この世界の片隅に
-
331
ななしのよっしん
2017/10/27(金) 21:44:43 ID: U5NPtSnoeM
-
👍0高評価👎0低評価
-
332
ななしのよっしん
2017/10/27(金) 23:16:17 ID: qy9XW+nmLp
-
👍0高評価👎0低評価
-
333
ななしのよっしん
2017/10/27(金) 23:25:51 ID: qy9XW+nmLp
-
去年の末に行われた片淵監督と映画評論家の町山智浩さんトークイベントの書き起こし見てそういう気分が強くなりました
以下http://konosekai .jp/repo rt/1183/の一部抜粋
◆町山:あと一番わからなかったんじゃないかなと思うところですが、終戦の日に朝鮮の国旗である太極旗が小さく上がるところで、原作ではあの旗を見てすずさんが私たちも暴力でほかの国を従えていたんだ、と。
今まで空襲の中でアメリカ軍の暴力と戦っていると思っていたけど、と気づくシーンですが、あそこは映画でセリフが変えられていますよね?
◇片渕:それまでのすずさん自身が、朝鮮の方に暴力を振るっている場面があったか?というと無いんですよ。
そういうところを彼女は目撃もしていない。
なのに、すずさんが突然そんなことを言っても、拳を振り上げて戦争反対と言っている姿勢とあまり変わらなくなっちゃうような気がして。
僕はもっとすずさんが実感できるもので、自分たちが振るった暴力のことを認識するべきだと思ったんですね。
彼女は毎日食卓を整える主婦なので、食べ物がどこから来ていたのかということを知っている立場なんです。
だから自分たちがやってきたものを、食べるものを通して本当に根拠のあることとして言えるのではないかなと思ったんです。
それと、できるだけ今回の映画では、現代の我々から見た理念みたいなものを、すずさんの上に重ねないようにしようと思ったので、
そういう意味でも、彼女は当時の食べていたものから、自分たちの行ったことが身に沁みてしまうとうことにしたかったんです。
◆町山:当時日本では、朝鮮米とか台湾米が配給されていたんですけど、それは朝鮮や台湾の人たちから米を搾取していたんですよ。
◇片渕:戦後は戦争やったら海の向こうから米を送ってこれなくなったという反省があって、米の自給率を100%にしようとするんですが、戦時中はそうではないんですよね。
◆町山:台湾も朝鮮も日本の領土だったので食糧難は同じ状況だったのに、台湾や朝鮮の人のお米を取り上げて日本に送っていたんですよね。
◇片渕:しかも昭和19年は、朝鮮の米が不作なんです
◆町山:大水害か何かで。
◆町山:朝鮮の人も飢えているのにそれを取り上げていたんですね。そういう実感的なことでしか、すずさんは言わないと。
◇片渕:あと満州の大豆ですよね。 -
👍0高評価👎0低評価
-
334
ななしのよっしん
2017/10/27(金) 23:29:10 ID: qy9XW+nmLp
-
(中略)
◆町山:ああ本当に聞きたいことは尽きないんですけど、時間が来てしまって。
最後に、これから海外の人達にこの映画を観ていただくことになると思うんですが、どんな風に観てもらいたいと思いますか?
◇片渕:戦争っていうものが、たとえば当時の日本に非があっただろうといわれれば、それは甘んじて受け入れなければいけないけれど、70年前に起こったことに関して、誰が被害者だったのかとか、どんな犠牲があったのかと言われれば、それはみんな同じ立場に立てるんじゃないかと思うんです。
庶民ですよね、戦争によって虐げられてしまった人達の気持ちはみんな共感できるんじゃないかと。
アメリカでも以前少しだけプロモ―ションしたこともあったのですが、その時はおおむね理解していただけているようでした。 -
👍0高評価👎0低評価
-
335
ななしのよっしん
2017/10/28(土) 00:21:51 ID: SZh3c7F6u5
-
👍0高評価👎0低評価
-
336
ななしのよっしん
2017/10/28(土) 01:03:39 ID: qy9XW+nmLp
-
👍0高評価👎0低評価
-
337
ななしのよっしん
2017/10/28(土) 12:23:33 ID: MY8PhUT8qh
-
👍0高評価👎0低評価
-
338
ななしのよっしん
2017/11/18(土) 15:27:50 ID: d5Pcuv/18/
-
👍0高評価👎0低評価
-
339
ななしのよっしん
2017/11/22(水) 23:56:32 ID: J3vhxPmyKr
-
「戦時中のリアル」という言い方だと、戦時中の出来事の真実を訴えるような印象を受けるが、監督も言ってるように“たまたま戦争が背景にあった”という感じに留まっているだけで、それは戦争を何かに置き換えても伝わることは伝わる映画でもある。
けどそれは一方で戦争という忌むべき出来事に対する反抗精神というのを隠してるとも受け取れないわけで、それにツッコむ人もいる理屈もわかる。最終的には「そういう作品」ということで折り合いつくんだけど。
火垂るの墓も高畑監督が戦争映画じゃないと言ってるように、戦争という背景があったものの、その苦難からひたすらに逃げ続けた14歳の話なわけで、根底は火垂るの墓も片隅も同じよ。
ただ、火垂るの墓が苦痛によって訴える現代への思いであるのに対して、片隅は楽観によって現代に訴える話だと言える -
👍0高評価👎0低評価
-
340
ななしのよっしん
2017/11/25(土) 23:43:35 ID: JHtEQoFiCy
-
👍0高評価👎0低評価
-
341
ななしのよっしん
2017/11/26(日) 00:50:16 ID: YvpkU23iSR
-
ある種の左翼は「火垂るの墓」も戦争の実態をありのまま表していないとして、ちゃんと批判してる。
例えば主人公は艦長の息子という恵まれた立場の人間であり、本来なら絶対に餓死しない、それが餓死してるのは作者に都合のいい虚構という批判。これは他ならぬ監督の盟友、宮﨑駿の批判だ。
同じように「この世界の片隅に」についても批判はある。描かれた描写は徹底的と行っていいほど考証に裏付けられてるが、一方で、当時の大日本帝国の戦時下の国家主義的なイメージ、観客が視聴中に「引く」要素は、注意深く省略されてる(特に映画からは)。
http://blog.live door.jp/ std2g/ar chives/4 9566357. html
一見現実を反映しているように見えても、物語というのは現実の写し絵ではなく、あくまで現実の要素を使った作者のフィクションに過ぎない。それをわかって見ている分には、問題ないけど。 -
👍0高評価👎0低評価
-
342
ななしのよっしん
2017/11/26(日) 16:25:40 ID: 76+kRHFEmi
-
👍0高評価👎1低評価
-
343
ななしのよっしん
2017/12/01(金) 22:53:08 ID: hqmvfSGooi
-
👍0高評価👎0低評価
-
344
ななしのよっしん
2017/12/02(土) 07:24:33 ID: U5NPtSnoeM
-
>>341
フィクションに過ぎないというのには同意だけど
>戦時下の国家主義的なイメージ、観客が視聴中に「引く」要素
憲兵
建物疎開
旅行・移動の制限
食糧配給
徴兵
思いつくだけでもこれぐらいある(自分は映画しか見てないです)
それらの描き方は、それまでは普通に出来ていたことが出来なく
なっていく、そうしてじわりじわりと生活を侵食していく有様は
「ぼんやりしたところのある」すずさんの視点として適当だったと
自分は思う。
ブログ主は憲兵のシーンをギャグにしてしまったこと、本来なら
有るべき描写がないことにショックを受けている様子。
しかし周作さんは下っ端の録事とはいえ海軍軍属であり、憲兵は
陸軍の組織。いざこざ回避だったかもしれない。もしくは素性が
はっきりしてるが故だったかもしれない。
どうとでも取れるシーンなので、強く批判する必用があるようには見えない
そもそも子供(中学生以下)には少々難しいと思うぞ。
上のもそうだけど、あえてなのか説明しなかったりする所もあるし。
その他にも教材としては引っかかる部分もある -
👍0高評価👎0低評価
-
345
ななしのよっしん
2017/12/04(月) 13:10:55 ID: J3vhxPmyKr
-
知りたきゃ調べろよと。教材道具じゃねーぞこれは。ってことだろ。
「こうで、こうで、こんな酷いものがあったんですよ。いけませんねー」っていうのも一側面的過ぎるだろ。隣の国からしたら完全なプロパガンダだろ?
反戦・反核を訴えれば訴えるほど、片方の側面が疎かになる。だから反戦映画で究極的に辿り着くのがプライベートライアンになるわけだ。
ただこの映画に関しては戦地じゃなくて、もっと身近なところ。ギャグだとか反戦じゃないとかぬかしてる奴いるが、
空襲警報鳴った日数及び時間の羅列を見せられて、誰があの映画を生ぬるいと見るよ?
憲兵のシーンなんか最初からギャグとして描いてないだろ。後から“北条家によって”ギャグに変えられとるだけで、憲兵に取り上げられたシーンは完全にシリアスだぞ。
酷かったものを酷いものとして言わないと駄目って輩は、ハナから批判しようとしてるだけだろ。物分かる奴なら陽子が原爆症にかかっていないなんて発想わかねーよ。
バカにも分かるようにしろって言ってるようなもんじゃねーかそれじゃあ。それ望みなら記録文書漁れよと。 -
👍0高評価👎0低評価
-
346
ななしのよっしん
2018/01/05(金) 12:35:30 ID: qEznmeR4Wz
-
👍0高評価👎0低評価
-
347
ななしのよっしん
2018/02/12(月) 02:44:20 ID: XDFgWmv5g1
-
👍0高評価👎1低評価
-
348
ななしのよっしん
2018/02/17(土) 22:48:59 ID: zWQka1kWlY
-
👍0高評価👎0低評価
-
349
ななしのよっしん
2018/02/27(火) 00:08:14 ID: WAyE5Q+kY7
-
👍0高評価👎0低評価
-
350
ななしのよっしん
2018/02/28(水) 20:39:58 ID: ziV+dCNwSl
-
👍0高評価👎0低評価
-
351
ななしのよっしん
2018/03/19(月) 00:09:57 ID: cmHzboRHWU
-
👍0高評価👎0低評価
-
352
ななしのよっしん
2018/03/20(火) 00:31:37 ID: 1JbvME4BCQ
-
👍0高評価👎0低評価
-
353
ななしのよっしん
2018/03/20(火) 20:03:38 ID: IyZH77kM5D
-
👍0高評価👎0低評価
-
354
ななしのよっしん
2018/04/01(日) 13:01:37 ID: 6JGfs1vMNR
-
👍0高評価👎0低評価
-
355
ななしのよっしん
2018/04/03(火) 23:45:12 ID: 1JbvME4BCQ
-
👍0高評価👎0低評価
-
356
削除しました
削除しました ID: LozvfDHdvZ
-
削除しました
-
357
削除しました
削除しました ID: jSFuKqIVux
-
削除しました
-
358
ななしのよっしん
2018/05/05(土) 20:17:45 ID: Rr9SiTktEU
-
👍0高評価👎0低評価
-
359
ななしのよっしん
2018/05/21(月) 22:14:39 ID: YvpkU23iSR
-
>>344
どういう風に描くことで、視聴者に伝えるかはそれこそ監督のテクニック。一つのシーンが目立ちすぎると、作品がかえって誤解される。
あなたがそのメッセージを十分に読み取れたなら、それは物語上の効果があったと思う。
少なくとも片渕監督がものすごい調べたうえで、丁寧に取捨選択してることは間違いない。また、作品はともかく、片渕監督自身は戦争の負の要素、戦争加害の要素を軽視する様子はまったくない。
ただこの作品を広く現代に受け入れてもらうために、わりと手を加えてるのは確か。
>>345
批判ってのは、正確に言うとこの作品自体ではなくて、「この作品こそがリアルな戦争体験で、他はフィクション」と思ってる人、宣伝している人たちに向けられたもの、と解釈するのが正確かな。
アニメは教材道具ではない、というのはまったくおっしゃる通り。この作品について、現代人に受け入れてもらうために、描かれてなかったり、ある程度マイルドに省略されてるものは結構ある。
わりとシニカルにえげつないシーンを描いてるこうの史代の原作と比べても、映画は省略がある。それは二人の作風の違いでもあるだろうけど。 -
👍0高評価👎0低評価
-
360
ななしのよっしん
2018/06/03(日) 02:01:38 ID: /XGfcE7jE5
-
👍0高評価👎0低評価