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タイムトラベル11の理論


ヨミ: タイムトラベルジュウイチノリロン
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タイムトラベル11の理論(The 11 Theoretical Gate)とは、現代物理学においてタイムトラベルを実現するかもしれないと予想されている11の理論のことである。


概要


本来、タイムトラベル物理学大原則である「因果を破るものとして否定されている。世界で起きている物事すべてに原因と結果がセットで付いて回るからである。これが否定されると文字通り世界は「何でもあり」になってしまい秩序がくなってに思考することができなくなる。

しかし物理学者の中には、限定的ではあってもタイムトラベルが実現する可性について考察している人間が存在する。そんな科学者達の立てたいくつかの理論をまとめたものが、以下に示す「11の理論」である。

いくつかの理論セットになっており、ある理論が別の理論で否定される、というようなこともある。


11の理論



01 「中性子星理論」


「中性子は、太陽より較的重い恒星寿命を迎えた時に生じる高密度ののこと。太陽をはじめとする恒星夜光のほとんど)は軽い元素が衝突で重い元素へと変わっていく過程でエネルギー放出する核融合反応っている。しかし寿命尽きると、のような重元素ばかりが貯まって核融合反応が起きにくくなる。軽いはそうした金属が残って静かに冷えてゆくが、重いでは「自分の重量で重力が大きくなる」→「重力でもっと自分を締め付ける」→「さらに重力が大きくなる」→ という無限ループに陥り、最終的に巨大な爆発を起こす(超新星爆発)。その後はあらゆる元素重力で潰れてしまい、原子よりも小さくて結合の非常に強い中性子しか残らない。

 この上では地球はおろか、太陽をもえる非常に強い重力が働く。アインシュタイン一般相対性理論では「重力が働く場所では時間の進みが遅くなる」とされており、非常に強い重力のために時間がゆっくり経過する。もし中性子の上でしばらく生活することができれば、外の世界では中の数倍~数倍の時間が経過しており、一種の未来へのタイムトラベルが成立する(例:1時間いたはずが20年過ぎている)。

(なお、重力による時間のひずみは地球でも起きている。位置情報システムGPSでは人工衛星に正確な原子時計を積んでいるが、地球から離れている衛星の中では地上より重力が弱いため時間はく経過し、人工衛星内の原子時計は地上の電子時計より進んでしまう。時間がずれると正確な位置情報が得られずGPSは正常に働かないため、時間のずれを計算で補正して運用している。)

(反論)中性子の周りの表面重力は強すぎる(地球の約1000億倍)ため、何も考えずに近づくとその重力と潮によってプチっと潰れて、それこそゲル状になって表面にドロリと流れることになるだろう。また、中性子重力が強いだけでなく強な磁気と電磁波放出するため、よっぽど強な遮蔽手段がい限り接近は難しい。

また、地球に最も近い中性子でも20光年と結構な距離があるため利用は難しいと見られる。もちろん今後もっと地球に近いものが発見される可性がないわけではないが、そのときは太陽系地球に与える影(おもに宇宙放射線による被曝)は少なくないだろう。

  もし中性子だけで球殻状の構造物をつくることができれば、中に入った人間は全方向から均等に重力を受けるため、潰れることなくまるで重力状態のように中で浮かびながら時間の経過を待つことができるだろう。ただし、そんなものをどうやって作るか、どうやって潰されずに中に入るのかという問題もあり、これまたハードルが高い。
 


02 「ブラックホール理論」


ブラックホールは中性子の場合よりさらに質量が大きい恒星寿命を迎えた後に生成されるとみられる体であり、自分の重力が大きすぎて全てが潰れてしまったものをいう。ブラックホールはその強大な重力すら吸い込み、絶対に逃すことはない。その表側にある領域「の地イベントホライゾン)」をえた先の密度限大になる一点「特異点」では既存の物理法則が適用できない。その周りではタイムトラベルが可な時構造を実現する可性がある。

代表的なものとしては、アインシュタイン方程式の「カー解」から予測される、回転するブラックホールでの「閉じた時間線Closed Timeline Curve/CTC/時間的閉曲線)」がある。

アインシュタイン方程式宇宙における重力の役割を記述し、の成長から宇宙の死まであらゆる重力関連現を規定する重要な式であるが、その解の中に、「過去に戻るループ」を許容するものが存在することが数学クルト・ゲーデルによって示された。この場合物体はある軌をめぐって過去の同じ地点に戻ってくるという不可思議な現おこす。これは一種の過去へのタイムトラベルである。ほとんどの物理学者は「そんな解は現実世界ではありえない」として視したが、いくつかの事例でこの閉じた時間線が生じる可性のある現(例:宇宙が回転している場合に生じるゲーデル解)が出てきており、カーブラックホールもそのひとつ。

実際にブラックホールを「扱う」のであれば、回転に加えて電荷も持つ「カーニューマン解」によるブラックホールカーニューマンブラックホール)のほうが電磁場で制御できるため使い勝手がいいとされる。

ブラックホール」についてはキーワードも詳しいのでそちらも参考に。

(反論)ブラックホールに接近するためには中性子以上の重力(と重力の変異や潮)に耐える必要があり、より現実的でない。通常の物体は潮のもたらす「スパゲッティ化現」で引き伸ばされて粒子レベルまで分解される可性が高い。一応、巨大なブラックホールでは潮は弱くなるため生き延びる可性は増えると推測されている。

ただ、基本的に「事の地面」に入った物体は外に出てくることはですら不可能である。そして吸い込まれたあと、吸い込まれた対がどうなるかはまったく未知である。よく言われるブラックホールの対となる出口ホワイトホールは出て来た物質が出口にたまってブラックホール化してしまうので存在可性は限りなく低いとされ、いったい吸い込まれた物体が持っていた情報がどこへ消えるのか?という疑問はまだ全に解決されていない。

一説には、

  1. としては一で吸い込まれて死亡する。
  2. それを外から観測すると、事の地面に近づくにつれてスピードが遅くなり、最後には永久に静止しているように見える。
  3. 吸い込まれた本人から見ると、強重力主観時間が限に引き延ばされるため、身動きもとれず死ぬこともできないまま永久に事の地面に囚われ続ける。

ということになるのではないか…と言われているが、こればっかりは実際に飲み込まれてみるしかない。そのうち考えるのをやめた、となれるぐらいの体と精があればよいのだが。

ただし、この「主観時間が限に引き延ばされる」という部分には疑問の余地が大いにある。主観者自身はその場所の時間の流れの中にいるわけで、仮に外から観測すると永久に停止しているように見えたとしても主観時間は通常と変わりはないはずである。(仮に主観者の10が外の観測者の五十年にあたる条件だとする。外の観測者から見ると主観者はほぼ停止しているように見えるだろうが、主観者がその場所で過ごす主観時間は10だけである。10の間に五十年の主観時間を過ごすことにはならない。)

エネルギー素粒子衝突などからブラックホール地球上で生成するという案もあるが、発生するマイクロブラックホール(MBH)」はできたとしても「外に出てくる(射)エネルギー」が「吸い込んで得るエネルギー」より多く、すぐ消滅する可性が摘されている。よく言われるように発生後ただちに地球を吸い込むように成長するのは難しいとみられる。

閉じた時間線が実在するかという問題に関しては、今のところ存在が確認されていない。理論物理学スティーブン・ホーキング博士は「閉じた時間線は場のエネルギー密度が限大になり存在できない」という「時間順序保護仮説」を立てている。

 


03 「光速理論」


移動速度光速度(30万キロ)に近づくと、アインシュタイン特殊相対性理論に基づき時間がゆっくり進むようになる(ローレンツ収縮)。光速に達することができれば、内部での時間は停止する。そして光速えた場合、時間は過去に向かって逆行するとみられる。

SF作品においてはこの時間の遅れがウラシマ効果と呼ばれる場合がある。宇宙船で高速移動を経験した乗員が地球に戻ると、数年の時が経過していて知り合いは皆死んでいた…といった具合。一種の未来へのタイムトラベルである。

この時間の遅れの発生も実験的に実されている。そのままでは数メートル飛ぶうちに分裂してしまうような寿命の短い粒子が宇宙から地球上に数100km飛んで観測されるのは、時間の遅れで粒子の寿命が延びるためである。また、旅客機に乗せて移動させた精密な原子時計も遅れが確認されている。

(前述の一般相対性理論の例として人工衛星時計は進むとしたが、実は特殊相対性理論もこれに絡んでいる。速約4kmという高速で動いている人工衛星時計特殊相対性理論の影だけを見ると地上よりも遅れる。ただし、人工衛星においては「一般相対性理論による時間の進み」のほうが「特殊相対性理論による時間の遅れ」より大きいため、人工衛星時計は進むことになる。この両方の影をきちんと補正しないと、GPSは運用できない。)

(反論)特殊相対性理論では「情報が伝わる速度の最高値は光速であり、それ以上の速度に加速することは出来ない」としている。また特殊相対性理論によれば物体の速度光速に近づくにつれ時間の伸びとともに同時に質量が増大・長さの収縮も起こるため、正の質量がある物体は光速に達することは出来ないことが実験的にも明されている。どれだけ強エンジンが開発されても、スピード光速に近づけば近づくほど質量が増加するので加速効率が落ちていき光速には達しない、ということになる。

一応、光速に近い加速が可な手段があれば「若いまま未来に行くこと」は出来るようになる。ただし光速えることができない以上、過去に行くことは不可能である。

ちなみにの粒子(光子)が高エネルギー状態などで光速えて移動する可性を示唆する光速変動理論が一部で提唱されていたが、2011年香港の研究グループが厳密な測定により「光子光速えることはない」こと、つまりアインシュタインが提唱していた光速度不変則」明した、と発表した。このニュースは「タイムトラベル不可能明」というタイトルで紹介されて話題になった。ただし以下にも示すように、光速が絡まないタイムトラベル理論はいくつもある。

 


04 「タキオン理論」


先の「光速理論」の延長上。もし速度える粒子が存在するとすれば、特殊相対性理論に基づき質量が「虚数」という存在が仮定される。このような粒子をタキオンと呼ぶ。逆に光速以下でしか運動できない一般的な粒子を区別してターディオンと呼ぶこともある。もしタキオンが存在しかつ利用できるなら時間を逆行するため、過去への通信に利用できる可性がある。

なお、一部健康関連商品で「タキオン含有」なるものが売られているが、タキオン理論光速で動き続けなければならず止まっていることはないので、まずウソだと思った方がよい。というか、タキオンの観測とか収拾ができたら本気でノーベル賞が狙えるはず。健康食品なんか売ってる場合ではないぞ!!

(反論)そのような粒子は未だ観測されておらず、また観測できると因果の原則に触れるため観測できる可性はないと見られている。タキオンによる光速の効果が因果に影を与えないとする「再解釈理論」も物理学者から提案されている。
 そもそも、「虚数の質量」とはローレンツ収縮の式内に含まれる速度の項vに光速c以上の値を代入したときに出てくる値だが、物理的に何をすのか分かっていない。 

なお、2011年ヨーロッパアメリカ日本などの共同研究チームが、欧州原子核研究機構CERNの施設(スイス)で生成した貫通性の高い素粒子ニュートリノを地中に飛ばし、イタリアの施設で検出するOPERA実験の際に同じ距離が通過した場合よりも60ナノタイミングで検出されるというの現を発見。ニュートリノ日本の研究施設・カミオカンデなどの実験により正の質量をもつことが判明しているため、タキオンですらない正質量粒子が光速などありえないと大騒ぎになった。このことはセンセーショナルに世界中で報道され、日本でもNHK等が通常のニュース番組で報道したため一般にも広く知られることとなった。

最終的に、実験中厳密に時間を計測するために使用していたGPS衛星からの信号と時計同期させる装置の間のケーブルに緩みがあったことがによる時間のズレが確認され、光速ニュートリノの存在は否定された。

 


05 「ワームホール理論」


構造の位相幾何学の中で、時の二か所を任意につなぐ「時食いの存在が想定されており、これを「ワームホールという。これを用いれば、間の2か所をつなげて瞬間移動する「ワープ」が実現する可性がある。

理論物理学者キップ・ソーンはワームホールの出入り口を光速に近い速度で移動させる(先の「光速理論」に基づく)ことで過去と現代を接続することができると考えた。

(ここから少しややこしい解説を挟むのでかうまい説明む)


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最終更新日: 17/01/16 20:23
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