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ずっとあなたが好きだったとは、1993年7~9月にTBSで放送されたテレビドラマである。究極のマザコン男・冬彦さんが有名であり、冬彦を演じた佐野史郎の出世作となった。
主題歌はサザンオールスターズの「涙のキッス」。
元々の構想では不幸な結婚生活を送るヒロインが、高校時代の元カレと再会して親の反対などを押し切って恋に落ちるという、当時はやりの典型的なトレンディドラマだった。しかし、ドラマが放送されると佐野史郎演じるヒロインの夫・冬彦さんの怪演が注目されるようになり、脚本・制作側も路線を変更して、徐々に冬彦さんの狂乱っぷりがドラマの中心となっていく。これに伴い、視聴率は右肩上がりに上昇し続け、最終回では視聴率34.1%を記録した(これは初回視聴率の2倍を超えている)。
放送から20年以上経った現在でも、マザコンの代名詞として知られる冬彦さんだが、病的なまでのマザコンだけでなく、妻のヒロインをストーキングしたり(今で言うヤンデレ)、SMクラブで虐げられて快感を覚えたり、その気持ち悪いまでの変態ぶりは、あまりにも鮮烈なインパクトを誇る。そのきっかけとなったのは母親演じる野際陽子の演技(怪我をした冬彦の指を舐める)に、佐野がアドリブで応えるものであり、これを見た脚本の君塚良一はシナリオを書き直すようになったという。その後も、冒頭の呻き声(これも佐野のアドリブ)や子供用のおもちゃの木馬に乗るなど、ある意味突っ込みどころ満載の展開や演出のオンパレードとなり、ドラマの人気にますます拍車を掛けることとなった。こうした冬彦さんの人気ぶりから、放送後に事実上の続編「誰にも言えない」が制作され、こちらも佐野と野際の更にエスカレートした熱演が好評を博し、松任谷由実の主題歌「真夏の夜の夢」と共に大ヒットを記録した。
一方、この作品で割を食ってしまったのが、ヒロインの相手役である布施博で、ドラマでは冬彦さんと離婚したヒロインと結ばれるのだが、冬彦さんに人気と存在感を完全に取られてしまい、布施はかなり不満が残ってしまったらしい。事実、リアルタイムでドラマを見たことがない若い世代になると、ドラマ自体は知らないが冬彦さんというマザコンキャラは知っている人も多く、冬彦さんが主役のドラマだと誤解する人も少なくない模様(あくまで主演は賀来千香子と布施博であり、佐野史郎はクレジットでも3・4番手の脇役扱いだった)。
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