少年法
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ななしのよっしん
2017/08/15(火) 20:13:47 ID: psiN/Pk+4J
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http://h
akusyo1. moj.go.j p/jp/58/ nfm/imag es/full/ h7-2-1-1 -01.jpg
少年・若年者による一般刑法犯等 検挙人員・人口比の推移
まず上記の通り、90年からの2000年まで少年刑法犯が増減した事実の内情についてですが。
この90年(平成2年)から95年(平成7年)まで検挙数は5万人以上も減少し、96年(平成8年)から
98年(平成10年)の検挙数が増加していることにも理由があります。
95年に起きた地下鉄サリン事件の最中、狙撃事件により重傷を負った國松孝次警察庁長官の臨時として
警察の指揮を執り、後に長官となった関口祐弘警察庁次長(当時)は「少年事件の捜査を強化して
検挙の徹底を図るとともに、非行防止の世論を喚起して関係機関を巻き込む、戦略的な対策を推進する」
(『朝日新聞』1997年6月29日 朝刊 総合1)と1997年6月3日の全国警察少年担当課会議で
各都道府県警察に方針変更を命じました、即ちその内実は例えば「今まで窃盗・傷害扱いだった
万引きや置き引きの様な軽犯罪を『強盗罪』として認定するようになった」と
軽犯罪をより重く取り締まるという、事実上の厳罰化を警察独自に施行したのです。
https://www.npa. go.jp/ha kusyo/h0 7/h07s02 08.html
https://www.npa. go.jp/ha kusyo/h0 8/h08s02 08.html
https://www.npa. go.jp/ha kusyo/h0 9/h09s03 11.html
https://www.npa. go.jp/ha kusyo/h1 0/h10s03 11.html
この様に平成7年から10年の警察白書でも強盗の補導数だけが平成5年から9年までに千件以上も
増加しているのは法改定ではなく、警察の判断基準が変化した為に統計上の数値が変動しただけです。 -
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ななしのよっしん
2017/08/15(火) 20:15:41 ID: psiN/Pk+4J
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次にqYdX9MYz0Oさんから渡された宿題である少年刑法犯(殺人・強盗・放火・強姦・暴行・傷害・
窃盗・詐欺)が激増した後に減少に転じた80年代について凶悪犯罪(殺人・強盗・放火・強姦)を
篩にかけてより細分化して見てみましょう。
これについては統計を刑法犯のみに限定した私の落ち度もありますが、厳罰化が必要とされる
凶悪犯罪の統計と刑法犯全体の少年の総数を比較してみればよりわかりやすいと思います。
http://kangaeru. s59.xrea .com/tou kei.html #ninzuu 少年刑法犯の主要罪名別検挙人員
これを見ると、傷害・暴行・恐喝・横領、そして特に窃盗が数万件も増加しています。
一方で殺人や強盗・強姦・放火は若干の増減がある程度で80年代に限ればほぼ横ばい、
むしろそれより前の年代と比較すれば明らかに減っています。
これはどういうことかと言うと、一般刑法犯検挙人員世代を見ると内で14〜15歳の
年少少年という分類がちょうど80年代初頭から急激に増加している。
これと窃盗の検挙数激増を重ね合わせると、一般刑法犯の検挙数が年少少年による窃盗、
代表例として単純な物盗りや万引きで捕まったと考えられます。
これについては法社会学が専門の河合幹雄・桐蔭横浜大学法学部教授が
特別講演「青少年犯罪の今を考える」~安全神話崩壊のパラドックス~で述べられています。
http://www.niye. go.jp/ki kaku_hou koku/upl oad/proj ect/268/ 268_3.pd f 講演録
http://www.niye. go.jp/ki kaku_hou koku/upl oad/proj ect/268/ 268_19.p df 概略資料 -
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ななしのよっしん
2017/08/15(火) 20:19:23 ID: psiN/Pk+4J
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ななしのよっしん
2017/08/15(火) 20:23:40 ID: psiN/Pk+4J
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http://p
etit.lib .yamaguc hi-u.ac. jp/G0000 006y2j2/ file/197 93/20150 22409002 6/B06006 2000008. pdf
(承前)「青少年問題をめぐる虚実 〜忘れられた<進化>への問い」 以下、一部抜粋
>マクロの魔術1─プライミング効果によるラベルのすり替え
統計的データを読み慣れていない者にとって、文章による解説はデータの意味を理解する
唯一の導きの糸となる。したがって、「わかりやすい」「印象的な」ストーリー を最初に与えれば、
多くの人々はそれに従ってデータの意味を理解してしまう。批判的に検討する余地はほとんど生じない。
先の図1の前に提示された文章は、次のようなものであった。 「最近の少年非行の現状は、
少年人口の減少にもかかわらず、刑法犯少年の補導 人員が増加しているほか、その内容をみても、
凶悪化が進展するとともに、覚せい剤乱用の拡大や「遊ぶ金欲しさ」の性の逸脱行為が高水準で
推移するなど、急速に深刻化しており、戦後第4の上昇局面を迎えたということができる」
(警察庁 1998:3-2-1)。
このような文章を読んだ後で図1をみれば、当然、「主要刑法犯」少年の増加が、
凶悪犯や覚せい剤乱用、「遊ぶ金ほしさ」の性的逸脱の増加によるものと誤解することだろう。
たしかに、年間10~20万人もの少年が、こうした形で法を逸脱しているとなれば、
日本社会は大変深刻な事態を迎えているということになるかもしれない。
しかし、図1に挙げている「主要刑法犯」少年(14歳未満の触法少年を含まない) の大半を占めているのは
「凶悪犯」などではなく、「万引き」や「自転車盗」などの「窃盗犯」にほかならない。
1997年のケース(図3)でいえば、総数152,825人の うち、「万引き」、「自転車盗」、
「オートバイ盗」(いずれも「窃盗犯」に分類される)と、「占有離脱物横領」
(ここでは 「その他」に分類される)の4種からなる「初発型非行」が、74.5%を占めていた。
1977年以降の「窃盗」と「遺失物等横領(占有離脱物横領を含む)」を合わせた数をみても、
「刑法犯」全体の8割前後に及んでいる(図2点線)。 -
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ななしのよっしん
2017/08/15(火) 20:24:43 ID: psiN/Pk+4J
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ななしのよっしん
2017/08/15(火) 20:38:53 ID: qYdX9MYz0O
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ななしのよっしん
2017/08/17(木) 20:44:18 ID: psiN/Pk+4J
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ななしのよっしん
2017/08/17(木) 20:59:53 ID: lVwnr96JzS
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ななしのよっしん
2017/08/17(木) 21:21:06 ID: qYdX9MYz0O
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ななしのよっしん
2017/08/17(木) 21:40:12 ID: psiN/Pk+4J
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>>639
ですから、仮にその理屈ならあなたの方が先に誤謬を犯していますね。
「自分が述べたのは90年からの増加と2000年からの減少だから1980年代のこととは関係ない(>>613)」
とグラフ全体を俯瞰した上で厳罰化の正否を問うのでなく自説に都合の良い部分だけを
利用していますからね。基準は同じなのに80年代前後の少年刑法犯検挙人員の増減を加えずに、
厳罰化をした00年以降だけを取り上げて「厳罰化は有効だ」という極めて恣意的な論理展開をしている。
基準が変わっても比べることには正当性があるのでしょう?
先にそちらを訂正して「厳罰化は必要ない」とお認めになるのが筋です。
なお、80年代の少年刑法犯の著しい増減については>>632で解説しておりますので。 -
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ななしのよっしん
2017/08/17(木) 22:15:46 ID: qYdX9MYz0O
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ななしのよっしん
2017/08/18(金) 20:38:28 ID: tA5nM/W3x9
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ななしのよっしん
2017/08/18(金) 22:12:49 ID: qYdX9MYz0O
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ななしのよっしん
2017/08/19(土) 01:17:38 ID: 1E0Obpeaed
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>>642
アメリカじゃ少年法の適用年齢「引き上げ」とか、ゼロ・トレランスの見直しとかやってるな
厳罰化で軽微な逸脱(以前は譴責で済んだのが、集団教育プログラム編入など)とかも罰すると、学業の遅れから落ちこぼれ、非行ってルートが出来たりするしな
ないし、その種の強制教育の場所でガチな非行少年と出会って感化されたり、脅されて子分に、ってケースもあるし。これ、実は半年くらいの懲役って殆ど科されないのが同じ理由だったりする(刑務所の犯罪学校化)
海外廚みたいになるが、日本の場合、刑罰の緩和を説くと、お前は犯罪者に加担するのか的な罵倒が多いからな
実際、厳罰化の流れって、モニュメンタルな事件が起こると政治家が旗振って押し切る、って形が非常に多い。統計データの議論がされたのが『少年犯罪データベース』が出来てからくらいだし -
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ななしのよっしん
2017/08/22(火) 21:40:00 ID: qYdX9MYz0O
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ななしのよっしん
2017/08/23(水) 03:12:50 ID: KzrPLAgncA
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http://w
ww.moj.g o.jp/con tent/001 208852.p df
https://news.yah oo.co.jp /byline/ yanaihit ofumi/20 161115-0 0064334/
>法務省の犯罪白書では、「再犯率」の一種として、
>出所した受刑者のうち一定期間内に再入所する者の割合を
>「再入率」と呼び、出所後「2年以内再入率」「5年以内再入率」などを調査している。
>その結果、「再入率」は横ばいか漸減傾向だった。
これが俗にいう「再犯率」に近い調査結果である。
>法務省は「再入率」のさらなる低下を目標に掲げているが、刑事政策上重視されているのは「再入率」であって
>「再犯者率」ではないのである。 -
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ななしのよっしん
2017/08/23(水) 19:37:20 ID: qYdX9MYz0O
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ななしのよっしん
2017/08/23(水) 19:52:29 ID: jnJEhHrnkJ
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ななしのよっしん
2017/08/23(水) 23:09:47 ID: jnJEhHrnkJ
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ななしのよっしん
2017/08/23(水) 23:17:40 ID: 4e/mXYzs8A
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ななしのよっしん
2017/08/24(木) 22:38:30 ID: 9hjf6cP1Un
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ヤフコメ民の多くは被害者を餌にして自分の報復感情を満たすゲス野郎だからな
戦争の話をすれば太平洋戦争は大日本帝国は正義に基いて植民地を解放したとのたまい
児ポや嫌煙問題になればロリコンや嫌煙者は殺せだの牢獄に入れろだの無茶苦茶な事を言い
いじめの話をすれば十把一からげにいじめるがわが悪いと良い
そして犯罪や刑法の話になると犯罪者は死刑にしろだの拷問しろだののたまう
臭いものには蓋すれば全部おさまるとでも思ってんのかね?
どうして問題を先送りにしているだけだと気づかないのか
禁酒法やミーガン法、魔女狩り、数々の冤罪事件などなどから何も学んでいないのか?
そして全ての話題に共通することは対話することを放棄し相手を指弾するか揚げ足取りしかしない
こんな人間が日本のどこかに確かに生きていると思うだけでおぞましいよ -
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ななしのよっしん
2017/10/12(木) 05:11:18 ID: UpoCJCmSDj
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ななしのよっしん
2017/10/22(日) 21:53:23 ID: GeO1UIRXcB
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現行の少年法施行どころか、平成に入ってからだけでも、これだけの「元少年」の死刑が確定してるんだよね。
・1990年確定、永山則夫
1968年の「連続ピストル魔射殺事件」、犯行当時19歳。
最高裁で1983年、二審の無期懲役判決が破棄差し戻しとなった際、最高裁から死刑選択基準として「永山基準」が示された。
1997年、東京拘置所で死刑執行。
・2001年確定、関光彦
1992年の「市川一家4人殺人事件」、犯行当時19歳。
千葉県市川市で、ヤクザに要求された金目当てで一家4人を惨殺し、遺された少女を血の海の中で強姦した。
「少年なら死刑にはならない、せいぜい少年院行きだ」と勘違いしてたけど、結果は地裁→高裁→最高裁と、少年犯罪では珍しく、ストレートで一貫して死刑判決支持。
平成に発生した少年犯罪では初の死刑確定事件。2017年現在、東京拘置所収監中。再審請求中。
・2011年確定、小林正人・小森淳(→大倉淳→黒澤淳)、河渕匡由(→芳我匡由)
1994年の「木曽川・長良川連続リンチ殺人事件」。小林・小森は犯行当時19歳、河渕は当時18歳。
11日間に大阪・愛知・岐阜の3府県で、通りすがりの男性3人、不良仲間1人の、計4人をリンチして殺害した。
戦後日本では初めて、1件の少年犯罪で、複数人の犯行時少年の被告人に対し、死刑判決が確定した。この他、共犯者5人が有罪判決を受け、2人が少年院に送致された。
3人とも名古屋拘置所にいたが、小林は東京拘置所に移送済み。2017年現在、小林は東京拘置所に、小森・河渕は名古屋拘置所に収監中。3人全員が再審請求中。 -
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ななしのよっしん
2017/10/22(日) 21:56:40 ID: GeO1UIRXcB
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・2012年確定、福田孝行(→大月孝行)
1999年の「山口県光市母子殺害事件」、犯行当時18歳1か月。日本の歴代死刑囚では犯行当時最年少。
死刑判決を免れた際、知人への手紙で「7年でひょっこり地上に芽を出す」「シャバに出るときは究極完全体になって出たい。じゃないと2番目の犠牲者が出るかも」など、反省のない内容をつづったばかりか、被害者遺族をも「調子づいてる」などと侮辱した。
2006年に最高裁で無期懲役判決が破棄差戻になったが、そこから例の弁護団の「ドラえもんが何とかしてくれると思った」「強姦は復活の儀式」「ちょうちょ結びにしたら死んでしまった」など、確定判決曰く「荒唐無稽な」弁護内容。
2017年現在、広島拘置所収監中。再審請求中。
・2016年確定、千葉祐太郎
2010年の「石巻3人殺傷事件」、犯行当時18歳。裁判員裁判で初めて、少年に死刑判決が言い渡され、後に確定したケース。
少年犯罪では関光彦以来、地裁→高裁→最高裁と、ストレートで死刑判決が下された。
平成生まれ初の死刑囚。2017年現在、仙台拘置支所収監中。
>>651
太平洋戦争とか児童ポルノの話はまだわかるにしても、
「いじめの話をすれば十把一からげにいじめるがわが悪いと良い」…これは別に間違ってないとは思うけど?
たとえ相手に落ち度があったとしても、いじめという「犯罪」行為をしていい理由にはならないんだし。
まあ、ヤフコメ民こそその忌み嫌ってるはずの「いじめ」に走ってるやつがいるのも事実だが。 -
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ななしのよっしん
2017/10/25(水) 14:17:48 ID: 9hjf6cP1Un
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>>654
私が言いたいのはどの問題においても加害者側だけを一方的に悪いと見做し、鬱憤晴らしとばかりに過酷な罰を加えればどの問題も解決すると思っているということですよ
いじめ問題に関して言えばいじめられる側にも相応の理由があった時でもいじめる側にだけ処分して終わりにすれば解決すると言うこと。でも現実にはそんなことをしても溝は深まるだけだし、何よりも原因に気づかない本人はまたいじめられるだけ
だから本来ならばいじめのケース一つ一つについて双方について十分な検証を行った上で対処すべきなのに片方だけを責めれば終わりだというのはあまりにも浅はかだと言いたいんです。
まぁ確かにいじめる側が常に悪いのはその通りですが、反対側が絶対に何の落ち度も原因も無いケースばかりかといえばそうではないわけで -
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ななしのよっしん
2017/10/25(水) 20:52:05 ID: qYdX9MYz0O
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ななしのよっしん
2017/12/09(土) 21:01:10 ID: UpoCJCmSDj
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ななしのよっしん
2017/12/16(土) 19:41:13 ID: qYdX9MYz0O
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ななしのよっしん
2018/01/04(木) 12:59:55 ID: wGwKWNyB8O
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