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アミグダリン


ヨミ: アミグダリン
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医学記事 ニコニコ大百科 : 医学記事
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アミグダリン(Amygdalin)とは、バラ科の植物に含まれる配糖体である。レートリル(Laetrile)とも。


概要


有機化合物
アミグダリン
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基本情報
英名 Amygdalin
化学 C14H15NO7
分子量 309.27
テンプレートボックス

アミグダリンは、ウメモモアンズなどの未成熟な果実や種子に含まれる配糖体である。

配糖体とは、グルコースなどの糖がアグリコン(糖でないもの)と結合した化合物のことで、配糖体は、そのアグリコンがシアノヒドリンであるものをいう。シアノヒドリンとは、シアノ基(-CN)とヒドロキシ基(-OH)を有する化合物のこと。通常、シアノ基とヒドロキシ基が同じ炭素原子と結合したα-シアノヒドリンす。

アミグダリンは、分解されるとグルコースブドウ糖)とマンデロニトリルになり、マンデロニトリルが分解されるとベンアルデヒドとシアン水素)を生じる。このうち、ベンアルデヒドはベンゼン水素原子1つがアルデヒド基に置換された構造の化合物で、杏仁豆腐アーモンドエッセンスの香り成分。シアン水素)はであり、青梅を多少かじった程度のアミグダリン量では問題はないとされるが、大量に摂取すると中を引き起こすことがある。

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前述したように、アミグダリンはモモアンズに含まれる成分。アミグダリンには鎮咳(咳を鎮める)作用などがあるため、それぞれの種子の中身、「仁」は、生仁(トウニン)」「仁(キョウニン)」として利用される。日本薬局方には「トウニン末」「キョウニン」も収載されている(キョウニン劇薬および医薬品)。方では鎮咳去痰、緩下を標に仁が、消炎性駆血、通経、緩下を標に仁が用いられる。

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スイーツとして食される杏仁豆腐も、本来は生としての仁を用いて作られる料理であった。今日一般に販されている杏仁豆腐は、アーモンドエッセンスなどを用いて香りづけされることが多い。

過去には、アミグダリンがビタミンB17として扱われたことがある。ビタミンとは生物が生きていくうえで必要な物質のうち、炭水化物脂質タンパク質を除く有機化合物の総称。しかし、アミグダリンは欠乏症がなく、生物に必須の成分ではない。むしろ有を発生させる。そのため、ビタミンから除外された。また、抗がん作用があるとされたこともある。しかし、抗がん作用についての科学的根拠は確認できない、あるいは否定されている。アミグダリンがビタミンの一つであるかのように宣伝し、がん予防に効果があるように謳った健康食品やサプリメントが販売されているが、それを摂取したことによる健康被害も出ているため、注意されたい。


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最終更新日: 18/02/13 00:38
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