ニコニコ大百科

>>1707>>1708
新人類が過去を反省して学んだとしたら、おそらく分断統治のやり方じゃないかなー
かつてのイギリスが得意としたやり方だけど、被支配者をお互いに争わせて、反目が上に向かないようにするやつ

バケネズミがいくつかのコロニーに分かれてて、お互い反目してる(しかも真社会性の遺伝子まで入れて、反目を女王制で生得的なものにしてる)のは、科学者の作為を感じる
スクィーラが女王にロボトミー手術を施し、コロニーを同盟させて大連立を組むのは、当時の科学者集団にとって想定外だったと思う

>>1710
鏑木肆星がいるから、どうかなあ…

メシアなしで勝利は絶対無理
鏑木が殺せなければその時点ぜ半ば詰み
実際にはそこまで強力な呪力者じゃなくともゲリラ戦を展開されたら早晩詰むことになる
というか現代文明最盛期が呪力者に一方的に荒らされたって事実からしてもうお察し

だから言ってるんだよ
旧人類と新人類の間の差が大きすぎて平等も公平も新人類側の聖人レベルの温情なしではありえない
偏務的すぎて飲むメリットがない、70億分の2000万で世界秩序が壊れる存在が飲む理由なんてないんだよ

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>>1714
直接殺し合いは封じつつも猫とネズミで間接的に殺す手段を活用してたから
それらが自らの手札の中から失われた上で争うことになった場合の最終手段として効くままだったりしそう
後は…わざわざごく一部の人間にとはいえ名指しで持ち上げられてる禁断兵器だから
町の外や東京を歪ませた駄々漏れ呪力がサイコバスターを能力者に対してより凶悪な物に歪ませたりはしないのかな

>>1714
そこそこ広大な面積に人が散ってる町の地下全域に爆薬を仕掛けるなんていくらバケネズミの土木技術があったって可能なのかというのが第一の問題
戦略の大半をメシアに依存していた作中ならともかく、そんな規模の破壊工作なんてしたら察知されないのかというのが第二の問題
作中の落とし穴を使った作戦が成功したのは、あくまでも局地的な破壊工作の上で巧妙な誘導を行ったからだし
ぶっちゃけ現実的なのはあの規模が限度だと思われる

んで少数でも生き残って警戒されたら
あとは闇にまぎれて決死隊組むくらいしか出来ることが無くなる

ぶっちゃけ猿の手だよね、呪力

それに振り回されてあの世界の人類は衰退しまくってるし
里の人間は呪力を神の力だと驕り自分を神様だと勘違いしたまま、不自由で残酷な社会に疑問を持たない 万事こんな感じだからやっぱバケネズミ側に感情移入してしまうわ

「バケネズミ側が敗北したのはそれまでの歴史の経緯からすれば当然のこと」
だとか難しい理屈で「結末に文句言うな！」とか言ってる人が多いけど、
所詮は創作物だし、作中でも雑用や汚れ仕事を押し付けられ、常に呪力者に
服従を強要されるバケネズミ達が救われないまま終わる結末なら文句
出るのもしょうがないと思う。

現代の話になるけど、パレスチナを占領するイスラエルに対して「虐殺を
止めろ！」という反対の声を「それまでの歴史の経緯からすればイスラエル
のしてることはやむを得ない」と言って納得させるのか？パレスチナ人
もテロをしているし、どっちもどっちだからイスラエルを批判するという
ことはお門違いになるのかね。

バケネズミを客観的に擁護できないと>>1705が言ってるけど、それなら
反乱を起こされた町側がバケネズミにしてきたことは擁護できるの？
自分達の都合でバケネズミを好き勝手してきた町のしてることは何もかも
正しくて、バケネズミ達は哀れだけど、擁護できないってことでおｋ?

どこまで新人類側に感情移入してるんだか

いやそれぞれの立場そのものになるんならともかく
例えばパレスチナ問題に第三者が「パレスチナ人がかわいそうだからイスラエル人は死ね」とか言い出したら「いや片方が正しいなんて単純な問題ならこんな苦労してねえよ今更何言ってんの」としか返ってこないだろ
バケネズミに感情移入するのは勝手だが、何度も言うけどバケネズミが元々人類であるのと同様に呪力者だって元は人類なんだってことを考えに入れてるの？

某ネコ型の青いアイツに倣っていうなら「どっちも自分が正しいと思ってるよ。戦争なんてそんなもんだよ」って話
「客観的な正しさ」なんてそもそも前提からして存在しえない状況なわけで、お互い自分の正義のために行動してるんだよ。
「新人類悪玉論」が否定されてるのは単純な話、片方の正しさに肩入れしてもう片方を無視する傲慢さだ

ユダヤ関係はいつものことなんで正直諦めが先行する
千年単位の確執は伊達じゃない

象と蟻が意思疎通できたとして蟻を踏みつぶすことがなくせるか、これが問題の本質
同時に可能であったとして象の自由権を大幅に制限しなくてはいけない両者の能力差ははたして平等を実現するに値するのか
状況そのものが致命的に不平等だから平等を強制した時点で結局不平等が生まれるジレンマ

連投すまん

そもそも「新人類が絶対的に正しい」なんて言ってる奴はおらんだろ
「少なくとも新人類側からしてあれ以外に取れる手段は無い」という話であって
大体が「対等な関係性が100%作れない二者」なんていうぶっ壊れた天秤が前提条件じゃ「正しさ」もクソもない
「だってバケネズミは虐げられていたんだもの！」とかいう感情論への反論だから「いやバケネズミに擁護の余地は別にねーだろ」となってるわけで、どっちが正しくてもう片方が悪なんて話はハナっからしてないわ

新世界よりのアニメの描写で一番いいな、って思ったのが
悪鬼からの追跡を逃れた時に、悪鬼が身を潜めている早季たちの横を通る所
自分はアニメで興味持って小説を買ったんだけど、
そこは結構あっさり書かれてたから、自分も一緒に息が止めてたくらい緊張感あったアニメの描写はよかったなと思った
もちろんその前の病院も、小説と同じくらい緊張感あってわくわくしてました

ニコニコの一挙は追い出されちゃって見れなかったから、また見直してこようかなあ
あ、場違いな書き込みだったらすまん

新人類の危ういところは実はあいつら滅亡寸前だってこと
本人たちがそれに気づいてない
人類全盛期時代に悪鬼業魔が出現しても何とか鎮圧できたけど、作中新人類にはもはや無理
人類存続という点では新人類はいない方が良い、あいつら人の身でオーバースペック過ぎる

悪鬼降魔に人類全滅させる程の力ある？
集落単位なら壊滅させられるだろうけど、そこで終わるように遠隔地に住んでるわけだし
長期的に見て発生率ゼロは無理だろうけど、同時期に多発して全ての周略が壊滅ってのも同じくらいありえなくね？

呪力に限界はない
鏑木は地球割りができるなんて物騒な噂が出るほど呪力者は天井知らず
色んな意味でリミッターの外れた呪力者である悪鬼や業魔を放置すればどうなるかは分からん

>>lv253644039

まず物語にこういうのは現実的じゃないとかケチをつけるのは物語という言葉の本質上間違ってる、という前提の上で、この話に一つケチをつけるとしたら、（↓ネタバレ回避）












なんで科学文明はPK能力を遺伝子改造で発現しないようにするって選択肢をとらなかったんだろうってところだよな。
人間の遺伝子改造種であるバケネズミにPK能力が発言したという事例が一切見られない（仮にそのような事例があったならもっと致命的な反乱が発生しているはず）ところから、遺伝子改造によってPK能力の発現の可能性をゼロにすることは可能なはずなのに、なぜそこには触れずに愧死機構とかバケネズミとかの七面倒くさい方法を取ったのかっていう
PK能力はたとえ愧死機構を以てしても存在するだけで環境に害をもたらす存在だし、業魔や悪鬼に橋本アッペルバウム症候群やラーマン・クロギウス症候群って医学的病名がついているってことは、科学的にそれが分析できた時代に既に両者は存在が確認できてたってことだし（特に後者は愧死機構っていう対策が実質的に破たんしていることを意味してる）
なぜそこまでしてPK能力を消滅させるという決断をとらなかったのかがあんまり納得できないなぁと

バケネズミにＰＫ能力が発現しないのは
チンパンジーからホモサピエンスが産まれないのと同様
既に別種の生物だからだと思ってました。

>>1728 つまり、人間をPK能力が発現しないような別種の生物に遺伝子改造すればよかったんじゃね？ってことよ。バケネズミにも十分な知性がある以上そこまで致命的な結果を生まない遺伝子改造でPK能力発現の可能性をゼロにできる可能性は高いと考えられるし、PK能力があらゆる意味で災厄でしかない以上悪い選択ではないと思うんだけどなぁ

恩恵が大きいにしろリスクが釣り合わなさ過ぎて人類には過ぎた力だ、ってのは分からんでもないけど
呪力者を含む全人類の遺伝子改造ってのはそもそも実現性に問題があると思うなあ

上でも書いた通り、呪力は社会に深刻なリスクを抱え込ませる。でも同時に個人レベルで原子力なんかメじゃない恩恵をも与えるわけで
人類全員が「じゃあ捨てましょう、次世代にこの力は一切残しません」なんて連帯すんのはまず無理だわ
例えば呪力者の一部が「そんなん嫌やわ」って拒否したら？攻撃抑制を乗り越えて、或いはバケネズミ総動員で捕縛or殺害するのか？そうしてコミュニティが分裂した先は呪力者vs非呪力者っていう前時代とそっくり同じ対立だぞ
仮に百歩譲ってめでたくその代の呪力を廃絶したとして、次世代以降にそれが発現しない保証は？呪力ありきの機構である愧死機構は原理上引き継げないのに、子供でも一都市を壊滅させる怪物を呪力無しで止めるのか？
完全な呪力の封印なんてもんが出来るほど万全な処置が可能なら、そもそも悪鬼や業魔が生まれるような隙なんて出来てないだろう

そら呪力者の中にはそういう自分の呪力を封印して生きようって人もいただろうけど
それを全世界に広げようなんて試み、あったとしても例外なく全滅エンドじゃないかなあ

バケネズミも少なからずPKを発現している疑惑がある（女王とミュータントの関係性）
あとバケネズミがPKを発現しにくいのは、PK能力者全盛期においてPKを発現しなかったある意味で選りすぐりの非PK血統がそのベースにあるから

そもそもPK能力者は最大時においても全体の1％にも満たない希少因子だった
しかしその希少因子が社会を致命的に破壊しうるものであり、同時にその発現はPK血統が高確率でPKを維持し、非PK血統が突然変異的にPKを発現する確率が無視できないものであることが問題
また高度な遺伝子操作自体がPKに起因する技術であることも問題

あとなぜPKを放棄しなかったって、便利な道具を失うのを惜しむのは当たり前だろう
そもそも自分たちがPKを放棄したとして、どれだけの賛同を得られるかも分からない
核抑止力と廃絶の問題よろしく誰かが出し抜こうとすればいつでも破綻が待っている

あとバケネズミがＰＫを発現してないことについては、そもそもバケネズミ化の施術が当時の非呪力者にしか行われてないことも大きな要因として考えられるので
そもそも呪力を持ってる人間の遺伝子を元にバケネズミにしたところで呪力を発現しない保証は別にないよ
それに仮にそうだったとしても「バケネズミ並の別物に改造する」ってことは呪力を失う十分条件でしかない
「非呪力者との生存競争に勝ったところでアレだが皆アイツらと同じ化物になろうや」なんてのは論外だし
「あそこまではやらんけど多かれ少なかれ人外になって世界を守ってくれや」なんて言ったって、それで皆が皆納得するような世界ならそもそもあんなことになってないのでは

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旧人類は新人類に勝てず、生存競争の勝者である新人類は自滅の道へ進んでいく
進化の袋小路とはこういうことも指すのかもしれない

まあ一番いいのは旧人類社会が新人類を排斥せず、旧人類社会の基盤で新人類が自力対処困難な問題を共同して対処する形なんだけど
それができる精神性が確立されていれば完全な新人類社会に移行しても問題なく運営できるんだが夢物語よなあ
結局旧人類も新人類も精神が争点に対して幼すぎた
これではPKを撲滅することも、PKを受け入れた社会を構築することもできまい

>>1730 >>1733 >>1734 まあまあみんな落ち着いて、ね？
自分が考えてるのは今(この物語が起こっている時代)についてじゃなくて、科学文明が再び世界を支配できた(そして結果的にその時代に新人類とバケネズミの決定的分岐が発生した)時代にどうすべきだったかって話ね。
物語が起こってる時点では正直もうなるようにしかならないと思うよ。早季のような新人類が新世界秩序を作るかもしれないし、スクィーラのようなバケネズミが新世界秩序を作るかもしれないし、このままの社会秩序がこれからも続いていくかもしれないし、新人類が種として自滅してゆくかもしれないし、新人類がバケネズミを種として根絶するかもしれない。
個人的にはその中のどの経過をたどるか決定することはできないかなぁ

>>1730は「呪力者を含む全人類の遺伝子改造ってのはそもそも実現性に問題がある」って言ってるけど、少なくともPK能力者は愧死機構を備えるように遺伝子改造され、非PK能力者はバケネズミに遺伝子改造されている以上、実はこの物語の史実においても「呪力者を含む全人類の遺伝子改造」ってのが実現してるんだよね。
これが自分が「PK能力の発現をゼロにするよう遺伝子改造」ってのが可能だったんじゃないかっていう根拠の一つでもある。
>>1730が「呪力者の一部が反対したらどうするんだ」って言ってるけど、確かに呪力者の力に屈したが故の現状って可能性はあるかもしれない。ただその場合なぜ科学文明が全人類の遺伝子改造を指導できたのかって疑問があるんだよな。これができている以上、PK能力者の文明に科学文明は力で勝っていたはずだし彼らに屈する理由がない。

科学文明は呪力者だよ？
というか妙法農場がここらへんの問題の答えなんだけどなあ

>>1731が言ってるバケネズミにもPK能力が発生している可能性があるってのは考えてなかった。ただ、仮にそうならPK能力を持つデバネズミが神聖サクラ王朝のような社会秩序を構築したり、あるいは新人類に自らの力で歯向かったりした事例が既にある可能性が高いし、それが新人類の記録に記載されてるはずけどそれはなさげなんだよな。
しかもそんな事例が発生しうるならバケネズミ化によるPK能力者たちの絶対支配に穴ができる。万が一バケネズミにも愧死機構が備えられていたとしても、新人類という異種に対してはなんらの抑制にならないし、それを考えると、たとえごくごく少ない可能性であれバケネズミの中に核兵器級の力を持つPK能力者が現れうるってのは危険すぎるんだよな。
PK能力者と非PK能力者を新人類とバケネズミに分けて、愧死機構と併せて安定した秩序を築くっていう目的が満たせない。だとすればバケネズミへの遺伝子改造の過程でPK能力の発現の可能性が完全にゼロにされていると考えた方が自然なんじゃないかと自分は考える。
（ただ、愧死機構がごく低い確率で原因不明で破綻するって意味のラーマン・クロギウス症候群を愧死機構の破綻だとは考えなかった連中だからこの程度なんとも思わなかったんだろうって言われると正直そうかも…って気もする）

>>1732は「PK能力者を遺伝子改造してバケネズミ化してもPK能力を発現しない保証はない」って言ってるけど、PK能力が遺伝子に由来する先天的な能力なら別にバケネズミ化しなくてもPK能力の因子となる遺伝子を片っ端からノックアウトしていけばいいだけなんだよね。
まあ遺伝子は関係ない後天的な能力の可能性もあるけど、それだったらぶっちゃけもはや制御なんかできるわけないし、そもそも愧死機構が遺伝子改造でPK能力を制御できることを示している以上、遺伝子改造でPK能力を抑え込めないことはない気がするよ

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