ニコニコ大百科

>>147
ちなみに高畠監督といえば、あのじゃりん子チエをやった人だ

トトロと同時上映してたって初めて知ったんだがいったい何時間映画だったんだよ

>>147
わざとらしくてウザい。

見るたび平和っていいなと思う。感謝

解釈によってどうにでも考えられる映画、ってあたりがまた凄いよな
小学生くらいだととにかく怖くて悲しくてグロいトラウマ映画
中学生くらいだと清太に感情移入して叔母さんに憎しみを抱く
大人になると叔母さんの言い分を理解できるようになって清太がハナタレに見える
このへんはかぐや姫と似てるよね

>>152トトロが１時間くらいで　これが90分だから約2時間半くらいじゃなかったっか?

年端も行かない女子供が不憫な目に遭ったり理不尽な処遇を受けたりして
絶望に苛まれる創作が好きだから、この映画本当大好きなんだよね

惜しむらくは節子の描写と、暴力の描写
あれはもっと過激かつグロくするとかの容赦ない描写にしておかないと
一般人にさえあの不条理な世界観が全く伝わらないと思うんだよなあ
何故で監督は「ようやくこれからだぞ」と胸高鳴り始める段階で留めてしまったのか

>>157
あれ以上酷い描写にしろとかお前は鬼か。そんな作品誰も見ねーよ。

家を出ていくのはまだいい。まだ14歳だし、そうしたくなる気持ちも分からんではない
問題は節子が死にかけてるのに、おばさんに謝って家に戻ろうとしなかった事

>>157
言峰乙

記事の14歳に一般常識を求めるのは酷という部分には「ん？」だわ。今の14歳と一緒と考えるのはちょっとな…というか今でも14歳ぐらいなら家の手伝いぐらいはできるでしょ
「うしろの正面だあれ」の主人公は確か10歳ぐらいで疎開、その先の劣悪環境でもうまく対応してた様に思う。
別に清太叩きじゃないんだが年齢どうのじゃなくてあくまでぼんぼん育ちってところが思いっきりマイナス方向に行った感じだなあ

高畑監督によれば反戦映画ではなく、現実と折り合うことを拒んで自滅した青年の物語だからな
だから、この映画で悪いのは戦争でもおばでもなく、清太のはず
問題は監督と視聴者の間で清太の年齢設定に認識のズレがあったこと
結果的に「子供たちが戦争に翻弄される悲劇」という不本意な解釈をされてしまった
清太の年齢がもう少し上だったら監督の言いたい事がストレートに伝わったんだろうか

同時上映のトトロのサツキが11歳であれだけしっかりしてるのにな、
とつい思ってしまう・・・

>>161
>>162
14歳っていうのが絶妙なんだよな。
いよいよすこし大人になるかならないかってラインで、一人前にものを考えられる人もいれば、まだそうもいかない人もいる年頃だから。
10歳になるかならないかの子供だったら本当に環境に翻弄されただけの悲劇になるし、17歳の青年とかだったらただ主人公がバカなだけの話になるけど、それらの中間を掴んでると思う。

＞清太の年齢がもう少し上だったら監督の言いたい事がストレートに伝わったんだろうか
むしろ、もう少し上だったら、不安定さが消えて、妹のことも考えて現実と折り合いをつけちゃっただろうから、物語が成立しなかったんじゃないか。

ぼんぼんのわがままによる自滅だからな、結局は…
悲しくはなるが自業自得という思いも涌きあがる

摩耶艦長にするために親父さんを大尉→大佐にしたんだろうけど、モデルが大江覧治大佐になっちゃうのに違和感を覚えてたおっさんがここに

高畑監督の客観性が最も色濃く出ていた映画だった。客観どころか冷徹
最初の清太が死ぬシーン一つでも「うわ、きったねーな」とか言われたり、握り飯置いてくれたりと徹底的にバランスをとってる

>>162
監督以前に原作者自身がそういう見解で、それでいてあの年齢設定にしたんだからもうどうにもこうにもですわな
実際そういう「見る側の成長によって重層的な解釈ができる」作品であることに価値があるわけで、単に「清太はクズ」ってだけで済ませられるような作品だったらそもそも最初の時点、原作の原稿が編集者にボツられて終わりだよ。

実際の作者は下の妹には冷淡だったらしいから
そういう意味じゃ読者にとって共感し易いキャラに改変されてるのは確かだな

実際には海軍大尉の子供が餓える事は無いらしい
回りが面倒みてくれる

戦争中はこんなヤツもいましたよってだけの話なのにやたら
「僕の気に入らないキャラ」「僕の感動しなかった理由」って自分を主張したがる子は何なのかね
そんなもんはお母さんに聞いてもらいなさいよ

どうせ俺らみたいな平和な環境で呑気に過ごしてきた奴が議論したところで意味がない
戦争の怖さ辛さは戦時中の人間にしか分からない

>>169
連絡がとれていればの話ね
このケースのように連絡途絶えてしまうとどうなっても不思議じゃない
もちろんそうならないように最善を尽くすのが海兵同期の絆だけど、
自動的に天から食物が降ってくるほど大したもんじゃあない

叔母さんは清太の母ちゃんと二人を引き取って面倒見る約束をしてたんだね。
なら最後まで責任もって面倒見ろや。
出来もしない約束なら最初からするな！！

大人のくせにそんな簡単な判断すらまともにできねえのか

>>173
本編どころか大百科の記事すら見てないのな

清太きゅん掘りたい

清太にも節子にもおばさんにも同情出来るけど、終盤で清太が貯金下ろしてスイカやらなんやら買ってきた時は、最愛の妹が死にかけてる状況だから貯金なんてとっくに底を突いているのだろうと思ってたから、流石にもっと早くに下ろしてろよ、と思わず突っ込んだんだけど、何か事情があったのかな。

変な言い方だけど、日本の戦争映画の中で唯一
「地獄の黙示録」や「フルメタルジャケット」に比肩する作品だと思う
基本的には戦争の悲惨さを描きながら、それ一辺倒にならず、冷徹といえるほど戦時下の日本の多面性を描写してるのが凄い。
こんなバランス感覚で戦争を題材に出来る人は世界でもなかなかいないと思う

韓国人にコレ見せると出る感想の殆どが｢チョッパリが被害者面するな｣らしい

>>178
そう…（無関心）

勘違いしてる人が多いが戦争は単なるディテールであって本質はどこまでも内向きな内省であり罪の意識