ニコニコ大百科

>>150
物凄い車社会だよ
つうか、車が無いと移動が出来ない
フィンランドで自動車免許取ってる日本人のブログによると、【座学4時間やったらいきなり路上教習】だそうだ
もちろん、車通りや人通りの少ない所まで教官が車を運転して、それから教習だそうだが
習うより慣れろなんだとさ

熱した鉄板の上に油を引いて
その上で急ブレーキを掛ける訓練もあるらしいな

日本人はフィンランド語の習得が簡単だ、とか書いてあるけど、
膠着語の日本語話者が、格変化が15種類とかあるフィンランド語を簡単に覚えられるのか？
ドイツ語の4つの格変化すら戸惑う人間のほうが多いと思うんだが。

>>153
聞いたことある単語が多いからマシってレベルなんでないの？
欧州人ですらフィンランド語は習熟難しいらしいし。
最も、フィランド人はそういう事情もあって英語やドイツ語、ロシア語の習得に躍起らしいけどね。
日本語は完全に趣味で覚える人が多いから案外習熟者が多いらしい。

フィンランド大使館に問い合わせた所、フィンランドでは自動車免許を取れるのが18歳なんだそうだ。
教習所入所は日本と同じく17歳からでも行けるから、入れるようになったらすぐ行く人が一般的なんだと。
ちなみに、この免許制度の影響でプロラリー選手は18歳からじゃないとレースに出れないって事になってるらしい。そのせいで、ヤリ・マティ・ラトバラは18歳になったと直後にＷＲＣ参戦したそうだ。

>>153
15個っていっても、いたずらに格が多いわけじゃなくて、
ペアになってるのも多いし
【inessiivi - elatiivi - illatiivi】と
【adessiivi - ablatiivi - allatiivi】とか
Juutilaisessa - Juutilaisesta - Juutilaiseen
Juutilaisella - Juutilaiselta - Juutilaiselle
それぞれの格が使われる場面って結構限定的だから、
小難しいことを語ろうとしないのであれば、そこまで難しくないと思うよ
……難しさの指標として格の個数がよく挙げられるけど、それよりも
どういう基準で目的語の格が４つの中から決まるのかってのと、
どういうときに主語が複数でもあっても形は単数形にしなければならないかっていう
この2点に対する、恐らく誰もが最初に感じる拒否感の方がよっぽど難易度を上げてると思うけど

弟の名前は項目にあるのに、
兄貴であるアールネ・エドヴァルド・ユーティライネンの名前がない・・・だと・・・

>>149　>>157
その二名の軍人さんを追加

フィンランド人がなんでここまで頭良いかというと、国民全てに「生涯学習」「教育は万人が平等に受ける権利がある」という思想が広がってるからなんだと。
故に、世界的にも社会人になってからの大学入学とか留学に対してプラスイメージを持つことが多いし、国民が勉強熱心なんだってさ。
探求が趣味みたいな国民だね。
ついでに言えば、個人主義が凄くて政治に対する見直しも強く、汚職とは真逆の国民性っぽい。
ＥＵ入るまでは犯罪率日本以下だったみたいだし。（そもそもの分母が少なく結びつきが強い村社会だったのと、寒すぎて犯罪してる暇が無いってのもあるだろうが）


あと、良くフィンランドは女性の社会進出が世界一進んでいるモデルとされるが、実はこれ冬戦争～継続戦争のせいで全人口の５％程度に当たる就業年齢の男がみんな戦争で消耗（負傷or死亡）しちゃったからなんだよね。
そのせいで社会活動がそのままでは不可能になっちゃったんで仕方なく女性が社会進出せざるを得なくなったんだと。
さらに、元々試される大地で生活してるせいか現実主義が強いからそれも手伝ったかと。
つまり、モデルケースにしてもいいけど真似するのは無理と。

隣のスウェーデンやノルウェー同様に
フィンランドもヴァイキングの末裔なの？
なんかそれ関連の話はあまり聞かないけど

>>160
ヴァイキング全盛期の頃、フィンランドは既にフィン人の国だった。
ヴァイキングはスカンジナビア半島に住んでるノルマン系の人々の総称で、インド・ヨーロッパ語族に含まれる言語を使う。
フィン人はウラル語族に含まれる。要するにルーツが全然違う。

フィンランド語は周辺諸国の言語がほぼインド・ヨーロッパ語族に分類される中のウラル語族の「飛び石」みたいな状態。

>>161
そういうのがあってなのかは分からんが、欧州ではフィンランド＝良い奴だけど変な奴扱いなんだっけ。
まあ、数々の奇祭からしてもまともではないなあと思うが。
国民性としては日本人に近いってフィンランド人が言うことはあるね。最も、日本人と違って汚職とは縁遠い人達だけど。

フィンランドでは、かつての売国奴達が戦後とんでもない扱い受けたって話も聞く。主に村八分だったらしい。

人口がすこぶる少ないのに安定しててしかも豊かな国って、なんか憧れるわ
まあ、戦後はソ連にペコペコしなきゃやっていけなかったって苦労もあったようだけど

>>163
豊かではないよ。資源が無いから人材育成に躍起になったわけだし、かつては兵站不足で痛い目見てる。冬戦争の時なんて、武器まで兵士の持ち出しだったからね。そういう歴史もあって、未だにロシア相手の主力戦法として鹵獲が堂々とある。専門部隊まであるらしい。

ＥＵ加盟後は新鮮な食料品が大量に入ってきて嬉しいって喜んでたんだよ。同時に犯罪者も入ってきちゃってちょっと困ってるけど。

>>164
いや、豊かってそういう意味でなくてね
なんつったらいいのかなこう…

>>165
心が豊かって意味だと間違ってないと思う。
ただ、娯楽が無い故に奇祭だらけになった所は確かにある。
かつての冬支度以外は楽しいみたいだしね。

隣があのロシアやソ連なのによく生き残ってるよな
日本と違って海もないのに…
この国の外交姿勢や軍事力が是非とも勉強するべき

国難に当たって必要なところに必要な人物がいた
リスト・リュティは祖国の為に泥を被ったけど
そいういった人物が国民にちゃんと正当に評価されてるのは大きい

フィンランドの軍事イメージといえば「鹵獲」が一番に来る。
以前読んだシモ・ヘイヘの本には「撃った弾数と当たった弾数が同じになるように」って書かれてた、それほど資源と金が無かったってことなんだよな

>>168
ソ連崩壊後、フィンランド政府が旗振ってリュティの名誉回復したんだよね。

>>169
イメージと言うか、未だにそうだよ。だから、歩兵のメインがRkシリーズなんだな。
当時の物資不足は映画TALVISOTAでも描かれているが、確実に支給されたのが帽章とドックタグだけとか。
その他は持ち出しとかもめっちゃあったとか。

ソ連やロシアに対抗するために後ろの国々（北欧、東欧）との関係も緊密なんだろうね

個人的には凄く好きな国なんだけども友人に話すと地味な国扱いされるのが少し悲しい。そりゃ日本とはあんま関係ないけどもノキアとかあるだろうに

>>172
モータースポーツファンの間ではフィンランド人は尊敬されてるんだけどな。
ムーミン、サンタ、オーロラ、アングリーバードと案外ソフト面も揃ってるし。

北欧の国の中では唯一王室がないんだよね
そこは自他共に密かに劣等感優越感感じてそう

>>174
世界大戦が起こらず、単なるロシア帝国からの独立だったら、ノルウェーみたいに他の国から王族もらって立憲君主国家樹立できたんだろうけどね…

第一次世界大戦中でドイツの同盟国だった以上、ドイツ系王族を迎えるしかなく、ドイツ敗戦でフィンランドが王室を持つことは不可能になった

そんな複雑な事情があったのね。しかし気の毒だな
他の北欧諸国からは王室のない田舎者と思われてそう
しかもだけど緩和地帯としては使えると二重に馬鹿にされてそう

>>171
冷戦中はアメリカと同盟のノルウェー、アメリカ寄りで中立のデンマーク、中立を謳うけどアメリカ寄りのスウェーデン、ソ連寄りだけど中立のフィンランドという複雑怪奇なバランスだった(俗に言うノルディックバランス)
冷戦終結後は徐々に関係も回復しつつあるけどWW2時のわだかまりが各国の間では未だに根強い(特にスウェーデンとフィンランドの間では)

>>177
スウェーデンが徴兵制辞める時、フィンランドの大臣が「我々にはスウェーデンの様に民と軍の間にベルリンの壁は無い！」って言ったらしいしな。
冬戦争の時に軍は義勇軍出しまくってくれて頑張ったけど、宗主国のくせに政府としては裏切ったし全力バックされたから恨んでるのはあると思う。

独逸に対しては、負い目あるとは思うよ。結果的に裏切ってるから。

>>176
欧州全土から変わり者だらけの辺鄙な所扱いされたかと思えば、フライングフィンって呼ばれて尊敬されてる所もある不思議な国だよ。怒らせると超怖いし。
【欧州の峠道で最も後ろに付かれると嫌なナンバーランキング】でフィンランドが堂々1位だったし。理由は、フィンランドはラリー王国であり、フィンランド人は運転が上手過ぎる（フィンランドの一般平均≒周辺国アマチュアトップレベルとも言われる事も）かららしい。事実、雪国あるあるではあるが、雪道でのパワースライドが出来ないと運転免許証がもらえないとも言われている。

そりゃサウナ発祥の地だからな
今考えてみても異様な人種だと思われても仕方ないわな

>>153
亀ですが、フィンランド語も膠着語ですぞ。
一応格ってのは助詞と助動詞に少し似てる気がするけど、いかんせん数が多いし面倒な変化も多いしで覚えるのが大変（日本語も一から覚えるとすると大変そうだけど）

ただ、ヨーロッパの言語でもないしアジアのでもない、すんごく独特な言語ゆえにまったり勉強してると楽しい言葉でもあるね。