黒柳徹子とは、タマネギヘアーで有名な日本のテレビスターである。トットちゃん、あるいはチャックとも呼ばれる。
勿論、ユニセフ親善大使としても有名なお方である。
概要
言うまでも無く、日本のテレビ史を語る上でこの人の存在を無視できない。
何せ、日本初のテレビタレントと呼べる人物であり、日本のテレビ放送が試験放送中だった頃にテレビデビューし、本放送開始後60年近く経った現在までレギュラー番組を絶やした事が無いという『生ける伝説』を継続し続ける人物であるのだから。
女優・司会・声優など、いわゆるマルチタレントの走りといっても過言ではないほどの活躍を見せている。
一方でユニセフ親善大使を始めとした社会貢献活動も並行して行っている。その活躍ぶりはたまにテレビで報告されるので、知ってる人も多いのではないだろうか。
なお、彼女は現在日本で唯一のユニセフ親善大使である。アグネス? なにそれおいしいの?
公式サイトのお願いチャンネルに記載されている口座に募金をするとその全額はユニセフに寄付される。
そしてその性格はフリーダム。
子供の頃からわからないことは何でもすぐ大人に質問して両親から辟易されたという伝説に始まり、「笑っていいとも!」(フジテレビ)の「テレホンショッキング」に出演した際には他の番組コーナーを潰させるほど延々としゃべり続けて43分以上という歴代最長記録を残し、老いてもなおセーラームーンのコスプレや巨乳の特殊メイクで視聴者を驚愕させるなど、数々の伝説を残している。
まさに豪傑の名にふさわしい人物である。
なお父・黒柳守綱は娘の存在抜きでも名のあるバイオリニストであり、母・黒柳朝は随筆家でNHKの朝ドラの題材にもなったほどである。
黒柳徹子列伝
まだまだ伝説は終わらない。
- 「徹子の部屋」(テレビ朝日)は徹子の無茶振りから、芸人間では『徹子の監獄』等と呼ばれて恐怖の対象となっている。
- ゲストで呼ばれた番組では堺正章を翻弄。
- 「志村&所の戦うお正月」(テレビ朝日・朝日放送)での毎年恒例の和田アキ子とのパチンコ対決では、腕前とキャリアでは上であるはずの和田をフルボッコ。
- 「世界ふしぎ発見!」(TBSテレビ)では徹子は事前に取材テーマを把握して予習している。番組の問題製作者が図書館で参考にした資料を本棚に戻したところ、直後に黒柳がその本に手を伸ばすなど、問題製作スタッフとの駆け引きが行われている。
窓ぎわのトットちゃん
もうひとつの特筆すべき点は、著書の『窓ぎわのトットちゃん』であろう。
自身の幼少期を回想した自伝本であり1981年に講談社から出版された。
初版発行部数は8000部であったが、爆発的に売れ、750万部という日本最大のベストセラーとなった。
一般書籍の部数記録としては現在も破られていない。世界35ヶ国で翻訳されている。
徹子はこの巨額の印税を元手にして「社会福祉法人トット基金」を設立。聾唖者や身体障害者への支援施設の運営や社会参加活動を行っている。
また、1982年の園遊会に招待された黒柳は、昭和天皇に謁見。
昭和天皇に対し、『窓ぎわのトットちゃん』が多くの人に読んで貰っていることを伝えるため、売上部数と海外で翻訳出版される予定があることを交えて紹介をした。
すると、昭和天皇から「よく売れて…」と言われたため、黒柳が昭和天皇に自著の自慢をしているように映ってしまった。周囲からドッと笑いが起き、本人は照れ笑いを浮かべるしかなかった。
流石にフリーダムな性格である黒柳も、昭和天皇には敵わなかったというエピソードである。
関連動画
関連商品
関連項目
- タマネギ
- 日立 世界ふしぎ発見!
- 徹子の部屋
- ザ・ベストテン
- UNICEF
- 渥美清
- タモリ(芸能界で最初に徹子がタモリの密室芸を評価。現在、「徹子の部屋」の年末最終回の恒例ゲストとして呼ばれ続けている)
- 13
- 0pt