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パーシヴァル P.74


ヨミ: モハンテキエイコクメン
掲示板をミル!
6カキコ!

パーシヴァル P.74とは、模範的英国面もとい飛ぶ(結局飛ばなかったけど)パンジャンドラムその2パーシヴァルエアクラフト(現ハンティング・エアクラフト)が開発したヘリコプターである。


概要


 1951年
 英国パーシヴァルエアクラフトヘリ部門を設け、ヘリ業界への参入を計画した。
 そこで「処女作」として設計された機体がこのパーシヴァル P.74である。
 機体はしずくをしており、パイロットは2名。残りは貨物or乗客スペースである。
 …とここまで書けば非常に合理的な設計に思える。しかし今一度思い出してほしい。パーシヴァル社はあのイギリス企業である。
 イギリス式の「合理的な設計」…。たいていはとんでもない外見非常に個性的な外見となることが多い。
 どんなのか知りたい?
 じゃあ…

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 ………。
 どうだ、この英国センス全開の外見。
 ちなみにこいつはローターの駆動に、「あの」フェアリーロートダインやフォッケウルフトリープフリューゲルなどと同じチップジェット方式(ローター先端にジェットエンジンや噴射口などを取り付けて推進で回転させる)を採用している。チップジェットは機体に反トルクがかからない(ローターは機体と独立して"自転"している)ため、本来ならテールローターなどのトルク打ち消し機構は不要なはずなのだが、何故かテールローターもちゃんとついている
 そしてローター駆動システム。こいつがかなりキている。それこそロートダイントリープフリューゲルスロットル全開で逃げ出したくなるくらいに。
 こいつはなんと機体底部のジェットエンジンで高圧ガスを発生させ、そのガスをローターにダクトで導いてローター先端のノズルから噴射するというわけわからん構造非常に個性的な構造をしているのだ。

 XFV-12「…そんな構造で大丈夫か?(圧損失的な意味で)」
 P.74「大丈夫だ、問題ない

 床下にジェットエンジン、しかもジェットエンジンで発生したガスをダクトでローターに送る…乗客にとってはたまったもんじゃない事になるのは明らかである。何しろジェットエンジンの排熱や騒音が床下やダクトから遠慮く機内に侵入してくる。確か地上にもこんな戦車がいたような?このへんはさすがはイギリスである。いろいろな意味で。
 そしてコクピット。こいつがまた全速でキている。人間工学なんぞ…いやそれ以前の「常識」すら全で蹴り飛ばしているような機器配置。大体計器パネルからトイポクンオヤシナニの如くニョッキリ生えたでかいバーがデンと居座っているとかどういう設計しているんだ。設計者は酔っ払いながら図面引いただろ。お陰で主任テストパイロットからは「コクピット・操縦系統・エンジン系統、ぜーんぶパイロットの意見なんて全速視して設計されていた」とか酷評される始末である。
 しかもパイロット用の脱出口がついてない。後ろの貨物用ドアから乗り降りするしかない。設計者ちょっと表出ろ。


で、どうだったの?


大失敗。

 パワー不足で浮上すらできないという始末であった。
 大体アメリカでもXFV-12がオーギュメンター・ウィング方式(エンジンファンで発生した気流をの上に導いて噴射し大きな揚を得る)でSTOLだぜガハハハハ→圧損失が予想以上で推が全く出なくて大失敗をしているのに、こいつはその斜め上を行く方式である。P.74のは素人にみても成功するとはとても思えない方式である。
 テスト飛行に失敗した後、試作機は棄処分とされた。


今あえて言おう。


これぞ英国面の模範であると。


関連項目



最終更新日: 14/12/27 15:30
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