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パラレルワールド・ラブストーリーとは、東野圭吾の恋愛ミステリー小説である。
東野圭吾がそれほど有名ではなかった1995年に発売された、東野作品としては珍しい本格恋愛小説。ファン投票でもだいたい上位に食い込んでくる人気作であり、パラレルワールド=2つの異なる世界の狭間で真実を追いかけ苦悩する主人公の姿を描いている。
初出から24年後の2019年に映画化。監督は森義隆で、Kis-My-Ft2の玉森裕太が主演を務めた。東野は本作に対し「複雑な構造を持ったストーリーから逃げることなく、見事に真っ向勝負した作品でした。きっと多くの人が、この映画に翻弄されることでしょう」とコメントしている。
▲大手コンピューターメーカー「バイテック社」では、バーチャルリアリティーを作り出すため最先端の脳の研究が日夜行われている。そこに勤務する敦賀崇史と三輪智彦は、幼馴染であると同時に良きライバルでもあった。ある日、智彦は崇史に恋人を紹介するが、その女性はかつて崇史が山手線車内から京浜東北線に乗っているところを見つけて、一目惚れした美女。嫉妬に狂う崇史だったが、ある日目を覚ますと彼女は自分の恋人として半ば同棲状態にあった。いったいどちらが現実なのか崇史は混乱し、恋と友情の間で翻弄されていく。
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