ニコニコ大百科

武将のみならず視聴者まで戦国の世に囚われちゃうのは作りがうまいからこそだな

>>3629
「黙れ小童！」とか直江状とか絶対に笑ってはいけない伊賀越えとか最近の大蔵卿のシーンとかナレ死部分とか超高速関ケ原とかは凄いことになりそうw それでも見てみたい

大坂方がチーム徳川を古狸、古狐に女狐（見た目は女狸）とか言うから、
そういや秀忠はオモえもんだなとか余計なこと考えてしまった

>>3624
それでも、大阪側が決起した時に「大人しくしていれば一大名として生かしてやったものを」みたいな事言ってたはずし、家康は「脅威でないなら豊臣を生存させる」で一貫してると思うよ。
「今の豊臣は脅威になる」って確信してるから全力で潰しにかかってるけど。

ここで「もう抵抗しません、自分から堀埋めて素直に転封されます」って言うような殊勝さがあれば生かしてやるだけの甘さがあるのが、このドラマの家康だと思う。
同時に、抵抗するのならあらゆる手段を使って容赦なく潰す厳しさもあるけど。

今回の家康の魅力は「甘さ」と「びびり」なんだろうね。
甘いから争ってた氏政を助けようとするし、豊臣もバカなら生かすつもりだった。
でもそれ以上に「びびり」だから何回も苦い思いをした真田は絶対敵視するし、真田がいる豊臣にも厳しい態度になる。
息子には関が原を忘れろ、とか言ってるけど、家康自身、経験から自分が嫌な思いをしたことは忘れないと言うとこも愛嬌があるというか・・・。

勝っても６５万石の領地に３０万の動員とかだと、ぶっちゃけ北条征伐とかより見返りなくて、おとなしくしてくれるなら合戦なんかしたくないってのはそりゃ本音だろうよ

>>3600
兵の将たる器であっても将の将たる器に非らずってことか
家康や信長のように戦略的な駆け引きができる人について戦術的役割を与えたら思う存分力を発揮できたんだろうな
元服したときはそう言うポジションになり得た武田が滅んでしまったのが彼の不幸だったかもしれない

前回の「望みを捨てぬ者だけに道は開ける」ってセリフ、第1回で昌幸が武田勝頼に言ってたんだ…
超ロングパスだなぁ

大和和紀先生の「イシュタルの娘」ファンの人がお通さんの扱いに怒ってたなあ
真田兄弟関わるらしいからいつか読んでみようかなあ

阿茶局や稲さんやおこうさんといい徳川側の女性はしっかりしてるね

きりが死なないで欲しいという視聴者の願いが高まっているけど、
史実のきりは生き残ってるから大丈夫だろうと考えるのはまだ早い
史実だときちんと信繁と結婚して子供も産んでいるから、
真田丸のきりは、あくまで史実の高梨内記をモデルにした架空の人物と考えた方がいいかもしれない
史実の松本捨助は新撰組の生き残り隊士だったのに対して、
それをモデルにした新選組！の捨助は最終回でまさかの死亡に視聴者がみな衝撃を受けたという前例があるし
>>3639
真田太平記の原作本や水曜時代劇を知っていると、
今回のお通はそのイメージがガラガラと崩れるからね・・・

前回までの大蔵卿局にはイライラさせられ続けてたけど、今回の大蔵卿局には悲しくなった。この人も純粋に豊臣に忠義を尽くしてるんだけど、それが裏目に出て無能な働き者になってしまってる所が特に。

>>3639
その怒ってる人に「騙されるな！それこそ罠だ！」ってお伝え下さい
正直、お通さんを正式に側室にするとしたらかかる費用は2桁は違う
正式な側室にするとしたら、実際問題今より遥かに毟り取られるんだぞ
あれだけ丁寧におもてなししてもらって月5万円がベース料金なんて
はっきり言ってお友達価格だと思う
親戚なら暗黙のうちに訪問毎にお高い贈答品が要るレベル

ていうか月5万ですら、お通さんレベルの人をその金額で自分だけの愛人にしておけるわけがないよな
お通さんがみくりちゃんの四分の一なわけないじゃん…

>>3641
歴史ifとして、
仮に秀頼が大坂を退去し、大坂から浪人衆が出ていき、豊臣家が存続していたとしたら、
大蔵卿局はMVPになり
信繁達は人心を乱す悪党と評価されていたかもしれんけどな

大阪方で一番正解に近い位置で頑張ってるのは有楽斎な気がする。一番現実見えてる。
そしてその立場から見ると、幸村本当に余計な事しかしないんだよな。

あと今回一番ある意味怖かったのは作兵衛だと思う
「昌幸は武田にずっと忠誠を誓った義に厚い武将、そのために手段を選ばなかっただけ、幸村も同じように義に厚い」ってつまり「幸村が忠誠を誓ってるのは亡き秀吉です、秀頼じゃありません」って言ってるようなもんだよね……
実際そうと感じさせる描写は多いけど、登場人物から暗にそれをほのめかさせるとか本当容赦ない。主役にする仕打ちじゃない（けどそれが面白い）。

浪人衆は大蔵卿局の言ってる通り誰も豊臣の為になんて動いてないからね
信繁にしたって豊臣が生き残る事は優先してない
というか建前にして徳川に一矢報いたいのが本音だろうし
ダメな人に見えてというかダメだけど浪人衆より真っ当なのが大蔵卿局

浪人に対する見解の正しさは確かに大蔵卿局の最大の長所だと思う
ただその見解の出所が「彼女が事態を大局的に見れているから」に結びつかないんだよな
見解は正しくても彼女自身の好悪で動いてる感じが「やっぱこいつ駄目駄目だわ」って感想になっちゃう

みんな随分浪人衆に対して厳しいのね。
史実はわからないけどドラマの中では浪人が悪行を行った訳でもなければ、二心があるような描写があったわけでもないのに。
武士ってのは土地の為に戦うわけだし、仕官するというのはその保証をしてくれる相手に付き従うという事で、彼らは彼らなりの忠誠を豊臣に対して誓ってると思うんだけどな。

今の豊臣方を見てると南朝を髣髴とさせるところあるな。
有能な武将を幾人も抱えながらその言に耳を貸さず、上の人間が好き勝手して自滅していく様が…

>>3648
ホントにな >牢人に対して
掲示板を見てると、彼らは史実とドラマを切り離して見れてないんじゃねーのか
と時々思う

>>3648
「武士ってのは土地の為に戦う」ってのは確かにその通りなんだけど
それって主君の側に今後渡せる土地や金がなければ手切れって事であって
豊臣家への義の為に身を捨てて粉骨砕身（無償）、的な感じで世間に吹聴されてるイメージとは明らかに違うからね
今の信繁含む牢人衆は（彼らが一番得意な分野である戦には今後使わない見込みであるのに）これからも雇えと言ってきている連中であって
雇う側から見れば存在し続けるだけで巨大な不良債権だよ
これまでの働きの分は払ったんだしもう資金はないからバイトはここで解散、って言ってるのに
俺達ここ出ると職がないから常勤で雇え、って言ってこられたらそら困るよ
雇い主に根本的に資金がないんだったら、職場に居座った所で何の解決にもならないんだよなあ

>>3649
史実か作劇かというより、牢人と豊臣上層部、どちらの視点に立って観るかということ

牢人からすれば、我々を存分に戦わせてくれれば勝つことができる、それが我々を集めた理由だろう、戦わないのは何故だ、となる
（ただし何をもって勝利とするかは牢人衆の間でも一致しない）
上層部からすれば、茶々と秀頼を守るのが第一で、その為によい和議を引き出せるなら戦いを長引かせる必要はない、牢人の役割もそれでおしまい、となる
（ただし徳川サイドの腹の内は知らない）

一方に近い視点に立てば立つほど、もう一方は異常に見えてくる
今回は大蔵卿局（を演じる峯村さん）に引き込まれて上層部視点に立つ人が多めである、ということだと思う

>>3538
そういえば、淀殿や大蔵卿局、織田有楽斎も広義の二代目だ。
「先代の威光にただぶら下がっているだけで、特権意識のみ強く、自身の真摯な努力は怠る」というタイプ。

仮に、秀忠：Aタイプ、幸村たち：Bタイプ、淀殿：Cタイプとすると、秀頼と治長は、まわりはすべてCタイプという環境で疑問なく生きてきたけど、幸村たちの熱意に感化され、Bタイプに向かって踏み出しつつある。思い切り端的に言うと、A＝大人、B=思春期、C＝子供（有楽斎は、きちんと思春期を通らずに年を取った、「老獪なコドモ」だと思う）。

同じ思春期の枠の中で、先を走る優しい先輩（幸村たち）が後輩(秀頼たち）を励まして一緒に走っていく。だから視聴者もワクワクするし応援したくなるし、子供のままでいたい人達が物足りなく見える。

ただ、この部活動には顧問教師がいない。幾多の試合を経験した頼もしい先輩はいるけど、大人がいない。それが決定的局面で響いてくる。だから大阪城公園部は悲しいのだけど、でも美しいのだと思う。

>>3651
少なくともドラマを素直に見れば上層部（というより大蔵卿）が正しいなんて見方は無いし、上で言った様に浪人達が信用できないならず者の集団のような感じ方も無いと思う。
物語に穿った見方をする人間はたまに居るし、その中には面白いものもあるけど、正直この掲示板の大蔵卿陣営はただの逆張りマンにしか思えない。
浪人衆だって危うい集団ではあるけど、そこがドラマとしては目玉でもあるしね。

>>3652
有楽斎は「豊臣はもうダメだから徳川について恩を売ろう」なのか「豊臣に勝ち目は無いから上手く負けてせめて傷口を広げないようにしよう」なのかによってまた変わるね。
正直どっちなのか今のとこ判断つかないと思う。

>>3648-3649
いや、史実とは無関係にドラマの中で、明らかに牢人達は勝手なことばっかしてるよ。

そして、堺雅人がスタジオパークで「幸村は駄目な所もある人間」と言ってたらしいし、三谷幸喜は明らかに意図的にそういう風に描いてる。

というか「牢人達は問題ない、悪いのは上層部だけ」のつもりで描いてたら、幸村に「和平交渉を女性に」なんて言う地雷提案させないし、事あるごとに五人衆の暴走とか書いたりしないって。

>>3653
素直に見るとか穿った見方とか、そのあたりは本当に人によるのでなんとも…

ふと思ったんだけど、こうして牢人派と上層部派で真っ二つに割れるというのは、視聴者自ら大坂城の人々をやっているような面白さがあるね

>>3656
どちらの視点に立っても
それぞれ正しいことと誤ったことを繰り返してるから面白いよね
だからこそ「こっちが正しい！そっちは悪い！」って言いだす人もいるし
結局その統一感の無さが豊臣側全体の敗因と本作は描きたいんじゃないかな

勝つ側の徳川側は皆仲良しこよしで一つの目標に向かって頑張ってる描写だし

ここまで意見が割れて白熱するのもみんな夢中で見てるからなんだろうな
実際信繁は主人公ではあるけど、だからといってそっちが正義で敵対勢力や対立する人々だけが悪みたいな単純な話としては描かれてないよね
自分なんかはずっと見てきてやっぱり家康にどことなく親近感覚えてしまうしなぁ
今日入れてあと三回というのが信じられないし信じたくないぞ……

巷で大蔵卿が安易に叩かれすぎてて、「こいつさえいなければ上手くいってた」
みたいな話になると、いやいやそれは違うんじゃって言いたくなるところは正直ある

それを逆張りと言われればそれまでだけど、でもそういった感情を抜きにしても
このドラマは幸村たち牢人を正、大蔵卿たち上層部を悪みたいには描いてないように思う
幸村にも欠点があるし、ところどころで失策してるし、豊臣滅亡するし…（メタ）

しかし視聴者は「このまま大坂側は負ける」という歴史を踏まえて見ているわけだけど
それでも「この時ああしていれば」の判断が人によって違うのが面白い
（英雄たちの選択的な）

結果を踏まえている状態ですら人の判断って個々で違うんだよ！
そりゃリアルタイムで判断する人たちの意見割れまくるのも当然だな～って

他局のドラマと違って、大河は老若男女が見ているドラマなんだから個々で解釈が異なったり、意見が割れるのは当然
むしろ解釈の相違で盛り上がったり、今後の展開を予想しあったりとかしてる時点で、ドラマとしては大成功だと思う

そういえば公式サイトの今日のあらすじ、佐助に典型的な死亡フラグが立ってるんだが…