ニコニコ大百科

>>120
”灰羽＝自殺者”とはいいきれない気がする。
例えば年少組のガキとかは事故死や心中で道連れにされた子供たちの可能性もある。
そんでもって
ヒカリ（光）は夜道の交通事故もしくは爆発物による負傷が死因
クウ（空）はパラシュートを付け忘れてスカイダイビングしたうっかりさん
こんなとこだろう。

あと灰羽以外のグリの街の住人が子供を作ってたが、あれはどこから来たのだろう？
現世で生きて母親の胎内から出てこられなかった者の魂の救済なのだろうか。

いや、繭の中の夢が死んだときの状況というのも言い切れない。

真名というものが存在するから、灰羽達の精神性を表しているかもしれない･･･

ああ、自分の人生に未練があるから、あそこに留まっているのか。
自分も自殺したからと思っていた。
上の人のコメントで目から鱗です。

グリの街で気になることといえば…

古着屋の兄ちゃんがヘッドホンで聞いてた音楽（ラジオ？）は
誰がどこで演奏（放送）してるもなのだろうか？

トーガ達がバンドを組んでたり、話師がラジオのＤＪをやっている。
そんな光景が目に浮かぶのは俺だけじゃないはず。

個人的には不遇な状況で死んだ若者などが灰羽だと思っていた
そんで自殺やそれに近いながらも救われる余地があるものが
先天的な罪つきなのかなって
んで名前は灰羽になる主な要因や心残りだと思ってた

ラッカやレキは作中でほぼ出ちゃってるから良いとして
ネムは若くして働きすぎた故の過労死でもっと眠りたかった
ヒカリは目が見えなくていろんなことが出来ず心残りがあった
クウはいろんなことを強制されたから自由がほしかった
カナは男がやるような技術方面のことがやりたかった
とかじゃないかなぁと
ネムは有能描写があったしヒカリはどこか人との距離が無遠慮で何でも楽しむ
クウはやることなすこと自由で破天荒、カナは調べたら魚はモチーフとして
技術的なものだったり男っぽさをあらわすことがあるらしい

あそこは本人がやりたいことなりたいもの手に入れられなかったものを
経験できる機会を与えてくれる優しい場所だと思うから
あんまりマイナスなイメージは持ってないわ

評価が高いので無意識のうちにハードルを上げて視聴したら
正直言ってひたすら退屈なアニメだった
途中で切りそうになったけど評価が高いんだから終盤で化けるはずと自己暗示をかけて完走したが
やっぱり最後まで退屈で何で高評価なのかわからなかったよ
所謂セカイ系ってやつなのかな？

空気感を楽しむようなものだからな
あとはこの記事にもあるようにいくつかの設定に関して各々考察して楽しむ作品
全体を通して面白みを感じないなら肌に合わなかったってことだろう

まぁばんばん話が展開していってそれで結末がどうこうなるって
タイプの作品ではないな
というか中盤まで観たらそういう作品だってわかるでしょうに

これを見て退屈だったとしか感じない人になにを言ってもしょうがないし
お疲れ様でした　今後はわかりやすい娯楽アニメを見て楽しんでねとしか

>>126
俺も最初見終わったときはそんな感じだったな。
ただ見終わったあと何かもう一回見なきゃいけない気がして最初から最後までぶっ通しで見た。それで大好きになった。
まあそういうこともあるかもしれんよ。ちなみにセカイ系ではないと思うぞ。

>>129
でもその場合はあのラストを見て最初から見直そうと思ったわけだろ？
それだけでだいぶ違うと思うがな
若干ネタバレになるが最後のレキのシーンを見て何も思わなかった奴が
最初から見てもなんとも思わないと思うぞ

まあ「2002年の深夜アニメ」っていう時代性はあるよな
あの頃のあの雰囲気だったからこそ評価された面は確実にあると思う
当時はアニメ作品の絶対数も少なかったし、今とは視聴者層の好みもだいぶ違う
だから今のアニメファンが見ても「なんだこれ」って反応なのはむしろ納得できるけどな
ソ・ラ・ノ・ヲ・トなんかこの時期に放送してたら絶賛されてただろうし、
逆に今灰羽を放送したらきっと地味さが仇になって他の作品に埋もれちゃうだろう

>>131
まさにソ・ラ・ノ・ヲ・トは3話くらいで観るのやめちゃったから
今放送したらそうなるって言われると否定できないなぁ
ただこっちのファンの贔屓目を出すとこれはまず最初の設定が
独特ですよ！っていうのを思いっきり提示して絵柄も
どこかぼんやりとした雰囲気がある感じで何かがあるってのを
終始匂わせてるから合う人は最後まで見てくれるんじゃないかなぁ
この手の作品の中でも出来はかなり良いと思うんだが
あと最近の売るためのコンセプトばっちりな作品ばかりななかでこそこういう作品が欲しいよ

あとこれを機にソ・ラ・ノ・ヲ・トもちゃんと最後まで見てみるよ
絵柄と序盤の展開がスローすぎてけいおんとかかんなぎあたりのを
軍隊要素入れてやってるだけなのかと思ってた

昔は退屈で切ったんだけど今になって好きになった
癒しを求めている人にはいいんだと思う

今見てきたけど、いろいろ考察があるみたいだが、あれは完全に自殺がモチーフだよ
少なくともそう連想させる、ラッカは飛び降りだし、レキは列車への飛び込み
礫は線路の敷石だし、轢は轢かれるってイメージがあるし、最後のシーンは完全に生前の記憶でしょう
あの世界のモチーフはたぶん煉獄じゃないかな、煉獄は天国と地獄の間、夭逝した子供など最後の審判を受けなかった人々が行くところ
夭逝した子供たち灰羽たちで天国に行くまで善行を積むためにあの町いる
しかし煉獄自体結構都合のいい存在だからプロテスタントからは否定されるし
ラッカやレキもなんか簡単に救われた感があるのは否めないな

>>134
確かにそれっぽいなと思う部分も多いが煉獄がモチーフだからって
それ基準で考えた部分にはちょっと賛成できないなぁ
特に
>夭逝した子供たち灰羽たちで天国に行くまで善行を積むためにあの町いる
>ラッカやレキもなんか簡単に救われた感があるのは否めないな
このあたり

ちょっとモチーフがこうだからあの世界はこうだみたいなのに
縛られすぎやしないかね？
そういうとらえ方をするとなんかすっげぇ殺伐世界な感じがするよ
百歩譲って罪つきにとってあの世界が煉獄だとしても普通の灰羽にとって
あそこが煉獄だとは思えないわ

>>121
キリスト教の考え方じゃ、自殺者と洗礼を受ける前に死んだ幼子は同じ地獄に落ちるんやで。

>>136
仏教でも親より先に死んだ子どもは賽の河原で石を積み続けるんだよ。
鬼が邪魔しに来るんだけどお地蔵様（地蔵菩薩）が守って助けに来てくれるんだ。
咎を背負った灰羽が例え巣立つことができなかったとしても、灰羽連盟として灰羽たちを陰から守ってあげる地蔵菩薩になるんだよ。

設定よりもストーリーに力を入れたのがよかった。曖昧な雰囲気だけど話運びが一貫している。

正直なところ、灰羽を他の作品から際立たせている特徴は優れた哲学的感受性にあって、
自身が投げ込まれたところの世界全体を灰羽たちがどう理解してどう向き合うのか、
という彼らの“灰色”な実存を真面目に描いていることだと言っていいと思う。

だからこれを共有できないと単なる雰囲気・百合・癒しアニメのレッテル
（雰囲気についてはその特徴のために必要で狙いがあったと思うが）さえ貼られてしまう。

他にも終盤のラッカの役割が軽視されることがあるのも、ラッカが苛まれる
哲学的オブセッションとそれに対する終盤での実存を懸けた応答とが
あんまり理解されていないからだと思うし、この場合にはレキの二重性の背景
についても単に既知の価値体系を当てはめた理解だけで満足してしまっているように思える。
まあ、そんなに受けのいい内容ではないのかもしれない。
それにしたって心を打つものがあるとは思うのだけれども。

羽が灰羽達の心を表すように、この作品は人間の心の動きを出来うる限り抽象化してそれを視聴者に伝えているって感じ。

今更ながら観たが、非常に素晴らしいアニメだ。
2002年のアニメとは思えないほどクオリティーが高い。
ラッカを始めとしたオールドホームのキャラ達に好感が持てるし、特にレキが魅力的。カナも俺のタイプかな。
独創性のある世界観と雰囲気、ストーリー、演出、声優陣の演技にも惹かれた。
このアニメに出会えて本当に良かったと思う。

イムコでピース吸ってたら灰羽連盟好きなの？って聞かれたけど名前すら知らなかったわ
単に国産で一番うまいピースにドイツ兵のライターって組み合わせだったんだけど

灰羽ってハイバネーションにもかけてるんですかね？

タバコ吸うんだけど、レキさんの真似してIMCOライターです。ロングピースは吸わないが。もう本家のオーストリア製は生産されてなくて、ライセンス買い取った中国で生産されてるけどね。
まぁ素材が前より丈夫になったりで評判は悪くないよ。
大戦中はイギリス兵はロンソン、アメリカ兵はジッポ、ドイツ兵はIMCOで戦ったと言われる伝統あるライターです。

情緒ある風景に美しい音楽と憂いを含んだ優しい話
全く関係ないけど宮沢賢治好きならこのアニメも気に入る気がする

最近灰羽は転生するまでの時を過ごす幽霊みたいなもんって知ったが、それだと羽とわっかが無い人たちって監視役の霊みたなもんだったのか？

灰羽連盟

lainみたく委員長と灰原連盟みたいなのやってくれないかな

これ、販売されたのはDVDとBDだけど
当時はレンタル版のVHSを借りて観てた
巻末に必ずアパッチ野球軍の広告が入ってた
どんだけアパッチ推しなのかとw

たまたま年末に見れてよかった
灰羽になったラッカの繊細な感情の機微が描かれてて引き込まれた