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駆逐棲姫（くちくせいき）とは、「艦隊これくしょん～艦これ～」に登場する敵キャラクター（深海棲艦）である。
概要
駆逐艦のカテゴリとなる深海棲艦で初めて登場する、人型の駆逐艦でもある。駆逐艦につき、戦闘でも砲雷撃戦のフェイズが二巡化しないのだがゲーム上の艦種は「駆逐艦」ではなく「姫」。
見た目こそ駆逐艦だが深海棲艦のボスキャラたる「姫」だけにHPが190と駆逐艦の域を超越しており、さらに装甲が115と、戦艦ル級flagshipやタ級flagshipすらも上回る頑強さを誇る。装甲空母鬼は涙拭けよ。
出現する海域では駆逐艦や軽巡などが中心の艦隊で挑む機会が多いので昼の砲撃戦で倒すのは困難を窮める。そのため夜戦に持ち込んで撃破する事が多いのだが、夜戦に突入しても脅威は終わらず、運が非常に高いのか超高確率でカットイン魚雷の攻撃を放ち、こちらの艦を容赦なく中破・大破へ追い込んでくる。
もっとも当初の2014年秋イベントや通常海域の6-3以外にも、近年では戦艦や空母など大型艦を投入できたり総勢12隻の連合艦隊で出撃し駆逐棲姫を倒しにいくマップも出てきているので、夜戦突入までに倒されるケースも増えているのだが。イベント海域であれば、支援艦隊で随伴艦を片付けつつ有効打を与える事もある。
見た目の特徴として、深海棲艦の駆逐艦という従来のゲテモノなデザインとは違いこの駆逐艦は頭の帽子、頭部左側へ片括りにしたサイドテールの髪型、ノースリーブのセーラー服とへそチラ、スカート、後述の装備など、春雨ととても酷似している。ただし瞳は他の人間型深海棲艦と同様でどこか虚ろ。
また他の鬼、姫と違い、纏うオーラの色が青色であるという違いもある。
太股部分には白露型駆逐艦娘特有の魚雷発射管固定用のバンドのような装備が見られるが、腿から先が深海棲艦特有のユニットで構成されているのも特徴。
モチーフは恐らく、史実の「渾作戦」で春雨が戦没したことにちなんでいると推測される。
戦闘画面や戦闘開幕時の画面では確認できないが、良く見ると脚が無い（マップのアイコンをよく見ると解る）。こちらも、春雨が艦尾へ被弾して沈没した史実が反映されているのだろうか。
あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ。
その春雨とよく似たどこか儚げ且つ可憐な姿から提督達の間では2014秋イベント開始から数日で早くも人気を博し、一部の提督の間では「深海春雨」「悪雨」「わるさめ（わるさめちゃん）」などとも呼ばれ始め、秋イベントが閉幕する頃にはすっかり定着してしまっている。同イベント期間が終了するまでの間、レア駆逐艦や大淀を発掘に、或いは彼女に会いにE-2を何度も周回する提督も多かったことから、その人気の高さが伺えるだろう。
近年のイベントでも度々登場するようになったが、個性や能力が強い他のボスキャラ達と比べ段々影が薄くなりつつあるのが悲哀。ボスマスで登場しても、旗艦にしろ随伴にしろさほど脅威を覚えなくなった提督もいることだろう。
今後のイベントでもし夜戦マスに出現したら、おそらく空母棲姫や戦艦棲姫が立ち塞がる以上の難所となりうるので頼むから出てこないでほしい・・・
出現海域
2014年秋「発動！渾作戦」の場合
記念すべきデビュー戦。第2海域『【第二次渾作戦】南西方面海域』ボス。
彼女を撃破して海域の戦力ゲージを破壊する事で、秋月が手に入る。
上述の通り高い耐久力を誇るが、司令部レベルが低い提督の場合はHP150＆装甲値100までステータスが少し弱体化する。（ただしゲージ破壊可能になると最終形態として上記のステータスへ変化。）
上述のとおり駆逐艦らしからぬ高い耐久力を持つ上、海域の攻略条件に従いE-2は駆逐艦と軽巡のみで編成した艦隊で挑む事になるので、支援艦隊を用いても昼での撃破はほぼ不可能に近く、専ら夜戦に持ちこんで撃破を狙う事になるが、回避力も高めな上に駆逐艦の火力では夜戦でもこの超装甲をぶち抜く事はなかなか難しい。さらに夜戦に突入しても、凄まじく高い確率でカットイン魚雷の攻撃を放ち、こちらの艦を1隻確実に中破・大破へ追い込んでくる。
幸いにも随伴艦として登場する敵は駆逐艦と後期型駆逐艦しかいないのだが、ゲージ破壊が可能な状態になると随伴艦に軽巡ツ級elite（またはノーマル型のツ級）が1隻追加されるため、駆逐棲姫共々夜戦までしぶとく生き残りやすい事もありますます厳しい戦いを強いられる。
夜戦突入前提の戦闘につき、昼の段階で随伴機をどれだけ排除できるかが勝負となるので、艦隊決戦支援を惜しまず投入して駆逐棲姫の取り巻きを速攻で撃破してしまいたい。ちなみに重巡や戦艦による支援射撃以外にも、駆逐棲姫の艦隊は輪形陣を組んでこないので空母（軽空母）艦隊による航空支援もかなり有効である。というより、この海域は支援艦隊の有り無しで攻略難易度にかなり差が出たことだろう。
通常海域実装
2015年6月26日実装、6-3ことグアノ環礁沖海域、K作戦において遂に再登場。ゲージ付海域である。
ボスマスにて、（後述のパターンを除き）戦艦タ級flagshipを旗艦とした随伴艦としての登場である。（ミニダイソンか、お前は）
このMAP、出撃に水上機母艦、軽巡、駆逐のみの制限が設けられているのに、他の随伴艦に別の戦艦タ級flagshipや重巡リ級flagshipまで出てくる上に、どのパターンも無慈悲の単縦陣。中部海域故に、決戦支援を送る事も出来ない。
単縦陣故にかばう率こそ低くなるものの、旗艦の昼戦撃破は困難。夜戦に持ち込もうにも、その前にズタボロにされている事も多い。
（蛇足だが、水上機母艦指定かつ作戦由来と言う事で、活躍できるかも！と意気込んでいた子がいたが、結局既存の姉妹の方が活躍しやすかったという悲しい現実があったりする。）
また、ゲージ破壊一歩手前になると、旗艦かつ本気モードで登場。戦艦タ級flagship2隻と重巡リ級flagship、駆逐ニ級後期型2隻と、水雷戦隊には重い相手を従えて、ゲージを壊しにかかる提督達に激しく抵抗して来る。
ゲージ破壊後は、破壊一歩手前パターン含めて、全てのパターンからランダムで出るようになる。
なお、このマスのSドロップには、案の定と言うべきか春雨が正式実装。他にも通常海域ドロップでは初の能代、雲龍、イベント、通常通して初となる香取のドロップが見込まれている。
2015年夏「反撃！第二次SN作戦」において
2015年8月に開催された夏イベント「反撃！第二次SN作戦」にて、E1のボスととして登場する。
最初のMAPだけあって、今回引き連れているのは駆逐後期型（ゲージ破壊時には一部駆逐後期型elite）のみと大分控えめ。軽巡1駆逐2必須の出撃制限こそかかっているが、札にさえ注意すれば重巡・戦艦・空母の出せるMAPなので、彼女にとっては初めての、重い攻撃に曝される機会となっている。
おまけに今イベの最奥には、彼女以上に駆逐艦の枠を超えた何かが鎮座してるのも相まって、今回どうにも不憫。
とは言え、着任したばかりの提督にとっては、十分すぎる脅威であるのも確かなのだが。
2015年秋「突入！海上輸送作戦」において
2015年11～12月に開催された秋イベント「突入！海上輸送作戦」では、E1の難易度甲・乙にて、なんとボスの重巡ネ級flagshipの随伴として登場。
しかし、この面は連合艦隊を編成できるため、駆逐棲姫からすれば前回よりもさらに苛烈な攻撃に晒される羽目になってしまった。
また、今イベの最奥でも、（前回ほどではないが）また駆逐艦の枠を超えた何かが鎮座しているため、イベントでは影がどんどん薄くなっているかもしれない。
2016年冬「出撃！礼号作戦」において
2016年2月に開催された冬イベント「出撃！礼号作戦」では、最終面のE3の第一段階である「輸送作戦」のボスを務めた。連合艦隊で「輸送護衛部隊」を編成してE3に向かうと、このルートに行くことになる。
また、駆逐棲姫がボスをつとめるマスのドロップに、新艦娘「沖波」や「プリンツ・オイゲン」「初風」「朝雲」「風雲」など多くのレア艦が設定されたため、沖波をはじめレア艦掘りのためにひたすら反復して叩かれる羽目になった、というケースも見られた（他にも「沖波」ドロップマスは設定されたため、彼女だけが叩かれたわけでは無いが）。
2017年春「出撃！北東方面 第五艦隊」において
2017年5月に開催された春イベント「出撃！北東方面 第五艦隊」で、ひさしぶりのイベント出演。今回はE-2の輸送ゲージボスを務める。今回は随伴としてやはり古株ながら駆逐艦の枠を超えた何かが鎮座している。
輸送ゲージボスのため、A勝利さえ得られれば無理に倒す必要はない。味方艦隊も輸送目的の装備が多くなっているはずなので、昼戦で4隻撃破してA勝利を確定させているなら無理に夜戦でわるさめを倒さずともよい。
だが堀の段階になると、新規艦娘「国後(艦これ)」やレア駆逐艦目的でまたも巡回して叩かれる羽目になる。輸送用装備も外されて通常装備が使われるので、より激しい砲火がわるさめちゃんを襲うことになるだろう。
2017年夏「西方再打通！欧州救援作戦」において
2017年8月に開催された夏イベント「西方再打通！欧州救援作戦」では最深部E-7道中にて登場する。
同マップのギミック解除後には道中1戦目で戦うことになるが、単縦陣で向かってくるため、魚雷を撃たせてしまうとほぼ確実に中破以上の被害が出てしまう。出来れば昼の砲撃戦までに中破以上にしたいところではあるが、このマップではギミック解除後に最短経路を取るとその他の道中マスでもすべて姫級との戦いを余儀なくされ、そちらにリソースを取られると駆逐棲姫への対策が取れないという場合もあり得た。
関連動画
関連静画
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関連項目
ツキガ… 月が、きれい……
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