テーレッテーとは、アニメ作品「北斗の拳」(初代)での次回予告BGM冒頭部を文字化した表記・コメントである。
テーレッテーについて語るスレ>>20より |
概要
この曲はアニメ版「北斗の拳」初代の主題歌「愛をとりもどせ!!」のインストルメンタル版・別アレンジ曲であり、サントラCDに収録された初代次回予告BGMタイトルは「戦闘」となっている。
「テーレッテー」はこのBGMのメロディーラインを文字化したものだが、その起源についてはよく分っていない。
「北斗の拳」は30年ほど前(2020年現在)の作品であり、原作漫画からして当時から現在に至るまで絶大なる人気を誇っているため、前々からそういった表現方法が存在していたという下地があったが、当時は「テーレッテー」と言うメロディよりも、その部分の歌詞である「You は Shock!!」の方が口ずさまれる機会は多かった。
口述する場合には、メロディーラインさえ合っていれば表現可能なので、人によっては「テーレッテー」の他に「チャーラッチャー」「ターラッター」等々、スキャットとしての表現方法に差異が存在した。そのため、特に「テーレッテー」が定型文として定着したのはニコニコ動画のコメント機能によって弾幕等が生まれてからであろうか。
ニコニコ動画に於いても、「北斗の拳」(初代)の次回予告BGMが流れはじめると自然と「テーレッテー」のコメントが付くようになった。
補足
アニメ版「北斗の拳」の次回予告は千葉繁による過度にハイテンションなナレーションでも有名である。強烈なインパクトもあいまって、BGMもセットで視聴者の記憶に強く刻み込まれている。このため、かつての視聴者ならば、このBGMが単体で流れた場合でも条件反射的に千葉繁の声が脳内再生されるほどである。
アーケード版「北斗の拳」におけるテーレッテー
ニコニコ動画で爆発的に流行ったのは、2005年に稼働したアーケード格闘ゲーム「北斗の拳」において、一撃必殺技を当てた際にこのBGMが流れたことからである。編曲されており、ショートVer.となっているほか後半部分がギター演奏になっているなどの違いがある。正式曲名は「fatal k.o.」。
このゲームでは、特定状況で技を当てたり一部の必殺技で相手の「北斗七星ゲージ」を減らしていき、7つ全部減らしきると死兆星が点灯、そうなった相手に一撃必殺技を放つことができるというシステムが搭載されているのだが、この一撃必殺はギルティギアの一撃やそれまでの10割技と違い、ハート様を除いて全員コンボに組み込める(ハート様はコマンド投げ)という高い実用性があり、特に、最強キャラである北斗の次兄「トキ」の一撃必殺技が非常に当てやすかったことからゲームセンターで非常によく聞くBGMになった。これから転じて「テーレッテー」=「即死、死亡」の意味を持つようになった。
なお、「テーレッテー」は一撃必殺技を「当てた」時に流れる(ガードされたりスカった場合は流れない)ものであるが、「最終ラウンド」で「両者の体力が一定以下」で「究極奥義(いわゆる超必)以上の技のいずれかを出す」事によってもこの音楽は流れる。
通常の一撃の時と違って技を出した時点でBGMが切り替わるため、その後相手が死のうが生きていようがBGMはテーレッテーのままである。
他作品への影響
これによる影響は他のゲームにもあり、この北斗の拳を開発したアークシステムワークスの格闘ゲームBLAZBLUEのアストラルヒート(一撃必殺)の実績名が「テーレッテー♪」になっている。(要加筆)
フレーズだから権利上の問題は無いのだが…(ちなみにこの実績、この件を含め公式が病気的なものが多い)
また、同人サークル黄昏フロンティア制作の東方非想天則では、特定条件でとあるスペルカードを成立させた場合にBGMが突如切り替わる(即死級の超威力ではあるが、コンボ補正などの影響もあり必ずしも相手を倒せるとは限らない)
このBGMは東方妖恋談のアレンジなのであるが、出だしがこの「愛を取りもどせ」のインスト版そっくりである、そして陰陽玉を7つ輝かせ、決まれば(ほぼ)一撃必殺。どう見てもテーレッテーです、ありがとうございました。
元々同人故にオマージュやパロディが多いのであるが、今回もやってくれました。
テーレッテーテーレッテーテーレッテーデーンデーンデーン… 詳しくはこちら →紅の巫女さんありがとう
ニコニコ動画での扱い
ニコニコで流行り始めたのは、中野TRFの北斗の拳動画がアップロードされ、そこで一撃必殺技のたびに書き込まれたのが最初と思われる。その後、文明が崩壊したmugenにもトキが実装されてしまい、数多の動画でトキが世紀末の厳しさを教授し、そのたびに「テーレッテー」が鳴り響き、いつの間にか弾幕化するまでになったのである。
また、ゲームバランスを崩すことなく「実用的な一撃必殺」というロマンと実用性を併せ持ち、当たれば一瞬で状況を逆転できるという鮮烈さがあり、もはやギャグの域に達した高いネタ性も持っているため、mugenオリジナルやアレンジキャラにも北斗の拳と同様のシステムを搭載したり一撃必殺発動時にテーレッテーのBGMが流れるキャラも増えつつある。
また、一撃必殺時にBGMを切り替える、という演出法も好んで使われている。
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関連項目
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