「魏史まこと伝」とは、惇Pが2008年3月13日より投稿を開始した、アイドルマスターと三国志XPKを使用したim@s架空戦記シリーズである。
概要
主人公は菊地真。
シナリオ3(194年3月)曹操軍所属の一般武将プレイでスタートし、プレイ結果をもとに紙芝居メインでストーリーを進める構成となっている。765プロ所属のアイドル達と音無小鳥が登場予定。なお、ゲーム内での各種設定については番外編を参照。
作品全体を通じた暖かい雰囲気と、アイドルや曹操軍の武将のみならず呂布をはじめとする群雄達、果ては真達を支える市井の人々に至るまでも魅力的に描きだす丁寧なストーリーテリング、そして曹操軍の武将達の正しい意味での紳士ぶり(一部例外あり)に定評があり、惇PというP名はその代表的な存在となった夏侯惇から視聴者がつけたものである。
あらすじ
小さなライブハウスながら無事にコンサートを成功させ、プロデューサーとともにトップアイドルへの思いを新たにしつつ帰宅して眠りについた真。翌朝目が覚めるとそこは名も知らぬ荒野だった。
そうだ、以前プロデューサーが言ってたっけ
確か、こういうのって、ええと・・・
何て言うんだったかな
そうそう、確か「超展開」だ!
登場人物(アイドルマスター)
※43話までの内容に準拠
菊地真
本編の主人公。
街のごろつきを退治した所を夏侯惇に武の才能を見出され、元の世界へ戻るための手がかりと、自分と同じように飛ばされてきていると思われる765プロの仲間達を探す為、曹操軍の武将として名を挙げる道を歩み始める。
三国志の知識は無いので、今自分がいるのが古代中国・三国志の時代であるということは理解していなかったが、38話にて小鳥さんと合流したことで判明する。
34話にて、寿春の太守に任じられ遂に一国一城の主として大陸で名が知られるようになる。
アイドルランク階級:九品官・陳留付き武官(4話)→六品官(10話)→五品官(30話)→五品官・寿春太守(34話)→四品官(52話)
高槻やよい
この世界に飛ばされた後、陳留でむしろ売りを営む老婆・辛さんの元に身を寄せ見事な適応力で商才を発揮しているところで真と巡り合う。
曹操軍では主に許褚とのコンビで農地の開発に力を発揮している。
真の寿春太守就任に同行し、韓浩と共に農務に従事する。
階級:九品官・陳留付き文官(5話)→七品官・寿春付き文官(38話)
萩原雪歩
濮陽のとある富豪の屋敷に小間使いとして拾われる。主人の欲望により乙女のピンチに立たされるが、濮陽の反乱への加担の罪を捜査するために屋敷へ突入した真に助けられ、合流する。
曹操軍では主に内務の補佐をしており、特に程昱おじいちゃんに気に入られているらしい。
やよい・あずさと共に真の寿春太守就任に同行し、現在は都市開発に忙しい日々を送っている。
階級:九品官・許昌付き文官(11話)→七品官・寿春付き文官(38話)
三浦あずさ
神医・華佗の弟子として中国各地を転々とし、華佗が曹操の頭痛の治療の為に許昌に召しだされたことで真たちとの合流を果たす。華佗との旅を続けるか真達と一緒に残るかで葛藤しつつも残る決意をし、別れ際に華佗から青嚢書を授かる。
寿春赴任後は、募兵や政務に大車輪の活躍である。
階級:九品官・許昌曹操典医・許昌付き文官(16話)→七品官・寿春付き文官(38話)
双海亜美
益州の山中で仙人・左慈のもとに身を寄せて仙術を教わっている。
双海真美
荊州で司馬徽の弟子として、水鏡塾で勉学に励んでいる・・・のだが、やはり遊びたい盛りである。
兄弟子に徐庶や向朗等怱々たる面々が居る。
秋月律子
北平のとある商人のもとに身を寄せていたところを公孫瓚配下の趙雲に見出され、登用される。三国志の知識があり今の自分の状況を把握しているため、公孫瓚に登用されたことに不安を感じている。
内偵した結果、真が寿春の太守と気づき接触を試みている。現在は北平の物資を一手に管理してる程の責任ある立場であるためか忙しく真への連絡もままならないらしい。
水瀬伊織
袁紹軍に所属。袁紹の元首席幕僚・田豊の教えを受け、袁紹の三男袁尚に近づき巧みに助言することで軍内での発言力を得るが、本人からすると君主の器量と周囲の状況でかなり遅れを取ったと思っている。袁紹に認められたが故に周囲からの注目を浴びつつあるが・・・
如月千早
揚州の二喬のもとで妹の如く愛されていたが、孫策軍の将として戦に身を投じる道を選ぶが、曹操軍に真が居る事を知り、その心は揺れている。
音無小鳥
三国志の知識があり状況を理解しているがその知識はダメな方向に偏っているようで、孫策・周瑜を目当てに袁術に仕官するも既に二人は袁術の下を離れていた。
後に袁術の皇帝僭称をきっかけに出奔。孫策達を追って建業を目指す・・・が、結局たどり着けず放浪して寿春の料理店で店員をしていたところを食事を摂ろうと入店した真たちと鉢合わせてそのまま仕官することになる。
階級:八品官・寿春付き文官(38話)
星井美希
荊州を旅している。未だに三国志の世界に居る事に気付いていない様子。
天海春香
とある地方の山中でさ迷っていたが・・・
登場人物(曹操軍)
夏侯惇 元譲(かこうとん げんじょう)
曹操旗揚げ時からの宿将。三国志の世界に迷い込んだ真の才を見出し、戦乱の世を生きる道を時に優しく、時に痛みを伴うまでに厳しく教え導く最大の恩人である。そんな彼の事を回りの武将や視聴者は、敬意と親しみを込めて「惇兄」と呼ぶ。
曹操 孟徳(そうそう もうとく)
もはや説明不要とも言える、『三国志』の主役の一人。
架空戦記シリーズでは、「曹操17歳(曹操がプロデュース業をはじめたようです)」に代表されるぶっ壊れキャラ(史実がそれに負けないほどのキャラをしているとも言えるが)が多いが、この動画においては「比較的綺麗(?)だけど夏侯惇をからかうのが好きだったり巨乳派だったりするお茶目さん」といった感じで描かれている。
典韋(てんい)
曹操軍の親衛隊長を務める曹軍屈指の武人。その怪力から「悪来(殷の紂王の時代に怪力で知られた役人)」のニックネームで呼ばれた。
真を将として登用するにあたって、曹操は真に典韋との一騎打ちを命じる。真に荒削りながら確かな武の才を感じ取った典韋は、以後真の師匠として強い師弟の絆を築き上げていくことになるのだが・・・。
郭嘉 奉孝(かくか ほうこう)
不良軍師。
ある一定の状況下においてのみ、「神速」を持つ。
真の太守就任と時同じく寿春に軍師として赴任、すなわち真の部下として辣腕を振るうことになる。
普段は不良軍師の名の通りちゃらんぽらんな一面もあるが、その頭脳は極めて怜悧で先を読み抜く・・・
曹仁 子孝(そうじん しこう)
夏侯惇と同じく曹操軍旗揚げ時からの宿将の一人。
真の仕官について、女が将になることを快く思っておらず不満を漏らしたりしているが、曹操にはからかわれ、幼馴染の夏侯淵や曹洪は遠くなってしまい、挙句満寵には自分でも気づいていなかった本心を曝されてしまうなど喜劇悲劇の人となっている。
「曹仁ですが軍の空気がまこまこです」
が、真の寿春赴任により一大決心の末、城壁の上から旅立つ真に大音声で激励をするデレっぷりを披露して曹操たちを赤面させた。夏侯惇と並ぶ魏史アンジェリークの主役。現在は洛陽太守として困難な治世を経験中。
満寵 伯寧(まんちょう はくねい)
陳留太守になった曹操が抜擢した武官。統率のみならず警邏や建築に非凡な才を見せるディフェンスに定評がある人。真にとって先輩であり同僚として気の置けない仲。真を始めとする女性が戦場に出るのは好まないものの、友を見つけたいと思う真の願いを助けるため、また道を誤らないために教え導く事を使命にしている正真正銘の紳士。現在曹仁の副官として洛陽に赴任
韓浩 元嗣(かんこう げんし)
真の寿春城受け取りに同行し、駐屯。その後郭嘉から真の太守任命と共に副官として付けられる。
史実の曹操の信頼篤い彼と郭嘉を部下に置かせた点からも真に対しての曹操の並なみならぬ期待が伺える。
張遼 文遠(ちょうりょう ぶんえん)
元呂布麾下の武将。後の「遼来来」。郭嘉からの要請により曹操直属の青州兵と共に寿春入りし、真の麾下に入る。真の頼みにより彼女の武術指南を担当し、かつての主君呂布や典韋も認めた資質に惹かれるようになる。
登場人物(曹操軍・寿春駐留軍)
蒋欽 公奕(しょうきん こうえい)
寿春一帯を縄張りにする侠の頭領。真のスカウトに対して「とある得物」を賭けにする一騎打ちをした結果、真の武威(と今までの苦労譚)に惚れ込んで配下の水賊と共に部下になる。
邢道栄(けいどうえい)
みんな大好きKDA。各地で武者修行していたところ、寿春の人材募集に応じて採用される。主にアイドルの護衛を担当。何故か薩摩弁で喋る。
董昭 公仁(とうしょう こうじん)
寿春の人材募集の応じて採用される。史実では曹操の参謀を務め、後に魏の三公まで上がった大物。真を面白い人物と評する。
周泰 幼平(しゅうたい ようへい)
蒋欽の推挙で士官。相棒の蒋欽とは違って寡黙な性格だが、実力は確かなものがある。
陳羣 長文(ちんぐん ちょうぶん)
劉備軍からの降将。史実では荀彧の娘婿であり、曹操の侍中や魏の三公を務め、またこの作品におけるアイドルランク官位として登場する九品官人法の本来の制定者として知られる名政治家。真を「乱世だからこそ必要とされる人材」と評した。
糜竺 子仲(びじく しちゅう)
劉備軍からの降将。史実では劉備に尽くし、劉備もそれに応えて厚く信任し要職を与えられていたが、その誠実な人柄から曹操にも高く評価された。本作では真の活躍を見て、曹操軍の気風に共感する。
梁習 子虞(りょうしゅう しぐ)
陳留で勉学に励んでいた際、知り合いである蘇仁の紹介でやよいと対面し「政とは?」と問いかけやよいの出した答えに感銘を受け仕官する。
登場人物(その他)
呂布 奉先(りょふ ほうせん)
毎度おなじみ「種族:呂布」の人。
ゲーム内でのシナリオ「飛将来りて中原に武威轟く」の名の通り、この動画においても曹操軍と真にとって大きな脅威として存在している。
ちなみに真が女の子だとは気づいていないようだ。
呂玲綺(りょれいき)
呂布の娘にして呂布軍の将。正史や「演義」には登場しないコーエーオリジナルのキャラである。
濮陽の戦で真との一騎打ちに破れて以来、真のことが頭から離れないようである。
ちなみに真が女の子だとは気づいていないようだ。
金英(きんえい)
陳留のとある飯店で働く娘。この世界に迷い込んで途方に暮れていた真に、仕事を紹介する為に蘇仁を紹介する。真が曹操軍に仕官してからは美味しいご飯を用意してくれるとっても良い人。
蘇仁(そじん)
陳留の街の顔役的存在。金英に頼まれて真に仕事を紹介したほか、独自の情報網でアイドル探しに協力してくれているとっても良い人。
辛さん(しんさん)
陳留で農業とムシロ・わらじ作りを営む老婆。三国志の世界に迷い込んできたやよいの身元を引き取り優しく見守ってくれるとっても良い人。
華佗 元化(かだ げんか)
「神医」とも称される名医。弟子のあずさと共に中国各地を回っている。
あずささんを一人でお使いに出してしまったりするうっかりさんでもある。
瓊明(けいめい)
寿春の真の邸宅の家宰の女官長だが、曹操と郭嘉の推薦でついただけあって裏の仕事は真たちの護衛と監視役。瓊明をはじめ、家宰の女官全員が並の密偵を返り討ちにするぐらいの実力を誇る。何かと無防備な真たちを守ることを誓っている。役目上、実質的に郭嘉の指揮下で動いている。なお彼女の部下である女中は選抜時には私情が入り込んでない人物が厳選されたのだが、アイドルたちと過ごすうちに瓊明を除きアイドルたちのファンクラブの様相と化した。
九品官人法
曹操「結果が楽しみな・・・アイドルランク、報告だ!!」夏侯惇「違うだろ」
本来は魏国・文帝(曹丕)以降用いられた官吏の評価・登用法で推薦者と太守の郷品(評価)によって決まる。
劇中(ゲーム上)では文官・武官問わず身分全般のパラメータに当たり夏侯惇からの説明を受け、真はひとまずある程度名が知れる様になる五品官(Cランク・有名アイドル)を目標として勲功を上げることになる。
ちなみに中央官僚としてのスタートは六品官からとされており、アイマス劇中のアイドルランク同様狭き門だったらしい。
これからの彼女たちの活躍が期待される。
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