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ダニ・ペドロサ


ヨミ: ダニペドロサ

ダニ・ペドロサ[外部]は、スペインカタルーニャ州バルセロナ県サバデル[外部]出身のMotoGPライダーである。

1985年9月29日生まれ。

2001年よりMotoGPへの参戦を始め、2003年125ccクラスチャンピオン
2004年2005年250ccクラスチャンピオンを獲得した。
2006年から2018年までレプソルホンダから最大排気量クラスへ参戦した。

クラス合計で通算54勝、最大排気量クラスでは通算31勝を挙げた。

2018年シーズンをもって現役引退した。
2019年2020年KTMワークステストライダーになる。
 


ゼッケン、レーシングスーツ、ヘルメット


ゼッケン26番は師匠であるアルベルト・プーチから与えられたものである。ちなみにアルベルト・プーチは27番をケーシー・ストーナーに、24番をトニ・エリアスに与えていた。

2005年はゼッケン1番、2008年はゼッケン2番、2003年2009年はゼッケン3番を付けたが、それ以外の年は全て26番を付けている。

2007年から、レーシングスーツ星のマークでおなじみのアルパインスターズ[外部]を使っている。


Araiヘルメット契約している。もともとは他のメーカーヘルメットを使っていたが、レースの時のシールド曇りに悩まされていた。2005年シーズン途中、チームメイト青山博一からAraiヘルメットを借りたら非常に良好だった。第4戦フランスGPでレースになってもAraiヘルメットが視界良好であることに感したダニは、他メーカーとの契約を途中解除してまでArai契約した。

2015年10月から漢字の「侍」が入ったヘルメット[外部]を好んで使っている。

2015年10月日本GPが開催され、Araiがスペシャルヘルメットとして侍ヘルメットを作成した[外部]。これを被ったダニがいきなり快勝し、次のマレーシアGPでも勝利した。これで縁起の良さを感じたダニヘルメットを使い続けている。

本名はダニエルDaniel)で、2005年まではこれが登録名だった。
 


体格とライディングスタイル


体格が小さい

体格は称で身長158cm体重51kgであり、とても小柄な部類に入る。
MotoGP最大排気量クラスライダーの体格データを並べた表を見ても、そのことがよく分かる。

※下記データ2019年1月1日時点のMotoGP公式サイトデータを参照にした

191 ロリスバズ 79 ロリスバズ
185 スコットレディン 78 スコットレディン
181 ダニロ・ペトルッチ 78 ダニロ・ペトルッチ
181 ヴァレンティーノ・ロッシ 74 カレルアブラハム
180 カレルアブラハム 74 アンドレア・イアンノーネ
180 アレイシ・エスパルガロ 69 ヴァレンティーノ・ロッシ
180 ハフィズ・シャリーン 68 アレックス・リンス
178 アンドレア・イアンノーネ 68 カル・クラッチロー
178 ティト・ラバト 67 中上貴晶
177 ファビオ・クアッタハッホ 67 アンドレア・ドヴィツィオーゾ
176 フランコ・モルビデ 66 アレイシ・エスパルガロ
176 アレックス・リンス 66 ハフィズ・シャリーン
176 フランチェスコ・バニャイア 66 ファビオ・クアッタハッホ
175 中上貴晶 66 ヨハン・ザルコ
175 ジョアン・ミル 65 ティト・ラバト
173 ジャック・ミラー 65 フランチェスコ・バニャイア
171 ヨハン・ザルコ 65 ホルヘ・ロレンソ
171 マーヴェリック・ヴィニャーレス 65 マルク・マルケス
171 ポルエスパルガロ 64 フランコ・モルビデ
171 ホルヘ・ロレンソ 64 ジャック・ミラー
171 ケーシー・ストーナー 64 マーヴェリック・ヴィニャーレス
170 カル・クラッチロー 64 ポルエスパルガロ
170 ミゲール・オリヴェイラ 64 ミゲール・オリヴェイラ
169 マルク・マルケス 60 ジョアン・ミル
167 アンドレア・ドヴィツィオーゾ 58 ケーシー・ストーナー
158 ダニ・ペドロサ 51 ダニ・ペドロサ

 

体重が軽いので、立ち上がりの加速が速い

ダニ・ペドロサの体重は51kgであり、この体重の低さが大きな武器となっている。

軽い体重なので低速からの立ち上がりが速い。立ち上がりを一杯速くするスタイルである。

立ち上がりを速くして後続をぶっちぎって優勝、というのが彼の勝ちパターンである。

反面、ブレーキングはそれほどハードではない。ブレーキングには筋を使うのだが、ダニ・ペドロサは筋々というほどではなく、ハードブレーキングにはやや不向きといえる。混戦の中、ブレーキングでバシッと抜いて、僅差で優勝・・・というのはやや少ない。
 

体重が軽いので、タイヤに熱が入りにくい

体重が軽いので、タイヤに荷重がかからず、熱が入りにくい。これは短所と長所の2面がある。

レース序盤はなかなかタイヤ温度が上がらず、上手く走れないのが短所である。MotoGPタイヤを適切な温度に上げてタイヤを溶かしながら走るのだが、それができない。

タイヤが過熱しにくいので、タイヤが長持ちし、レース終盤に強くなるのが長所である。
 

体重が軽いので、雨のレースが苦手

体重が軽いので、タイヤにズシッと荷重をかけられず、滑りやすいレースは苦手となる。

2012年マレーシアGPはレースとなり、ダニ・ペドロサが優勝した。そのとき「レースをこんなに上手く走れたのは初めてだ」と嬉しそうにコメントしていた。レースで勝ったのはその時点でそのレースが初めてだったらしい。を苦手としていることがよく分かる。
 

体重が軽いので、吹っ飛ばされやすく、怪我しやすい

体重が軽いので、転倒したときに吹っ飛ばされやすく、負傷する確率が高い。日本語版Wikipediaの「負傷歴」[外部]英語版Wikipediaの「Injuries」[外部]では負傷歴が記述されており、怪に苦しんできたことがよく分かる。とにかく全身手術跡だらけで痛々しい。

こちらの画像[外部]は、イギリステレビ局BTSportsが作成した。
 

セッティング能力が非常に高い

非常に繊細なところまで気が付き、セッティングを詰めるのが上手いらしい。レプソルホンダ技術者ペドロサの開発を誉める記事は散見される。記事1[外部]
 

体格が小さいので、セッティングを完璧に当てないと苦戦する

体格の大きいライダーは、セッティングに失敗しても、体重を前後に移動してどうにか走ることができる。前輪が滑りそうになったら前に体重をかけて前輪を抑え、後輪が跳ねそうになったら後ろに体重をかけて後輪を抑える・・・こういう芸当が可である。

ところがダニは体格が小さいので、体重移動することが難しい。

前輪が滑りそうになったら前に体重をかけて前輪を抑える・・・というのは、ダニのような小柄なライダーでもなんとかである。ヘルメットカウルに当たるところまで体を前に乗り出して、強引に前輪へ荷重をかけることは、一応可である。ダニは体重が軽いので効果は較的弱めだが、どうにか荷重をかけることができる。

ところが、後輪が跳ねそうになったら後ろに体重をかけて後輪を抑える・・・という作業は、ダニにとって不可能に近い。ダニのように小柄だと腕が短く、お尻を後ろに移動させることに限界がある。まさか、手をハンドルから離すわけにも行かない。


ダニにとって、「セッティングの失敗を体重移動でごまかす」という芸当は難しい。

このため、セッティングがぴたり当たったレースはとんでもなく速いが、セッティングが少しでも外れたレースは一気に苦戦する、という傾向が見られる。
  

空力デバイスを付けたがらない

2015年の開幕戦からドゥカティワークスマシンデバイスを付け始め、2016年には各メーカーがこぞってマシンカウルに羽根をつけてを稼ぐようになった。この時代の流れは、空力パーツ(MotoGP)の記事にまとまっている。

ところが、ダニ・ペドロサは、一貫してデバイスを付けようとしない。

これはなぜかというと、ペドロサが体面で劣るからである。デバイスを付けるとマシンを操縦しにくくなり、非常に体を消耗させられる。このことは中本修平HRC社長が発言しているし、巨大なデバイスを付けたドゥカティワークスアンドレア・ドヴィツィオーゾアンドレア・イアンノーネがそろって腕上がりに苦しんだことからもそうした事実をうかがうことができる。

デバイスを付けて体を消耗する、ということを避けるのが、ダニスタイルとなっている。
 


実現しなかったヤマハ移籍


カル・クラッチローが「ホンダのマシンが一番扱いづらくて体力を使う。ヤマハは体力が要らない[外部]」と発言しているように、ホンダマシンは体を消耗するマシンであり、ヤマハマシンは体を使わないというのが一般的な見解となっている。

それゆえ、「体がやや劣るペドロサはヤマハ向きでないか」「ペドロサがヤマハに乗ったらチャンピオンを獲るのではないか」と盛んに言われてきた。

2016年シーズン序盤にはペドロサがヤマハ入りするのではないかと報道された。マーヴェリック・ヴィニャーレスヤマハ移籍を断ってスズキ残留を決めたら、ヤマハはダニ・ペドロサを獲りに行くだろう、という報道である。これは単なる飛ばし記事ではなく、レプソルホンダペドロサとヤマハの接触を知っていた。

ペドロサ流出に備えてレプソルホンダアンドレア・ドヴィツィオーゾと交渉していた。このことはドヴィが認めている[外部]

結局、マーヴェリック・ヴィニャーレスヤマハ行きを決め、ペドロサのヤマハ移籍は実現しなかった。
 


得意なサーキット、不得意なサーキット



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最終更新日: 19/05/05 22:13
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