ニコニコ大百科

いっその事メカ設定は排除してもいいかもしれない、マヴラブみたいに自爆するよりはずっと良い。
演出で見せるべきところを安易に設定に逃げてリアルなんだ!!とするのは避けるべき。
TEは元海自幹部が奇妙で勝手な軍人と軍隊のイメージとか言ってボロクソに叩いてたよ。
他にもキャラが典型的だとか、内輪向けとかまあ色々。

でもこれってTEに限らず、ロボットアニメどころか最近のアニメ全体が抱えている問題。
少なくともリアリティのある戦争を書きたいなら、昔の戦争映画を見たり(最近のならBoBやThe Pacific)、手記を読んだりするべきだと思うんだが、脚本はそういう努力をしているのだろうか。
今の脚本や監督、演出に例えばDasBootの限界深度を超えた時の緊張感、最後のタイフーンとランカスターが空襲したときの喪失感を表現できるのかといえば疑問に思う。
他にも、キャラクターが典型的過ぎるが故に個性が見出だせない、リアルロボットのリアルたる所以の人間のリアルさが表現できていない。
かと言って高橋良輔のように演出で泥臭さやリアルさを出せるわけでもない、じゃあ後には何が残るのよと。

まぁ、そういうのを求めたのはファンな訳ですけどね。

てか、コアな需要はあっても高橋良輔作品な系統のリアル系ロボットアニメって数年もたずに衰退しちゃったしねえ

てか、たぶん>>331は勘違いしてる。

リアルロボットのリアルは、文字通りロボットにかかっているのであって、
「戦争」じゃない。ぶっちゃけ、そこはどうでもいいところ。

いわゆるリアルロボットっていうのは、スーパーロボットに対するブラックユーモアみたいなとこから始まったんよ。
昨今流行りの？　魔王が主人公側みたいな感じで。

兜甲児が「ロケットパーンチ！」と叫ぶのは子供に技を覚えてもらうためで、
合体やら武器召喚やらでえらい時間を食うのはいわゆる見え切り。
つまるところ歌舞伎やオペラといっしょで「見世物（の世界）であること」を前提とした作風。

対して、「現実の世界にロボがいたら？」という思考実験の産物がリアルロボ。
さっきの例えで言うなら時代劇や歴史ドラマなんかがこれ。

しかし共通するのはあくまで設定はドラマのおまけでしかないということ。

だから、水戸光圀は諸国漫遊なんてしてません、なんてのは果てしなくどうでもい部分なんよ。
まあ、そこが気になって仕方ないというなら、向いてなかったとしか。

ドラマとしてもなんだか薄っぺらいとも書いとるがな。
世の中プレス機で形成された人間ばかりじゃないし。個性を出そうとして逆に個性が無くなってる。
勘違いしているのは334だよ、戦争やってるから例がそうなるだけで。
富野御大のようにも出来ず、高橋良輔のようにも出来ないなら何なのよ。

>>335
だからさ、最近のやつはドラマパートつまんねえな、ってのはいいんよ。
個人の感想なんで。

でもそれリアルロボと１ｍｍも関係ないよ、って話。
具体的に指摘すると、
>リアルロボットのリアルたる所以の人間のリアルさが表現できていない。
ここいら辺が違う。

>>331
そもそも監督やら脚本家自体が戦争は付属品と割り切ってるかリアリティだそうとしてないだけなんじゃないのかねリアリティないように見えるのは
別に富野御大や高橋良輔みたいな作風だけがいいとは限らない訳だし
戦争を付属品と割り切る作風も悪くないと思うけどね、宇宙に行ったりロボットが動き回る時点でファンタジーとして見てる層もいる訳だし
リアルな人間な作品が見たいって気持ちはわかるが、だからといって今の作品が何もない作品とは思えないな

>>331
あなたが「リアルな戦争描写」や「リアルな人間関係」が好きなのは分かったが、そりゃ単に好みの問題でしょ
そんなものが無くたって面白いロボットアニメは沢山あるわけだし
ＴＥに戦争映画のような緊張感を求める方が間違ってるとしか言えんぞ

勘違いして取ってるのよね、これじゃ話が出来んね。
>>337
ある程度以上リアリティが無いと没入感とか得られんと思うが。
群像劇ならそれでもいいのかもしれないけど。
戦争を付属物にするにしても、メッセージ性があるのかといえばそうでもないし。

別にリアリティなくても没入感は得られるし、
メッセージなんてなくても物語は成り立つんですがそれは。

ものすごくざっくり言っちゃうと、ロボットものに必要なのは
重厚なドラマとか設定とかじゃなくて、
「ロボかっけー」だけなんよ。
そこ満たしてればおおむねオッケー。少なくとも〝ロボットもの”としてはね。

>>339
あなたの言うある程度のリアリティとはどのレベルを指しているというのか、昔の戦争映画や手記に描かれているような戦争の描写の事を指しているとするならばそのレベルの描写がなくても作品に入れ込むことは出来るしそういう作品も多いだろう
それにメッセージ性なんてのは作品の雰囲気を作る為の一技法みたいな物だし別に必須という物じゃないと思うよ
そもそもリアリティのある戦争描写を描こうとしてるのかどうかという話もあるし(戦争物はすべてリアリティのある物でなければならないという訳でもないし)
かっこよければいいんだという作品がロボット物の中にもたくさんあるんだし(あくまでも個人的感想だがギアスやオーディアン、ナデシコなんてのもそれに該当するんじゃないのか)
バイファムなんかもエッセンスとして戦争描写等があるが基本は子供達の漂流記みたいなのが主体だったりするし

Gのレコンギスタ
リアルロボットとは言わせない！って富野監督がインタビューで強調してるね
必殺技とか出てくるらしいけど果たしてそれでリアルロボットを逸脱した描写になるんだろうか？

>>331はあくまで戦争をネタに描く場合を例にとって、雰囲気の描き方を掴む為に勉強してみたらって話をしてるだけで、
別にリアルロボなら戦争でなくてはならないとか、現実の戦争の真似をすればリアリティが出るとかいう話をしたい訳ではないと思う

リアリティって言葉は批判に便利すぎるんだよなぁ
どんな作品でもリアルな部分とリアルでない部分がある
だから、リアルな部分をとってリアリティがあるとほめることも出来れば
リアルでない部分をとってきてリアリティがないと罵ることも出来る
こんなものに何の意味があるのか

ちゅーか、リアリティっての勘違いしてるよね。
いろんなところで散々に言われてるけどリアルは現実でリアリティは現実味。
リアルロボットだろうがスーパーロボットだろうがドワォだろうが
「作中でこれはこうなんだ！　こいつはこう考えてるんだ」って見せて、見てる方が「あぁそうなんだ」ってのがリアリティな訳で。
ロボットに関しちゃ現実からしてみりゃ嘘はたくさんあるんだから、ツッこみや茶々を入れるのを判ってる人達の間でやるなら兎も角、それを一般論的に語られても「だから何」としか言いようが無い。
人間ドラマについても、製作者側の人間に関する解釈と見てる側の人間に対する解釈の違いはあるんだから、そこをどう理解していくのかってのが大事な訳だし。

リアリティのある戦争ものが好きってだけなのに、リアリティが無ければならないという風に変換するからおかしくなってるんだろうなとは思うな
>>339なんかはまさにそれだと思うメッセージ性やリアリティが「あるのが好き」じゃなくて「無ければならない」になっている感じが

>>344
どこそこが現実と同じだから・違うからというお話じゃなくて、それらをどう紡ぎ表現していくのかという描き方の問題だから
そういうのを心得ている描き手は設定が簡素だったり非現実的だったりしても問題ないハズ。


リアリティを概念として捉えずにパーツ単位でリアルかアンリアルかを明確に仕分けようとすると、
「フィクションなんだから現実と違って当然だろう」という考え方に至ってしまうのでは

リアルリアリティって言葉があるな（Leafゲーの超シナリオの意味ではなく）
現実の法則をフィクションに持ち込もうと喚いて迷惑かけるタイプの奴を指す単語として

戦車から見てロボじゃいい的になるっていうのを、それが成立しない前提条件（ミノフスキー粒子なりディストーションフィールドなり）を出して、作品世界の力学は現実と違う（これもサイエンス・フィクションの一つ）と明示してるのに
それを「ふざけんじゃねーよ」と現実に即してない点を叩くやつとかいい例

とりあえず、ロボット戦争でドンパチよりキャラの動きが見たいならダグラムを見ればいいと思うよ

>>348
さっき書いたパーツ単位云々で考える人が叩く側に回るとそんな感じになっちゃうかも。

ただ、映像に全然反映されない文面だけの設定は逆にボロを増やすだけですからね…

「フィクションにとって現実的でないということは必ずしも悪であるとは限らない」というのは逆に言えば「現実的でないという主張は必ずしも作品の批判であるとは限らない」ということになる。
まあ現実的にはこの作品のこの設定は現実的に考えて成立しないよね、っていう意見を見ると脊椎反射で作品に対する批判と思っちゃう人も一定数いるが。

そういう手合いってたいがいはその後にだからこの脚本はクソだとかひっつけてるじゃない

いや、この脚本はクソだというのを作品への批判だというのは構わんのだけど、現実的じゃないってのは別に批判とは限らないよね。
フィクションにとって現実的である事は必ずしも必要なことではないという立場をとる限りは。

批判の理由としてよく使われるというのは、それ自体が批判であるということを意味しない。
例えば料理や食べ物を批判する時、辛い事や苦い事や酸っぱい事をその食べ物を低く評価する理由にする事は多いけど、でも辛い事や苦い事や酸っぱいことそれ自体が悪いことであるわけではない。
それと同じ事だよ。

個人的にリアルロボットとスーパーロボットの違いはマッドサイエンティストのせいで争いが起きるか政治家のせいで争いが起きるか。
現実世界じゃ狂った科学者より狂った為政者の方が何百倍何千倍有害だからな。

ロボットアニメに出るレベルの科学者が狂った方がヤバイと思う
科学者は一人の能力で力を作れるしそれで全人類滅ぼしかねない、政治家は悪魔や国民といった第三者の力を得てやっと好き勝手出来る

まあ人類を滅ぼすほどの巨大テクノロジーだとエンジニア個人の
力じゃ到底手に負えないシロモノになっていくけどね
神や異能者の出番だな

神や悪魔を制御化に置いちゃうマッドサイエンティストもいるんだよなあ…
意味が分からん

>>334

「「リアルなロボット」のアニメ」」なのか、「リアルな「ロボットのアニメ」」その辺の言葉の定義は人によるんじゃない？　僕は後者の方が好き。

戦車がちゃんと戦車してるロボットアニメってなんかない？　歩兵や軽装甲車相手なら敵なしなんだけど、戦車の主砲ににらまれた瞬間青い顔して逃げ出さなきゃならないようなロボットのアニメが欲しいのです。

ロボットアニメって現実世界の戦車の立ち位置（硬い、強い、速い、金食い虫）をロボットに置き換えてる作品が多い気がする。Ｍ１エイブラムスでご飯三倍はいける僕としては、ロボットものにおける戦車の扱いに不満を感じざるを得ない。
そう言うアニメも好きだけどね。ガンダム大好きだよ。

実際、バルキリーやガンダムみたいな奴が現れたら戦車がいる意味なくなるでしょ
ガンタンクがまさにそれだけど、ほぼ無反動でビームライフルみたいな武器をドカスカ撃ててる奴らがいるのに
反動抑えるためのキャタピラ履きをする必要がない

実弾火砲もビーム兵器が主力化した時点で補助的な意味しか無くなっていくし、
モビルスーツやバルキリーみたいなマニピュレーターで異常に広い射角を手に入れた奴らがいるのに
ほとんど射角が制限される砲塔で火砲を装備する意味も無くなっていく

砲塔とキャタピラっていう、戦車が大火力長射程の火砲を運用するための二大要素が
ビームライフル装備したガンダムがこの世にいる時点で意味がない

フルメタル・パニックだと正面からだと戦車＞ＡＳって設定だったね
まあお約束の「四肢による機動性」でやられるんですが

確かにロボものだと戦車は第二世代めいた脆さだったり軍用機はレシプロかって速度だったり
ロボットに使われてる技術が使われてないんじゃね？って感じだよねえ
普通なら小さいドンガラに飛んで跳ねてできるロケットとスタビとサスとビーム砲つめたほうが強いだろう
まあ一番見せたいのはロボットなんだしデチューンもああ仕方ないね（レ）

戦車の方が強いだとガサラキかね、市街地戦で戦車に勝ってるけどロボ側だけ敵の位置を完全に把握してたからだし
ボトムズのATは開けた場所だと戦車の方が強い設定じゃなかったかな、PSが強すぎていまいち実感ないけど
ガンダム世界だとビーム兵器もった戦闘機の方が有用な気がしてくるなGファイターとか見てると、ファンネルとかビーム兵器装備した小型戦闘機みたいなものだろうし