ニコニコ大百科

しかし若林も正木もクソガリ勉のくせにホイホイ女を落とせるとは流石というか市ねと思ったのは俺だけだろうか

若林は性格的に女に好かれるのは分からなくもない。
正木は腐っても医者っていう地位だし話術Lv的に好かれる人には好かれるだろうし。こっちは事の顛末のせいで本気で死ねばいいのにと思うけど。

読み終わった、めっちゃ面白かったわ
最初はモヨ子の胎児の夢だと思っていたけど、私が呉一郎でも、そうでなくても、つじつまが合わないって事はない気がした
作者の息子が父親に言った事が正解みたいだし、それを踏まえて考えると、この小説に解、つまり”私が誰であるかという問いの答え"はない、そしてそれはどうでもいい。
この小説は"記憶や常識、その他諸々の人間を普通人としている要素を全てそぎ落とした人間、つまり人のありのままの姿を書いた物"だと俺は考えたわ
それにしても面白いなこれ、２週目いきそうだわ

>>182
ワカバヤシは正木におくれをとっただけでホンシツは同じだぞ
そもそもこいつらフタリ我先にとハクネツしたケッカがこれだ・・・ケツロン：ドッチもシスベキ

この本、冨樫義博のレベルＥから知ったんだけど、
表紙の絵を描いてる米倉斉加年って人、去年亡くなったばっかりなんだな

今更ながら読破しました
日常に刺激が足りないそこのアナタにおすすめ

>>177さん
そうそうないですけれども、横溝正史がドグラマグラを読んだその夜、自殺未遂となったという逸話は残っていますね。

うーん、読んでみたが
ネットで言われていた印象とだいぶ違ったな
wikipediaの紹介でさえ過剰な宣伝文句と感じたし
ニコニコ大百科、2ch、まとめブログ、知恵袋とかは言わずもがな
「本書を読んだものは、一度は精神に異常をきたす」
この大昔のキャッチコピーを過剰にとらえたネット世代の多くが誇張表現だと気付かないんだろう

で、その大多数は、断言してもいいがドグラマグラを最後まで読んでいない
彼らは「半ば真面目にされちゃった鮫島事件」て言われれば分かり易いかもね

無限ループなんてのも正しくない
モヨ子は戸籍を抹消されて、気狂いが治る気配も無いし
呉一郎も大量殺人で、死刑か一生涯病院暮らしだろう
しかし若林博士の寿命から考えれば冷徹な観察研究も限りがあるし
秘密を知っている人間が最早二人しかいない以上、誰かに引き継がれることも無い

読了時は鬱や恐怖でもなく無性に悲しさを感じた
博士二人の名誉と探究欲で滅茶苦茶にされた一族、孕まされた母親、生まれた子供
残酷な悲劇なんだなこれは

同時に冗長な部分も目立つ
これは読者の混乱と疲労を意図的に狙った演出で、
上記の「精神に異常」プロパガンダにも一役買ったはず

700ページ以上のドグラマグラを最後まで読んだことの無い「ネット世代」は
鬱！恐怖！エログロ！電波！意味不明！なんて想像逞しいが
煽りを抜けば、ミステリー、幻想怪奇小説と言って初めて、正確に全体像を伝えることが出来ると思うよ

読了記念カコキ

今読むと「精神に異常をきたす」の叩き文句は大仰かもしれないけど、発表された頃の時代は自分の精神は健全だと思う人が今よりは多かったと思うので（裏付けナシの妄想）、そこにキミ達は全員おかしいノダ、とかやられたらたまらんだろうなーと思った。

勧めてくれたのは歳の離れた従兄弟なんだが、「オカシナ本が大好きだって言う人がいたカラ勧めたところ、後日『なんて本を読ませるんだ！』って怒られたんすよーアハハ。読んでみません？」と紹介してくれたのが本書を知った経緯。

このスレに挙がってる作品も暇を見つけて読んでみよう。

角川夏の100冊に選ばれてたし三大奇書の中ではわりと読んでる人多いと思う

読み進めてる途中
三時間かけてやっとチャカポコの部分だよ…

>>188
トンチっぽい言い方だけど、「精神に異常を来たす」っていうのは
つまり読むことで異常者の精神構造を理解する、っていう意味なんだと理解した
実際に、作中の博士達も主人公から狂人と称されてるしね

あまりの文量にクラクラしながらも数ヶ月（3.11のゴタゴタ挟んだ）かけてチビチビ読み切った覚えがある
真実は結局謎のままだしそれを差し引いても多分内容の二割も理解できてないが、
読まなきゃよかったという後悔の念は全く無い
独特の文体が好きだ

角川文庫の表紙が強烈過ぎるから無難に全集系のハードカバー借りて読んだんだけど
ポルノな部分は殆ど無くてある意味安心、ある意味拍子抜けした

さすがに読了勢しかいないと思うので自分の読語の解釈を

全部呉モヨ子の腹の中の呉一郎の息子が見た夢
だから玄宗皇帝の御代に気のふれた始まりの絵師から始まって気狂い地獄外道祭文共の狂気を経て呉一郎の後悔までを追体験できたんだと思う
当然夢だから時系列はめちゃくちゃだけど
で、２０００年にわたる逃亡と後悔の夢は振り子時計の一周にも満たない間に繰り広げられた悪夢で
だから胎児は踊るのだ
ママの心がわかって怖いから

と、解釈したが私は精神に異常をきたしてはおりません

軽くググってみたりこの掲示板を読んだりしてみたけど話題に出てないみたいだから書いてみよう
作中に出てきた「ドグラマグラ」って、終盤の主人公の推理が当たっているとすれば、主人公が過去の実験の後に書いた本だと思う
だとすればこの作中に出てくるドグラマグラの中にはドグラマグラは出てこないはずだし、終盤の内容も違うかもしれない
だから別に無限ループはしないし、このドグラマグラの終盤を読めばことの真相が分かるかもしれない

主人公の「私」は正気を失い
自分のことを呉だと思い込んだ正木博士その人なのではないだろうか

読み終わったぞ、意味わからんぞ！

一年ほど前に上下巻購入し上巻をウキウキで読むもワケわからなさすぎて下巻は手付かずのまま…

失われた時を求めてとかいう化石読んだあと（二十年前）だとスーッゲェ読みやすい、奇書とか言われて崇め奉られてるけど大したもんじゃねーぞ
普通にSFあたりの古典、読んだほうが全然いい

上の失われた時を求めても二巻の途中で読むのやめたけどな！紅茶一口飲むのに４行かけてんじゃねーよ

さすがはお兄様、お兄様、お兄様、お兄様、お兄様、お兄様ァー！

>>189
自分は違った想像をしたな。
つまり今でも九大病院のどこかに呉一郎の子孫が居て、正木教授、若林教授の流れをくむ研究者が同じ日を繰り返してるんじゃないか…という妄想ですな。

それにしても海と毒薬といい、ドグラ・マグラといい、なんで九大医学部は猟奇的な作品の舞台に選ばれるんだ。

文体があまりにもハチャメチャだから今まで煙に巻かれてたけど
呉家の血筋を利用した計画と事件に関してはハッキリ解明されてるんだな
主人公が誰かとか時系列がどーだとかはまったく分からんが

主人公があの長い作中作を午前中に読み切ったことが一番のミステリ
速読できれば可能だろうか？
あと古文っぽいとこと漢文の要約らしいとこの話が短編として完成度高くてすごかった
古文っぽいとこなんて勧善懲悪王道ストーリー！
無駄な描写、セリフも少なくて、古文めいてるのに一番読みやすい箇所だった。多分古語めいてるだけで、ほとんど現代文なんだろうね。

おお～
やはり感想は千差万別ですな

読み返したら感想が変わりそう

精神科医の岩波明氏が呉一郎の病理に関する考察をしてるのを見てちょっと色々考えさせられたゾ。

刊行の1935年って226事件の1年前くらいか。
キチガイ地獄外道祭文見てると、なんとなく暗い世相の雰囲気が感じられる…感じられなくなぁい？

…人に忘られ世に忘られて。狂い藻掻もがいて生命いのちを終る。あわれな精神病者が助かる……ポコチャカポコチャカ

ふざけた狂人を衒った文章の中に、作者の本心が見え隠れするような気がする。

主人公まだ産まれてない説とかあるよねこれ

ファッション基地外御用達書物
一度読んだら気が狂う？そんなものがあるわけねーだろ