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過去の世界では、時間超人・新世代超人が現れた事で、再びタッグトロフィーを懸けた超人タッグトーナメントが再開されることになる。そこでネプチューンマンは新世代超人のセイウチンの潜在能力を見出しタッグパートナーとして抜擢、野生の本能を開放させこれまでのセイウチンとは違う凶暴さを引き出した。そして、トーナメントで新世代超人を援護する・・・はずだったが、ここへきてトロフィー球根の存在や完璧超人界の復興とかつてのタッグトーナメントの熱が自身の欲望に再び火をつけてしまい、それらを叶える為だけに動いてしまう。それは本来援護するはずだった正義超人たちにも矛先を向けられ、セイウチンを心配したチェック・メイトをセイウチンと共に「オプティカル・ファイバー・クロス・ボンバー」で倒し、顔の皮を剥いでいる。
セイウチンとのタッグ・「ヘル・イクスパンションズ」披露の際にチェック・メイトの痛々しい姿を棺桶で運び、周囲にその本性を知らしめる。予選である間引きバトルロイヤルが突如開催されると、キン肉万太郎とキン肉マングレートⅢのマッスル・ブラザーズ・ヌーヴォーを攻撃する。ここでのネプチューンマンは、相手の顔の皮を剥いでコレクションにするという以前よりも残虐で悪辣な行動を見せ、観客にまで悪態をついて挑発するなど以前の感情を捨て去った完璧超人というよりは品位のない悪行超人そのものだった。もっとも、若さによる甘さがなくなり、暴れるセイウチンを腕力で抑えるなど豪快な姿も見せていた。万太郎を痛めつけ、オプティカル・ファイバー・クロスボンバーで仕留めようとする。だが、そのとき身代わりとなって飛び込んできたバリアフリーマンとイリューヒンの火の玉飛爺隊の顔の皮を剥がして間引くことになる。
本戦1回戦では、新世代超人であるスカーフェイスとジェイドのスーパー・トリニティーズと対戦。スカーフェイスの悪行超人時代に戻った残虐ファイトを利用してセイウチンの獣性をさらに引き出させることに成功。スカーフェイスを2人がかりで追い込む。そこへブロッケンJr.が右腕を失い、ベルリンの赤い雨が放てなくなり戦力外状態になっていたジェイドが、新技「ブロッケンの帰還」を得て復活。空中分解寸前だったトリニティーズのチームワークが復活したことで反撃を受ける。しかし、ジェイドの優しさを利用したセイウチンの擬態によって流れを引き戻すと、マスク・ジ・エンドでジェイドの目を潰し、オプティカル・ファイバー・クロスボンバーでスカーフェイスの顔の皮は剥がしてKO。1人残されたジェイドを挑発する非情さを見せ、オプティカル・ファイバー・クロスボンバーでジェイドもKOし、勝利。もっとも、かつての仲間であるジェイドに対してセイウチンが手加減をして顔の皮は剥がせず、試合後そのことを咎める。
2回戦では、ウォーズマンとマイケルのヘルズ・ベアーズとアニマル・チェンバーデスマッチで対戦。試合のルールが優位に働き、セイウチンとの2人がかりでマイケルを攻撃するが、マイケルの正体が”超人破壊師”マンモスマンと判明。ベアーズの息の合ったコンビネーションに劣勢に立たされ、さすがに焦りの色が見えるようになる。さらに、同じく未来からやってきた21世紀ウォーズマンの正義超人スピリットと、剥いだ顔からかつての仲間である新世代超人4人の呼びかけ、更にたまたま客席に居た若き日のセイウチンの両親の呼びかけによりパートナーだったセイウチンが正義超人に復帰した上でウォーズマンのパロ・スペシャルにより倒されてしまう。しかし、逆にウォーズマンのパートナーだったマンモスマンは悪行超人としての本性から己のやりたい様にやれないジレンマと血生臭いファイトを切望、ネプチューンマンに同調しウォーズマンを裏切る。ウォーズマンを庇った先ほどまでのパートナーであるセイウチンの顔の皮を剥がすと、予想外の出来事や時間限界から不調を来したウォーズマンを「地獄の氷結落とし」で打ち倒し、新タッグ「新星(ノヴァ)・ヘル・イクスパンションズ」を結成。そのままトーナメントを勝ち上った。
試合終了後、突如現れた大魔王サタンの「黒後家蜘蛛の呪い」に世界五大厄、マンモスマンと共に参加しキン肉マンを呪いにかける。準決勝前夜には訓練を偵察していたミートから「宇宙超人大全」を奪い取りその内容をマンモスマンに吸収させるなど非道ぶりを加速させる。だが、ザ・マシンガンズとマッスルブラザーズ・ヌーヴォーとの戦いを観戦する中で、彼の中に眠る“友情”が再び顔を出し、双方のチームに𠮟咤激励をする。
「悪vs悪」の構図となった時間超人のタッグ「世界五大厄」(ライトニング&サンダー)との準決勝第2試合は、かつてザ・マシンガンズと戦ったソードデスマッチでおこなわれることに。序盤からオプティカル・ファイバー・クロスボンバーを繰り出すが、時間超人のアクセレレイションの前には通用しない。さらに、左腕にダメージを受けた影響でなかなか良いところを出せなくなっていた。だが、時間超人が富士山一帯の時間を戻したことにより封印されたマグネットパワーを復活させ、マンモスマンの完璧超人としての教えを忠実に守る姿から友情を感じ取り、マンモスマンを助ける。が、マンモスマンはそんなネプチューンマンの優しさを快く思わず次第に不和が生じ、更には試合を見守り続けた謎のフード男の呼びかけによりクロス・ボンバーの破壊力を全てネプチューンマンの左腕に集中させて破壊した後離反する。追い打ちをかける様に長年の必要以上の鍛錬による肉体の酷使と過度の食事制限で強靭な肉体とは逆に内臓は深刻な負担を受けていた事まで分かり、結果、孤立していたネプチューンマンは心に友情を復活させるも、世界五大厄から無惨なまでのリンチを受けてしまい、最後は死時計の刻印を受けて大敗を喫すことになる。心肺停止となったところを時間超人により火口に投げ入れられて処刑されそうになるが、カオス・アヴェニールによって命を救われ、21世紀で新世代超人の指導に力を発揮して欲しいと告げられる。その後「ケッ、こんな古くせえ時代のやつらにひと言いいてえことがある! 20世紀の若かりし頃言ったことだが、またこの老体になってからより一層深く理解できたことがある…この世にひとつだけ完璧なものがあるとすれば…それは正義超人界の友情だーっ!」と涙ながらに叫んで、カオスによって現代へと転送された。しかし、力尽きたカオスは死亡してしまう。
この時期のネプチューンマンについては、正義なのか悪役なのか方向性が見えず、マンモスマン共々晩節を濁したという汚点があげられている。これは作者の嶋田氏が自身の老いと迷走がそのままネプチューンマンに反映されてしまったと反省の弁を述べられている。
完璧超人の主流派である議会を説得し、正義超人・悪魔超人・完璧超人の間の三属性不可侵条約に完璧超人代表として条約に署名。しかし、代表権の無い越権行為とする完璧・無量大数軍によって捕縛され、いずこかで幽閉される。
その後、キン肉マンとの戦いをきっかけに今の完璧超人界の在り方に疑問を覚えたピークア・ブーによって救出され、ネメシスとの対決に怖気づくキン肉マンの前に姿を現し、喝を入れる。
キン肉マンにネメシスを正して欲しいと告げるものの、ネメシスのことは完璧超人の変革のために必要な人物と評価しており、甲子園球場での戦いではネメシスを応援する。試合後、敗れたネメシスを処刑しようというザ・マンに対してピークア・ブーと共に異議を申し立て、処刑は保留ということになる。
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