ニコニコ大百科

連射遅いのは確かだけど1分に1射は膨張しすぎだよな
1000ポンドぐらいのクロスボウでも30秒あれば撃てるしな
ただ何発も撃ってると疲れてくるから遅くはなるけど

>>31
競技場じゃなくて戦場なんだから疲れてるのは大前提だろ。

>>23
クロスボウの弦は全身の力を瞬間に出せば引けるので、普通の弓より力弱く女性向きのは確かだ。
それに撃つだけなら力を必要なく、チーム戦でリロード役と射撃役に分けることも可能だ。

昔、テコの原理で１５０ポンドの弓を引く軍用クロスボウ持ってたけど、下手すると足を引っ掛けて背筋で引っ張るやつより弓をひくのが大変だったな。
腕の力だけで引くことになるから、相当筋力がないと引けない。
筋力さえ足りてれば、かなりの速度で連射できるんだけどね。

とはいえ、矢をクリップにセットするのに時間が掛かるし、どれだけ綺麗に狙っても、弦のストロークが短いからエアガンよりも命中率が低い。
直線的に狙うと矢の落差がすごくて、全然当たらんのよ。
矢の長さや重さや風でも落差にばらつきがあるからスコープもほとんど使えない。
ハンティングや暗殺とかで使うなら、かなり近距離から狙うとか、断崖の上から狙うとかじゃないと難しいだろうね（日本では弓矢狩猟は禁止だけど）

威力はその分半端じゃなくて、電話帳とか軽くぶち抜いたけど、逆に威力がありすぎる上に命中率が低いから、射撃場以外で遊びに使える代物ではなくてすぐに捨てたわ。
エアガンの延長線からほしいって思う人は、実際に買うと結構がっかりすると思う。

盾と同様に日本の島国根性のせいで流行らなかった装備

第二ラテラン公会議でキリスト教徒に対する使用が禁止されたのは弓全般。
騎士の被害もロングボウによって与えられたものの方が圧倒的に多い。
騎士が戦場から姿を消したのはパイクの登場によってだし、実はクロスボウは騎士に対してそんな強くない。

>>36
イングランドの獅子心王リチャード1世はクロスボウの矢にやられて死んだ。
中国で秦国が弩を大量配備することで徴兵制の実用化を成功したと言われる。そのために中国が比較的早く封建制から郡県制（中央集権）に移行した。

>>37
リチャード一世は撃たれたとき鎧脱いでたからな。

>>36
パイク兵の名門スイス軍で実はクロスボウも大いに使用した。スイス独立伝説の英雄、ウィリアム・テルはクロスボウの名手として知られている。
鉄砲ほどの決定力はないが、クロスボウは庶民向け武器のは確かだ。中世欧州で自由都市が多く、市民軍と傭兵の重要性が高いの中欧とイタリアでかなり使用され、封建制度的な騎士軍制に打撃を与えた。
盗賊騎士と呼ばれた「鉄腕ゲッツ」ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲンの自伝の中でもクロスボウを使用した記録が残った。
ロングボウについて、あれは訓練の難しさを除けば優秀な武器だ。イギリスではマスケットの時代に入った後もロングボウ兵の兵制を17世紀中期まで長く保持した。
この差について名作洋ゲームのMount&Bladeをやれば分かると思う。

騎士が廃れたのは戦場で直接何かの兵科に敗れたというよりは
コストの面で消えたというべき

http://news.nicovideo.jp/watch/nw2844233
空き缶も貫通！　危険すぎる「つまようじボーガン」が中国の子どもたちの間で大流行中
2017/6/23

この後、中国全土で販売が禁止された。
少し遅れたニュースだけど、クロスボウの威力を理解するために参考になる事件と思う。

>>40
クロスボウ最大の利点はまさに訓練コストの低さ。クロスボウが「騎士軍制に打撃を与えた」を言ったのは、平民上がりの市民軍と傭兵に向いてる、さらにそれを可能にしたの意味だ。
勿論パイクも重要、槍も非常に庶民向けの武器だ。
中国で春秋戦国時代以来、槍と弩が歩兵の主力兵器として長く使用された。

中国には弩騎兵、ヨーロッパにはクロスボウ騎兵も居たらしい

>>36
>騎士が戦場から姿を消したのはパイクの登場によってだし、
パイク全盛の中世末期、重装騎兵の比率は増大していて事実に反する。重装騎兵が消滅したのは、近世初期のマスケット対応による負担増と城塞復興による相対必要性の低下とピストル騎兵に戦場と効率で勝てなかったことにある。

日本の律令軍団の場合、五十人の隊につき二名、腕力に自信のある者を選抜して、弩の扱いを訓練させた(弩がその人数分あったかも微妙)
弩の製法、管理は国が独占し私有は禁止された

一方、弓は基本的に一人一本、全員が自前で用意する物だった
DIYが原則になる律令制崩壊後の中世日本でどちらが残るかは明らかだろう
訓練が容易と言っても持ってない物の練習はできないし

何が難しいかと言うと、引き金の部品の製造、整備が大変と言う話がよくある。
あと、手で引く弓に比べ弓部分が短く、なのにより強力である必要があるので、和弓やロングボウと同じ植物素材では満足な物が作れず、金属や動物素材が必要になるのもネックだったんじゃないかと思う

>>44
騎士の終焉は百年戦争で始まり、ブルゴーニュ戦争で決定的となる。
その後も重装騎兵自体は残るがただの一兵科となり、騎士という戦場の主役ではなくなった。
んでスイス傭兵がパイクによる密集陣の有用性を示したのが、このブルゴーニュ戦争。

要するに騎士に対するクロスボウの優位性なんてものは、地形や馬防柵、槍衾なんかの騎士の突撃を防ぐ手段があって初めて役に立って、さらに言えば騎士の鎧を貫いて傷を負わせる威力さえあれば、それはロングボウでもマスケットでもいいということが言いたかった。

実際に騎士の鎧を打ち抜くには何ポンドのドローウェイトが必要なんだろう？

>>47
大した訓練もしてない兵隊が、幼少から訓練積んでる騎士に対抗出来るってのはロングボウには無い利点じゃない？ロングボウ部隊も結局、消耗に訓練が追いつかないモンだから虎の子扱いされてたって話。
でも製造費用と訓練時間の双方は、コストとして考えると結局トレードオフなんだろうなあ。

そもそもロングボウだとプレートアーマーを貫けないんじゃなかろうか。
>>48が言うように、クロスボウだとどうなんでしょ。

>>44
>>〔重装騎兵は〕ピストル騎兵に戦場と効率で勝てなかった
ガキの頃にブライテンフェルトの戦いを知って戦争に興味を持った身としては、カラコール（笑）みたいな印象になりがちだけど、ピストル騎兵も役立ったんですね
バルベーロの『近世ヨーロッパ軍事史』という本を読んでも、ピストル騎兵の効用（恐らくは、槍騎兵よりも射程が長く、装甲も突き破るから？）はわからなかったので、どんな本を読むとわかるのかご教授いただければと思います。

>>46
重装騎兵の比率増大へ反論になってないような。おっしゃられるようにパイクが重要だからこそ、騎士も重視されたのですから。その結果が騎兵比率増大なわけです。

>>50
>ピストル騎兵の効用
ごめんなさい。原典は忘れましたけど、ユグノー戦争の将軍が(近接武器として)射程長い、威力高い、取り回し良い、と褒めてましたし、デュルブリックのHistory of the Art of War, Vol. 4: The Dawn of Modern Warfareにはピストル騎兵の活躍、運用が詳しかったはず。

>>51
スイス傭兵がパイクによる密集陣の有用性を示したのがブルゴーニュ戦争(1474年～1477年)。中世の終わりは1453年だからむしろパイクの全盛期は近世初期。
一応それ以前にもパイクは存在したが、そのころのスイス傭兵の主力はハルバードでパイクはあまり使われていない。アルベドの戦い(1422年)でかなりの苦戦を強いられたため、戦術の見直しを図りパイク中心の戦術に変化した。

あとここで言う騎士とは単なる重装騎兵ではなく、中世封建社会における騎士(ナイト)のこと。戦場の主役が傭兵に移り変わるにつれ、軍事的な価値を喪失していった。
パイクのみが原因であるような誤解を招く表現であったことは謝罪する。

>>48
目標の鎧によって違う。
参考として、中世紀西欧で攻城戦に使用されたクロスボウのドローウェイトが1000lbを越える、野戦用クロスボウのドローウェイトは500-700lbだそうだ。

馬上でクロスボウを使う弩騎兵がスペインあたりにいたって
グーグル先生がおっしゃってるんだけど事実なのかな？

で、馬上でクロスボウの弦を手だけで巻き上げるってことは、
あんまり威力のない弩な気がするんだけど
そんなの実践で使えたのかな？

>>54
調べてみたところクレインクイン式のクロスボウを主に使用していたそうなので威力はかなり高かったと思われる

確か漫画の傭兵ピエールで終盤にちょろっと出番がある敵の傭兵隊のボスが弩騎兵だったな

実在した人物鉄腕ゲッツの自伝によれば彼も馬上クロスボウを使った。
>>az4560026297

伝統ある武術なのだが滅びそうなんだとか
動物虐待に使われたりしてイメージ低下したりとか
https://jpn-bowgun-assn2.webnode.jp/

威力が凄まじいから日本じゃ射場を確保するのも難しいからな

鎧が発達してきて、相手を十分に殺傷できるクロスボウを作るにはかなり製造コストがかかるんだっけ？その辺鑑みると日本で使われた時期が初めの方になっているのも分かる気がする