ニコニコ大百科

>>148
文章だけで誰が書いたか即断できるのは、個性としかいえないw
この人の評は、一貫性のないその場の結果論を
不必要に勿体ぶって大仰に語りたがる「腐れ儒者」ぽさが
鼻について俺はあまり好きではないが……

>>149
大変適切な評と思う。当時の群雄が彼を忌み嫌った理由も
まともな人材が去って残らなかったことも、非常に納得がいく。本質的に「他人との共存」ができない人なんだね。
生活に困らないボンボンの息子がどうしてこんなにハングリーなのかね。

正史では袁術についてはほとんど何も分からない
動機どころか経緯すら書いてなくて魏晋系列の正史の限界を感じる
江表伝がもっとしっかり残ってれば分かることも多かったかもしれない

ブラック企業の経営者は言い得て妙だなｗ
孫策や呉景らの扱いみたいな飴と鞭の使い分けの絶妙さとか
部下のバランスコントロールの巧みさ
加えて部下の功績を上手く自分の功績にしてしまう所とか
実にらしい例えだわｗ

曹操に負けた後も数万の軍勢を維持してるし、没落の本当の原因は本人の資質うんぬんより、同時期に長江より北の袁術領を襲ったという水害じゃないかな
なお袁術が災害復旧に取り組むべきタイミングで、曹操軍が抜け目なく侵攻して袁術の本拠地を奪ってる
袁術が凄いのはそれでもなお１万余の軍勢を維持したことだが、その軍勢率いて宿敵だった袁紹を頼ろうとしたのは、自然災害と戦災でもうどうにもならなくなっていたのだと思う
そこへ曹操陣営から戦上手の劉備が派遣されて袁術を通せんぼして、荒廃した領土から補給できない袁術軍は四散してしまったのではないかと
袁術が内政下手というより、敵が弱ったらすかさず食いつく曹操の苛烈さが凄かったんじゃないかな

曹操と袁紹の戦いで曹操軍の別働隊が袁紹領に侵攻して領土を荒らし回ったこと考えると、曹操は袁術に対しても同様の戦いを仕掛けて袁術領の荒廃に拍車をかけたかもしれん

ブラック企業の経営者か
今まで見た袁術評で一番わかり易い気がするなｗ

人に嫌われまくり、戦も下手で、内政もまともじゃなかったイメージあるのに大勢力を維持してた理由が
今まで謎だったけど、ブラック企業の例えはわかりやすい…

袁術は良いよな
気に食わなければ王族だろうと殺すし、戦に負けたらさっさと逃げて新しい本拠地手に入れるし、民のことなんか考えず豪勢に暮らして、最後は天子になって野垂れ死ぬんだぜ
民衆からしたら悪魔だけど歴史上の人物で言えばかなり魅力ある野郎だと思う
こいつと同じくらいドラマチックな人生送ってる奴、同時代だと劉備くらいじゃないのか

いいとこで生まれて調子に乗ってやりたい放題の末に自業自得の死ではありきたりすぎるというか、強い以外董卓と変わらんのじゃね？
むしろ売り→州ひとつを得る→負けて流浪→居候→皇帝という劉備の流れに比するべきドラマはないと思うけども

そう？
こんなに派手に成功と失敗を繰り返した群雄はあの時代だと劉備以外では曹操くらいじゃないかと思う

そう言うほど一体いつ成功したかって話だ
結局スタートはよかったけど能力がないから転がり落ちてそのまま死んだ、頂点からの急降下人生でしかない

まあこの記事だけ見てるとそう思っちゃうのも仕方ないかもしれないが・・・袁術が一番ギリギリで面白い、何進～董卓期の群雄割拠の端緒について何も触れられてないからね。

端的に言えば、袁術は確かに汝南袁家の出身だけども、「袁家の人間だから汝南を受け継ぎました」なんてタナボタなルートをたどったわけではない。むしろそのスタートは「中枢の政争から逃れて、本拠地ではない地方に逃げた」という、袁紹とそこまで変わらない不利なもの。
そこから権謀術数を尽くして、図々しく立ち回り、派手に成功と失敗を繰り返して、最終的に（荊州を追い出され）汝南と寿春を乗っ取ってそこに居座ったんだよ。この記事だと殆どこれ以降のことしか書かれてないんだけど。

これには袁家の名声も多少なり影響しただろうけども、そのおかげで成功したなんて単純なものではない。汝南には他にも張家や許家のような名門が根を張っていて、彼らの勢力も袁氏に決して劣るものではなかったし、中国全土なら同じような条件の名家は（弘農楊家とか蜀趙家とか）多かったが、彼らはみんな群雄にはなれなかった。

反董卓連合に参加した時の位は後将軍だけなんだな
他は曹操以外みんな太守や州牧・州刺史で自分の支配地を持ってたんだが
袁術にはそれが無かった
孫堅が南陽太守の張資を殺して南陽を乗っ取れたのはまさに渡りに船だったんだな

・・・そこら辺の手際が良すぎるからもしかしたら張資殺害は
反董卓連合になんとか参加させてほしい孫堅と
自分の土地が欲しい袁術の共謀なのかもね

明らかにそうだと思う
と言うかそういう風にとらえられるように陳寿が誘導してくれてる

袁術「ハチミツください」「ひやくくれ」

>>163
曹操「そらよ」　つ [虫の死骸]

>>164
袁術「ふざきんな!!111」

削除しました

呉の記録をそのまま読むと袁術と孫家の蜜月は孫策の江東で勢力拡大、袁術の帝位僭称あたりで終わっているように思えるが、ぶっちゃけ呉書ってこの辺りが裴注だらけの上に引用元によって時系列にズレがあったりとあやふやなんだよな
曹操に対する態度を明確にする前に孫策が死んじまったのも余計に混乱を招いてるが、孫氏がどこまで袁術の忠臣だったのかは気になるところ
本当に孫策が帝位僭称に起因して離反したとしたら、袁術の妻子を保護して手厚くもてなすかねぇというのが個人的な疑問

その辺は孫家の複雑な内部事情が原因じゃないかね。
ご存知、孫家の棟梁は本来孫堅だった。しかし袁術についていた孫堅は
袁紹派の劉表を攻撃途中に戦死し、孫家の軍勢は四散していた。

史実、後世を見ている我々からは、さも孫堅の息子である、孫策、孫権こそ
正当な孫家後継者のように感じるが、実際には当時孫家絡みの有力者はたくさんいた。
特に孫賁はその父親が孫堅の兄である孫羌だったように、孫堅死後その麾下を多くまとめ、
対外的には彼こそ孫家の後継者のようだった気もする。つまり簡単に言えば孫策や孫権は
後から実力をつけて孫家閥とも言うべき存在の頂点になっただけで、当時では亜流だった。

孫賁、呉景のような、親袁術派の孫家を懐柔するために、孫策孫権は袁術の遺族を重用したのでは？
孫策、孫権自身は、正直袁術に恩寵などはほとんど抱いていないと思う。

この辺は孫策→孫権の時の孫輔（孫羌系）と孫暠（孫静系）や
孫権→孫亮の時の孫峻孫綝なども同じ事例

>>168
袁術は孫策との約束を反故にしたり危険視していたとも言われるが、一方ではかなり孫策に目をかけていた様にも思えるんだよな
孫堅死後の孫氏の統率者が孫賁って点は同意だけど、逆に言えば傍系である若輩の孫策に1000人弱もの兵を貸し与える袁術はかなり孫策に期待していたようにも思える
袁術の妻子の保護が呉景や孫賁への対処ってのは目からウロコだわ
確かにその通りかも知れん

袁紹や董卓も比較的かっこよく描かれている蒼天航路でも
袁術はさすがにかっこよく描けなかったというか、より一層ひどく描かれてるな…

本当に負けてはいけない戦いにはほぼ勝っているライバルの袁紹とその子分の曹操、更には『聞いた事のないような小物』である劉備でさえここで負けたらもう上がり目なしって戦いではきっちり勝っている

袁術の大事な戦で全部負けるか目的を果たせずに終わるというのは最早神がかっているとさえ言える

それでいて混乱している揚州にドサクサ紛れに逃げ込んで支配したり、劉寵を暗殺して陳国を乗っ取ったりと下手に目鼻が効くもんだから、戦略眼は悪くないけど戦には弱いという狡賢い悪役のイメージがピッタリ

小物界の大物
三国志演義で曹操劉備孫策の噛ませ犬にされるのも納得
「名門が新興の英雄に負ける」という綺麗な構図を作ってくれる成帝様

史実での遺族の動向から「実は孫父子との仲は良かったんじゃ？」とか
陸績のみかんの逸話から「本当は良い人だったんじゃ？」とかいう見方もあるけど、
やっぱりこの人は「ザ・小ボス」でいて欲しいよなｗ

横山版の、モブ農民に故意に水を零された上に罵倒される最期は印象的

ついに三國無双に参戦と聞いて

正直無双への参戦は遅すぎるくらいである
袁紹曹操劉備孫親子と多くの君主キャラとかかわりを持つ重要キャラだ

>>177
まさにそうだな
後漢末の争乱期を描く上ではどうあっても欠かせない人物の一人ではあるからな
実際無双8の各種イベントは袁術の登場によって大きく厚みを増したと言って過言じゃないと思う

家名と謀略を駆使して凄まじい勢いで勢力を伸ばしつつ他群雄たちを潰し合わせた手腕は本気で見事ではある
そればっかり頼って戦争をあんまりしなかった報いのように百戦錬磨の曹操軍との直接戦闘では手も足も出ず完敗するという皮肉な流れになったけど

袁術はとにかく直接戦に弱すぎるからな…
相手が曹操・袁紹連合軍だからって匡亭で大破される⇒封丘で追撃される⇒襄邑に撤退するも破れる⇒寧陵でも敗れる⇒九江郡まで逃げるという潰走コンボは他の群雄でも中々見れない負けっぷり