「SDガンダム外伝2 円卓騎士」とは、スーパーファミコン向けに発売されたRPGである。
概要
SDガンダムのカードダスシリーズをモチーフにしたRPGであり、実質的な「SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語 大いなる遺産」の続編にあたる。
物語は4章構成となっており、主人公である皇騎士ガンダムをはじめとした13人の円卓の騎士を中心となって進み、敵国であるザビロニア軍と対峙しながらボスを倒していく、非常にオーソドックスなRPGである。
特殊なシステム
基本的な枠組みこそ一般的なRPGと大差はないが、一方で本作には他作品にはあまり見られないようなシステムが数多く導入されており、良くも悪くも評判を2分する要因となっている。その中でも代表的なものを紹介する。
レベルアップ
一般的なRPGの多くは、敵を倒すことで経験値を得、一定の経験値を得ることでレベルアップするシステムを採用している。しかし、本作では敵を倒してもお金とアイテムしかもらえない。
その代わりとして、仲間を増やすことでレベルが上がっていくというシステムが採用されている。しかし、実は全キャラを仲間にしてもレベルが最大値に届くことはなく、裏技を使わない限りレベル99にまで到達することができない仕様になっている。
エンカウント
本作にはランダムエンカウント方式が採用されているのだが、キャラクターを動かさないままにしておいても敵に遭遇する上、アイテムの総重量によってエンカウント率が上下する独自のシステムを採用している。そのため、プレイスタイル次第ではエンカウント率が異様に高くなってしまい、一部のプレイヤーを悩ませることになる。
オーダーメイド
本作では、武器をオーダーメイドで作成することができる。システムとしては、まず最初に投入資金を決めることで性能の振り分けをし、名前を設定することで完成に至る。
しかし、どんなにお金を使っても適当な名前をつけると性能が優れない武器ができやすく、一方で特定の名前をつけることで極端に優れた性能を持つ武器ができてしまうなど、バランスが非常に悪い。
その他の特徴
上述したような特殊なシステムではないが、本作の特徴としていくつかを挙げていく。
多人数
1度に連れて歩ける仲間は、主人公の皇騎士ガンダムを含め、最大13名である。一方で、1度に現れる敵モンスターの数は大抵1~4匹程度であるため、妙に自キャラ側の人数が多い不思議なバランスになっている(ただし、本当に多人数で戦える環境が揃うのは4章になってから)。
魔法
本作には魔法が登場するが、MP(マジックポイント)のような値は存在せず、一定の体力を使うことで魔法を発動できる。もちろん、体力の回復を図る魔法(ヒール)を使うにも体力を使う。
対戦
本作にはOP画面から対戦モードに突入することができる。しかし、従来のSDガンダム外伝シリーズにあったようなカードダスを使うシステムではなく、一種のビンゴゲームのようなものである。どういった経緯があって採用されたのかは不明である。
関連商品
関連項目
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