ニコニコ大百科

攻撃機全般に言えることだが、対叛乱作戦などの状況では明らかにF-16以上に有用だ。A-10の同業者Su-25、さらにローコストのOV-10も未だに活躍し続けている。OV-10に至って2017年6月フィリピンのマラウィ戦闘で急降下爆撃を敢行した。
ローコスト攻撃機に助かった地上部隊の命は数知れず、これと比べればマルチロール機の運用コストが割り高で出撃回数が制限された、低速低空飛行が必要な任務にも不適だ。
A-10の親父A-1スカイレイダーはベトナム戦争時の戦闘捜索救難任務で「Sandy」とよばれ、救助ヘリ部隊のエスコートと着陸場制圧役を担当し、墜ちたパイロットと包囲された特殊部隊にとっては守護神に近い存在。しかし単発機故にエンジンが対空砲にやられ墜落したケースが多く、当時では最も損害率が高い攻撃機だ。
ベトナム戦争A-1が老骨に鞭打つしなければならない状況で、USAFの一部有識者が新型低速攻撃機の必要性を痛感したため、重防御のA-10が生まれた。

>>871
＞一部有識者が新型低速攻撃機の必要性を痛感
違うぞ。AH-1にCAS用の予算持ってかれるのが嫌だっただけだぞ。

OV-10が動き回ってるあたり、テロ狩りはプロペラで事足りるのかね。

wikipediaのBAe ハリアー II記事から：
2006年、ハリアーGR.7がアフガニスタン南部における国際治安支援部隊（ISAF）の任務の拡張の一環として、アフガニスタンに展開した。 7月から9月までの間に計画された作戦や地上部隊の近接航空支援のために、イギリスのハリアーに供給された弾薬は179から539に増加し、そのほとんどはCRV7ロケットであった。
ハリアーは固定武装として機関砲を持っていないため、あるイギリス陸軍の空挺連隊少佐はハリアーの航空支援能力をA-10と比較して、「まったく、まったく役に立たない」と評した。

実はベトナム戦争の最中にUSAFがA-7D、A-37、OV-10など攻撃機を開発したが、その性能に満足しないため、A-10を開発した。
A-37とOV-10と比べれば、A-10は攻撃機として割高のは事実だけど、正規軍同士の限定戦争にも対応できるのが利点だ。
あとA-10の必要性を批判する意見が多いだけど、専門職の攻撃機はA-10以外にもたくさん現役している。A-10はそんな攻撃機パイロットの間で高く評価されている。

http://news.militaryblog.jp/web/Italian-exchange-pilot-lives/thunder-standard.html
米軍のパイロット交換プログラムに選抜されたイタリア軍パイロットが A-10 攻撃機を操縦
｢私は、AMX A-11とA10は同じようなものだろうと思っていました。しかしまったく別物です。たとえばGAU-8機関砲です。AMXにも20mm機関砲が装備されていますが、GAU-8は次元が違う。操縦席でヘルメットやエアマスクを装着していても、GAU-8機関砲の振動や咆哮、そして火薬の臭いすら伝わってくるのです」。

古いだの有用だのごちゃごちゃ言ったところで、米国は使用し続けることを決めた。どんな理由にしろこれが全てやろ。

>>875
ブローニングＭ２、Ｂ－５２に続く長寿シリーズになりつつある。
っていうか、このままだと半世紀越えコース確定である。
Ｍ１６系統は改修でマイナーチェンジしまくってるからちょっと微妙。

a-10もいっしょなのガワだけで中身はもう別物ですやん。

>>877
M16系統なんて、機関部すら一部別物だったりするんだよなあ。

そのM2やB-52でさえ代替存在が求められ続けているんだよなあ…
特にB-52に関してはかなり深刻だし

M2はケースレス弾レベルの技術革新がないと代替不可能。

B-52はいい加減空力設計とかもちっと効率よくなるはずだが、空軍のミーハーが治らなきゃ大隊は無理だろうなぁ。可変翼とかステルスとか欲しがらなきゃいいんだが。
B-21も結局代替しきれないだろうね。

>>879
M2は事実上新造もされてるからね。
B-52は航空機の常識越えてるから、流石に後継何とかせえよとは思う。
当面はB-1やB-2が任務を引き継いだり補助するんだろうけども、あの輸送能力は低強度紛争においてはチートよ。

B-52ってランニングコスト面で結構優秀だからそこで長生き出来てるって部分はあるのかもな。

で、あえてB-52を退役させてステルス性のない爆撃機を新規開発してみても
果たしてペイができるのかって話にもなるだろうし。

>>882
半世紀以上活躍してる事による減価償却ってのもあるだろうから、新造となると確かに二の足は踏む。
しかし、航空機である以上はどこかで新造しないと継ぎ接ぎだらけのゾンビになる訳で、どこかで誰かが英断を下すしかないのよね。

B-52の話はあっちでやるんだ、超過疎ってるぞ

A-10もB-52もそうだが、基本的な思想と設計そのままで、
簡単に修正できる部分は修正して新造するべきなんだろうが…

ボロボロのをやりくりして使うメンテナンス費＞新造費

にならない限り新造しないのよね、使えてる限りは
上層部にしたら使えてるんだし新しく作る意味が無いっていう

新しく作るには使い道が少ないし、だからって少しだけ作るとなると割高になって現状よりコスト高になる
じゃあ他ので補おうとすれば、いろいろ不足が多くて、その補填で結局割高に
今有るのを使い倒し切るまではずっとこんなんでしょｗ

あるから使ってるだけで、新造するほどの機体ではないんだろうな。

性能も理由のひとつでしかないわけだよな
いかに少なく、いかに安く、倒せるかどうかについては悩む必要が
無いってわけだ

用途が限られ過ぎててな。しかも攻撃ヘリと比べて作戦の柔軟性に乏しいし、昨今の対テロ組織との戦いで重要なアジトに潜む戦闘員に対する攻撃力もヘリや無人機と比べてそこまで優位かと言うと…って所か

B52もそうだけど、「まぁいつかどこかで使い途はあるか」で残しておけるのが米帝の米帝たる所以だよなぁ。他の国じゃまず無理だ

>>888
オランダなんて戦車部隊自体が廃止だもんな。なお、その廃棄分の内、100両のレオ2A4を恐らくフィンランドが購入し、レオ2A4の余剰車体でマークスマン自走対空機関砲の車体をT55からアップデートしている。

そろそろちゃんとしたC型のキットがほしい

やっぱ他に使いようがないので他所に引っこ抜かれないってのは陸としては有難いよなあ

つべにしろニコニコにしろ、A-10関連動画で下品なコピペを張りまくるやつを見るたびに30mmぶち込みたくなるよ。

米空軍中将がメリケン議会で翼を新造した173機を2030年代まで維持を確約だそうですよ
残りはシラネらしいが

>>893
そのうち、エンジンダメになったから新造交換・アヴェンジャーガタがきたから交換・フレームに亀裂が見つかったから交換…
とやってるうちに、10機くらい事実上の新規制作になってそうだな…

>>894
有りうるから困る・・・
その最中にシレッと『どうせ乗せ換えるなら新型エンジン使っちゃえよ。もう既にある物を使えばコストダウンだし。』で新型ターボファンエンジンに乗せ換えたりしてそう。
なんだかんだでマイナーチェンジして尾翼形状をちょっと変えたりとかね。

対IS作戦で武装投下数が機種別で1位になったり
バンカーバスターの運用が始まったり
米空軍がノリノリで使ってるのに
いまだ米空軍がいらない子扱いしているなんて昔の知識の人多いよな

空軍もツイッター日本公式あったっけ？

>>896
一年だか二年だか前のデータだと投下数はB-1、ソーティ数はF-16が１位だった記憶があるけど最近更新したのかな
ソース持ってるなら貼ってくれるとありがたい

>>898
is作戦始まってから8月までの統計
http://www.defense-aerospace.com/articles-view/release/3/186408/a_10-hits-isis-targets-three-times-more-than-reaper-uavs.html

is作戦始まってから5月までの統計
http://www.military.com/daily-news/2017/06/02/f15es-a10s-leading-air-war-isis-stats-show.html

バンカーバスターの話はこれ
http://www.military.com/daily-news/2017/08/31/a10-warthog-drops-2k-pound-bunker-buster-isis-sniper-nest-raqqa.html

>>899
ありがとナス

IS本隊はイラクでアメリカにシリアでロシアに空爆されまくって地上でも追い立てられて流石にそろそろ死に体だなぁ
デリゾール包囲も崩壊してるしユーフラテスの渓谷地帯に引きこもってゲリラ戦の準備してるらしいし
IS本隊が引きこもれば暫くはアメリカが空爆支援するような状況も無くなってくるだろうけどA-10の再就職先はどうなるじゃろうか
北朝鮮牽制のために在韓米軍基地に大量に出戻り訓練コースとかありそう…ありそうじゃない？