ニコニコ大百科

文中にも書いているけど、

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「Logistics cannot win a war, but its absence or inadequacy can cause defeat.」
(意訳:ロジスティクスだけじゃ戦争は勝てない。しかし、欠如、あるいは不適当なやり方は敗北をもたらす)
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ここに要約されているのよ。兵站だけじゃ戦争には勝てない。
でも適当にやってると敗北するよ、ということ。

ただ、「兵站」の文字があまりにも広範囲すぎて、マジックワードになってしまっているところはある。
「兵站っていえば通ぶれる」みたいな。実際はそうじゃないのにね。

>>90
まあ、それに近い事言ったことあるんだよねぇ
「WW2で大和とか使えない戦艦作らないで護衛駆逐艦とか作ってりゃよかったんだ！」とか言ってた奴に「んじゃ、太平洋艦隊主力がグアム・フィリピンあたりから南シナ海に進出したらどうするんだ?」と。
答えは「護衛駆逐艦の酸素魚雷で倒せばいい」って帰って来ました・・・
本末転倒ですがな・・・

>>91
銀河英雄伝説あたりにかぶれると訳も無くまさにマジックワードとして「ﾍｲﾀﾝｶﾞｰ」って言い出すよね

>>92
＞銀河英雄伝説あたりにかぶれると
ｻｰｾﾝ

小学生の頃、夕方放送されたので
補給線寸断→いままで仲良かった帝国の農民と同盟軍人が殺し合いの映像がトラウマになってしまってな……

>>91がまさに正鵠を得ている

もしかして夕撃のおっちゃん？

弾薬や燃料の無い戦車に意味は無い。
燃料や弾薬があっても何をすれば良いのか目的の無い戦車にも意味は無い。
目的があってもその目的が今後どう活かされるのかビジョンの無い作戦にも意味は無い。

こう言う事でおｋ？

兵站ばかりが重要視されることに不満が多いようだが、
兵站が軽視されると、結局最も困るのは現場の人間じゃないの？

読み仮名振ってなかったので、一旦コピペしてから検索して読みを覚えたオレ。

>>92
何のための海軍基地航空隊なんだろう…
航続距離微妙だけど一定の圧力は掛けられそう、と言ってもフィリピンまでが限界だな。
当時の日本の兵站線分からんからこれが自分の知識の限界。

まあ駆逐艦はワークホースだから一部を抽出して使うってのは悪く無いとは思うが。

>>98
んー、敵空母が居て（太平洋艦隊主力と言う事は勿論空母も居るわけで）直援機ぶんぶん飛ばしてる所に遠路はるばる基地の攻撃隊が五月雨式に攻撃を仕掛けて基地攻撃隊が平気だとでも?
豆鉄砲と艦隊駆逐艦とは比べ物にならないお粗末な雷撃能力しかない護衛駆逐艦で戦艦と戦うのは無謀で無いと?

そもそも兵站を重視するなら組織経戦能力としての人員力にも着目すべきなのに訓練された人員をほぼ特攻と変わらない護衛駆逐艦での無謀な戦闘で消耗すると言うのは兵站重視と言うお題目から外れてると言う意味で本末転倒って書いたのよ

>>96
兵站ばかり強調して正面装備に目を向けないのも現場の人間としては困ると思うけどね
予算は有限なのだから予算内でバランスの取れた軍備をするべきなのに、何も考えずに「ﾍｲﾀﾝｶﾞｰ」「ﾍｲﾀﾝｺｿｶﾞｰ」「ﾍｲﾀﾝﾉﾐｶﾞｰ」って言ってる人間にうんざりしてカキコしてみたわけ
「兵站」の項で多少荒れそうな極論的なことを書いて申し訳なかったけどその「兵站」は本当に必要なのか？「兵站」と「戦闘」についてもう一度考えてもらえたら嬉しい
お粗末な長文投稿してすまんかった

>>99
戦艦は作らないといったが空母を作らないとは言っていない!
何で護衛駆逐艦を戦わすのかは俺もわからん

>>96
…そ、そうか、読み仮名忘れてました。 追加しておきますね。

>>99
どういう戦力状況と戦況にもよるかもしれないけれど、
大和と武蔵の代わりに…というのはわからないわけでもない。
(まぁ、実際あの当時の立場で考えるとどうしても数を質で
圧倒しないといけないという強迫観念があったしねぇ)
たしか反省会かどこかで旧軍の誰かが、フィリピンを占領せず
包囲することによりアメリカ海軍主力の侵攻ルートを限定させ
艦隊決戦が…という案があったけど、それは日本にとっての
都合の良いアイデアでしかないしねぇ。

決戦を強要する、というのは日本海海戦の夢再びだったけど
あれが成立するのは中々条件が揃わないとねぇ。

ただ、主力相手に駆逐艦を突っ込ませる気にはならないよねぇ。

>>100
日本は戦艦ばっかり作ってたって言われるけど、最後に作ったのは太平洋戦争が始まる前、つまり大艦巨砲主義がまだ幅を利かせてた頃だって言うね
そして空母を作る余裕がなかったから航空戦艦なんていうものが出来あがってしまったわけで

こんなに勉強になる記事はひさしぶりだよ。
記事主さん、ありがとう

なんだかんだ全部読んだけど外資系ネット販売サイトの例を出されて何もかも納得してしまった

関連項目：高度の柔軟性を維持しつつ臨機応変に

『日本軍が兵站で失敗→日本軍は兵站を軽視していた』
って論理ホントよく見かけるけど、結局これも一種の精神論だよな。
失敗の原因を「軽視した」っていう精神的なもので終わらせてしまうから、次の対処が「重視する」で終わる。

本当はそれなりに重視していたにも関わらず失敗しているからこそ問題は深刻だし、分析して次に生かす必要もあるのに。

最近、旧日本軍を美化しようとする輩が増えてきている気がするが、はっきり言って、法学、世界規模での歴史学、政治学、地政学、人類学、心理学などを専攻して思ったのは、やっぱり旧日本軍がなあなあだったのは間違いなかったということ

>>107
（何年学生やってるんだろ、この人？）

うんまぁ、旧日本陸海軍だけじゃないよのよ、gdgdだったのは。

明治維新から日露戦争まで元勲あたりがまだ多数いたころは良かったのよ。皆、ある程度国力とか色々と踏まえていたし、それぞれお互いを尊重していたから。明治天皇にしても、元勲にしても、陸海軍にしても、内閣にしても。

でも、日露戦争以後、元勲たちが少なくなってくるとあの意思決定システムと政治、軍事様々なものが破綻した。
だから、あれは旧軍が悪い、っていうファンタジーに逃げちゃだめ。日本の国力もちゃんと踏まえないといけないしね。

>>108
教職課程取ると余分に単位取らないといけないから、心理的専攻で社会科の教職課程取ったらそんな感じになる。全部『専攻』だとすると、おかしなことになるけど。
　小説版パトレイバーでもちょっとこの話が出てきて面白かった

ただの単位取得と専攻じゃ意味が全く違うしなぁ。他学科聴講は楽しいけど専門ではないよね。

しかし、地政学の講義とか受けられるなら受けてみたい。

詳しい人が書いたんだろうけど密度的にブログでやれと言わざるをえない

凄く納得した
宅配の箱が無駄にでかいのも意味があったんだな
記事主乙

>>112
これが「何を見ても反対する人」の実例か。

アンサイクロが例によって某ヒーローを具体例にして兵站の記事を書いてるんだけど、笑いたいんだけど泣きたくなる記事だった

>>13
その理屈でいくと近代以前に国外に万単位の軍隊を派兵した
作戦はすべて無謀ということになるな。

ほんの一握りの優秀な指揮官や計画が有ればどうにかなるという話では間違いなくないからな
補給や輸送に目を～とかいうのも局限的な視野のロマンティックな価値観で捉えているに過ぎん

兵站という当然の前提を理解？しながらも、その結論は「前大戦は○○に先見の明が有れば～」的な英雄的咀嚼で大抵終わってることの多いこと多いこと
正直、小手先のリーダーシップやアイデアなんかより目の前の伝票を正確に早く大量に打ってくれる方がよっぽど貢献できるんよ

>>117
現場の人たちがどれだけ処理しようとしても、やっぱり限界はあって、全体としての"システム"がどれだけ洗練されているかって問題もあるので、そうとばかりはいえない面もある。

たとえばトヨタの"カイゼン"アプローチはミニマムな部分の最適化に有効だけど、全体としての最適化ではないですよね、という指摘もある。TOC(制約条件の理論)もあるんだけどね。

結局は必要性に迫られないとシステム全体は改善されないし、改善できないシステムは淘汰されるのはいかなる状況でも変わらないんだろうな、と。
そして、システムを改善出来るのはトップダウンかボトムアップかという問題もつきまとう。

兵站をミニマムで語ると問題がぼやけると過去なんどか掲示板でも指摘があるけど、本当に難しい。それは社会全体とかもっと大きなシステムの構築論にもつながるしねー。

うーん、英雄的咀嚼で言えばやっぱり銀英伝あたりの影響が大きすぎると思うんだよなぁ

連戦連勝で前線広げても兵站が疎かになって後方と前線の間がお留守→それを敵も狙って謀ってるかもしれない
一歩一歩着実に、でも相手もその間に力をつけてしまう…何とも難しいね