ニコニコ大百科

ぶっちゃけ悪役にしたくてたまらないのだろうが描き方が適当過ぎてねぇ…
ジオン万歳！連邦はクソ！ガンダムだけはとにかく主人公で最強！
こんなんばっかでリアル(笑)ロボットとかねぇ…

富野の作ったガンダム作品における地球連邦と
非富野の地球連邦は実は全く違う組織って事が作品見てると分かる

富野の地球連邦はぶっちゃけちゃうと「現在の日本政府そのもの」なんだよな
マヌケでアホで腐った官僚主義のダメな奴らという
CCAの地球連邦はまず真っ先にシャアに隕石落とされる
アムロ「情報は入ってたはずだ 何やってたんだ」
ブライト「知ってた奴らは(他の連中に教えずに自分達だけ)真っ先に逃げ出したさ」
アムロ「シャアにやられるわけだ...」

しかもその後、隕石を落としたシャアがもう隕石落とさないので隕石売ってくれと言ったらそれに応じてしまう(脳みそ腐ってんの？)
交渉にやってきたシャアの艦隊が話より一隻多く明らかに様子がおかしいと騒ぐ軍人達に対して
「シャアは正直なんだよ」なんてほざくクェスパパ
...もちろんその艦隊は騙し討ちをしかけてボコボコにされる地球連邦軍
クェスパパ「なんで逃げない！？」
連邦軍の指揮官「味方がやられてるでしょう！？」

んで挙句の果てにクェスパパは娘に殺害されるという...

と、富野ガンダムではとにかくマヌケでグダグダな集団として描かれたのが地球連邦(ていうか日本政府)
で、「こんな奴らが世を仕切ってるなんて世の中間違ってる 革命を起こしてやる」ってのがシャア(つーか富野)なわけよ
実際富野は「シャアには特に思い入れはないけど逆シャアのシャアには自分の思想をそのまま言わせた」って語ってるし
当然そんな思想を丸出しにしたらヤバいからそのシャアを敵役にしてるんだけどね
本作品のアムロがそんなシャアに反論として言う内容はただのアリバイにすぎない

一方、0083やUCで描かれる地球連邦は
「ゲスで極悪で宇宙移民をいじめる悪い奴ら」だ
モデルは...まあつまりアメリカ
0083やUCの地球連邦はマヌケどころかむしろ策士である
UCの地球連邦なんて終戦後に自軍兵士の鬱憤を晴らさせるためにジオンの街を１つ無茶苦茶にさせて
その後でこの街では暴動が発生したので鎮圧しました、と発表
なんていう 確かに腐敗はしてるんだけど腐敗の種類が違うというか
それもはや逆に有能じゃん？っていう

ここらへんのズレが、地球連邦という組織そのものに対する違和感というか よく分からない奴ら感を強くしてるんだろうな

富野ワールドにおける地球連邦のモデルはリアルの日本政府
マヌケでアホで腐った官僚主義のおマヌケ集団
こいつらじゃダメだ 革命おこしたる！というシャアに対して
お前ほど焦りすぎもしなきゃ人類に絶望もしない！と言うアムロ
ま、ぶっちゃけシャアの思想が富野の思想そのもので さすがにそんな思想を晒したらヤバいでしょって事で主人公のアムロに逆の事言わせてるだけなんだけど

で、富野以外の連中(今西や福井)の地球連邦はぶっちゃけアメリカそのもの
んでこういう連中はジオン軍に旧日本軍や旧ドイツ軍を重ねて
んでその正義のジオン軍が悪の地球連邦に対して戦う！というただの火葬戦記がやりたいだけ
今西や福井の地球連邦だと むしろこれアクシズ起こして革命すべきだろってなっちゃうよ
逆シャアはつまり引きこもりニートのダメ息子を家から叩きだそうとするシャアと
待てやりすぎだと止めようとするアムロの話なのに
富野ガンダム世界以外の地球連邦はニートのダメ息子どころかむしろ極悪ヤクザみたいじゃん？みたいな
確かにダメな事は同じだけどダメはダメでも意味が違いすぎるというか南極から北極かよっていうｗ

まあなんだ 要するに結局所詮他人が作ったものはどこまでいってもただの同人だよなって話だ
富野の宇宙世紀作品と非富野の宇宙世紀作品はよく似てるだけの別の世界の話として見るべき ぶっちゃけ

非富野が製作した宇宙世紀のOVA作品は(今西の0083やイグルーとかが特に顕著だけど)
結局戦争ゴッコがやりたいだけなんだよ
物量で攻めてくるモヒカンヒャッハーな地球連邦に正義の戦いをするジオン軍！っていうね
もっと言えば要するに火葬戦記がやりたいだけ
ジオン軍の皮をかぶった旧ドイツ軍&旧日本軍(要するに枢軸国のイメージ)と
地球連邦の皮をかぶったアメリカ軍が戦う話だから
松本零士のザ・コクピットかよっていうね

基本的に富野世界においては
悪いのはジオン軍側なんだけど でも地球連邦も地球連邦でダメダメでどうしようもねえなっていう
中韓、北朝鮮=ジオン軍 地球連邦=日本政府 っていう
敵に対してグダグダであーもう何やってんだ！って集団が富野の地球連邦なのよ

しつこいようだけど 結局同人は同人って事だな

ぶっちゃけ本当に平和だったのは20年くらいで、それ以後は大小関係なく戦乱多発。
んでU.C.0218年に完全崩壊。
国際機関としては長命だが、国家とすれば連邦政府は短命に終わったんだよなぁ。
例えるなら中国の明ぐらい。
更に言うとその明よりも戦乱が多いという……。

宇宙世紀をやると連邦は腐ったままなんだよな。
まともになっちまったら物語は終わっちまうが。

ヒトラーやスターリン並みの強烈な意志を持った指導者がいれば違ったんだろうなぁｗ

地球連邦に必要だったのは絶対的独裁者だったという皮肉。

そういう存在は主人公たちや敵側の内輪もめ等で勝手に死んで行ったからな
連邦内に生まれたティターンズですらジャミトフの暗殺や
シロッコの死亡更にコロニーレーザーで壊滅
それ倒したエゥーゴも有力な指導者失い連邦を牛耳るに至らず
労せずして連邦の安寧を得た代わりに改革などの必要性に迫られず緩やかな滅びを突き進む

これだけ後付設定にまみれてる作品なのに、地球連邦政府が具体的にどんな行政機構をしているのか・どういう政体なのかについてはほとんど設定が無いというのは本当に奇妙だと思う。一年戦争時の連邦政府首相すら名前が無いという。

レビルの死から何もかも狂った感があるよな
……ア・バオア・クーを乗り切ったとしてもジオン不利は動かないらしいし
ギレンってマジでとんでもないことをやらかしたんだな

>>249
敢えて書かない＆設定しない事で漫画や小説の作者が
自由に書かせてるんじゃないかな
政治形態を明確に設定するとそれに縛られるし

全裸の言うように明らかにすることは可能性を殺す行為にしかならない

サンライズ、バンナム、創通あたりが連邦の議席を占めてて議長は監督
首長が居ないから後付けや整合性はそのままうっちゃっている
富野の爺様を首長に据える度胸と金があれば4クールガンダムやれるんじゃないかなとか妄想する

妄想だけど、作中で連邦がやたら嫌われてるのは
そもそもでかすぎるんじゃないか
今の自国の政府がーみたいな不満の行き先も陰謀論みたいな奴のターゲットも全部連邦に行ってるんだろう、そりゃ嫌われるわ

連邦がぶっ倒れたら地球圏は共倒れなので嫌でも連邦に協力するってコロニーが大多数なんだから
ソイツらをもっと描写してほしい

連邦ってはっきり言って緩すぎるんだよな

連邦の腐敗って言い換えれば怠惰なわけで、こう言っちゃ何だがディストピア物でよくある国民（地球連邦のなら全人類）のあらゆる面を制御するぐらいガッチガチに束縛して支配するぐらい引き締めればどうにでもなっただろうに

地球全体を支配下に置いてることの優位性が全く発揮できていない

宇宙にいる人間しか反発してないの？

zで地上でも敵を作ってるとか言われてたけど地球にいる人や沢山の国家が軍隊支配に一つも反発してないのなら凄い

>>255
そんな面倒な事よりも、目の前の利益に飛び付きたい俗物が多いからこそのガンダムだぞ

>>256
そもそもガンダム世界は自由に対する価値がとても低い

普通は巨大だが自由が制限されている帝国に小さいが自由のある国家が挑んで結構いい勝負ができている、という構造だけどガンダム世界だと小さくて自由が制限されている国家の方が巨大で自由のある国家に戦いを挑んで優位に立てたりするんだから

ガンダム世界のイデオロギー価値は　ファシズム＞自由主義

地上でも分離主義者は居るし
アフリカ解放戦線とかカラバとか出てくるが
連邦自体や連邦構成国の政体がほとんど描かれないし
軍事的な抵抗以外は描写されてないだけであるかもしれない

マンハンターに対する抵抗と恐怖は無いわけはないだろうし

あいつらの怖さは物量だよな。
数の暴力っていうか。

危機感がどんどん薄くなってる感があるわ
まあ、連邦が危機感全開だと話が一瞬で終わってしまうんだけど
アクシズ落下の時とか、例の奇跡がなきゃ未曾有の大惨事だったぞ
それでもなんとかなっちゃうから、危機感がますます薄くなっていく悪循環

地球連邦にもNdQFrZSKFgみたいな本音は反自由主義者、反民主主義者で
独裁肯定論者のジャミトフとその支持者がいたから
ティターンズという運動と、クーデター未遂が起きてるわけで

でも、じゃあ自由主義・民主主義を捨てた独裁政治のジオン公国、コスモ・バビロニア帝国、
ザンスカール帝国とティターンズが勝てたか？と言ったら
結局、『内部からの不満が溜まる組織』は天下は取れないし、長くは保たないよ

世界中の現実の独裁政権がそうであったように、国内内部のレジスタンス運動や反独裁の反発を生んで内側からも瓦解する
地球連邦自体、全体主義的な締め付けを厳しくするたびに内部の不満が起きてエゥーゴが起きたり
内ゲバで衰弱して崩壊にも向かったんだし
人心もファシズム国家から離れて自由主義の民間レジスタンス組織
（マフティーやリガ・ミリティアやメタトロン）に移って逃げてしまう求心力喪失が起こる

なんか話しが違うと思うんだが

>>242-244
富野のファーストガンダムの時点で、連邦＝2次大戦中のアメリカ
ジオン＝枢軸国（ナチスと日本軍）のイメージは出来上がってるよ

例えばアムロの家に上がりこんでた不良連邦兵や、物売りのおばさんに金貨を投げて拾わせて笑ってたゲスな連邦兵は、
あきらかに占領軍のアメリカ兵のイメージだったし、ジオンも終盤『学徒動員』を行ってるし、
企画書じゃ『ジオン“皇”国』『デギン“皇”王』表記だったし
（さすがに皇王と皇国じゃストレートに天皇を連想させすぎてヤバい、って判断で皇の字を公表記に変えた）

ジオンがファンを惹きつけるのは、やはり『ナチスっぽさ』『日本軍っぽさ』が
ミリオタ的に感情移入させてしまうものがあるからだと思う
逆に、アメリカで1stガンダムがウケなかったのも、アメリカ人は枢軸国側に感情移入なんてできないから、だろうね（ネオナチもいるけど）
アクシズもそのまんま組織名が枢軸国の意味だし

あとは富野監督の、日本社会に対する怒りの反映は
地球連邦の官僚組織の腐敗ぶりが日本の社会を連想させる以外にも
ホワイトベースの置かれてる処遇にもあると思う

ホワイトベース側の、或る日突然若者が戦争に巻き込まれて
たらい回しにされて戦わされる環境、状況、って『徴兵』なんだよね
地球連邦そのものはアメリカ（連合軍）的でも、地球連邦の腐敗体質は日本の官僚社会を、
そしてホワイトベースと若者に対する無責任は、戦時中の徴兵を表現してる
ザンボット3でも、富野は一貫して『子供をロボットに乗せて戦わせる大人』を否定的に描いてた
これは『若者をゼロ戦に乗せて殺した大人』への怒りが監督にあるからだと思う
だからザンボット3の場合は最後に、『大人にも特攻させて責任を取らせた』
この結末は子供を戦わせたリガ・ミリティアの老人たちへの罰としても同じで、一貫してる
現実の日本では、若者に特攻させたのに自分は生き延びた大人がいた事への怒りなんだと思う

>>アメリカで1stガンダムがウケなかったのも、アメリカ人は枢軸国側に感情移入なんてできないから

逆にWがウケたのはオズ＝連合国側のイメージで感情移入できたからか？

>>266
アメリカ人は自分で独立を勝ち取った植民地民だから
植民地民がナチスと日本を連想させる枢軸国化して敗戦する1stガンダムよりも
植民地（コロニー）の民がガンダムで反抗して独立していくガンダムWの方が共感するんだと思う

ガンダムは銃・武器の象徴で、ヒイロたちガンダムパイロットは独立運動者の民兵の象徴で、
OZやロームフェラ財団が『ヨーロッパ』なのは、アメリカはイギリス（大英帝国）と戦争して独立した国だし
その時は味方だったフランスを含めて、常に欧州の貴族の支配に怯え、反抗し、
また退けてきたという歴史を持つから、欧州の貴族＝OZやロームフェラが悪役という設定も
リアルでコロニー（植民地）の民だったアメリカ人にとって、親近感が湧く設定だと思う

アムロみたいに状況に流されて戦っているのは徴兵的な日本人的なドラマで
ヒイロたちみたいに自分の主体性で貴族に反抗する植民地の民の方がアメリカ人的

>>265
あの物語の状況でその主張は筋が悪すぎるｗ
論理的にも情緒的にも賛同できない

まず地球連邦は攻められる側で、おまけにジオンは大量殺戮も平然とする連中だ
そんな連中に立ち向かっている状況で徴兵云々と言ってもお笑いぐさでしかない
ただし軍事を軽んじている現代日本的平和ボケを批判しているってならわかるけど

力で支配するなんて無理だよ。お金かかるよ。

一年戦争以降は基本「紛争」だからなぁ。
僕らがその紛争にそれほど興味がないのと同じじゃね？
中東の辺境にミサイルが落ちたからと言って嘆き悲しんだり、怒ったりするか？
ヨーロッパでそういうテロが起こっても基本「ふーん、ひどいなぁ」くらいの感想でしかないんじゃないか？
まあ、その紛争も放置してたらいずれとんでもないことになるけど、危機感は薄れるわな。