷から東方怪綺談にかけて短くなっている。
しかし、怪綺談の短髪イラストでも肩に届く程度の長さは残っており稀翁玉でも肩に届く程度には長く、Win版の東方花映塚でも肩より下へ届く長さとボリュームがある(よく見ると立ち絵の後髪が肩の外側まで出ている)等、実は神主のイラストでは旧作から花映塚の全てで髪は長めに描かれている。
なお公式でも神主以外のイラストでは、求聞史紀だとボリュームが抑えられ、儚月抄(パーティーでのモブ出演)では髪が短めで描かれているが、三月精(霊夢と仲のいい妖怪紹介のコマ)では長めに描かれている。
二次創作では短くなったという情報やSで利発なお姉さんといったキャラ付けのイメージからか、髪は短めに描かれていることが多く、特に肩に触れるかどうか程度の長さで癖のついたボブカットのような髪型が非常に広まっている他、完全にショートカットで描かれることもある。もちろん神主のイラスト同様に長めに描いている人もいる。より長くロングヘアで描かれる場合は旧作幽香や意図的なロングヘアとして区別されていることが多い。
あまり意識されることはないが幽香の髪型は、花映塚の極端な髪のウェーブも二次創作だと省略される事も多く長さも含めて非常に色んな描かれ方をしている上に髪飾りなども無いため、短めの緑髪で釣り目の少女なら幽香と認識されるくらいアバウトである。
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お絵カキコ
枚数が増えたので、風見幽香のお絵カキコに分離しました。
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