ニコニコ大百科

>>7887　>>7888
シンゴジの世界は「円谷英二が存在せず、ゴジラもウルトラマンも誕生せず
日本人に怪獣の概念が根付かなかったIF日本」みたいな設定らしいけど
そうするとゴジラのフォロワーとしての（単品映画の方の）モスラもラドンもバランもドゴラも誕生せず
ゴジラの対抗馬としての他会社のガメラやガッパも大魔神も制作される事はなく
ウルトラマンから派生したミラーマン、ジャンボーグ、グリッドマンとかの「巨大ヒーローｖｓ怪獣」物も無くなり
それに影響を受けてるであろう戦隊ヒーローの巨大ロボvs巨大怪人バトル場面も消滅し
海外でもエメゴジやギャレゴジが無かったことになるのは勿論、ゴジラや怪獣モノへのリスペクトが強い
クローバーフィールドもパシフィック・リムも世に出る機会を失ってしまい
坂野義光も湯浅憲明も川北紘一も金子修介も北村龍平も樋口真嗣も庵野秀明も虚淵玄も
ギャレスもドハティもJ・Jもデル・トロも怪獣文化に触れることなく普通のクリエイターに…



って考えたとき、あの世界で「巨大生物」のイメージソースが何になるかと言うと
せいぜい大昔の「原子怪獣現わる」とか「怪獣ゴルゴ」とか、シリーズ化されて続いてそうな奴でも
キングコングとかジュラシックパークの系列ぐらいしか存在しないんだよな。
矢口は電車は好きそうだけど、映画が好きで怪物モノは大体網羅してるって感じでは無さそうだし
そんな彼がポツリと「巨大生物」に言及ってのは確かに若干の嘘が混じってるのかも知れない。

タバ作戦で特科大隊が榴弾を秒読み通りに前段命中させるシーンは何度見ても射精できるくらい気持ち良い
なお効かん模様

CG荒いところは結構っつーかだいぶあるけどはっきり言えるのはタバ作戦〜who will knowまでのクオリティは鳥肌モノ
歴代で最高に魅入られるシーンだ

ゴムっぽい着ぐるみ感と巨大感が同時にあるのが、何か不思議な感じ

オタマジャクシから直立形態まで変態を遂げて、飛行形態も示唆されるあたりはまんまヘドラじゃんと思ったが
指摘している人は少数だしオマージュと言えるほどじゃないのか

>>7895
指摘する必要もないくらい、元ネタなのが明白だとか？
実際元ネタなのかは知らないが

>>7895
あー、言われてみれば・・・
放映当時はヘドラ見たことなかったとはいえなんで気づかなかったんだろう

割とヘドラやデストロイアとの類似を指摘する人も多かったよ、検索すればいくらでも見つかるでしょ
それにヘドラ自体がカエルの変態や蝶の発想がモデルだろうし実在の生き物をモデルにすれば誰でも思いつく
当然樋口さんや庵野さんはヘドラ知ってるだろうがなんでもかんでも既存作品からの引用と思うのは危険

「進化し続ける究極生物」ってアイデア自体は今や使い古されたものだしな。ゴジラ怪獣だから無関係とは言えないけど、逆に言えばそうでもなければ強いて取り上げるほどの共通点ではあるまい

まあ制作側も究極進化設定について、アイデアの斬新さをウリにして盛り込んだ訳じゃなかろうしね。
「短期間で猛烈に進化する超生物が日本上陸したらどう戦う？」ってシミュレーションが大事なんであって
その回答が「毒薬を調合して飲ませて停止させる」か「核兵器で細胞一片まで焼き払う」の二択という。

核で焼き払うのが手っ取り早い手段になってるのゴジラ映画じゃ割と珍しいけど怪獣の概念が無いあの世界じゃそりゃそう考えるのが至極当然だよな
ていうか前例もないのに核攻撃に耐えられる生物とか想像つくわけないわw

あのゴジラは核で倒せうる感じだしな…
もしも肉片ちょっぴりでも残ってたらヤバいけど

核を使えば人類的には勝ちだけど日本的には負けなのが作中のパワーバランスとしてはいい塩梅なんだと思う

とはいえ核を使えばシンゴジを倒せるという保証はないのだけどね…作中でも核攻撃プランが決定した時に「結局一番怖いのは人間か」とか核なら倒せる前提の発言こそしてたけど、可能不可能を検証考察する様な場面はなかったし。

あくまで核なら倒せるだろう、という希望的観測だったはず。

>>7904
まあ実際のところは使ったらどうなるかわからんね
ただ、俺はシンゴジラについては倒せてた方が面白いと思うから多分倒せてただろうスタンスなんで
そうしないとヤシオリ作戦が作中唯一の正義になっちゃうから
まあ、ヤシオリ作戦も本当に人類的に正しかったのかはあの後を見ないとわからないんだけどね

ランドゥーが核よりヤシオリを優先させようとしてたのは首都圏を消滅させないためだったけど、もしゴジラが動き出したら核ミサイル撃たれるんだから、
あのあとも首都圏が復興することはまずない

・・・しかし、ゴジラの惨禍の記憶が風化しはじめたころ、「動かねえんなら撃たれねえべ？」と、地下が暴落してる首都圏に住み始める人が徐々に増加、結果的に都市が復活するかもしれない
ちょうど、巨大津波の記憶が風化したころに「ここより下に家を建てるな」と先人が言い残した場所に住宅地を開発したように。

そしてアメリカはゴジラを解析したことで核をしのぐ威力の新兵器を完成させ、なんだかんだでロシアや中国にも流出し、第三次世界大戦が勃発
地球は滅亡し、永遠の静寂に包まれるのだった

とかは嫌だなぁ

>>7839
そういえば、USJのクールジャパンでやってるゴジラ対エヴァンゲリオンでは第3新大阪市が首都機能引き継いでいて、
観客は政府視察団として来阪してるって設定だな。
この設定自体はエヴァ寄りだと思うけど。

核で倒せるって根拠って劇中で明言されてたっけ？
単純に圧倒的熱量でゴリ押しするなら同量のバンカーバスター落としてもいけそうに思える。
しかも核発射されても遥か彼方で全身レーザーで撃墜されて無関係なところで爆発しそう。

根拠というか核が直撃したらどんな生き物でも死ぬだろうっていう非科学的な存在に対する認識不足。逆にもしも核を耐えられたら終わりという話も上がってた。人間が持てる最大火力3発をぶち込んで勝てないはずがないだろう。
ただ実際に核を直撃させるプロセスは明言されてなかった。確かに上空で背びれレーザーで撃ち落とされて爆発、死の灰が広域に降り注ぐって可能性も否定できない

>>7908
>>核発射されても遥か彼方で全身レーザーで撃墜されて無関係なところで爆発しそう

それが恐らく、米軍からヤシオリ作戦への協力が得られた理由だな。カヨコ辺りが

「ゴジラにエネルギー切れを起こさせて抵抗できなくする訳ですから、ゴジラ凍結に失敗したとしても核攻撃の露払いにはなります、協力して損はないかと。自衛隊や米兵の犠牲？『ゴジラが活動再開した時点で熱核攻撃の開始時刻は無条件に繰り上がる、その場合は犠牲者もやむなし』という話でしたよね」

とかなんとか言いくるめたんだろう。

核でゴジラを倒すのは難しいだろうと僕も思う。もし庵野監督がゴジラを作るに当たって
今の日本防衛体制や閣議決定など状況説明を絡めつつゴジラの体質を過去作品からエッセンスから得て理詰めをしたとしたら強靭なDNAと細胞による環境適応力を持つシンゴジを核で倒せる可能性は限りなく低いと思う、むしろ核を取り込んで手が付けられない破壊神になる可能性が高そう　ギドゴジも未来人が核廃棄物が無い所にゴジラを移動させた
と思いきや原子力潜水艦に突っ込んで巨大化しちまったし…

それにしてもヤシオリ作戦は絶望的な状況で出された最善の希望って感じで見てて安心する。細胞や体組織が活動できない環境に追い込むなら水分と酸素を奪うオキシジェンデストロイヤーを使うべきだが、地上でやるとまず東京一帯は住めない可能性が出るし、それを踏まえ環境保全も考えた活動停止の凍結を選ぶってのが良い

>>7908
爆発力だけならMOPを超えるMOABでもTNT換算10t程度の威力とされてるけど、弾道ミサイル用W80核弾頭は最低威力で0.1ktだから文字通り桁が違う(W80は最高威力で150kt)
そもそも最も安全に爆撃できるB-2すら撃墜されるんだから東京壊滅以降に爆撃は不可能だよ
現実的には作中でも示唆されてたけど弾道弾による攻撃か、あるいは核搭載巡航ミサイル攻撃になるだろう
あと核爆発には正確なプロセスが必要だから放射線流なんか受けて破損したらまず爆発しないよ
その場合、内部に搭載されてた放射性物質が飛散することになるけど放射線流で撒き散らされる分に比べたら微々たるものだろう

>>7912
調べたらなるほどまた一つ勉強になりました。核爆弾を使い爆発を起こす為には
起爆装置を用いて中性子をプルトニウムにぶつけて高速で核分裂反応を複数回起こさないといけないと
動画の225ktの爆破実験の動画を見ても中々凄いですがビームで爆弾ごと撃墜されたら、そもそも爆弾としての効果は見込めないのね。でも…今までのゴジラも考えると、どの道エネルギーとして吸収され更に巨大化するか巨大化しながら分裂する予感しかしない。

…核爆弾で思い出したが、好きな作品の一つのブラッディ・マンデイに登場した皇帝の牙をシン・ゴジラまたは他のゴジラにぶつけたら　どんな進化をしてしまうのか怖い物見たさに見たい

訂正 W80は巡航ミサイル用でした

普通の核弾頭は被害範囲を最大まで広げるために、広島・長崎みたいに目標箇所の上空で炸裂するけど
シンゴジの場合はゴジラ一体だけが目標であり、確実に葬るために最大圧力最大熱量をブチかます必要もあるので
恐らくはゴジラの至近距離、というか弾頭自体が目標に直撃する寸前でドカンとやる形になるだろう。
でも、そうすると弾頭の飛行距離が増える≒滞空時間も長くなる≒ゴジラに狙い撃ちされやすくなるって事なんだよね。

最悪の場合、弾頭が炸裂前に放射線流で撃墜され、起爆できなくなった核物質が飛んできた勢いそのままに
ゴジラの足元や口の中にﾎﾞｯｼｭｰﾄ→ごはんおいしいです、なんて可能性も…

>>7915
劇中のゴジラは既に放射性物質を捕食しなくても水と空気があれば体内で勝手に生成される状態だから多少経口摂取したって変わらないんじゃないかな
核爆発に起因する放射線による進化も同様に、本人が平常時から撒き散らしてる状態だから外部から新たに放射線をくらったところで変わらないと思う
核攻撃はどちらかというと耐えてしまった場合にどういう進化をするか見当もつかないといったかんじかな

あとはゴジラの迎撃能力については実はそうでもないんじゃないかと思ったりしてる
ヤシオリ作戦で投射されたヘルファイアが大体数kmの射程・飛翔速度がマッハ1.7程度とされてるけど、少なくとも無人機群がヘルファイアの射程内には近づけるみたいだしヘルファイアも割と至近距離まで接近出来てるのがあったりする
これを考えると6km/s以上のスピードで突入する再突入体の迎撃ってかなり難しいんじゃないかなあ
あとはまあエネルギー枯渇してると巡航ミサイルも迎撃できなくなるし

今更見てみたけど、なんというか意味もなく東宝の昔のロゴ使ったり、初代ゴジラパクリスペクトなタイトル画面だったり破壊シーンに昔のサウンドエフェクト使ったり、ゴジラが現実に現れたら、というメインコンセプトも含めてすごく「庵野監督ならやると思った」な演出が多くてなんだかなぁという感想を抱いてしまった。
話は全体的に変な人間ドラマや恋愛も入らずよくまとめられていて会議シーンも含めて面白かったけど見たあとに見終わったあとに何が残ったかというとうーんという感じ

>>7917
面白かったと思えてるなら充分じゃないか、映画なんてそれでいいんだよ……

>>「庵野監督ならやると思った」な演出
米イージス艦からのミサイル発射シーンとか、「昔の特撮ってこんな風に記録映像丸出しなカットあるよねｗｗｗ」なノリでやってそう

>>7917
例の内閣総辞職ビームとか、明らかに巨神兵とかバスタービームとかラミエルとかの系譜の
「庵野監督ならやると思った」演出の最たるものじゃんよ。いいんだよ別にそれで。
メニュー数が少ない上に何年経っても新しいの増えない、季節限定とかもやらない定食屋があったとして
それでも定食自体が凄く美味しいうえに唯一無二の味なら、それを信頼して客も増えるでしょ多分。
何かしら作風や個性が確立してるクリエイターも似たようなもんだ。

仮にストーリー等がほかのゴジラシリーズと同等だったとしても、
あの放射熱戦の破壊力の描写がいい。気味の悪いビジュアルも、放射熱戦を出すときに全身が輝くのを見てこのための外見だったのかと納得がいく。それだけでほかのゴジラシリーズより一つ抜けて、シリーズの中でも名作のうちの一つに入ると言いたい。あの映像はほかの監督にはとれないだろう。できるのなら既に撮っているはず。