黄泉桜とは、2009年3月7日に投稿された、仕事してP制作のMEIKOオリジナル曲である。
概要
鎮魂を願う桜を歌った、静かだが凛とした意思を感じさせる曲。同じメロディの繰り返しが続き、まさに黄泉にある桜ではなく黄泉へと誘う桜のようである。
仕事してP曰く、楽曲やイラストや調声も勢いで作ったものとあるが、比較的早口になる部分が多いにも関わらず、歌詞がなくてもわかるほどの群を抜いた神調教で視聴者を驚かせた。
この曲で初めてMEIKOの曲を聴いたという人も多く、2009年3月10・11日の音楽デイリーランキングで1位となり、週刊VOCALOIDランキング#76にてMEIKOオリジナル曲としては初の1位を獲得した。
その後同年3月23日12:50に10万再生を突破し、仕事してPの曲では2曲目のVOCALOID殿堂入りを果たした。ちなみにこの時、徹夜した人も含め殿堂入りを待ちわびた人たちが祝福する中、ちょうど殿堂入りのタイミングに動画に居合わせた仕事してP本人がコメントを残し大騒ぎになった逸話がある。
一周年記念リメイクメドレー『【MEIKO】自作曲をメドレーっぽく【KAITO】』3曲目に採用されているが、この動画ではサビの部分でKAITOも参加している他、裏に時忘人が流れている。
2011年1月19日にEXIT TUNESより発売されたEXIT TUNES PRESENTS Vocalonexus feat.初音ミクの16曲目に収録されている。また、カラオケJOYSOUND配信中である。
歌詞
作詞/作曲:hinayukki(仕事してP)
歌唱:MEIKO深く闇より出でしは朧月
淡き金色の光 地へと届けたもう
薄紅に染まる私は黄泉桜
今宵咲き乱れ彷徨う御霊 送りましょう
地に縛り縛られるその心を解き別れを惜しむ事なきよう
美しき華咲かせ次なる旅路へ向かう彼等の餞に
残されること嘆きその未来を呪い悲しみの底沈まぬよう
美しき華咲かせ薄紅色を今宵も彼等に届けましょう
永き縁潰えた如月の頃
春暁に旅立つ 我が愛し君よ
地に縛り縛られるその心を解き別れを惜しむ事なきよう
美しき華咲かせ次なる旅路へ向かう君への餞に
残されること嘆くことも許されない私にひとつできる事
美しき華咲かせ薄紅色を涙に代えて散らせて泣こう
ひらり舞い散る花弁よ 遥か黄泉国まで
数多の心と共に 彼等の御霊を送りましょう
残されし人の想いよ どうか沈むことなく
散りゆく薄紅色と共に 美しく咲き誇れ
永き縁が潰えた 遠き如月の頃
春暁に別れた 愛し君へ送る花弁を
薄紅色に染まり行く 私は黄泉桜
美しき華散らせて 旅立つ君への餞となれ―――作者HPより
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