ニコニコ大百科

ふと思い立って｢漫画の神様｣でぐぐったら電撃のテンプレっぽいラブコメラノベが物凄い勢いで出てきて手塚治虫氏の記事は押しのけられてた。
文句を言う筋合いはないけどなんだかなーと思った。

正直、今の漫画を色々読んだ直後に手塚先生の作品を読むと、その新しさにぞっとする。

鮮度と言おうかな。古びていないというか、そういう感じがする。例えばその前の、のらくろだとかフクちゃんだとかは今見ると確実に古いよ。ミッキーをはじめとするアメコミも。

でも手塚先生の作品は初期のもの読んでも古くないんだ。あそこから今の漫画文化まで連綿と地続きだと感じるんだよ。

是非、今の子供たちに読ませて欲しいな。

>>571
画像検索だとベレー帽の手塚治虫がベレー帽少女に囲まれてて一寸面白いと思った

＞7歳ごろから漫画を書き続け60歳でその生涯を終えるまでほぼ漫画漬けの人生を送る。

言うまでも無く多くの漫画家は手塚治虫に影響を受けたが、肝心の手塚治虫は一体誰に影響を受けてここまでになったんだろうな。

手塚治虫のルーツとなった漫画家とか作家とか、そういう存在が居たんだろうか。

エッセイ集読めばわかるけど本人自身戦前の漫画家やディズニーを筆頭にした欧米のコミックの影響とか語ってる
それ以外にも落語やゲーテ、宝塚歌劇、海外SFとかとにかく多くの文化に触れて育ってる
時代を考えればこれは正に奇跡的な事だが、ただ一番影響受けたのは戦争だろう
反戦のメッセージだけは死ぬまで込めたいとか
空爆がほんの少しずれたら死んでいたとかで空爆のシーンだけは物凄く力が入るみたいなことも言ってる

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この人(いや、ひいては有名なマンガ家や脚本家のような創作家もそうだけど)のすごいのはエンターテイメントと重いテーマというある種水と油のような関係のものを見事に融合させていることなんだよね。
重いテーマだけどところどころでクスリと笑わせてくれたり、おおっと思わせるような描写を見せたり。ただただすごいとしかいいようがない

つい最近アドルフに告ぐをチラッと読んだんだけど、やっぱ手塚治虫先生はすごいと思ったよ。
大胆はコマ割りと躍動感のある絵のせいか、読んだ後はアニメの長編映画を一本観たように感じた。毎回手塚治虫先生の漫画を読むと、頭の中でアニメーションに変換されてるような気がする。

>>手塚は『赤塚クン。りっぱな漫画家になるには一流の映画を観なさい、一流の小説を読みなさい、そして一流の音楽を聞きなさい』と助言した。
やっぱり何かを表現するにはいろんな表現を知り自分に取り込むことが大事なんだね

漫画家になりたいけど漫画しか読まないアニメしか見ないで二次元以外の創作物にあまり関心がないという人結構いるんだろうな。

>>578
先生の漫画はどういうわけか「動く」んだよな。漫画というより映画を観ている感覚。
もちろん漫画が映画の下位互換ってわけじゃないんだけど、漫画というスタイルで映画を表現しているように感じられる
ぶっちゃけ映画をコマに割ってフキダシ付けて漫画にしたとしても先生の漫画のような躍動感はないもんね

火の鳥宇宙編で宇宙船が爆発事故を起こしてクルー達がコックピットへ向かうシーンや脱出ポッドへ乗り込み、互いに会話を交わすシーンのコマ割りは多分後にも先にも手塚先生でしか出来ない技だと思う。

あんまり手塚作品を読んでなかったのだけれど最近、ユニコを買ってよんだのだわ
「これが私？漫画家の描き間違いじゃなくて？」とか、
「そうだ、セリフを燃やそう。」「よく燃えらぁ。」
なんて、意外とメタ発言が多くてワロタ。
他にも割と俗な表現が多くて、案外とっつきやすいのだと知った。

福井英一とのエピソードが熱いな

>>580
一流の映画も一流の小説も一流の音楽もタイアップによってアニメや漫画をもとに作られる時代だからなぁ。ある意味皮肉なもんだ。
一般論としてはいろいろな経験を積んだ人のほうが、表現に幅が出るとは思うよ。

陳腐な言葉であるが神は細部に宿るという奴よね
実体験に基づいた作品と頭の中だけで作り上げた作品は
本筋より細部で歴然とした差が出る
これは知ってなきゃ書けねーわって部分が面白さに繋がる

ネトウヨは手塚が大嫌いなんだろうな。
戦前の日本を貶める奴は例え偉人だろうと貶めるのがネトウヨw

まーた一人で喋ってら

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くだらんことで煽る方も汚い言葉で返す方も同罪
ウヨだかサヨだか知らんが、どっちもスレチなんで反省しろ

手塚先生の漫画は、悲劇的な結末でもどこかポップな空気が漂っていたり、逆に明るい作品に思えて最後まで読むとじんわり背中に汗をかいているようなことがあって、本当にすごい
「いつ読んでも新しい」「作風が(広すぎて)定まらない」ってのは誇張でも何でもなく事実だと、読めばすぐわかるからなぁ

描けないスポーツ物だけらしい
自身がうんちだから

いや、「手塚はスポーツものの漫画も描いたことがある」ってこの記事にはっきり書いてあるでしょw

「ウ・・・ウ・・・ウ・・・」って言葉が手塚漫画には多い気がするわ
逆に普通っぽいぐぐぐ・・・とかはあんまりなかったような

ぐぐぐ…が多いのは自分の中ではこしたてつひろ先生のイメージ
ギギギ…ははだしのゲン

まあ、所謂「スポコン作品」を作った事はないのよね
ブラックジャックとかではスポーツ関連の話もあるけど

個人的には水木しげるを見てどろろを作ったって話が本当に好き
負けず嫌いだからこそ、あれだけの作品を世に出せたんだろうなと思う

ケモナーの半数以上は手塚作品で目覚めた説一理あると思った

三つ目がとおるの記事まだないのか、ちょっと意外
三つ目がとおるといえば、何年か前にイースター島航海編
（単行本化に当たり改変が多かった編）の雑誌掲載版単行本が発売されて、
同じく改変の多い雑誌版グリーブの謎編も出るかと思ったけどそれっきり音沙汰無しで残念
改変前のグリーブ編読んだことないけどネタ的に難しかったんだろうか

余談の一つと被るかもしれないけど、少女漫画家の萩尾望都先生が手塚先生に「アイデアを考えるのが大変で…」と言ったら素で「なんで？」って返されたっていうのをどこかで読んだな
萩尾先生はアイデアが泉のように湧き出る先生ならでは発言ってコメントしている

手塚治虫の「あれくらいなら、僕にも出来るよ」は褒め言葉だった。

ライバル、同業者けなすやつなんていつの時代もどの業界にもいくらでもいる
「かーっ俺手塚にけなされちゃったわ　それってつまりつまり手塚が俺に危機感持っちゃってるってことー？」がミサワ的自慢になるからこそ手塚の発言だけ残ってるわけで