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シャッフル(Shuffle)とは、「混ぜる」を意味する英単語である。
多くのカードゲームにおいて、カードは裏向きにして無作為に積み上げられ、そこから引いて使用する。
そこで、カードを無作為に並べる方法として「シャッフル」が確立された。
日本語では「切る」という。
様々な種類があるが、無作為化の妥当性、素早さ、カードを傷つけないかどうか、イカサマのやりにくさなどによって使い分ける。
人間が行う以上、真の無作為化からはどうしても離れる。また、長い歴史の中でイカサマの方法も同様に確立されている。そのため、競技色の強いゲームやギャンブル性の強いゲームでは、シャッフルの方法についてトラブルになることもある。
また、トレーディングカードゲームなど、コレクション要素もあるカードにおいては、カードやスリーブを痛めるようなシャッフルを行うとやはり揉める原因になる。
自動でシャッフルを行う「カードシャッフラー」という機械も販売されている。
麻雀では、同様に牌を無作為化することを「洗牌(シーパイ)」という。
すべての牌を充分に混ぜ、裏向きに山に積む。
カード以上にイカサマの原因になることから、現在雀荘などでは全自動麻雀卓の使用が一般的である。
▲様々な方法があるが、無作為化の度合いには差があるため、「ファロー→ヒンズー」など、いくつかの方法を組み合わせることが推奨されている。
いずれのシャッフルにおいても、イカサマと見なされないよう、カードに折り目や過度の曲げをつけようとしたり、ベタベタと触ったり、カードをじろじろ見たりすることは避けるべきである。
カードの束を手に持ち、反対の手で真ん中か下のカードを抜いて一番上に置いていく方法。
花札の切り方はこれであり、主に日本などで用いられる。
無作為化には時間がかかるが、カードを傷めないため和製TCGではこれが好まれる。
ヒンズー・シャッフルの逆。
カードの束を手に持ち、反対の手の親指で上のカード数枚を抜いて積み上げていく方法。
主に欧米で用いられ、マジシャンのカードの切り方としてもおなじみ。
無作為化の程度はヒンズーと同程度。
カードの束を2つに分け、端をはじいてバラバラと重ねていく方式。
無作為化の程度は高く、次の「ファロー・シャッフル」と同程度。
漫画『遊☆戯☆王』では「ショットガン・シャッフル」と呼ばれていたが、ディール・シャッフルをこう呼ぶこともあるため、注意が必要。
カードをそらすため、曲げたり折ってしまう可能性がある。カジノではカードは原則使い捨てであるため問題ないが、TCGで行うのは嫌われる傾向にある。『遊☆戯☆王』でも、「ショットガンシャッフルはカードを傷めるZE☆」と言われていた。
もっとも、海外のプレイヤーはプレイドカードについてはあまり口うるさく言わない傾向にあり、ビデオカバレージをみると、他人のデッキでもかまわずリフルを行っていることがある。
いわゆる「横入れ」。コンバイン・シャッフルともいう。
カードを二つの束に分け、カードに隙間を作って一方の束をもう一方の束に割り込ませる方法。
裸のカードで行うのは難しく、厚紙の層を剥がしてしまうこともある。
一方、TCGではカードはスリーブに入れていることが多いため、カードを傷めにくく、時間が掛からず、無作為化が充分に行えるため推奨されている。
ただし、スリーブを傷めることがあるため、キャラクタースリーブなどを使用しているプレイヤーからは嫌われることがある。
競技面では推奨されるが、スリーブ愛好家からは嫌われるため、「横入れシャッフルはマナー違反かどうか」ということが競技色の強いゲーム出身者とそうでないゲームの出身者で議論になることがある。
カードの表面を横に向けることが多いため、見ながら行うとイカサマを疑われることがある(MTGでは失格例もある)。そのため、ファロー・シャッフル中はデッキから目を逸らすというマナーがある。
いわゆる「n枚切り」。カードをn個の束に1枚ずつ配っていく方法。
機械的に行えば、各束は「(デッキ枚数をnで割ってm余る数)番目」のカードに限られる。
そうでないように配ればシャッフルする者の作為が入る。いずれにせよこれは無作為化になっていない。
時間が掛かることもあり、競技では別のシャッフルが強く推奨される。
過去には「積み込みを無効化する」という噂もあったが、そもそも積み込みが疑われるようなときはジャッジを呼ぶべきである。
カードを2つの束に分け、上下を入れ替えること。
不正防止のため、シャッフルの後に別の人が行う場合が多い。
トレーディングカードゲームでは、他人のカードを触ることになるため、カードを傷めないような方法で行うことが推奨されている。
シャッフルしているように見えるが、順番が全く変わっていないシャッフル。つまり、イカサマである。
競技ではもちろん失格、場合によっては永久追放もあり得る。
カジノでやったら命の保証はない。
トランプ・マジックで用いられる。
例えば、リフル・シャッフルをしたように見えるが、右の束と左の束を完全には混ぜず、どこかで分離する。またはカットしたように見せかけてカットの境目を何らかの方法で保存しておく、などの方法がある。
なお、古典的なトリックなので、不正に使おうとしてもすぐバレるだろう。
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