ニコニコ大百科

>>1739
女王のPKは無意識の環境（胎内）改変程度の極めて微弱なものだからねえ
それも呪力者とバケネズミは文化的接触が極めて単方向的
PK血統のサラブレッドである呪力者の自認する「呪力」と比べたら女王のそれは気づけないのかもしれない
ついでにバケネズミは実際サクラ王朝ほどではないにしろトップダウンの極みのような社会体制だったでしょ？
スクィーラがそれをぶち壊しただけで、生物的な階層構造は女王ありきなのよね
というかPKを発現した個体が自然的に女王蜂の理論よろしく女王として成長するような生物学的構造があるのではなかろうか

あとPK遺伝子は結局完全には特定できていないんじゃないかと俺は考えている
というのも新人類は旧人類に比べて圧倒的に少なく、旧人類をサンプルに間接的な検証が可能であった愧死機構と比べて、おそらくサンプル数が足りない
ついでにPK遺伝子を特定できてしまうと「PKの後天的な付与」が可能になるという問題を抱えている
核兵器を廃絶するために核兵器の資料を増やすようなもの
善意の下ならともかく、悪意が混じりかねない、かつ悪意の下で運用された場合の被害規模が全球危機レベルであることは無視できない

>>1737
能力そのものの消去と能力による攻撃の抑制はそら違うだろう
呪力の封印はそのメリット全てを捨て去ることだが、愧死機構の付与がデメリットだと感じるのってつまり「自分が呪力で他人を殺す事を考慮してる人間」だけなわけだし
「独立したコミュニティを維持できるナチュラルキラー」が相応の人数でも居ない限り社会の分裂は無視していい可能性じゃないかな。それこそ文明社会が維持できてる状況なら。

結局のところ決定的な契機なんて、人類が呪力者を生物的な要因から発生した新人類と認知した時点で過ぎ去ってると思うんだ
降って湧いた新エネルギー、それも個人が原子炉を持ち歩いてるような超巨大エネルギーを社会維持のために捨てられるならアメリカだって銃を捨て去れるわけで
それこそ出来ることは「せめて他人を傷つけることの無いよう可能な限りの鍵をかけること」だけよ
どういう形であれ社会的に大きな負荷を抱え込むこと自体はもう避けられなかったんだしね

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>>1743
攻撃抑制はともかく決定的なストッパーになる愧死機構が旧人類じゃ機能しないんだ、あれは呪力を使った自殺装置だから。

旧人類を人外にでもしないと関係が対等にならないってのはそういうことでな、旧人類が呪力を持つ人類と〝同族”のままだと、そもそも大戦争の契機になった旧人類による新人類の抑圧・殺戮を抑えるものが無くなる。
上の方じゃ「バケネズミ社会の方がマシ」っつってたけど、「客観的に（）に見て俺らが生き残った方がマシだからお前ら滅べ」なんて言われて素直に従う種族がいるわけないっしょ？

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そもそも文明があそこまで衰退した理由を勘違いしてるんじゃないのかね、この人達
作中の惨状は単純に戦争で文明消し飛んだ後に世紀末じみた時代が長期的に続いたのが理由だし、言っちまえば北斗の拳と変わらんぞ
あの世界は「滅んでいく世界」ではなく「一度滅びきった後ようやくあそこまで取り戻した世界」なんであって
風前の灯火とか一体何を言ってるんだとしか。

真面目な話、世界が崩壊するきっかけ作っちゃったのって旧人類新人類関係無い〝旧文明”なのよ
呪力による犯罪が問題になった時に、それに対して「呪力者全体の抑圧と処分」なんて最悪の一手を打っちゃった時点でどうしようもない。ISISのテロに対して国連がイスラム教徒根絶とか言い出したら戦争不可避なのと一緒でな。
人類っていう種族そのものの変化であり、呪力者そのものの人口がどんどん増えてた以上、あくまで個別ケースへの対応を進めながら社会システムとしての対応を進めてりゃ少なくともここまでの大惨事にはなってない

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理想的で平和な答えなんてないという話で収まってたと思ったら
なんか個人叩きにシフト
自ら旧人類滅亡をシミュレーションするなんてかっこいいなあ

それこそ>>1748みたいな理屈が一瞬でも自治体レベルの意思表示として出て来ちゃった結果があの世界なんだろうな
ISISを例に出したけど、実際これ呪力とか以外でも銃の有無とか幾らでも使える理屈だし
主語のデカ過ぎる民族浄化じみた真似をやろうとしたらそりゃあねえ

というかそもそも呪力を持つ人間は〝人類”の中から自然発生したもんである上に結構な増加率を見せてるわけで
それを片っ端から間引いたりしたら最悪旧人類がどんどん減るような事態に陥る可能性もあるんじゃがの
結局どこまで行っても「同じ人類」の変化にあの世界の人類文明が適切に向き合えなかった、それだけの話でしかないですわ

新・旧人類間で大規模な争いを起こさず状況を見守れば
旧人類も時間をかけて新人類へシフトしていた可能性もあったわけだ
結果は変化に耐えきれず争って旧人類が駆逐されることになったが

そうなんだよねえ…
PKがここまで強力になる過程にPK能力者の排斥とそれに対する適応進化があると予想されていたり
旧人類新人類関係なく人類全体が幼すぎたことが問題

というか>>1750に先に言われちゃったけど、短期間で全人類の0.3％にまでPK能力者が増加したってことは、優性遺伝的な不可避の進化だった可能性がわりとある
それに対して社会維持を試みると「教育」「抑制機構」「制裁機構」による神栖66丁に近いものになるの必然
同時にそれらを確実に実行するためには最低限の生物的平等性が求められるわけで、そこから弾かれた人類はあらゆる意味で人類文明にとっては邪魔になる
そんな旧人類を効率的に再利用しようとしたのがバケネズミと文化的隔絶なんだろう

まあ旧人類は生まれの不幸を呪うしかないね
もしくはPK因子の発現に関する研究に取り組んで人為的に全人類PK時代を早期に実現する方法を見つけるか

っていうか、崩壊前の文明規模だったら作中の時期ほど極端な対策は必要無かったと思う
呪力を持った人間によって運営されることを前提にした、今とは別の社会になってたことは間違いないにしてもさ

何しろ、それこそ人類の知能をそのままに姿だけを齧歯類のそれに変えたり、ウミウシのような何かをそのまま対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド（じゃないけど）インターフェースに出来るレベルの技術力だ。ナノテクノロジーとか問題にもならん。あと動力機関と名の付く物の大半が必要なくなる。
悪鬼やらの問題に関しても、非殺傷兵器は今より何倍何十倍も発達して呪力の決定的なトリガーである知覚や意識を刈り取る位のものが作られるかもしれん。弾頭に誘導機能が付いた長射程の麻酔銃くらいなら片手間の工作だろう。そうなれば悪鬼に対して猫みたいな博打に走らんでも被害を抑えることだって出来る。
物理現象に関してスケールをほぼ無視した干渉が可能になるって時点で、人類の版図に大革命を起こす何度目かのパラダイムシフトが起こってたであろうことは間違いないわな

そういう点では図書館さんの防御機構はとても完成されたものだよ
でも、それすらわずかなイレギュラーで早季に突破されゴリ押しで突破され…

それなりに兵器を知っているつもりだが、鏑木や瞬ほどの呪力者が相手だと警戒状態では正直厳しい
光学兵器がそういう意味ではかなり有望だったが、鏡面形成とか空間歪曲じみた何かとかなんでもありすぎる
何よりイメージこそが力な呪力者は科学文明の中においてこそのその真価を発揮する
共有される情報、科学的知識に基づいたより高度かつ確実なPK運用は脅威

水車を呪力で動かして発電する場面があるが、あれの応用で人力（PK）発電所とか職業として成立しそう
電気に対する理解が進めば発電機を介さず直接電力を生み出せる可能性もあるが、エネルギー産業を人力（PK）で補うことができそう
仮にそういう職業があったとして給料は時給換算でどれぐらいなのかとか考えるのも面白い

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逆に言えば「呪力者側のイレギュラー以外で世界が滅び得る要因は存在しない」ってことでもあるんだがね。
「何十年何百年に一人発生するかどうかレベルの異常者でもない限り〝他人を殺傷できない”」っていう意味じゃ現実世界よりよほど死者は少ないだろう。現代の地球じゃ世界大戦が起きてるわけでもないのに毎年コンスタントに10万以上の戦死者が出てるわけだが、あの世界が仮に現代並みの人口を取り戻したとしてまずそれは起こらない
小規模の集落がそれなりの距離を取った状態で分布、更にその間に大量のバケネズミの集落がある環境で「悪鬼業魔が全人類に止めを刺す」ってぶっちゃけ「オバマのおっさんがこの場で全世界に向けた核のスイッチ押すかも」位には考えんでいい可能性でしょう

というかこれ前にも言ったと思うんだけど
人類が「世界のためにお前死ね」って言われて即従うような頭いい生物だったらそもそも種族レベルの排斥だの生存戦争だの起こってないっつの

というかこの流れホント既視感あるんだよな
同じタイミングで、同じベクトルに同じ視点の偏り方した人がどんどこやってきてさ、「でもアイツラが悪いから」の一言を根拠に感情論でしかない理屈未満をゴリ押そうとするやつ
前はみーんな同じＩＰのサブ垢だって割れて全レス削除とかいう酷いオチだったけど、一応今回も確認だけ入れといた方がいいのかしら

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頼むからレスの流れ追ってから噛みついてくれ、個人攻撃にしたって付き合ってられん
もっかい言うけど悪鬼業魔があの環境・あの出現率で人類文明そのものを滅ぼす可能性は無きに等しい

そもそもが「○○は滅ぶ〝べきだ”」とかいう傲慢極まるソレからして達観したつもりの自分に酔ってるのとは違うんかと
彼らは一体何様の立場からモノを言っておるんだ、いや旧人類様なんだろうけれどもさ
結局あの世界の行く末は「あの世界に生きてる人類＆バケネズミにしか決められない」っていう視点が決定的に欠けてはおらんか

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「新人類は滅ぶべき」なんて決める権限はいったい誰にあるんだろうねと考えると
それより上位の者になるんだろうけど（新人類とバケネズミの関係みたく）そんな奴は存在しないし
旧人類はそれになろうとしたが敗北した時点でその権限を失った
地球の害悪になるから滅ばなければならないなどと考えて自滅するようであれば
旧人類の時点でとっくの昔に滅んでいただろうね

PK能力者は個体の能力が極端に高いためK戦略の究極形、個体完結主義が現実的な選択として存在する
遺伝子プールを維持できる範囲内であれば個体数が少なくても構わないと言える

ID:j9Xkoy6xUzが言っていることはおそらく
最初のPK能力者が生まれた時点で、社会が取りうる最適の対応は寛容と啓蒙によるもの
同時にこれは高度な精神性を前提とするものであり、PK能力者の排斥はこれと真逆の悪手である
こんな感じかと

あとID:j9Xkoy6xUzの理屈は俺とある程度一致するが、ただ一つだけ問題点がある
PKを少々低く見積もりすぎている
PKのエネルギー源は現状不明だが、瞬の末路なども含めてその最大出力は現代文明をしても空前絶後のものであることは間違いない
地球割りや自転軸の傾斜、そういった地球自体が致命的に損壊するようなことが起こるうる可能性が無視できない程度に存在する

>>1765
流石にそのレベルのエネルギーを一発で投射するような現象が起こり得るとしたら
地球はとっくの昔に人類どころか草も生えない死の大地になってると思うのよね

新旧人類による世界大戦なんてもんが起こってる時点で当時の呪力者のメンタルなんて相当破滅的な方向に傾いただろうに、意識的にも無意識下でもそのレベルのエネルギーが終ぞ発生しなかったという事実からしても
潜在的にそのレベルのエネルギー量を秘めている〝可能性がある”って位の話なんじゃないかと思う。今更になってそれが暴発する可能性を考慮するなら隕石衝突でも考慮した方が良いレベルで確率低いんじゃないかと
量で言っちゃえば質量ある物質は何だってバカでかいエネルギーを秘めていると言えなくは無いしね

なんかこの掲示板は荒れちゃうねぇ…

>>1738 やっぱそうか…つまり、彼らは自分のPK能力を捨てるという選択肢なんか持たず、捨てることなく解決できるともくろみ、実際に実行した後、愧死機構がごく低い確率で破綻することに気付いたけど、もう後戻りもできずに…ってことか。
呪力の流出による環境への悪影響もあったはずだけど、その程度では大したことではないと思ったのか、あるいはサンプルが少なすぎて気付かないあるいはどれほどの事態が起こりうる(旧東京のような)か想定できなかったのか。
ぶっちゃけ科学文明、強欲かつ無能って救いようがないですね…まあ人類の限界と言われればそれまでだけど、もしかしたら科学文明という名に反して既に今の新人類社会の原形のようなものが出来ててPK能力を手放すという想像力すら働かなかったのかもね

それと>>1741が最後に言ってる「PK能力遺伝子特定による『PKの後天的な付与』が可能になる」だけど、多分ただの凡ミスだとおもうけど「PK能力の後天的な付与」を「PK能力を与える遺伝子改造」に修正して、これについてなんだけど、遺伝子改造を行うにはある程度の施設と物資が必要で誰でもおいそれとできるもんじゃないから文明社会なら制御は可能だと思うよ
（あの世界だと妙法牧場程度の施設で出来てるけど、これはPK能力の存在によるものかもしれないから何とも言えない）
つまり核兵器を生で保持するかその文書資料で保存しとくのとどっちが安全なのかって話なんだけど、放射線遮蔽するなり地下や僻地に隔離できる核兵器と違って、PK能力って存在するだけで周辺環境に及ぼす悪影響が遮蔽不能かつ人間に紐づけられてるから隔離も不能っていうヤバい特性があるんだよな。これを考えると自分は文書資料での保存の方がマシと考えるな

案の定というかなんというか
>>1758で言った「既視感」と一ミリも違わず同じ結末じゃないですかー！やだー！！

こういう真似をすればするだけ自分の意見が「多数を偽装しなきゃならんレベルの戯言」だと思われるだけだって何であの時分かってくれなかったかね。あの時と同じ人かどうかも今となっては分からんけどさ

こうして旧人類は削除されましたとさ
となったな

他の生物には残酷なボノボ人間は「アンドロイドは電気羊の夢を見るか？」のレプリカントを思い出した。
牧場の描写を読むとやっぱり蜘蛛の足取っちゃうんだろうか。