ニコニコ大百科

少女漫画にはスポ根とかの燃える物語や恋愛物でも女同士で取り合ったり
熱くなれる作品がたくさんあるはずなのに
最近は何か薄っぺらいイケメンしかいない
女の子が頑張るってのと細やかな心理描写が少女漫画の魅力だと思うんだけど…

そもそも最近の少女漫画は恋愛物に偏り過ぎな気がする
昔からそういう傾向はあったしいくら女性はそういうの好きな人が多いとはいえあまりに極端というか
昔の少女漫画はそんな詳しくないけど、セーラームーンとかふしぎ遊戯とかエースをねらえ、ガラスの仮面とバトルにファンタジーにスポ根と色んなジャンルがあったのに最近だと恋愛メインじゃないヒットってちはやぶるくらいしか印象にない

なかよしの記事がないのか・・・

>>90
「とりあえずジャンプ」みたいな形で雑誌を買っていく少年と違って、少女読者は特定作者の単行本だけを指名買いする傾向が強くなったという話は聞いた。
しかしその単行本は雑誌の売り上げに依存しているので、必然的に業界全体の体力が落ち込んだと。

>>91-92
しかし現実はますます「薄っぺらい恋愛物」の比率が高まっているんだよね。

白泉社の方針変更（2016～）が悲しい
http://sirospring.blog.fc2.com/blog-entry-2.html
変わる白泉社と、その理由と、道の険しさ
https://togetter.com/li/1147831

そしてそれが赤字転落していた白泉社を黒字に戻したと。

結局、業界を延命するには雑誌の売り上げを伸ばす他無かったわけで、
それはクオリティにうるさい古参の文学少女タイプをどうこうするよりも、暇潰し感覚で適当に手に取ってくれるギャルとかパリピ気質の子供を取り込んだ方が早いという事だったのではないか。

よくジャンプのお色気シーンが批判されるけど、そうした手段すら使えない少女漫画が取れるテコ入れの選択肢は実際限られる。本当にストーリーを重視する子供はとっくに他の媒体に流出してしまった。
ならば、特にこだわりの無い層向けの作品を粗製濫造するという手は言う程悪手では無かったのだと思う。その方がドラマ化とかもしやすいしね。
まあ男性オタクの多いネットではこれまで以上にバカにされまくるだろうけど、そもそもオタク向けにやってる商売じゃないって事でここは一つ。誇りじゃメシは食えないよ。

>>94
「薄っぺらい恋愛物」の比率が高まっているというが、昔のほうが恋愛物の比率は高くなかったか？
だからこそ、90～00年台は少女漫画に対して恋愛至上主義を批判する言説があったわけだし。

てか薄っぺらいと言うけど少女漫画ストーリーものとかすごい純粋につまらなくない？
それよりはまだテンプレ恋愛のがマシと思うけど

>>96
いやこの場合恋愛物としてもクオリティが低いって意味じゃないの？知らないけど。
あの頃は性表現でチキンレースやってたりして色々と濃い時代ではあったよね（遠い目）

>>97
そこまで言うならもう女性向けとか女性作家全体が無能って言った方が早いような・・・

>>98
きみのいう「性表現でチキンレースやってたりして色々と濃い時代」というのは、９０～００年代のあとの話だよ。
９０～００年代の少女漫画は、「何らかの問題や悩みを抱える女性」が「男性の目線を通して」「存在価値を認められる」作品が多かったと言われているんだよ。
それで、これをフェミニストから恋愛至上主義だと酷評されたり、「結局のところ男に依存している」とか「男に認められることを目標にしてる」とか叩かれたわけ。
つまり少女漫画のくせに、読者層として想定される女性の自立が描けていなかったという批判があったわけ。
その時代と比べると、今の少女漫画はそもそも恋愛をテーマにしていない作品もあるわけだし、恋愛至上主義の呪縛から抜け出せたのかなと思う。

ストーリー重視系の少女漫画家は青年誌やサブカル系雑誌に移行してるんじゃないかな
しかし少女漫画が恋愛路線に行き過ぎると乙女ゲー系や女性オタ向け漫画誌系
と被る所が困りものかも

性表現のチキンレースって風と木の詩とかの時代ですかね
ホモ、近親相姦、幼児虐待、売春、SM、シャブセックスと何でもありだったが

>>99>>101
いや確かに24年組は色々と革新的だったけど、今一般的に想像されてるのは新條まゆとかあの辺でしょ。
「頭がフットーしそうだよおっっ」で有名なすぎ恵美子『げっちゅー♥』も99ー03年の連載だ。

そもそも ID: 5DODvx9U1g の指摘はいわゆるPTA的な批判とフェミニスト的な批判を混同していて、そのせいで時系列もごっちゃになっているように見える。
まず日本ではフェミニストの力なんかたかが知れてる上、ゼロ年代初頭には「過激な性教育問題」が盛り上がっていて既にまともな論者ではないという風潮が出来上がっていた。

力を持っていたのは圧倒的にPTAの方で、ここには男性とか保守派も普通にいる以上男女関係のあり方なんて事をいちいち議論する事はあまりなかった。
ただエロいかエロくないかだけが争点（少年漫画ならここで汚いとか暴力的なんかの尺度も入ってくるが少女はほぼ無い）で、ここがゼロ年代半ば頃についにアウト判定出して有害図書にぶっ込むぞと言い始めた事でチキンレースに終止符が打たれる事となったというのが大まかな流れになってる。

>>99-100
でまあ、「自立か依存か」みたいな葛藤はたしかにあったんだけれども、このような環境であった以上、その解決は読者自身の選択と出版社や作者間の棲み分けによる所の方が圧倒的に大きかった。
その結果として白泉社は恋愛の比重が低く悪く言えばオタ臭いというポジションを確立してきたはずだったのだが、集英社出身の社長によって劣化マーガレットみたいにされようとしているというのが今の問題なわけ。

もちろん、この社長が男性であったという事とか、女オタク特有の棲み分けそのものへのこだわりも無関係ではないだろうけれども、それ以上に「外圧で変えられる」という経験自体が乏しいので余計に抵抗が強くなっていると思われる。白泉社はチキンレースにもあまり乗り気でなかっただけに尚更だろう。

これが日常的にありとあらゆる所から殴られてて、「ジャンプ流引き延ばし」みたいな編集の無茶振りにも慣れっこな男オタクにとっては何言ってだお前になっている。
故に抵抗しても迎合しても頭お花畑と見られるわけで、色々な意味で厳しい時代だよなあと。

だから「９０～００年代のあと（＝10年代）」こそが「そもそも恋愛をテーマにしていない作品」によって「恋愛至上主義の呪縛から抜け出せた」時代であり、
それは長続きせず再び恋愛至上主義に回帰していったと総括される事になるのだと思う。

ちなみに今期アニメ化もされた『クジラの子らは砂上に歌う』が秋田書店ボニータ連載で、ここがオタ系サブカル系少女漫画最後の砦という事になりそうだが、いかんせん存在感が・・・運営にもあんまり良い噂聞かないし。
男性向けは未だにチキンレース（と言うか最早タイムアタック）続けてる謎の隙間産業と化してるんだけど。

女性に都合の良すぎる展開ばっかりという意味では
男性向けエロ漫画と殆ど変わらないよね

恋愛がメインテーマなのばっかりなんだもの。そりゃ衰退もしますよ。

24年組など先人たちがもたらした革新的な作品や考え方は他ジャンルにも影響を与えたけど今の少女漫画にあるかと言われると無いの一言になる

良くも悪くも既に完成されちゃった所があるんだろうね少女漫画は
別に恋愛物ばかりでも一定の需要があるならそれで十分やっていけるわけだし

>>106
でも恋愛をメインに据えなかったらもっと売れないと数字に出ちゃってるわけで・・・

>>105
女性しかターゲットにしてない以上女性に都合が良くなるのは当たり前。
その内容がテンプレ化とマンネリ化が進んで読者がデフレスパイラルしてんのが問題。
そういう意味で男性向けエロ漫画と同じ斜陽化を見せてしまっている。

恋愛一辺倒なせいで読者だけじゃなくて描き手が流出してるのも原因
恋愛以外の漫画なら少年レーベルの方が自由に描けるしアニメ化のチャンスが増えて何より売れる

それに男性はキャラを見て女性は関係性を見ると言うけど、結局色々なイケメンを取り揃えたキャラカタログは人気があるよね
でもそういう需要も少年漫画のバトルものやスポーツものに取られてる感じ

恋愛だけしか取り扱ってないと思ったらやっぱそんな漢字なんだな
あと背景とかいろいろ雑くない？

音楽も映画ドラマも小説も古今東西恋愛を取り扱ったものがかなり多いし（多分一番？）
恋愛物の需要って相当凄いんだろうしね、時折邪道的な物が話題になるけど結局
王道の逆張りやガワを変えただけくらいのものが多い、俺物語はその典型か
見た目をブ男に変えただけで中身は強くて優しい助けてくれる王子様、ヒロインは
そんな男の見た目がむしろ好きと言ってくれる女、設定が全く壁になっていなかった為
普通の恋愛物と大して変わらない、ビジュアルで話題獲得くらいの違いしかなかった
まあガチでおかしな恋愛物やっても需要はないだろうししょうがないけどね

男性向けだって最近は薄っぺらい恋愛ですらないエロとハーレムばかり流行ってるけどね
そういうのが売れる時代なんだよ

エロやハーレムしかない男向けってもオタ向けラノベやなろう系の話でしょ？
少年＆青年漫画全体で言えばバトルスポーツ職業物と多彩なジャンルがあるわけよ
少女漫画にはそういう多彩なジャンルが足りないんだよ
男も酷いとか最近はそういう時代とか懐古趣味な話は聞いてねえんだよ

ガチでおかしな恋愛物？原始人彼氏かな？
さばげぶっ!とかプリキュアとかここたまとか恋愛だけがメインじゃないのもあるだろ
バトルスポーツ職業物とかも悪い意味ではなく似た感じのも多い
王道の逆張りってなんか悪いのかねダークヒーロー物とか王道ヒーロー物の逆張りみたいな物だろでもそれはそれとして面白い作風
それなりに色々なジャンルはあるとは思うけどね、少年漫画だけでなく青年漫画まで含まれると一気に創刊されてる量が多くなりすぎるから少女漫画一つと対比させるには不適切には思うけど
後青年って男女両方を含むからな、青年誌のモーニングのショムニとかどちらかといえば女性向きだったと思うし

そうか…すまん確かにそういうのも少女漫画か…なんか最近似たような実写化少女漫画
の広告ばかり見てたからおかしくなってた、実写化はそういう恋愛物好き女性層
に特化してる事が多いから偏るわな

少女漫画というかレディコミというジャンルはあるな、職業物も働く女性的なのもあるかな
後妙に女性向けにはホラーが多いように思う（むしろ逆に男性向けにホラーが少ないのかもしれないが）
スポーツというか部活物だとちはやふるや青春エールなんて作品もあるな
夏目友人帳もあるし、異世界での仕事という点の赤髪の白雪姫もあるし動物のお医者さんというのもある
恋愛要素もあるけどでもそれって少年漫画とかにもヒロインとの恋愛って定番だしね

それと少年漫画と少女漫画って実際は割と範囲が狭いからな、どっちにも属さないどっちにも区分されないってのが数としては多い

夏目友人帳は少女漫画じゃないみたいな意見も見た事あるし（その人曰く男も楽しめるから少女漫画であるはずがないって事だったらしい）
少女漫画は恋愛物が多いじゃなくて、恋愛物だけが少女漫画みたいな先入観を持ってる人も居るんだろうな

少なくない女性がジャンプ読んでるのに何いってんですかねその人は…

>>113
そうは思わないな
少年誌トップのジャンプで最近当たったのがヒロアカ(バトル)、ネバラン(サスペンス&ファンタジー)、ストーン(SF)だし
少女漫画にも恋愛以外もそりゃあるけどその割合が少ないのは明らかなわけで
マガジンなんかは最近やけにラブコメ多いけどあそこは一時期デスゲームばっかとか言われてたし一時の流行りだろうな
あとエロは今に限らず常にある程度は手堅く売れる、ただそれでトップを取るのは非常に難しい