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清太が自分だけの我儘で家出したと捉えてる感想だけは見るとほんま腹立つわ

小さい頃はただただ戦争や食べるものが無いことは恐ろしいとばかり思っていて、清太が頼もしく見えたものだった。
いざ大人になってから観返すと、突っ込みどころが増えてしまう。
しかしそれが意味するところは、清太と節子に導いてくれる大人が一人でも付いていてくれたならあの結末を回避できたかもしれないということ。
この映画は戦争にある悲惨さというよりも、社会から離反して生きていくことの難しさを伝えてるのかもしれないと思った。
でも、清太の面倒見のよさはほんと泣ける。

親戚のオバはんの所、「だが、2人が家を出て行く際には寂しそうな顔で見送っていた。」
って書いてあるけど全然違うだろw
「何考えとんねん、あほくさ」みたいな感じだったぞ。

後知恵と根性論大好きな日本でウケるのも納得
ツイッターやはてなでは自己責任論者がセイタを叩いて盛り上がってる

自然災害の被害者に対しても後知恵で「そんな場所に済んでるバカの自己責任！」って被災地叩きが定番の流れ出し

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清太追い出されて可哀想ババア死ね
↓
働きもしないニートとか清太クズだな妹死なせるし
↓
清太は子供なんだから仕方ない、大人が手を差し伸べない戦後世界怖い

歳を重ねると考え方が変わるんだよなぁこの映画
そこまで計算して映画作ってんだとしたら高畑は凄い人だね

>>276
計算ではなく、良く作られた作品は自ずとそういう機能を持つもんだ

清太は野坂昭如自身の自己投影で映画の中では現実の妹への仕打ちの後悔の念から出来上がった理想像として描かれているけどその本質もちゃんと描かれている
その姿を時代を越えてこの映画を見るその時々の人々に考えてほしいとの思いが込められている
もちろん高畑本人の思想もあるのだろうけど、それとは別の監督としての意図も作品一つ一つに込められているはず

だから右翼、左翼、反戦だの自己責任論だのと…聞いてるこっちが恥ずかしくなることを言うのはやめてくれ

勘違いされるけど高畑監督の「火垂るの墓」は反戦映画ではない。
辛い時代にもがき苦しみながら生きた若者を描いた映画。
それがたまたま戦時下であっただけで、辛い時代に生きるのは現代も変わらない。

ちなみに宮崎駿監督の「風立ちぬ」も同様の理由で、反戦映画ではない。たまたまその時代だっただけ。

岡田斗司夫の解説見てめちゃくちゃビックリした。扱いたかったテーマは戦争ものですら無かったんだなぁ。

反戦ものなら戦闘路線（殺し合い）にしろ悲劇路線（虐殺される地獄絵図）にしろもっとハデに人死ぬだろ
火垂るの墓はそういう人の命が軽くなる描写は徹底して避けてる

>>275
ぱよぱよちーんw
パヨクはさっさとくたばってどうぞw

金はあっても行き倒れたのは物資が乏しい時代だったからか？

昔見た戦争もんの映画だと、金はあっても戦時下で薬や食料が乏しくて買えないからそのまま節子みたいに症状が悪化して死んだ話を見たことある・・・

今更ながら岡田斗司夫の火垂るの墓評論を聞いた。壮絶過ぎて笑うしかなかったわ。戦争反対とか、自己責任論とか、そういう次元の話じゃねえ、もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

>>283
ライフラインに直結するもの（食料、薬）は配給制だった上に
闇市場も物々交換が主流だった

ただ清太が行き倒れたのはほぼ自殺に近いと思ってるが
壕にいた頃は盗みをしながらでも食いつないでたわけだし
父の帰還という最後の望みが潰えた上に節子という目的も失ってはね

あと節子の死因は栄養失調ではなく
黒い雨の有害物質が身体に入ったことによる
免疫不全と臓器不全という説もあるな
実際家を出る前から症状が出始めているし
栄養失調なら清太も同時に症状が出てないとおかしい

　この映画の叔母さんってすっげえ役得だよな。
　だって兄弟から母の形見を奪い取って金にして、協調性が無いことに嫌み言いまくって自分から出ていくように仕向けたと言えなくもないからね。
　しかも実子がいるから清太と節子を結果として見殺しにしたとしても、周囲から非難もされないだろ？視聴者は別だけどさ。
　誤解の無いように書いているつもりだけど、あの２人が自分から家を出たことに叔母は感謝してもいいぐらいだ（決して死んだからではない。死んだのは出て行った後の結果だから叔母に責任は無い。）。

近親相姦物というのはなんとなく気づいていたが、まさかあんなテーマが隠されていたわ・・・

梅干しを迷いなく丸ごと一個口に入れる清太さんマジぱねぇす

どうしてもあの親戚のおばさんの話になってしまうが、節子と遊んで働く気ゼロの清太に文句の一つも言いたくなるのはわかるけど、節子まで連帯責任みたいにおかずがないご飯を差し出すことに納得できない。
４歳児がお国にに貢献できることって…答えられる大人っているのか？？

清太の父親って軍人で、しかも結構なお偉いさんだよな？
戦死したなら遺族にはちゃんと年金やら支払われるんじゃないのか？
それはどこに行ってしまったのだろうか

>>290
これまで散々言われてきた指摘で実際に検証してるサイトもある
興味があったら調べてみては

あのおばさんって清太の母親が死んだって聞かされた途端二人に対して愛想が悪くなった気がする（小公女セーラのミンチンほどではないが）
雑炊も汁だけだし、母親の着物もあっさり売っちゃうし（あの時代だからそうするしかないと思うが）
2人が出ていこうとした時はあっさりなうえに「せっちゃんさいなら」ってちょっと喜んでる感じで言っちゃうし

火垂るの墓は昭和20年だから、たった8年でトトロの設定の昭和28年に移り変わったことになる。節子は昭和20年で4歳、さつきは昭和28年で12歳だから、さつきと節子は同い年で、同じ時代を生きてきたのか！これが親が戦争を生き残った差か！
同時上映のヒロイン二人が同じ昭和16年に生まれ、かたや餓死し、かたや猫バスファンタジーなんて、なんて残酷な比較なんだろう。

火垂るの墓はほとんど作り話で原作者は悪い叔母さんにいじめられることなく普通に学校いって大人になったわけだが当時の戦災孤児だった人達は前は優しかった親戚が親死んだ途端豹変して悲しかったとドキュメンタリー番組で語っていたな。

これを毎年お盆に放送するにはちょっと陰気過ぎるので来年からこの世界の片隅に
に変えません？

清太の側に回ればババアうるせーなあと思うし、おばさんの側に回れば扱いづれーガキやなと思うし、間に立てば娘のように「またきつい事言うたんやろ」って母親を窘めると思う

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子供の頃は強欲な伯母さんにヘイトが溜めて大人になると戦時中にも関わらずずっとニートしていて
預金出し渋りして妹殺した清太にヘイト溜める視点になるという

>>298
子供嫌いな人は本当に子供を虫ケラでも見るような感覚で接するらしいからな。目の前でいじめられてたりそれを知っても助けないどころかいい気味だとほくそ笑んでいたり。

とても信じられないが人間はそういう生き物なんだよ。
自分や家族以外の人間には基本無関心でとことん残酷になれる。人によっては自分だけが得をする為に家族すら切り捨てる。

こうやって考えると心底虫酸が走る生き物だよね、人間って。