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飯塚市とは、筑豊三都の一つに数えられる、福岡県中部に位置する市である。
基本データ
- 面積……213.96km²
- 総人口……123,614人（推計人口、2024年2月1日）
- 人口密度……578人/km²
- 隣接自治体……直方市、筑紫野市、田川市、宮若市、嘉麻市、嘉穂郡桂川町、糟屋郡篠栗町、須恵町、宇美町、田川郡糸田町、福智町、鞍手郡小竹町、朝倉郡筑前町
- 市の木……メタセコイヤ
- 市の花……コスモス
沿革
1909年6月1日、飯塚町と笠松村が対等合併し、新町制による飯塚町となる。
1963年4月1日、飯塚市が幸袋町・二瀬町・鎮西村と合併。改めて飯塚市が設置される。
2006年3月26日、飯塚市が頴田町・庄内町・穂波町・筑穂町と合併し、新たな飯塚市となった。このように新設合併によって3度設置されている。
概要
南北に流れる遠賀川に沿って平野が広がり、三方を山に囲まれた、福岡県のほぼ中央に位置する市。
江戸時代、現在の福岡県と長崎県を結ぶ長崎街道の宿場町として栄えた。
大学や工業団地、研究機関などが集結し、工業や商業、サービス業が盛ん。
筑豊地域には、かつて日本一の石炭産出量を誇った筑豊炭田があり、明治時代以降の日本の経済発展をエネルギーの面から支えた。炭鉱の数は多いときで250を超え、この地にも炭鉱で働く人が多く暮らしていた。しかし、エネルギーの中心が石炭から石油に代わったことで1950年代末頃から炭鉱は次々と閉山しやがて石炭の採掘は行われなくなった。こうした歴史をいかそうと、炭鉱の跡地に工場を誘致し、石炭について学べる博物館をつくるなどしている。
交通はバスとJR九州福北ゆたか線がある。最大の駅は新飯塚駅。飯塚バスセンター周辺の吉原町地区が一番の繁華街で、官公庁街は新飯塚駅周辺に集中している。この2つのエリアは遠賀川を隔てて芳雄橋で結ばれている。
全国で数少ないオートレース場のうちの1つである飯塚オートレース場があり、市の顔的な存在となっている。
ひよ子、千鳥饅頭発祥の地。決して東京銘菓ではない。お菓子ではこのほかに羊羹黒ダイヤ・ 羊羹白ダイヤ・ すくのかめ ・ なんばん往来などが有名。
「ぼたぼん」という、ボタ山をモチーフにしたマスコットキャラクターがいる。好きなことは読書で、嫌いなことは水に濡れること。
主な観光スポット・祭事
嘉穂劇場
国の登録有形文化財に指定されている劇場。水害で大きな被害を受けるも、無事に復興を果たした。
劇が見れるほか、忍者の体験ができる。
忠隈ボタ山
ボタ山とは、採掘した石炭をより分けた後に残る不要な石・ボタを集めた山のこと。
10トントラック70万台分のボタによって高さ約140mのボタ山が三つつくられており、かつて栄えた石炭のまちとしての名残と哀愁を感じられる。
飯塚山笠
フィナーレでは水法被に身を包んだ男衆が沿道からの勢い水を全身に浴びながら街中を疾走する。
関連動画
関連リンク
関連項目
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