や、既にお分かりの方には
蛇足なんでしょうが。一応
解説を・・・
この曲は
ボイジャー1号・
2号を歌ったものです。
1977年、
木星・
土星・
天王星・
海王星とそれぞれの
衛星を観測するために、
ボイジャー1号・
2号は打ち上げられました。
単独の推
力では
木星までの脱出
速度しか得られない探
査機が、
木星・
土星・
天王星・
海王星を次々と探
査してゆく為に、それぞれの
惑星の近傍をかすめ、その
引力を利用し加
速させる
スイング
バイ航法がとられます。
各
惑星がほぼ一列に並ぶ
1977年は、この探
査を実現させる数少ない機会でもありました。(次の機会は
175年後)
共に
8月20日に打ち上げられるはずの
ボイジャー1号・
2号でしたが、
システム不良のため
1号のみ16日遅れの
9月5日の打ち上げとなりました。
ボイジャー1号は
現在、
太陽系赤道面から34度北へ、
2号は26度南へと、それぞれ遠ざかりながら外
宇宙を
目指しています。
ボイジャーには
金メッキされた
銅版製
レコードが搭載されており、これには55の言
語の
挨拶が収録されています。
ボイジャー1号は
現在、
太陽から
140億kmほどにあり、
太陽風の圧
力が弱まり、
星間物質・
星間磁場の圧
力を受け始める
末端衝撃波面を
超え、
ヘリオ
シースと呼ばれる
太陽風・
星間物質混在領域にあるとされています。
2号はまだ
太陽圏の中にあるとされています。
1990年2月24日、各
惑星の探
査を終え、電
源の落とされていた
ボイジャー1号の
カメラに再び、そして最後の
指令が伝えられました。それは一度だけ
太陽系を
振り返り、最後の
写真を撮れというものでした。そして60枚に及ぶ
写真の中に、60億km彼方から見た
地球の姿がひとつの
輝点となって映し出されていたのです。
ボイジャー1号はこのあと、約4万年程後に
へびつかい座AC+79 3
888星系まで1.6
光年の
距離を通過、
2号は29万6千年後に
シリウスまで4.3
光年の
距離を通過するとされています。
ボイジャー1号の
現在の
速度は時速約6万1千km、
2号は時速約5万4千kmの
速度で
地球から遠ざかっています。