ニコニコ大百科

>>56
>>50が華麗にスルーされてるが、SF界で用いられていたことはさておき、シュタゲが下敷きにしたといっていいのはジョン・タイターの理論で間違いないと思うよ。なにしろ本人が出てくるんだもの。これはパクリとかSFでよくある用語とか以前に引用に近い。つまりシュタゲという作品そのものがこの概念がオリジナルでないと認めていることになる。

だからそのあたりをすっ飛ばした
「本来の意味から派生して、アニメ化もされたゲーム「シュタインズゲート」においては、世界の一つの可能性を表す用語として使われている。」
という説明が妙な感じがする。
きちんと説明するなら
「本来の意味から派生して、2000年に現れた自称未来人のジョン・タイターが世界の一つの可能性を表す用語として説明に用いた。さらに、この用法はアニメ化もされたゲーム「シュタインズゲート」においてタイターの説明がほぼそのまま引用されたことでより一般的に知られるようになった」
といった方が正確だろう

>>56
竹本泉「さよりなパラレル」(連載1993年-96年)
セリフの中に普通に世界線と出てくるどころか、具体名が出てきたのは3つだけですが
多数発見された世界線にそれぞれ名前が付けられているらしい設定もありました

『アルツ帝国に魚の神はいない。なのにプレ・アルツ様式の魚の神像が目の前に有る。
それはアルツ南アメリカ線上に存在する、アルツ帝国に魚の神がいる並行世界から
その神像を持ってきたからではないのか？(4巻)』

…みたいな、そういう話がサラっと出て来るよう漫画でした。なので他の作品の
世界線の概念が分からないので迂闊にお勧めは出来ませんが、でもSFが好きな方なら
たぶん楽しめると思います。ただ残念ながら既に絶版になってるはずですけど…

失礼、連載は1992年-96年でした

シュタゲの世界線の考え方（：ある程度の揺らぎはすべて同じ未来に収束してしまう）は誤り。

これについて例えばの話をすると、、
世界線Bの少年aがタイムマシンに乗って世界線Cの世界の過去の自分を殺してしまった場合、世界線Cの少年は世界線Dに行くことが出来なくなり、世界線Dの少年は殺されることなく生き残る為、世界線Eの少年を殺しに行くことが出来るようになる。
これが延々と繰り返され、無限に存在する世界線が、少年が未来の自分に殺された世界線と殺されなかった世界線の2パターンの世界線に分かれるということになる。
この殺されるというのは極端な行動で、とりあえず過去の自分にタイムマシンを使わせないように干渉すればいいだけのことで、殺す殺されるを言い換えて、干渉した世界と干渉しなかった世界と呼ぶことが出来る。
タイムマシンで干渉し合った世界線同士は、無限に存在する世界線上の空間からしたらもはや関係のない世界線とは呼べないので、その2本の世界線は１束の線に纏めた扱いとなって、収束するという言い方になる。
っていうのが本当の正しい解釈なんだろうと思う。
いわゆる親殺しのタイムパラドックスに対抗するための理論だったんじゃないかなと。

>>ある程度の揺らぎはすべて同じ未来に収束してしまう　　の誤解釈について
ここで言う「ある程度の揺らぎ」の定義は、曲解されやすい。

シュタゲでは、ある人物を救う為に過去を何度変えてもまるで運命に支配されているかのように必ずその時間に様々な死因でその人が事故死してしまう。という現象のことを指していたが、実際こうではない。
ここでいう「ある程度」とは歴史を大きく変える程の重大性のあるイベント等とは実は無関係なものを指していて、単に偶然か必然かだけの出来事を指している。
例えば、交通事故死は偶然に起こる事なので事故に合わないよう促せば助かる。しかし、計画殺人等は一度救っても殺人鬼が諦めない限り死ぬまで命を狙う為どうにもならない。
ひぐらしでも言われていたが、強い意志が介入した運命を変えるのは難しい。
特に、人類は幸せな暮しを望む生き物なので、ちょっと妨害が入っただけじゃ全人類を不幸に転落させる未来は作り難い。

世界がある程度変わってしまっても、人間の本能が快適な暮しを目指す限り、文明の進化は止まらず進み続け、人類の未来は結局同じような形で結末すると予言したのがこの「収束」の本当の意味。

よく分からないで世界線＝並行世界の同義語って思い込んでた自分

最近多読して英語力鍛えようとハードSFの原書読み始めたんだけど
World lineと出てきたからパラレルワールドものだと勘違いしちゃったよwwww

我が人生に黒歴史がまた一つ…

平井和正が95年頃に書いた「ボヘミアンガラス・ストリート」を読み返したら、
平行世界それぞれを世界線と表現してた。運命を変えるために世界線を変えるとか。

心を交わした女性たちを救うため、失われたメインヒロインを取り戻すために、
壊れかけた世界を渡り歩き、何度もやり直して理想の世界へ到達する話。
って書くとシュタゲと似てるような気がするなｗ
ボヘガラは公式にきまぐれオレンジ☆ロードのオマージュ作品だけど。

何も考えず世界線て単語を使ってる作者はもうちょっと考えてほしいな

よく分からんが、せわし君理論と同じと見ていいのかな？

※せわし君理論→のび太がジャイ子とじゃなくてしずかちゃんと結婚しても結局自分が産まれてくるという謎理論。
東京ー大阪間を新幹線で行くか飛行機で行くか車で行くかも同じ理論。

>>69
未来人が見た通りにならないと矛盾が発生しちゃうから世界線内で一部の事実が固定化しちゃう感じ？
元々世界線が移動する理由は過去改変で矛盾が発生した際にその矛盾を修復して辻褄を合わすため。
仮に誰かの死を回避した場合はその人が生きている状態の世界線に再構築される。
再構築だから親殺しのパラドックスとかは発生しない。殺した本人がいない未来になってるし、未来の自分(タイムマシンを使う前の自分)は再構築を認識できないからね(本編では岡部のリーディング・シュタイナーで記憶の上書きが失敗しているから改変されたことがわかるけど)。

同時に世界線の内容は変えられるものと変えられないものがあって、近傍の世界線だと変えられないものの内容が同じになっちゃう。
本編のとある人物の死が上記の例と違って変えられないのは
アトラクタフィールド(無数の世界線が集まったまとまりのこと。無印シュタゲの舞台のアトラクタフィールドαの場合は未来がディストピアになるという同じ結末を迎える世界線の集まり)単位でその人の死が決まっちゃってるから
(始まりの世界線があるのかどうかもわからないけど、仮にあるとしたらその段階での岡部がその人の死を観測しちゃってそれがその後の行動に深く関わっちゃったから、とかなのかな)

どちらにせよこの場合は未来の行動の理由が過去の原因によるものだからどんなに頑張っても世界線が近傍ならその結果は変えられない。
本編で使ってたタイムリープだとダイバージェンスメーターの値が動かないレベルの世界線変動だから死自体は回避できなかった。
Dメールの場合は原因に干渉できるから、ダイバージェンスメーターが動くレベルでダイバージェンスの値が変わるのでタイムリープよりも大きく結果を変えられる。
大きく結果を変えたことで矛盾が発生し世界線が再構築されて世界線の移動になる。
普通なら変えられない未来を変えるために大きな矛盾を発生させよう！っていうのがトゥルーエンド以外の無印シュタゲの物語かな。

……説明下手が説明するもんじゃないな。


滅茶苦茶簡単に言っちゃうと、運命論と多世界解釈(並行世界でもいいけど)のいいとこどりって感じ。
ゲーム機で今起動しているセーブデータは一つだけだけど、他にも保存だけされてて軌道はしていないセーブデータがある的な。
世界線を変える≒セーブデータを変えると出来事が変わってる、けど大筋は同じゲームのものだから変わってない…的な？

せわし君理論の場合はどっちかっていうと「歴史の修正力」の方だから若干違う感じかな。


Wikiだから間違いや憶測もあるだろうし、全部正しいわけじゃないだろうけどこの辺が一番ゲーム的にはわかりやすいかも。
→https://www49.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/33338.html
→http://masterwiki.net/steinsgate/index.php?%BA%EE%C9%CA%C6%E2%C0%DF%C4%EA

シュタゲが発端なんだろうけど多世界解釈の表現として結構浸透してる。
特に歴史戦略シミュ系じゃあ思いのほか見かける。

ああ、こんな本もあったんですね。

ジョージ・ガモフさんの本
ガモフ全集第13巻「わが世界線＝ガモフ自伝」1971年
原題「My World Line: An Informal Autobiography」1970年

世界線という概念に関連して、ANONYMOUS;CODE(アノニマスコード)では世界層なる概念も導入される。

これは「世界層Bは世界層Aにおけるシミュレーションである」という関係で規定される世界区分だ。
作中では各世界層においてGAIAと呼ばれる地球シミュレータが地球自体をシミュレートすることで、
無数の世界層が入れ子構造を成す。そして上位の世界層は下位の世界層に対して自由に介入できるが、
下位の世界層からは上位の世界層には介入できないという特徴を持つ(介入できるシステムを作ることも
技術的には出来そうだし、そういう話が出てくる可能性はあるけど、通常は介入させないだろう)。

ちなみに、世界層の概念は、シミュレーション仮説という哲学や物理学における仮説とも関連している。

世界線と世界層は独立した概念で、世界線が世界の横の広がりだとすると、世界層は縦の広がりと言える。
例えば、多数の世界線からなるシュタゲの世界は、アノニマスコードの世界からすれば下位にある1つの
世界層にすぎない。オカルティック・ナインも、アノニマスコードと同じ世界層の過去の話なので、登場キャラは
「お前、『シュタゲ』やった？」なんて会話をする。

シュタゲのアニメだけ見て、まゆりが死ぬ世界は解決してないじゃんとずっと思ってたけど、パラレルじゃないから問題ないのか
でもあの解決方法はなんかすっきりしないなと思ってしまう
どうにかあの世界線で解決してほしかった
紅莉栖はできたのに、まゆりは出来ないという事はないだろう

α世界線に留まっていても先は暗黒の未来なんだがな・・・
どちらにしろシュタゲ０みたいな最後を迎えそう

>>75
あの世界線での解決は基本的には無理だね。まゆりの死が収束に組み込まれてしまってるから。
紅莉栖の時みたいにリーディングシュタイナー持ちの観測を変えてやることは不可能じゃないだろうけど、結局あれもβ世界線からSG世界線に変えてるわけだから、あの世界線で解決したわけじゃないし。
世界線をαから変えずにまゆりを生き残らせるのも絶対にできないわけではないんだろうけど、α世界線である以上未来はディストピア確定。
だからα世界線のままで平和を勝ち取るには一度ディストピアにさせた後、鈴羽を過去に送ったうえで改めて未来を変える必要がある。
まあ、その場合はオカリンとクリスとダルは事実上でも死んでなきゃいけないんだけど。

鈴羽が未来から来ない未来にできれば未来改変はできるけど、その場合はたぶんフェノグラムとか見る限りαやβじゃない世界線に変わっちゃうね。

通常の時間の流れだと過去が原因で未来が結果になるけど、時間に干渉できてしまうと未来が原因で過去が結果になってしまう。
結果が過去にある以上未来の原因を作らなければ辻褄が合わない
これが収束で良いんだよね？
本来は収束なんて観測する手段がないんだから収束現象は時間に干渉したという原因が収束という結果に導かれただけなんだよね多分

>>78
そうなるね。
シュタインズゲート世界線に収束がないのもタイムマシンが存在し得ない(もしくは未来ガジェット研究所の個人所有しかない)から。
シュタインズゲート世界線以外のアトラクタフィールドはほぼ全ての世界線がタイムマシンの存在が前提で成り立ってるからね(だーりん世界線もディストピアや世界大戦に繋がってないだけで例外じゃない)。

というか、α世界線で世界をだましてまゆりの死を回避するの基本的には無理か。
あの世界線だと岡部が騙された時点でタイムリープしてなかったことにするだろうし、紅莉栖のやり方は未来へ行けるタイムマシンがなきゃ無理だし……。

やるとしたらフェノグラムみたいな感じなら可能かな……？

＞世界線は無限に存在するが、世界はただひとつの世界線に必ず収束しており、別の世界が同時に存在することはない。
この原理を壊しちゃったのがブレイブルーで起こった確率事象ことコンティニュアムシフトかな
どうしてかと言うと、確率事象は用語集では｢世界がもつ、あらゆる可能性・起こりうる未来のこと。｣と説明されてる
つまり、上で説明されてる「ただひとつの世界線」すらパラレルワールド扱いになってしまいどの未来が起こるか分からない状態になっちゃったから
観測できる者からしてみれば別の世界が同時に存在するようになってしまった
ドラえもんでいうなら、セワシ君が生まれる事もパラレルワールド扱いになりセワシ君が生まれなかった世界も現れてしまった感じ
シュタゲならまゆりの死が相当する

一言で言うなら、確率事象が発生している間は一つの世界線に収束する（言葉変えると運命とか）という概念が無くなっていると思ってもらえばいいよ

シュタゲが使い始めた用法みたく描かれてるが英WikiのWorld lines in literatureの所見た感じでは向こうで既にそういう使われ方していた？

シュタインズゲートで世界線設定が出てからコメントとかでも使われだしたけどホントうざいわ。
シュタゲでいうところの「世界線」てこのゲーム用の造語なのに並行世界系の作品となると必ず出てくる世界線厨がホントうっとうしい。

現実の世界線の意味とシュタゲのゲーム内でしか通用しない「世界線」の設定がごっちゃになって誤解したままドヤ顔でSFマニア語るのだけは止めてほしいわ・・・

>>83
まったくだ

単純に打ちやすいから使いやすいんだろうね世界線
パラレルワールドは長すぎるし並行世界もちょっと長い
オタの間でイラストレーターという言葉が廃れて絵師って言葉が流行った流れと一緒

>>83
しゃあない、そもそもシュタゲ以前にジョン・タイターが世界線をパラレルワールドの意味合いで使ったのが悪いことになるし

というか、記事にもシュタゲの元ネタとしてジョン・タイターについて触れるべきとも思った。

世界線理論を採用してる作品ならともかく
明らかに他の理屈で成り立ってる作品でまで世界線世界線言いだすのは勘弁してほしい

シュタゲ0のアニメが始まったからβ外伝3部作を読み返してたけど、西暦2000年は全ての世界線が一つに収束する年なんだな
つまり結果は違えど2000年問題はあらゆる世界線で必ず起こるイベントって事か

∀ガンダムの「黒歴史」と同じで、いったん大規模に広まったワードを今更押さえつけようとしても仕方がない

>>88
2000年問題が起きない世界線もある(シュタインズ・ゲート世界線がその一つ)。
ただ起きなかったという事実自体が影響を与えている世界線もあるから、2000年に起きた事象があらゆる因果に干渉しているとされている。