ニコニコ大百科

>>120
整理ありがとうございます
頭に血が上りやすい性分なので第三者に整理してもらえたのは本当にありがたい

A1,当然ですが文字資料の優位性は文字発生以降のみ成立します。同時に文字発生以降、機械補助を伴うものを除けばこれほど簡便かつ優れた保存形態は存在しない。なぜなら文字自体が「口述を保存するための手法」としての側面を持つからです
A2,すいません、私の日本語が不自由なだけだと思います。ただ基本的には優位優越の意で使っているはずです。無駄に分かりづらい書き方で申し訳ない

>>121
見れば見るほど両者の主張がすれ違っているようには見えない。そして「優位性」という語を「長所」に置き換えた方が意味が通るように俺には見える。

・一致してるであろう点。
両者とも「文字ベースは常に優位である」とは考えていない。A1を見ても、文字資料が〔文字以外の資料と較べて〕優位に立つのは文字発生以降。さらに言えば文字資料が「保存形態」として簡便で（「時間方向の投射距離」としては）後世に伝わりやすいところに優位性（or 長所）があると考えてるわけで。記録の残存量も違うしね。
　それなら、資料が保存されたとして、記録された情報が歴史を書く人間の手元に伝わった後はどうだろう?　今度は情報の内容がモノを言うわけだから、文字以外の資料の方が優位に立つ場合もあるんではないか。すぐに具体例は出てこないけど。
　要は文字ベース優位も文字以外の資料との関係のなかでしか生じないわけだから、文字ベース優位が条件付きな以上、文字以外の資料が優位に立つことだって（勿論、条件付きで）あるだろうということ。

・ズレがあるかもしれない点。
>>102-121の間で「文字資料」という単語の使い方が統一されていない。偽書や偽証の問題はさておき、一つには、大前提たる文字資料の定義が整理されていない。記録は当然カウントされるにしても、録音や証言は活字に起こさない限り文字として読める資料にはならないわけで、インプット・アウトプット・活字へのトレスの何を以って文字資料と呼ぶかは確認が必要。
　それともう一つ。表記が「資料」か「史料」かで意味は違う。「一級資料の定義問題は一旦置いておこう」（>>102）というのは伝達や保存の手段という側面を強調した場合の話。
これに対して「史料」と書く場合は「歴史を書くための情報源」（意訳。英語ではhistorical sources）であって、「現在と過去との対話」（＝歴史。E. H. カー『歴史とは何か』参照）のための材料という側面が強調される。

以上、長くなりましたが、①双方とも文字資料／文字史料が無条件で優位に立つとは考えていない。②他方で、文字資料／文字史料という単語の使い方がやや異なる、という二点でズレが生じているのではないかと思います。要約がミスってるかもしれないのでチェックをお願いします。あと、「文字資料」にどこまで含まれるのか、という点を回答願います（俺個人の考えは>>110）。

艦これのせいで先の大戦への歴史修正主義が横行している

http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2011030326508


ここで議論を続けてる皆様ご覧あれ、これぞ歴史修正主義者だ！

>>123
　フィクションはフィクションだと思うな。萌えアニメなんて所詮は製作者サイドのサジ加減次第だし（>>86も参照）。
初めに萌えとかメディア展開ありきで、フィクションだのノンフィクションだのっていうのは二の次だろう。「先の大戦への歴史修正主義が横行している」としたら、それは元々そういう連中が居たってだけの話。

マルスコーポレーションとスパイダーのせいで歴史修正主義が満遍なく横行している

どっちにでも転びそうな奴が歴史修正主義に染まったりは有り得るけどね。

そこは確かに面倒なところ。「修正」派が根っからの「修正」派だけならまだ、そいつらを放置すれば話は終わるんだけどね。
そうじゃないから逐一（必要なら本の参照ページ数を明記して）反論する必要が出てくる。酷いのになると新書本一冊読まずに陰謀論を語りだす人間もいるし。

っていうか艦のDMMの刀のほうが歴史修正主義者という言葉を奪って塗り替えようとしてるんですが

DMMの刀での歴史修正主義者という言葉が使われているのが、本当にやばい
ほとんどの人が「歴史修正主義」という言葉の意味を知っていないから、そのまま意味が「ゲームの中に出てくる、敵の所属団体の名前」としか認識していない

『刀剣乱舞』の敵方も「歴史修正主義者」っていうのね。言うなれば、刀を使ったタイムパトロールもののSFってところか。http://dic.pixiv.net/a/%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E4%BF%AE%E6%AD%A3%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E8%80%85

>>129-130
　これはそこまで言うほど問題なの?　俺はこのシリーズは門外漢だけど、「メルトダウン」って聞いて鏡音リンが先に出てくるような人種が量産されるだけだと思うんだが。

語源はなんだ？って興味持った人は必然的にここに流れ着く。
そこに興味持たない人は、初めから歴史云々への興味もない。

そう考えれば大した影響などない。と言えると思うがの。

>>132
　ここに来ちゃったらマズいな。っていうのは、初版執筆者がアレすぎたせいで概要とその次の項目が未整備だから。冒頭部と査読関連と関連商品までは改訂済みだけど、それ以外はお察しくださいってレベル。

「事実上レッテル張りとして使われている」はちょっと恣意的だなｗ

実際トンデモな学者が歴史修正したがってるわけだし

巨人の肩の上に立つことが学問なら、巨人の股の間に立つことが歴史修正主義だな。
股の間からは巨人は見渡せない。

>>134
確かに「南京大虐殺」とかいう説を唱えるトンデモ学者がいるが、
むしろそういうトンデモ学者のほうが使ってる言葉なんだよ

おまえは何を言っているんだ

>>136
　「そういうトンデモ学者」じゃない学者先生が査読論文を通しているのを見たことがないんですがそれは...

ネットだとわりかし主要な意見になってしまっているので
歴史修正主義は南京大虐殺肯定論者の方だった？(暴論)

「お前は歴史修正主義者だ！」と人を攻撃している人たちはさ、そう言われている人から見れば自分たちこそイデオロギーに基づいて火のないところに煙を立てようとする歴史修正主義者に映るってのを忘れてるじゃないのかね。
このことを勘定すれば、「歴史修正主義者」なんてのはあんまり中身のある言葉じゃなくて「この悪党め！」っていうのとそんなに変わらないように思えるね。

すでに専門家に検証されつくした事柄を都合いいとこだけの切り貼りしたにわか知識で否定にかかるとか馬鹿にされても仕方ないんだよなあ

某ゴットハンドも専門家だったんだぜ…

そりゃ専門家は神様じゃないから査読という障壁をくぐり抜けてくるろくでなしだっているさ。
しかし査読のセキュリティホールを理由に専門性を否定したらそりゃ最早歴史修正主義どころか反知性主義の域に達してる。

>>140
歴史修正主義ってもともと自称だったんですが

戦前は皇国史観、前後はマルクス主義史観

学会そのものがイデオロギー最優先してる状態での査読ねえ

多くの歴史修正主義者は査読以前の問題なんだよなあ
公開されてる資料すら知らないんだもの

>>145
「イデオロギーを再優先している」という主張についてですが、つまりそれは「イデオロギーを再優先している（が故にでの査読が科学的に適切に行われていない）」という解釈でよろしいでしょうか。
ではそのイデオロギーを再優先しているがゆえに科学的な検証を経ずに論文が掲載された、若しくは不当な査読により史学雑誌や歴史学研究といった雑誌で掲載が行われなかったケースをご教授願いたい。

>>142
ゴッドハンドは考古学だから資料中心の歴史学とは若干畑違いだし
そもそも彼はアマチュア研究家で本職じゃない。もっと言えば大学や大学院で得た学位もない。
だからこそ「専門家も顔負け」「憧れの存在」として持ち上げる周りのアマチュア研究家と
「無学な素人」と蔑むプロの考古学者との間に挟まれて苦しい思いをしてたんだよ

どんな専門家でも、どんな聖人でも「見たくないものは見えない」状態に陥る。
「正しい歴史」は不可能だよ。
「多くの人間が正しいと思う歴史」は可能だから、「どちらが大多数を味方につけれるか」が問題になる。
まあ、この点で日本はボロ負けだね。

<丶｀∀´>歴史修正？これがウリナラの正しい歴史ニダ！（ウリナラファンタジー）