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ナトリウム(Natrium)とは、金属の一種である。
単体のナトリウムは融点98℃、沸点833℃、密度0.97(水の密度は1)の銀白色の柔らかい金属である。つまり、100℃で融け、水に浮き、ナイフで切れる、という日常的に目にする金属とはかけ離れた性質を持つ。
金属ナトリウムは非常に反応性が高く、空気や水とも反応する(後述)ため、通常は鉱油または不活性ガス雰囲気下で保存される。
ナトリウムは空気中の酸素や水とも反応する。例えば次のような反応が進行する。
4Na + O2 → 2Na2O (酸素との反応)
2Na + O2 → Na2O2 (酸素との反応)
2Na + 2H2O → 2NaOH + H2↑ (水との反応)
ナトリウムと酸素や水との反応は時に非常に激しくなり、二酸化炭素中でも燃焼するため、一旦反応が暴走すると通常の消火法での消火は困難である。また、反応によって強塩基性物質が生じ、これらは生体組織を激しく損傷する。 これらの粉塵に晒された場合、呼吸困難・失明等の可能性がある。 つまり、適切に使用しないと、制御不能な高熱を出しながら腐食性物質が一面にばら撒かれるという最悪の事態となる。
▲細胞外に存在し細胞内液と外液との浸透圧の調整を行なう元素である。カリウムと対をなす。
Naイオンを短期間に大量に摂取すると血液の浸透圧が上がり、腎糸球体での濾過量(GFR)が減少し、結果として血液(血漿)が増える。浮腫気味になり、顔がむくむこともある。
また、血液増加により必然的に高血圧になり心不全、肺水腫、その他もろもろになる可能性がある。最悪死に至るので、短期間でのナトリウムの過剰摂取には気をつけることを勧める。
厚労省の食事摂取基準では、ナトリウム量を食塩量に換算した食塩相当量(ナトリウム量(mg)×2.54/1000=食塩相当量(g))にして男性で8.0g未満、女性で7.0g未満と目標量が定められている。現状、平均した食塩摂取量は目標量を上回っており、まだまだ減塩が必要な状況である。
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