ニコニコ大百科

あるいは殲滅せずに撃破とみなしてそのまま帰るかだな
ヤンが予測していて、かつヤンに指揮権が委譲されなければ
同盟軍はそのまま散り散りになって追撃も出来なかったろうし

というか>>29もいってるが、あの世界のあの時代、指揮官が死ぬとそのまま敗北直行だから、突破後なんて考えてる場合じゃない突破はなんとしても阻止しなければならないってセオリーになるんじゃないだろうか。
（シュタインメッツ艦隊とか……まあ帝国軍の場合、提督が優秀すぎて部下が同等の仕事をこなせないってのもあるけど。逆に若干違うがビッテンフェルトなんかも「混戦に持ち込んで指揮官のコントロールを離れれば、ヤン艦隊などただの弱兵にすぎん」って言ってるし）


あと、突破時の挟撃にはそれなりに対策してると思う。別に挟撃逆包囲されて負けたわけじゃないし。
想定外だったのは突破後も艦隊が一元的な指揮系統を保ってたことだろうけど、所詮これってヤンが独断で事前計画渡しておいたからできたことだし、第4第6のありさまを見てそこまでの能力が同盟軍にあるとはまあ思えないだろうしな。

ああいう中央突破をかけられた時、普通の対応は
何とか耐えきろうと守りを固める→結局撃破される
空いてる左右に逃げる→それなりの戦力は逃がせるだろうが後ろからカモ撃ち
足止めしつつ側背を突く→成功すれば良いが突撃受けてる最中にそんな器用な真似しようとしても失敗する
一旦引いて両側面を挟み撃ち→回頭してる間にカモ撃ち
って辺りなんじゃないかな。だとすればヤンの奇策を考慮しなければほぼ順当だろう

アスターテ会戦って帝国軍より同盟軍の方が圧倒的に数的優位だったわけだけど、帝国と同盟の抗争史の中での大規模会戦としてはこういうケースは珍しいのかな。
第6次までのイゼルローン要塞攻防戦だと同盟軍の方が艦隊戦力は多かったから、一概には言えないのかな。

局所的にはともかく、開戦前から同盟有利は、イゼルローン攻防戦除けば珍しいんじゃない？ 仮にそういう状況になったら、それこそ戦わずして撤退を考えてた（帝国が攻撃側だからその選択権がある）だろうし。

新作は後手だったけどパストーレは対応してる
でもまぁヤンの言う通り数が多いし完全に先手取られて正面決戦じゃ無理がある。あそこにヤンがいてパストーレが負傷して士気を委任されてさらに事前に計画だしてても結果は変わらんでしょう
ムーアの方はラップの策をしていれば第二艦隊が間に合う事はないにしても準備出来る時間は稼げたはずだし消耗戦嫌うラインハルトが第四艦隊撃破と第六艦隊壊滅で満足して撤退する可能性もあった
そんで無料第一話見るとコメントでなんで帝国軍は第二艦隊を包囲しないって話でるが最終局面の戦力差であの状況から包囲したら逆中央突破されて帝国軍が蹴散らされる気がする。初期の戦力差で作戦立てて包囲するぐらいなのに正面切って戦闘始まってから包囲へ移行とか戦力分散いまさらすんのかって話やろ･･･
帝国軍自体は士気は高くても燃料弾薬は消耗してるし短期決戦で蹴りつけるべきなのに包囲なんて時間かかる事するってのがおかしい
だからヤンがあの策を準備出来た。ひとえにラインハルトが優秀でミスしなかったからこそあのカウンターが成立したと思うんだわ

さっきサックスの項目読んでたんだけど、多田版アスターテのデータリンク断絶によるシールド不全などの話って、元ネタはドールトン事件（旗艦の航法管制いじられて船団全体が恒星に突っ込みかけた）なんじゃないかな。
そうだとすると、多田版スタッフは原作を相当読み込んでる証拠と言えるかな。

>>37
だとすると、帝国側に同盟艦隊のそのシステム不備がバレてたとか
同盟側は同盟側でその欠陥があるのに油断してたとか、対電子戦の備えが疎かになってたとかで尚のことしまらねぇ話になりそうなんだが…

>>38
オフレッサーの「敵が弱すぎただけです」という発言に説得力を持たせた、という見方もできそう。

ほとんど全部想像だけど、同盟軍は多分そのシステム不備に対する懸念はあった、だけど「今時の艦隊クルーじゃ、旗艦からの集中制御抜きに艦隊行動なんか取れやしない（長年の戦乱で練度が低下して）」という問題もあって、抜本的な対策が取れないでいた。
そこに来て、アスターテという最悪の事態が起こっちゃった、というところだと思う。
で、ヤン・フィッシャーコンビは「集中管制システム抜きで艦隊行動ができる仕組み」の構築に尽力して、後にアムリッツァ前哨戦でケンプ艦隊に「なんでジャミングかかってるのにあいつら普通に動けるんだ！？」と驚かせる流れになるかも。

ついでにもうひとつ想像すると、この艦隊クルーの練度低下って、帝国軍艦隊も似たような事情なんじゃないかな。

想像の翼を逞しくするなら、無人艦運用が同盟軍のお家芸（伝統的な戦術）だから余計手を付けにくかったのかもしれない。

同盟側の艦隊司令官が全員中将、同じ階級の指揮官になってるな。
あれじゃ事実上の総司令を決めておかないと連携とれないだろ。
船頭多くして船山に登る状態になってたな。

>>41
フジリュー版だと3司令官の階級が同じなのは3人に競わせて勝った者を軍の次期指導者にするって事になってたね。

>>41
でも、雰囲気的には出撃前にすでに決まった作戦だったよね？
要するに計画、段階的に進行していく作戦だからってのが一番の問題だったんじゃないかな？
たとえパエッタが大将だったとしても開戦時にはジャミングで連絡取れないから命令系統の序列たる階級はほぼ意味をなさない
むしろ計画的な作戦だからこそそれを忠実に実行さえすれば大勝できるはずっていう先入観が提督達の即応力を特に顕著に落としてる
後のヤンのセリフの固定概念のセリフが思いっきり刺さるわけだ

同格の司令官3人集めて作戦に当たるのは、同盟の伝統だから……

上でも言ってるけどこの会戦で同盟の総指揮官って結局誰だったんだろう。戦後に誰か責任を問われた形跡もないのが不思議で。

>>45
「アスターテ星域への敵の侵入を阻止した」ということで、同盟軍としての公式見解としては「本会戦は勝利（少なくとも作戦目的は達成した）」ということになってるんじゃないかな。
実際には、3人の中将のうち2人が司令部要員もろとも戦死した人的損失も考えると、生き残りまで表立って責任の所在は追及したくなかったってところじゃないかな。
パストーレやムーアが生き残って帰還できてれば話は変わった可能性はありそうだけど。

>>46
確か旧OVAだと勝利宣言してて、「このままじゃ一回も負けずに同盟滅びるかも」ってヤンが言ってたな
それはそうと、アスターデ星系への敵の侵入って、そもそもありえる話なのかな？最初っから適当な星系で戦うことだけが目的化してるような気がするけど

>>34>>35
帝国側には距離の暴虐と、イゼルローンの収容キャパという制約があるから、侵攻作戦でも同盟が多いのが普通なんじゃないかな。

>>47
> アスターテ侵入の可能性
そもそもアスターテ会戦における帝国軍の作戦目的がはっきりしないから、その辺がはっきりしないんだよね。
一応 >>2 ではああいう書き方したけど、あれだってアスターテ後に半個艦隊の第13艦隊がイゼルローン要塞近傍に出現するまで、特に戦闘らしい戦闘をしてないってところからの逆算でしかないし。

＞最初っから適当な星系で戦うことだけが目的化してる
多分それであってるだろう。実際、結果だけ見れば撤退したラインハルトが、「功績により」元帥昇進してるわけだし。

というかアスターテ以外でも、ヴァンフリートもティアマトもエル・ファシルですら、戦うこと以外の目的はないんじゃないかなぁ……

DNT10話で「アスターテ会戦は戦略的には我が軍の勝ち」論理を、フォーク准将が展開してたなあ。
ビュコック爺さんをdisるためのこじつけにも見えたけど、フォークのことだからマジでそう解釈しててもおかしくはないな。

しかし、同盟は「我が国の領域に帝国軍は侵入しなかった！ 我が軍の戦略的勝利！」、帝国は「明らかに敵軍に我が軍より遥かに大きな損害を与えた！ 帝国軍の威信を示した！」と宣伝する材料を互いに与え合ってるこの状況、ラインハルトからしたら馴れ合いか惰性にしか見えないわなあ。

3次元での戦いで、4万を2万で包囲する…これはもしや包囲殲滅陣なのでは？

間違えた4万で2万をだｗ

この会戦、宇宙歴796年の2月なんだよね。
貧乏性の同盟軍にしちゃ珍しく、それも敵の2倍もの数を動員したわけだけど、まさか年度末までに予算使い切ろうって事でこの動員になったんじゃないか？

日本じゃないんだから4月に年度が始まるわけじゃあるまい

>>53
個人的には、予算だけ承認されて内容が固まってなかった第七次イゼルローン要塞攻略作戦の前哨戦の1つじゃないかと想像してる
それで第2，第4,第6艦隊に加え4月頃までには完成する予定だった第13艦隊の4個艦隊で攻略する予定だったが、アスターテの大敗北で予算が尽き建造が停止、やむなく第4,第6の残りと早めに建造終わってた艦のみで第13艦隊を設立。予算もらった以上仕方なくイゼルローン要塞攻略に派遣したら何故か勝っちゃった的な感じだと思ってる

>>55
そういえば、選挙が近かったんだよなあ。
で、同盟の選挙が近いとイゼルローン攻撃が起こる割合が高くなるって帝国軍の論文もあったって『黄金の翼』だったかで言及されてたし。

その仮説だと、いやにスムーズに第13艦隊が創設・出兵まで進んだ事にも説明がつくな。

金木王朝においては同盟との戦いも国内反乱分子との戦いも、全て宇宙海賊退治の延長線上にあるものだったのだから
こんなにたくさん賊を打ち破りました、あのあたりの宙域から追い払いました、で手柄とするのはおかしくないよね
むしろイゼルローン回廊に拠点築いて同盟という塞外民族の侵攻に耐えられるようにしたことの方が異例だし
イゼルローン回廊さえ押さえていればその外側なんてどの貴族の領地にも属してない場所なんかどうでも良かったんじゃないかなあ

これ各個撃破はいかずとも分散してる間に1個艦隊に攻撃(ヒットアンドウェイ)しかける考え(予想)が双方になかったのかとツッコミたかった
(余程ダゴンがトラウマor神聖して盲目した？)

戦場が自国領域だった頃の同盟宇宙艦隊って、会戦が終わって帝国軍が後退したら、損傷して航行不能になった艦艇の牽引やクルー救助ってフェイズがありそう。
で、アスターテ会戦では第4、第6艦隊の負傷者救出をヤン准将が指示していたけど、これで強固に感謝した両艦隊残存部隊を中核に編成された第13艦隊が「半個艦隊でイゼルローン要塞を攻略する」なんて無茶を命じられても集団抗命やパニックなどを起こさない理由だったのかな。

救助もそうだけど、そもそもヤンが引き分けに持ち込めずに敗北していたら、全艦隊壊滅してたんだから、そりゃ感謝もするし指示に従うでしょ。
ちなみに、その時の第４艦隊の生き残りの一人がフィッシャーだったりするんだよね。