ニコニコ大百科

よくドイツが賠償金多すぎて遺恨を残したっていうけど
それ言い出すとドイツも普仏戦争やブレスト・リトフスク条約でかなりふんだくってたのでは......
どっちも大元の政府は滅亡してたのに....

普仏戦争でぶんどったアルザス・ロレーヌは元は神聖ローマ（ドイツ）の領土だったのをフランスがぶんどったやつだし…ナポレオン戦争の時のフランスの奢れぶりも忘れてはいけない…

ブレスト=リトフスク条約を無視してベルサイユ条約を非難するのはマズイかもね
まあブレスト=リトフスク除いてもドイツはほとんど自業自得だけど

確かにシュリーフェンプランでベルギーに攻め入ったのはドイツの落ち度だが…フランスの大統領のポアンカレが世界大戦前にロシアに行ってニコライ二世を焚きつけて煽っている、

今だにドイツ悪玉論は消えないが…フランスも第一次世界大戦中に既に大規模な領土要求を国内に宣伝しているし、イタリア、ルーマニアなどを参戦させるなど戦争の拡大と継続に貢献していることを忘れてはいけない。

そもそもドイツがオーストリアに対して無責任な全面支援を約束したから調子に乗ったオーストリアがセルビアに最後通牒を突きつけたんだよね、独墺のうち片方だけでも理性的な対応を取っていればサラエボ事件が世界大戦に発展する可能性はほとんどなかっただろうに
ニコライ2世は戦争を望んでいたわけではないし、ロシアが強硬な態度をとったのはボスニア危機の経験でドイツに対しては強硬な態度で臨まないと意見を翻すことはないと判断したからだよ
世界大戦が起きるまでの過程においても独墺二国の責任は重いと思うね

ぶっちゃけ、ロシアだけが相手ならドイツ単独でも余裕で倒せたという事実を忘れてはいけない。

もっとも、それは結果論にしか過ぎない。当時の常識ではフランスの方が楽な相手だと本気でドイツは思っていた。

だが実際はフランスの復讐心は高かったし、ドレフェス事件を始めとした一連のフランス政府の交代劇も好戦的なムードが漂うフランスの実態を表していた。何よりアルザス・ロレーヌ出身のポアンカレを大統領にしている時点でフランスの確信犯ぶりが理解できる。

つまり長期戦は避けられなかった。

何億人という白人連中を精神崩壊へと追いやった戦争
有名なところでは妖精さんを妄想するメンヘラジジイになったコナン・ドイル

クラウゼヴィッツも「多対一に持ち込むな。一対一に持ち込め」と言っているように、シュリーフェンプランはやっぱり無理があった作戦だった
まぁ小モルトケ自身も「これ無理じゃね？」って思ってたようで色々と修正を加え、それでも問題点が多々あったにも関わらず妥協してしまったのが小モルトケのミスよな

最大のミスはシュリーフェンプランというポジティブ思考な作戦を前向きに検討してしまった事にある

これはっきり言うけどヴェルサイユ条約でのロシアの扱いのせいでヤルタ会談でソ連が英に復讐してたそうっすね

まあまさかルーデンドルフも自分がロシアへレーニンを送った結果できた国であるソ連にドイツが滅ぼされるなんて思ってもいなかったんだろうなぁ…

第一次世界大戦と言うからには被害も凄まじかったわけだが、ソンム戦初日で5万人死亡してるんだよな
乃木なんて目じゃない
WW1は、各所に203高地があったと思えば納得がいく

この戦争で英国はロシアからもイタリアからも恨みを買ってWW2やその戦後世界へ続く禍根を残したんだよな

当初言われていたような、諸戦争を終わらせるための『最後の戦争』なんかじゃなく、『全ての始まり』なんだよねえ

考えてみるとオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ帝の失政はかなり大きいよな
・皇位継承者フランツ・フェルディナントを中心とする南スラブ人との妥協をアンドラーシらハンガリー人首脳の猛反対もあり最終的に拒否し連邦制化の道を閉ざした
・オーストリア、ハンガリー両政府の反対があったにも関わらず、軍部の強い要請で1859年に失った北イタリアのロンバルディア地方の代わりにボスニア・ヘルツェゴビナを占領、最終的に併合

一応大戦初期はチェコ人知識人はオーストリアからの独立について否定的に考える人物が多数派だった

結局のところオーストリア＝ハンガリー自体がどうしようもない多民族国家だったからな
連邦化が現実的に可能だったかも怪しいし、WW1が起きなかったとしてもこの国が辿る未来はオスマン帝国と同じものだっただろう

なお独ソ戦はこの戦争に匹敵するどころか凌駕してる模様（犠牲者の数的な意味で）
やっぱファシストとコミュニストは頭おかしい

だって絶滅戦争だもん
西部戦線も太平洋戦線も東部戦線と比べたらただの遊びみたいなもんよ
次元が一つズレてる

住民の虐殺を目的に設定してるような連中と比べられちゃあな

オーストリアハンガリー帝国の解体って
ドナウ川が有効活用される（というか使わざる得なかった）原因の一つなのかな？
ライン川と比較してドナウ川って使い勝手が悪いんだよね。
一例として
①ライン川に比べドナウ川の川幅が狭い
②ライン川はオランダとドイツの2か国だけなので河川使用の調整が容易いがドナウ川は10か国なので調整が大変
③ライン川の出入口はオランダだがドナウ川の出入口はブルガリアとルーマニア（欧州で所得が下位レベルの国）

一応帝政ロシアが1914年の冬で連合国と会談した際に「オーハンをどう処分するか」って話で傀儡として大ハンガリーを維持した形でガリツィアとカルパティア地方を帝政ロシアに編入する形で分割するってことになってた

これルーマニアへの圧力目的でもあるんかなと思う（ル―マニアってトランシルヴァニアをハンガリーにとられてるし、ベッサラビアはロシアが持ってるわけで）
あとドイツ帝国への処遇は東部領土全域をロシアに渡すという感じになってた模様

>>283
最期の(＝前近代的な戦の流儀に終わりを告げた)戦争という事なんでしょかね

日本にとっては漁夫の利を狙えたチャンスだったが
やっぱり人間楽して儲けてもだめだな
楽を覚えるとすぐに怠けてしまう
苦労を重ねた人間のほうが短期では遅れをとっても長い目で見れば楽したほうはいつか失敗して潰れて、苦労したほうは着実に積み上げ続ける

>>292
アメリカみたいに一夜にして領土が2倍になったり、2足三文で買った土地から石油や金鉱が発見されたりで短期間で大発展したケースもあるから一概には言えんぞ
まあおっしゃる通り17世紀から19世紀までの大事な期間を工業力の育成も資源と資本の蓄積も怠けてきたツケは大きすぎたな

しかしヨーロッパしか戦場になってないのに
何故か大戦中は五輪が中止されたり、名称は「欧州大戦」じゃなくて
「世界大戦」なのは違和感あるな
一応当時の日本だと「欧州大戦」と言われてたらしいが

五輪についてだけどアメリカで代催する手段はとれなかったのかな

一応太平洋戦線やアフリカ戦線もあるから
欧州戦線の規模にくらべりゃクソ程しかないだろうが

やる夫で学ぶ第一次世界大戦でさガリツィアとブルシーロフの回見たら思うけど仮にオーストリアとロシア単独で戦争したらオーストリア負けるんじゃね？動員速度でもあれだし言葉がしゃべれない兵士の割合もロシアよりさらに深刻だったとか

これ開戦時がオーストリアvsセルビア（ロシアが介入）で
それに対してドイツがロシア（セルビア）のみに介入してた場合ってフランスはロシアとの協定を履行してドイツに宣戦布告してたのかね？
またその場合はイギリスはどうしたんだろう？どちら側に立って参戦なのか中立を取ったのか。

>>294
ほとんどの列強が争うわけだから世界中の植民地が影響を受けないわけが無い
まさに世界大戦であってるよ

>>>294
日本　アメリカ　ヨーロッパ領をほぼ失ったオスマン帝国も参戦してるし欧州だけの戦争でもないんじゃね？主戦場は欧州だけど

>>297
フランスは普仏でぼこぼこにされてドイツへの復讐の機会を狙ってたから、ドイツがロシアだけに対応してても多分参戦してくると思うよ
イギリスはどうだろうなぁ？建艦競争でドイツには警戒していたけど、少なくとも中立は保つんじゃないか？