ニコニコ大百科

>>115
宇宙戦艦ヤマトの地球連邦はどうなんだ？

ガンダムの地球連邦って腐敗してる腐敗してる言う割に、やってることの悪辣さはジオン公国の方が遥かに上っていうね

ガンダムの連邦で純粋な政治家ってあんま話の表には出てこないよね
UCとか漫画でちらほらでるけど
リカルド・マーセナス：U.C.00 初代連邦首相
ジャミトフ・ハイマン：U.C.87 連邦議会議員(現役軍人、ティターンズ総帥兼務)
ブレックス・フォーラ：U.C.87 連邦議会議員(現役軍人、エゥーゴ代表兼務)
ゴップ：U.C.90　連邦議会議長
オクスナー・クリフ：U.C.90　首相補佐官
ジョン・バウアー：U.C.94~96　国防族議員、ロンド・ベル創設者、移民問題評議会メンバー
アデナウアー・パラヤ：U.C.94　参謀次官(これって軍人の役職？文民？)
ローナン・マーセナス：U.C.96　移民問題評議会議長

まだ居たっけ？

>>118
独立主義者や分離主義者を左翼だって非難する輩がよくいるけど
一方同じ口でグローバル化を非難する奴らは一体なんなんだろうね

地球連邦って究極のグローバリズムだし、それすなわち自国（日本人なら日本）が国家としては地球上から消滅し
その国や民族の歴史や伝統が断たれるってことなんだから、民族主義者やナショナリストほど反抗しそうなもんなんだけど
ZZでのアフリカ戦線や青の部隊はこの部分がちゃんと描かれてたんだよね
実はスペースノイドだけじゃなくて地球上にも民族派独立運動組織の分離主義者が活動してて
アースノイドにも独立紛争はあるんだよと

>>119
亀レスだが、
銀英伝は地球連邦じゃなくて、地球統一政府(グローバル・ガバメント)。
>ぐう畜
ま、まあ植民星からの搾取とか、ラグラン市事件含むシリウス戦役での虐殺とかは言い逃れ出来ないけど、
一応、90年戦争の収拾とか、人類初の太陽系外進出成功とか、良いこともそれなりにやってるから……
2129年〜2704年の575年間と、銀英伝世界の勢力としては何気に最長の統治期間だったりするのも、それなりに統治が上手く回ってたからだろうし

人によって差が出る「連邦観」
福井のUCでは、グラーブ事件などのように末端が暴走してコロニーごと虐殺したりそれを隠蔽するなどかなり悪辣に描写
今西のイグルーではチンピラ、荒くれ者
連邦を悪辣に描く方が宇宙世紀ものの外伝ではメインストリームらしい
一応本編シリーズでは主人公側の組織なのに皆そんなに嫌いか…
珍しいところで、Ark performanceはゴップやオクスナーなど切れ者政治家を迫力たっぷりに描いている
なんと言っても総人口の半数が死んでる中で統一政府という体を維持し、内乱しながらも一定の復興を成し遂げてるんだから、もっと評価されていい

グローブね、失敬

>>126
安彦良和氏なんかは、究極的には全体主義国家に過ぎないジオンが何故あそこまで人気を集めてるのか分からないし、腐っても議会政治が機能している連邦の方がジオンより遥かにマシ、と公言してるよね。

氏の政治的なスタンスからするとまあそうなるわな、とは思う。

まぁある程度連邦が悪くねぇと「なんでこいつらジークジオンとか言ってんの？」になりかねねぇし。

個人的にはソ連臭のする連邦上層部＋世紀末モヒカン一歩手前の連邦兵ってのも割と好きだけど。

少なくとも、富野自身は連邦上層部を腐敗していているとはしても無能にしているかというとそうでもないんだよな

ＺＺのホワイト将軍ですら、政治判断としてはそれほど突飛な話じゃないし

50億殺してその後も何度も大量虐殺や破壊行為をした
ジオンが正義扱いされているのはある意味狂気過ぎると思う

冒頭でさらっと流すし、劇中でも殊更言わないから印象に残りづらいけど、地球を人ごと耕しただけじゃなくてスペースノイドの大半も殺してるからな
サイド３以外で被害受けてない奴は世界中探してもほぼいないだろうし、激怒した復讐鬼みたいな連邦軍人たくさんいそうだが、どいつもこいつも妙に覚めてるというか、不思議とやる気なさげなんだよねｗ
理解を示してる奴さえいるし、あの世界の人間はすでにニュータイプになっているのではなかろうか･･････

ロンド・ベルに嫌がらせはしたけれど連邦軍は巨大官僚組織としてはアムロをかなり高く評価してると思う
士官学校卒でない上にMS関連以外は何の役にも立たない一パイロットが大尉というそれなりに高い階級で、しかも指揮官のブライトさんにとっても使いやすい分相応の地位にちゃんと就いているのだ

>>132
例えば何かしらの超兵器で四国丸ごと脱出の暇もなく滅ぼしたら生き残りの四国人（≒復讐を考えそうな人間）は一体どれぐらいになるだろうか？って考えるとコロニーがいくら壊滅しようが生き残りにとっては他人事だった可能性もある。

被害を受けた奴は文字通り一族郎党全員死んでいて「奇跡的にほとんど被害を受けなかった地区」の人間しか生き残ってないんじゃなかろうか？


あとオーストラリアに関してはコロニーの落ちた地での小説版で地元民とジオン軍との関係が描かれていたような。

>>132
それよく言われるけどジオンが攻撃したスペースコロニーはサイド1、2、4、5と全て連邦国籍側のコロニーだからね一応

だから開戦早々サイド6は「中立」を表明してて、連邦側からの事実上の離脱を宣言した
そのおかげでサイド6はジオンの攻撃から身を守ることに成功してて、ジオンが毒ガスとコロニー落としで虐殺したコロニーは
サイド6とは違って全て連邦側からの離脱を表明しなかったコロニー群

つまりジオンにとっちゃ連邦側の領土で連邦側の国民が住んでるコロニーだから
連邦の国力に打撃を与えるためには連邦の国力を支えてるコロニーの工業力と国民生産力を削ぐ必要もあるので
戦略的にも攻撃する正当な意味と理由はある
コロニーの連中がせっせと働いて植民地民として連邦に金と物資を貢いでるわけで
（実際のちにサイド7や中立のはずのサイド6を隠れ蓑に連邦はMSを作っていたわけで）
ジオン側につくとか中立を表明してたら手を出さなかっただろうが

連邦についたコロニーを攻撃するのは当たり前ではあるな
選ばれたジオン国民こそが管理運営すべきと言う旗印だし
いつの間にかスペースノイド全体の為見たいになったけど(最初の理念に戻ったとも言うかな)
スペースノイドVSアースノイドじゃなくてジオンVS連邦の構図だし

>>135
毒ガスに関しては例え敵対コロニーだろうが攻撃するのに正当な理由あろうが宇宙世紀では許されざる行為ぽいけどな
アサクラがシーマ達に全て押し付けたり、シーマ達をアクシズが拒否したのを見た感じ

あとコロニーって「生産、整備設備の揃った軍事拠点」になりうるわけだから拠点潰しって意味でも破壊するのは合理的だよね。
それを一番よくわかってるのはジオン軍だと思うんだ。

それと極端な話ジオンが人道主義掲げていても連邦軍がコロニーに引きこもって戦ってたら撤退するかコロニーもろとも艦砲射撃するか、って状況になり得るんじゃなかろうか。

実際なんか滅茶苦茶コロニーの近くで戦ってません？そらコロニー壊れますわ。

軍事的合理性から見れば正しい判断だけど、人道的な観点から見れば間違った判断だった。まぁ、その為に大量虐殺される側からすればふざけんなって話だけど。

まぁ毒ガス作戦とコロニー落としなんかは正しい判断とは言えないだろうけどね。

無傷で手に入れたなら味方にすべきだった。

>>138
>それと極端な話ジオンが人道主義掲げていても連邦軍がコロニーに引きこもって戦ってたら撤退するかコロニーもろとも艦砲射撃するか、って状況になり得るんじゃなかろうか。
それこそ自分達の行為の正当化に使えるんじゃないの、｢我々は正面から戦ってるが連邦はコロニーを盾にする｣と言う感じに
MSの関係でコロニー内での戦闘は有利だろうし、連邦が焦って砲撃してコロニー破壊すれば味方のコロニーすら破壊する連邦の図式になる

うまくコロニー内の住民に支持を得たなら丸々軍事拠点を得る、地球上では結構地元民と癒着と言うか友好関係築こうとしてた面もあるんだし

話変わるけど、ジオンがガルマ国葬演説を世界に垂れ流してるシーンでさ。
子供の頃はあのホワイトベース艦内の微妙な空気がわかんなかったわけよ。ちょっと大きくなるとオタク的にギレンかっけーみたいな観方になって、さらに時が経った今になってわかるのは、そらあんなん見せられたら普通引くよなあ、ていう当たり前のことで。
連邦の市民意識が現代の民主社会の延長にあるのが良く分かるシーンだなと思う。

そこで声あげて怒っちゃう当時のブライトさんが真面目でまだ肩肘張ってる若者なんだなというのも良く分かる。

ギレンは、デギンから「ヒトラーの尻尾」と比喩されるぐらいに旧時代の独裁者の生き写しのような男な訳だから、その異質さもあってああいう反応だったんじゃないかな。

幕末もそうだけど、老朽化した組織に
反発するという活動家の美学にばかり
酔ってしまい、本質的に彼らが
その組織よりもダメな行動取っている
という点に目がいかない人って多いよね

本編とか０８、００８３あたりの上層部ぐらいだとまあそんなもんかなって感じなんだけどね
事なかれ主義の官僚主義だけど本気で自分たちに火の粉が飛んできそうな場合のみ全力対処
逆シャアの時は読み切れなかったからZZ以降大分力落ちてるっぽいけど

>>145
ＺＺの上層部はやばい
地球の人口減らすためにコロニー落とし黙認するような連中

一年戦争前後の地球連邦sageって初代が勧善懲悪ものじゃないかと言われることへの反発に近いよね
実際初代とZはほぼ勧善懲悪ものだし

何て言うか描き方が足りなかったんじゃないかなあ、、、

ジオンが億単位で虐殺する傍ら、連邦の搾取と圧政のせいで苦しむ哀れなスペースノイド達…
かつての敗戦国民や貧困層が優先的に過酷な宇宙に追い出される悲劇…
例えば現実の敗戦国である日本とドイツが常任理事国とか国連の一方的決定で月に住まわせられるとしたら？
さんざん謝罪や賠償したのに母星まで追い出されるのかよ！という屈辱をスペースノイドは味わったんじゃないか？
宇宙って放射線とかスペースデブリとか大丈夫なの？酸素とか食糧とか大丈夫なのか？俺達は実験台か？
といった不安や混乱を申し立てたが聞き入れて貰えず強引にシャトルに乗せられてコロニー行き…
着いたら着いたでコロニーへの大量居住のノウハウが無いからトライ＆エラーの繰り返しで死亡事故も頻発…
やっとの事で生活を安定させたがいくら働いても給料は殆ど地球の奴らに吸い取られちまう…
人心は荒廃し失業と犯罪が増加し国民の心はいつも暗く沈んだまま…
そこに颯爽と現れた救済思想ジオニズム！スペースノイドは正しい！俺達は正しい！連邦はゴミ！よし戦争だ！！

↑こういうのを丁寧に描いてくれればもっとスペースノイドやジオンに同情出来たんだが、
スペースノイド側の苦難の描写や連邦の弾圧による具体的被害者数が提示されてないせいでジオンに同情しづらい
UCでは確かにそういう部分が結構描かれてたから連邦ジオン双方に共感出来てまあまあ良かった

>>147
戦争の相対的正義が云々と良く語られるけどジオンははっきり悪として扱われてるよね1stは。
じゃあ連邦がいいもんかったらこっちはこっちで別にイデオロギーなんてものは無くてお役所仕事として対処してますってだけの組織なので勧善て話でもやっぱりないと思うんだけども。

>>148
連邦腕っこきのテクノクラートであるテムが息子に見せてやりたいってｶｰﾁｬﾝ置いてけぼりにしてでも連れてくんだから、コロニー移住は棄民ばかりでもないと思うんだよな。実際環境や暮らし向きが悪いようにも見えないし。
一年戦争前後はまだ人類領域の最前線っていう高揚もあったろうと思う。

正直な所描写された中では生活水準は月・コロニー＞地球