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ナミアゲハとは、アゲハチョウ科の一種。一般的に「アゲハチョウ」もしくは単に「アゲハ」と呼ばれることも多い。
北海道から沖縄まで日本全国に生息しており、韓国や中国などにも分布している。大きさはおおよそ40~60mm程度。黒地に黄色の鮮やかなデザインの羽を持っている。
アゲハはミカン科植物の葉の上に卵を産み付け、そこから孵化した幼虫は姿を変えながら蛹に近づいていく。若齢の幼虫は黒地に白い模様をしており、これは鳥の糞の擬態をしていると言われている。その後終齢幼虫になると、全体が緑色のいわゆるイモムシへと変わる。終齢幼虫では手の指程の太さになる。背中には左右に眼玉のような模様がある。外敵に触れられると後頭部から臭いツノを出して敵を追い払う。これらの幼虫はミカン科の植物を食草とするため、ミカンの害虫としても知られている。
成長した幼虫は蛹となるために適当な場所を見つけると、そこに自らの身体を糸で固定し蛹となる。アゲハの蛹は褐色や緑色をしているが、それはその周囲の環境によって決定付けられている。つまり蛹の状態でも捕食者に対する擬態をしているというわけである。
▲ポケットモンスターに登場するキャタピーやトランセルは、それぞれナミアゲハの幼虫と蛹をモチーフにしていると思われる。しかし進化後のバタフリーはどちらかというとモンシロチョウである。
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