ニコニコ大百科

それじゃフランスや日本は勿論およそ全ての物事に一切の価値も無い
好きに生殺与奪権を振るう王族・上流階級、一揆や反乱で暴力を振るう庶民・労働者
そしてそれらに巻き込まれて惨死する人々、というのが古今東西の歴史なのだから

急進的な改革(革命)はろくなことがないという実例
それでも革命によって法制の近代化が始まったと擁護されてきたが
現在では革命が起こらなくても時間をかければだいたい達成できたという研究が一般的である
無能呼ばわりされるルイ16世が実際はブレーンと共に穏健な改革路線で大貴族と折衝を繰り返していたのはその一例

>>152
ソースちょうだいな

折衝(国王不利)、穏健的改革(数年ぶり数回目の頓挫)だからなあ
理念や試みだけで成功が保証されるなら、それはとても素晴らしい事だとは思う
だが実際には、革命前夜、国王は手詰まりでフランス絶対王政は機能不全状態だった

ルイ16世は改革派だけど貴族に邪魔されてうまくできなかったと何度
王だからってなんでもかんでも国内を好きに変えられたら苦労しないから

>>150
フランス革命以前には、免税特権層（聖職者や貴族）が一般人から搾取し続けたのに加え、異常気象やラキ火山噴火による餓死者・病死者の増加もあった。これらが革命の原因にもなった。
>>155
王侯貴族の伝統主義や衰退は、商工業の発展に対応できず、ブルジョア革命（の一つフランス革命）に繋がった。

＞日本大百科全書
フランス革命
背景
革命の思想を培養したものは、18世紀中葉からの啓蒙(けいもう)思想である。…各種の批判の的になった絶対王制は、身分制社会に立脚し、2500万国民の2％にすぎない僧侶(そうりょ)・貴族に免税特権を与えていた。
彼ら特権身分は、第三身分とりわけ85％を占める農民の納税に寄生し、なおかつ封建領主としては領主制地代を徴しながら宮廷や地方で暮らしていた。ルイ16世（在位1774～92）の政府は、それまでの累積赤字に加えて、アメリカ独立革命を救援した軍事費のため、財政の窮乏に陥った。

ブルジョア革命 bourgeois revolution
市民革命ともいう。…封建制の残存物を一掃し、資本主義の発展を保障する政治的・社会的変革である。政治的にはそれは、資本主義的生産様式のこれ以上の発展を妨げ、その障害物と化した絶対王政の政治支配を打倒してブルジョアジーの政治権力を樹立する革命であり、その指導力は新興ブルジョアジーによって、その推進力は農民および都市勤労大衆によって提供される。
社会・経済的には、それは、資本主義に適合的な社会を実現しようとする革命であるところから、経済外的強制の体系としての領主制と身分制の廃棄、商品所有者としての個人の法の前の平等と経済的自由の実現、自由な私的所有の確立などを、その基本的・一般的課題とする。
一般に史上最初のブルジョア革命とされるのは、17世紀イギリスの革命であり（ピューリタン革命と名誉革命）、ついで18世紀の最後の四半世紀のアメリカ独立革命とフランス革命がその典型的事例とされる。

>>148
啓蒙思想は無政府主義(anarchism)の面もあるが、これは混沌(chaos)、無法(lawlessness)の同義語でもあり、人権思想と相容れないこともあるhttp://www.thesaurus.com/browse/anarchism

>>156
なんか辞書ぺたぺた貼ってるけど何もきちんと返せてないぞ
一応言っとくと革命の意義だったりルイ十六世が改革を行えなかったことに対して革命が起こった原因を貼るのは不適切。増してやブルジョワ革命なんてフランス革命の時代を語るなら知ってて当たり前
それに無政府主義に関してはちゃんとそれに対しての知識があれば政治的な意味と俗的な意味でかなり違うのが分かるからそんな返しはできないはず

>>150
口先で「人民の平等」とか言っといてあれだからな
しかも牢番が勝手にやったんじゃなくてモンターニュ派の管理下での虐待だし
別に革命が無意味になるとは思わないけどフランス革命の汚点ではあるな

革命ってのはいつでも、トランプの大富豪でカード４枚出すアレと同じだから
ゲーム終了後、以前の大富豪が次の大貧民・以前の大貧民が次の大富豪になってるだけ

大富豪の革命はカードの価値が上下逆になるだけだから
結局以前の大富豪が大富豪に居残ることが少なくないのも似てるかもな

>>157
「ルイ十六世が改革を行えなかったこと」が「革命が起こった原因」っしょ
原因の全てではないにせよ

フランス革命が「僅か10歳の少年を虐待死させている」（>>150）とやらは悲惨に見えるが、
革命前夜に老若男女が餓死病死しているより悲惨か？　

それに辞書に異論あるなら、辞書より正確な「それに対しての知識」を挙げるべきだと思うがな

>>157
論拠となる資料もなく「何もきちんと返せてないぞ」と言われても、おまそうとしか。ソース無しで返すことが「きちんと返」すことか？というか、辞書なのはThesaurus.comの方な。日本大百科全書は百科事典。

＞革命の意義だったりルイ十六世が改革を行えなかったことに対して革命が起こった原因を貼るのは不適切
何故？

＞無政府主義に関してはちゃんとそれに対しての知識があれば政治的な意味と俗的な意味でかなり違うのが分かる
どういった知識？類義語辞書（Thesaurus.com）よりも専門的な知識？
啓蒙主義の根幹に近代国家の強化・発展という目的があるのに対し、無政府主義はそれと重なる面も対立する面も併せ持っているのは専門家も論じているはずだが。

アナルシスム（Anarchisme―無政府主義）とは…しばしば暴力、暴動、破壊、乱脈、混乱、犯罪、不道徳などの同義語または関連語として連想せられる（孝橋正一（1965）「アナルシスムとサンディカリスム」4-5頁）

1894年6月16日，イタリア首相クリスピ（Francesco Crispi 1818－1901）暗殺未遂事件，同月24日，フランス大統領カルノ（Sadi Carllot 1837－1394）刺殺事件と相次ぐ無政府主義者によるテロ事件が起ると，
ヨーロッパ諸国は大きな衝撃をうけた。フランス，イタリアでは無政府主義者にたいする取締りが強化された（吉田輝夫（1989）「カプリーヴィの辞任についての覚書」171頁）

楽天主義が抜けきらないハウエルズが一転…1886年5月4日シカゴのヘイマーケットで無政府主義者による白昼のテロ騒動である（亀山照夫（2000）「ことばの氾濫と鎮静：ハウエルズの『新しい運命の浮沈』論」4頁）

ルイ17世が可哀想だったな

美少年でいい子だったのに……

>>156
安価間違えてるんじゃないか？
安価先と>>156の>>148に対するレス以外の文章に何ら繋がりが見えてこない
だからこそ>>157に「なんか辞書ぺたぺた貼ってるけど何もきちんと返せてないぞ」なんて返されてるんじゃないか
後文章長すぎ、そのまま文章を引用するんじゃなくて参考文献とそのページぐらいでいいだろ。うっとおしいなあ。

ミラボーとか穏健派の指導者が生きてたころまでは、まだ流れた血の対価になるくらいの成果はあった。
しかし、恐怖政治以降と結果に掛けては、流れた血に値するような価値があるのだろうか。
近代科学の父を断頭台に送ってまで、果たして何を得たのだろうか。

ルイ16世が生きてたところで改革なんぞ進まなかっただろうが
彼が死んだことで外交政策が破綻して国内が圧迫されて革命そのものが破綻したってのはあると思う
無能だが防波堤にはなってたというかとはいえ出てっちゃおうとしてたから死ぬのも仕方なしというか
みんながみんな最悪の方に行ってしまった感じ

結局>>157の言ってる「それに対しての知識」って何よ

>>165
プラスにしろマイナスにしろ
得たものが無かったら歴史になってない

結局貴族も国民もクズだったってことだな
あれだけジェノサイドしておきながら結局王朝再生→うまくいかないからやっぱなしってバカやってるし。

クズがどういう意味かによる
暴力的だという意味なら貴族も国民もクズと言えるが
無能だという意味ならどっちもクズではない
中世以前は貴族が権力を握って貴族政治を、近代以降は国民が権力を握って民主政治を行っている

革命の情熱の行きつく先が独裁者の誕生と諸外国への侵略戦争ってのが大衆の愚かさよ

独裁や侵略は王侯貴族の時代から起きていたことだが。
加えて愚かな大衆にさえ負けた王侯貴族は、大衆よりも愚かなのか？

愚かなだけじゃ政治も、それを倒す革命も行えやしない

フランス革命がフランスに何をもたらしたのかは統計でぐうの音もでないぐらい歴然と出ている。人間は騙せても数字は（操作しない限り）騙せない。
英語版wikiによると１７９２年の時点で、フランスの人口は約２８００万。１８３４年のオーストリア含むドイツ連邦が２３００万と考えるといかに西欧ではダントツか分かる。他国に比べ都市化が進んでいることを考えると、少なくとも後進性がフランス革命の原因となったというのは奇妙だ。
ワーテルローの翌年の１８１６年が３０５７万３千人。フランスは時計を進めたのではなく自分から止めたというほうが正しい。

革命とそれに付随する戦争で何人死んだか、あるいは間接的に死んだかは正確には分からない。しかし公安委員会による粛清は確実なもので４万人。
ヴァンデの戦役・虐殺で死んだのは最低でも２０万。革命戦争全体での（フランスの）死者は１００万はいくだろう。ナポレオン戦争全体の死者数は４００万から多いもので６００万。
その半分がフランス軍と思われるので革命からナポレオン失脚まで４００万ほどフランス人は直接死んだことになる。
国内のインフラの荒廃、治安の悪化、知識層の消滅を考えるとダメージは計り知れない。１８世紀は欧州が最も人口を伸ばした時期で、今に至るフランスとドイツがマンパワーで逆転する事態が起こった。
それまでローマ時代から今までドイツはフランスよりも過疎の地域だった。英国は欧州での仮想敵国をドイツに切り替えていく。

日本が先の１５年戦争で失った人口は軍人２３０万、民間人８０万といわれている。それでも本土で戦ったのは沖縄だけであり、人口が７０００万はあることを考えるとフランスの被害比率はおおよそ３倍。
しかも近代化の課程での被害だ。こんな悪夢の始まりを祝日として祝い国歌にまでするフランス人は世界で最も洗脳された人々と断言できよう。
まあ別にフランス人が自国の歴史をどう認識しようと勝手なのだが（自分達がやったことだし）、それを外国（極東の島国とか）に押し付けるのは実害を招くのでナチズム同様国民の同意を持って禁ずるべき。

>>172-174
いろいろ書いてるが、教育資料や事典の内容が間違いだと証明できる研究者めいた能力があるなら、資料や事典を書き直せば？
世界大百科事典第２版なんか「単に政治上の変革であるにとどまらず，前近代的な社会体制を変革して近代ブルジョア社会を樹立した」としてるし、日本大百科全書によれば「ブルジョア革命とは、封建制の残存物を一掃し、資本主義の発展を保障する政治的・社会的変革」だし

あと「英語版wiki」というのは、「Demographics of France」（フランスの人口動態）の記事の「Historical population figures」（歴史的人口統計）の節だろうけど、およそフランス人口は1740年に2460万、1792年に2800万、1816年3057万といったように、革命(1789)からナポレオン失脚(1815)まで増加し続けている
というか多少増減にブレはあれど、失脚以降も人口増加が現在まで続いている→http://prt.nu/t/w

年　　　　人口
1715　19,200,000
1740　24,600,000
1792　28,000,000
1816　30,573,000
1841　34,912,000

問題はその人口の伸びが少ないことだよ。もっと伸びないとおかしい。フランスが人口でドイツに抜かれたことが現在までの西欧のパワーバランスを変えたのは間違いない。
摘発や粛清で働き手がいなくなれば農民は生活できなくなる。革命がフランスの人口増・自然増に悪影響を及ぼしたのは明白だ。その時点で革命は政策としては失敗なんだ。権利とか開放とかでごまかせる話じゃない。
どんな国でも国民が食えなくなったり、大量に死んだり、出生数が押しざせげられればそれは断罪されるべきだ。それから学ぶことはあっても称えることは犠牲になった人々への冒涜だ。

それを証明できるほどの専門的調査能力があるなら、革命を肯定的に定義している教育資料や事典(>>175)を書き直せばいいじゃない
そんな証明があれば定説が覆るわけだから、歴史学会のような過去や社会を研究する場で注目の的になってるはずだけど

何にせよ「人口の伸びが少ない」「もっと伸びないとおかしい」、「革命は政策としては失敗」、「権利とか開放とかでごまかせる話じゃない」、「断罪されるべき」とか「冒涜」だというソースは要るし
特に人口には統計が関わっているのだから、「人口の伸びが少ない」「もっと伸びないとおかしい」と証明した計算式も要るが

逆でしょ、革命で得たものが少子化につながったんだろ
子供を多く作る必要はなくなったし多く生まれて多く死ぬなんてのも望まれなくなった
革命が成功したから後進国になったんだろ

フランス人口は>>176にあるように現在までも増加傾向にあるし、革命によって少子化が発生したというなら人口統計として証明した計算が要るよ
少子化というのは「先進国にみられる一般的な減少」（百科事典マイペディア）を指す語だから、その原因は200年以上前の一国の革命じゃなく、先進国共通の特性と考えるべきだと思うが

いずれにせよ、「後進国」をどういう定義で言ってるのかよく分からんな
「先進国革命」は「当時における生産力水準の相対的に高い国々、イギリスやフランスから始まった」ものだし（日本大百科全書）、OECD加盟国のフランスは現在も先進国の範疇だし