ニコニコ大百科

無能でも暗愚でもないしむしろ能力は高いけどトップではなく参謀向きだった
それも参謀総長とかでなく一方面軍で重用される参謀とかそんなんがベストポジ
まあ英仏の介入を含んだ大内戦を回避したことは素直に現代日本人としちゃ有り難い事ではある
信じてついてった配下達は可哀想だが、その後の日本が欧米列強に対抗していく過程においては
退場してくれた方が正直都合よかったし・・・
合理的に考えてもう無理だと思ったらさっくり諦められる性格と知能を持っててくれて良かった

全部結果論だけどなｗ

大阪城脱出にあれこれ言われてるけど、慶喜の心理状態を考えれば当然なんだよなぁ

京へと向かった味方の大軍が、半数以下の薩長軍にあっさりと返り討ちにされる
その弱さが内外に露呈したことで朝廷に見捨てられて朝敵になる
薩長に加わる藩が増え、敵は膨れ上がり、味方は各地で何度も撃破され、味方と思っていた藩からは裏切られ、ついに大阪城にまで後退
籠城の想定などしてなかったので対策はない。考える時間もない
榎本艦隊や関東の援軍が来てくれれば勝機はあるが、当時は無線や通信機器もないので本当に来るかどうかは慶喜には確認できない。「もし何かトラブルが起きて来なかったら・・・」という想像をしてもおかしくない
籠城戦で一番恐ろしいのは城内での裏切り。朝敵指名に困惑する味方が裏切りを起こす可能性は否定できない。実際にいくつかの藩が朝敵回避を理由に敵に寝返ってる。こうなると城内の味方も怪しく思えてくる
そして大阪城と言えば、かつて徳川氏が豊臣氏を追いつめて滅亡させた因縁の場所。しかし今度は徳川氏が大阪城に追いつめられている。まんま大坂の陣のようで慶喜も不吉に思ったはず

この心理状態ならたぶん神君様でも逃げ出す

家康・豊臣とか不吉とかの精神論とかはどうでもいいけど、そもそも朝的になった時点で本人にやる気がなかったのに戦になってしまったのが大きい
それまでノリノリで幕府の敵を蹴散らす政策取ってたので、今更かよという気はするけどね
頭は基本的に良かったと思うけど、色々見通しが甘いというか新政府軍にいたような傑出した天才達に比べるとどうしても劣るのは致し方ないところか…

慶喜が朝敵になったのは大阪城を脱出した後なんですがそれは・・・
まあ、平時ではオカルトなど信じない人間でも、不運が続いて精神的に追い詰められると超常的な何かに原因を求めることはある
現代でもそういう人間がカルト宗教に騙されて信者になってるし
ちなみ家茂が大阪城で死んだ時は、豊臣秀頼の祟りという噂があったらしい
開戦前から、そういう下地があるんだから敗戦続きの慶喜が見えない何かにビビッても不思議じゃない・・・かも

まあ実際に慶喜が恐怖を感じたのは、自軍の士気の低さだろうな
慶喜どころか現場の方もマジでやる気なかったらしい
とくに薩長が官軍になった後は、ガチで戦ったのは会津・桑名の部隊くらいなもんで、他の藩の味方は遠巻きから官軍と会桑の戦いを眺めてるだけだったとか
で会桑の部隊が壊滅したら全員撤退を繰り返してたらしい
だから寡兵のはずの官軍が快進撃ｗｗ

上のいくつかのレスとか見てる限りだとケイキさんがあまり英明に思えなくなって困る・・。
やはり司馬史観が広まったせいでついたイメージがこれまで強かったのか・・やはり彼も人間ということか。
しかし伏見での戦闘では武装に差があったというのは学者方面からもよく聞く話だけど、その後の戊辰戦争で指揮官も兵もヘタレてたというのはなかなか興味深い話だ。

英明ではあったろう
が、物語を書く側としては悲劇性のない君主は扱いにくいのだ
ケーキ様は、旧敵の明治政府にこれでもかと言うほど優遇されてるからねぇ・・・
「政府に公爵家を作ってもらって華族の仲間入り」
「政府の支援による豪華で優雅な生活」
「政府の推薦で将軍時代よりも高位の位階（従一位）をゲット」
「政府の推薦で貴族院議員に就任」
現代人からすれば夢のような暮らしですわ

物語として描くとどうしてもストーリー上、その終わりを迎えるならアホになってもらう必要があるね
明治政府でもうちょっとだけ活躍してくれたら大久保利通によく割り振られる腹黒役人の役を務められるんだが、得たもんが自分ひとりの身の安寧では悪役も務めにくい

>>126
まあ冷遇して（臣下が）発憤されたりすると困るから明治政府も飼い殺しが妙手だったし、慶喜もそれを受け入れた、ってことだろうね。再起計って内戦やれば列強が介入するだろう。
結局勝てる見込みがある内は芽の内に潰し、勝算が危うければさっさと投了していずれにせよ国内が纏まれば良し、とも取れるしね。
まあ性格は武人ではなかったが、それが幸いしたと言えるだろね。名は捨てても実は取れた訳で、敗軍の将としては上々でしょ。

俺達は過去のこととして彼らに当たる未来のことを知っているが当然当時は知らないんだから今の価値感じゃ評価できないは

江戸末期~明治初期の徳川家ほど面白いものはないのに、なぜか歴史家からスルーされ続ける悲しさよ
徳川慶喜も調べてみると面白いし、徳川慶勝と松平容保の関係なんかクッソ面白いのに全部スルーされているあたりがもう……

もう少し後の時代になるけれど、徳川慶喜の息子の池田仲博なんかは愛人関係が非常に愉快だし

「旧幕府軍はまだまだ戦えたのに慶喜が臆病だから負けた」という意見が多いが、禁門の変で陣頭指揮を執った慶喜が臆病とは思えない
本当に臆病なら、砲弾が飛び交う前線の陣頭指揮を執れるわけがない
慶喜が大阪城を退去したのは、情勢を冷静に判断した結果だと思う
退去の仕方があまりに酷かったのは周知のとおりだけど

あと「尊皇家だったので官軍（朝廷）には逆らえなかった」というのも疑問
本当に逆らう気が無かったなら薩長が官軍になった時点で、自軍に「官軍とは戦うな」と停戦命令を出して、神保修理の進言を採用して恭順しただろう
しかし江戸に戻るまで恭順しなかった辺り、ギリギリまで状況を見極めてたと思われる

そういうこと言う人は「敵前から退いたら臆病」っていう発想で当人の中で結論ついちゃってるから
その退避がどういう意図で行われたとかそーいう論点持ち出して反論したって、時間の無駄

うむ、臆病ではなく冷酷

冷酷っていうか、当初は長州等に対して相当強い態度で臨んでたからね
意見が多いってのはどこを指してのことかは分からんけど
途中まではやる気は満々だったが、色んな情勢とか旗色がよくないことから嫌気がさしたって意見は擁護派にも結構多いと思うけどね
それを臆病というかどうかは人によるだろうし、冷静かどうかも同じかなぁ…誰でもパニくる事はあると思う
個人的には、治世後半は優柔不断なところが見られるけど臆病ってのとは違う感じ
治世前半とかこの人かなり負けん気が強いところが見られるからね

先見の明があったのは間違いない

部下を鼓舞しておいてその日に夜逃げとかこんな奴絶対上司に持ちたくねえ

結果だけ見れば欧米列強による植民地支配を防いだ近代日本の大恩人なんだが、
維新後のすっぱりとした身の引き方や幕臣への態度なんか鑑みると
日本という大のために幕府や幕臣といった小を切り捨てたとも言える。
大将諸共玉砕を是とする奴がいるのも判るが、それをやった西郷がどうなったかは言わずもがな。
ま、なまじ慶喜自身が切れる人だっただけに、どこまで意図してたかは本人にしか判らんけど。

切り捨てたっていうよりは当人の心が折れたので仕方ない部分があるんじゃないの
それなら旧幕府中心政権とか大統領とか色気見せず、もっと早く手を引いて戊辰戦争回避できたらなぁとは思うけど
俄然やる気だったのがいきなりひっこんだので混乱状態で恭順しない勢力も多かったが、残りが実質北関東北越東北の一部だったので思いのほか戦力差がついてたので内戦は早期決着出来たが
東北の人達の遺恨とか薄情だが他の地方の人間からすると正直どうでもいいと思ってしまう部分もあったり
IFは浪漫

あれ？記事に将軍辞めた後の面白エピソード書いてないのか
ニコニコ的だと思うんだけど

きな粉顕微鏡で見た話とか好きw

もう皇室周りがあの状況で幕府大勝利に持っていくには皇室を潰して徳川を君主とする日本に持っていくしかない
皇室を敬ってる限りいつか殺されるのが現実

でも公武合体の後遺症でその手の過激な手段に出にくかったから、もうさっさと負けて終わることにしたんだろ

1を聞いて3を知る人
冷酷とも臆病とも見られる決断の数々は
詰まるところ慶喜は損切りが早いという一点に集約される

そこが幕閣との間に齟齬を生み後世の人間にこうして好き勝手言われる原因になったのだけど。

この人が平成の世に生きてたらさぞ辣腕の企業経営者だっただろう

日本史版ヨブ・トリューニヒト

戦うまでもなく新しい政権を作ってトップに立つつもりだったのに安い挑発乗って暴発した連中のせいで鳥羽伏見なんてやるまでもなかった戦に引き込まれた挙げ句朝敵認定…
そんな中途半端な戦いしか出来ない幕臣や会津の奴らにグダグダ言われたくはないだろうね

ただ江戸城無血開城をもって日本を救っただの真の維新の立役者だの言われるのも不本意だろうね
ましてや大政奉還なんて目算があっての行動を政権完全放棄のための行動と取られちゃかなわんだろうね

第４代 the Emperor of Japan 。
日本の Emperor としては４人目。

日本史を習ったときに慶喜は将軍としてはすごいと思ったな(小並感)

幕府に執着しなかったのは評価すべきだと思う
鳥羽伏見で朝敵認定した後も無駄に抵抗しなかったし、大政奉還や無血開城のおかげで朝廷に敵意がないことを証明した

むしろ正式な官軍に抵抗したら確実に賊軍になってしまうのはかつての長州藩を見りゃわかる話

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これ以上内戦で日本の国力減らさなかったのは世界的大局で見れば評価して良いと思うの

世界的大局は少し大げさかもしれないけど、それまでの言動と一貫してないというのは指摘されていたけど
アンチがどうのこうのとはやして煽る意味が分からないし
会津など特定のアンチモロだしで罵倒してたら説得力ないよそのコメント・・・
少し物言いを考えればよいのに

自分と意見が合う肯定的な人間以外は新撰組オタや会津人（この呼び名自体が時代錯誤そのもの）かのような物言いって無茶苦茶だなしかし。
どこかに会津が正しいとかそんなレスがあれば別だが、無いのに自分から話題にもなってない仮想敵の名前を出して中傷は意味不明。
個人的怨恨をここでぶちまけられても困る。