高木貞治 (1875年(明治8年)-1960年(昭和35年)) は日本の数学者である。明治以降の数学者の内、初めて国際一流レベルの業績を上げた人物として名高い。また高木の『解析概論』は名著中の名著として有名。
ちなみに貞治は「ていじ」と読む。「さだはる」ではない。
概要
旧東京帝大を卒業後、黄金時代のゲッチンゲン大学に留学しヒルベルトとクラインの教えを受ける。この間に「クロネッカーの青春の夢」を部分解決。帰国後、第一次大戦の影響で西欧の情報が入らなくなってしまうなか、高木は独自研究で類体論を建設して研究を完成へと導いた。
教育者としても非常に評価が高く、その講義録を元にした教科書や、一般向けの数学啓蒙書など数々の著作を残している。はっきり言おう。数学好きで高木を読まないのはモグリである。『解析概論』は本気の高校生辺りなら読めるのでオススメ。形式は多少古いが、内容は今でも通じる。
1960年、84歳にして死去。
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