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ブライアンズタイム


ヨミ: ブライアンズタイム
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12カキコ!

ブライアンズタイムとは、アメリカの元競走馬日本の種である。
日本の血統地図を大きく塗り替えた、サンデーサイレンストニービンと並び立つ偉大な種


現役時代


チャンピオン殺しのRoberto、はKelley’s Day、Graustarkという血統で、の全の子にSunshine Forever、半の子にDynaformerがいる活躍の血統である。

2歳のデビューしたが3戦して1勝という、庸としか言えない成績であった。3歳になっても一般競争を勝ったくらいだったが
ロリダダービーでチャンピオン殺しの血が疼いたか前年の2歳チャンピオンフォーティーナイナーを撃破する金星を挙げる。これでアメリカ三冠路線の中心…かと思われたが
本番前に2つポロッと負け、ケンタッキーダービーではWinning Colors圧巻の逃げ切りの前に6着、プリークネスステークスでは鋭く追い込むがRisen Starに敗れ2着、
終戦ベルモントステークスでは3着と言うと聞こえはいいが、1着Risen Starとの間には17身弱の差があった上6頭立てというレースだったため、あんまり喜んじゃいけない着順である。

その後はGⅡを取ったが要路線では敗続きで裏路線行きとなり、その裏路線でGⅠを勝ったところで3歳終了。
しかし4歳になっても勝ちあぐねていた。そうこうしている内に、日本への売却が決まったため芝で試されたがここでも振るわず。
成績が良ければジャパンカップで顔見世プランもあったが結果が出なかったため消え、引退した。通算21戦5勝。
フォーティーナイナーを負かした以外はぱっとしないと言われても仕方ない、一発屋もいいところなであった。


日本にやってきた理由


当時、急に勢を増していた田牧場は、社台グループエースノーザンテーストリアルシャダイに対抗でき、
牧場一郎氏が見定めたノーザンダンサーノーザンダンサー系の血を含まない種の配合」に適した、新しい種選定を急務としていた。
そんな中で輸入されたのがリヴリアナリタタイシン・ワコーチカコ)なのだが、リアルシャダイが新時代のステイヤー種として活躍していたので
Roberto産駒を輸入しようとなり、1988年の全チャンピオンに選ばれたSunshine Foreverに白羽の矢を立てたのだが、価格で折り合わずに交渉決裂。
さてどうしようか…となったのだが、からSunshine Foreverと血統そっくりなブライアンズタイムってなら売ってもいいよ」と言われ
散々に逡巡した挙句、友人の牧場に聞いてその上で購入を決めた。つまり、本命が買えないから代打で呼ばれたのが彼だったということである。
血統は確かにそっくりどころかほぼ同じと断言できるくらい似てはいたが、だからといって現役時代の実績が劣るなんて…と思っただろうが、それも仕方ないことである。
まさか、代打で呼んだが大成功するなんてそう予想はできない。日本の生産界はこの少し前、テスコボーイやネヴァービートが成功したからといってプリンスリーギフトネヴァーセイダイの血を引く根こそぎ持ってきてそのかなりを腐らせたり
パーソロン兄弟を連れてきて、アブクマポーロに残る程度に壊滅させ、パーソロンの末裔たちをも多少苦しめる結果にしたり
マルゼンスキーに習ってニジンスキーカーリアン親子フィーバーとばかりに輸入し、その果てにラムタラを連れてきて日高大恥など(銭的な損自体は抑え込んだらしいが)
血統が似ている、活躍種が同じみたいな理由で連れてきて屍をす例が割と多かったのである。ラッキーソヴリンとかラシアンルーブルファバージみたいな活躍したもいたが。
ちなみに、田氏が相談を持ちかけた友人の牧場とはナリタタイシンなどを生産した川上夫氏である。彼の相馬眼の正しさには定評があったのだが
後の成功を考えればその相馬眼に頼ったことは間違いなく正解であった。


代替種牡馬>>>>>>>本命


としてはリアルシャダイの成功が追いになっていて、リアルシャダイの代用需要もあったとはいえ、まさに大成功としか言いようのない成績を残し、初年度から三冠馬ナリタブライアンオークスチョウカイキャロルを輩出。
リアルシャダイの衰えがかったこともあり、あっという間に日本ロベルト系の代表にのし上がった。いきなりの下上である。
その後もマヤノトップガンサニーブライアンファレノプシスダンツフレームなど次々に名を輩出し、大種としての地位を確固たるものにした。

息の長い確かな末脚と、多少の荒れ馬場重い馬場を物ともしないパワー、頑健さが売りで、仕上がりが割合い傾向にあるため
活躍にはクラシック戦線での活躍が多い。1997年クラシック戦線はサンデーの活躍がくせ者ばかりで出世が遅かったこともあったが
サニーブライアンシルクジャスティス、エリモダンディー、シルクライトニングなどブライアンズタイム産駒ばかりが中心だったなんてこともあった。

ただ、活が落ちたか芝でのGⅠ獲得はヴィクトリーの2007年皐月賞以来ご沙汰であり、そもそも最近は芝で上位に来る産駒が非常に少ないのが現状である。
と思ったら2012年エリザベス女王杯で、レインボーダリアヴィルシーナを破りGⅠ制覇を果たした。彼女は今年5歳なのでちょうどヴィクトリーがGⅠを勝った年に生まれたである。タフだなあ。
ちなみに、そんなに差のないとはいえ7番人気が1倍台の大本命を倒すという展開であり、祖からに引き継がれたチャンピオン殺しの資質は受け継がれているようである。

とはいえ近年はフリオーソバーディバーディに代表されるダートでの活躍が顕著だが、元からダートが得意な傾向はあり
交流重賞初期の中央のエースエムアイブラン、北関東の名カルライチャー、栃木の怪物ブライアンロマンメイセイオペラの後継者トーホウエンペラー地方で活躍する名を多数輩出している。
むしろダートのほうが戦後最多勝記録となる43勝を挙げたブライアンロマンがいたり、フリオーソがかなり高齢になりながら中央の強と互に戦い続けているなど息が長いが多いので、
本質的にはダートが得意なパワータイプなのであろう。極限の軽さがめられる最近の芝だとイマイチなのも合点がいくというものである。

としてもブルーコンコルドビートブラックサンライズペガサスを輩出しているが、トニービンサンデーサイレンスべるとかなりおとなしめな活躍である。
戦場日高だったからか、系の質がトニービンサンデーより良くないところはありそうだが、現役時代活躍したの産駒がことごとくダメだったり
どうも競走馬として活躍するが繁殖としては二流という傾向はあるようである。 ただ、最近はキングカメハメハサンデー二世との相性の良さがあるのかとしても成績は上昇傾向にある。
クラシックの有にもブライアンズタイムは増えており、これからはより存在感を増していくと思われる。
後継種は代表産駒ナリタブライアン折差し引いてもちょっと失敗としか言えない成績しか残せず、マヤノトップガンも散発的に活躍を残した程度であり
社台で種入りし、ウオッカを輩出したタニノギムレットに命運がかかっている状況である。ヴィクトリーも社台で種入りしたが種付け数はギムレットに及ばないため
やっぱりタニノギムレット次第であろう。それでも、後事を託せる種がいるだけリアルシャダイより良いのかもしれない。

体から資質が見切りにくいことに定評があり、に似てやや小柄だけど袋がボテッとした、見たより重量感を感じさせる、つまり普通走るとされている素軽そうな逆に出たほうが走る傾向がある。
さらにシルクジャスティスのようなお前はと言われるくらい体に走る気配がないが走ったりタニノギムレットのように筋肉ムキムキで短距離みたいな身体してるのに2400mこなしたり
体と血統しか判断できない当歳セリで買うや、パドック体を見る券師・予想にとっては敵とも言える存在である。 
余談だが、Sunshine Foreverも本での失敗やブライアンズタイムの大成功で結局日本にやって来たのだがも当てられない失敗に終わり
後で日本に輸入された理由も含め、代替種が本命を膚なきまでに負かした数少ない例となった。 


零細血統の救世主


その他、ブライアンズタイムの種としての特筆すべき点として、意外なから活躍が出るというものがある。

初年度産駒のナリタブライアンノーザンダンサー)、チョウカイキャロルミスタープロスペクター)などはともかく、タニノギムレットクリスタルパレス)、トーホウエンペラーノーリュート)、ダンツフレームサンキリコ)と、血統マニアい限り名前が知られてないようなからG1が誕生することもしくないのである。

特に1994年度産駒はサニーブライアンスイフトスワロー)、シルクジャスティスサティンゴ)、エリモダンディー・シルクライトニングイルブルボン)と、クラシック戦線を賑わせたたちがことごとくマイナー血統から生まれているのである(と言いつつイルブルボン日本の成績が悪かっただけでイギリスダービーも出したことがあるし、ハイセイコーのマイネマックスなんかもいたけれど)。

この世代がマイナー血統軍団でも大活躍したのは決して偶然ではなく、1994年産駒の種付けシーズン1993年)はちょうどブライアンズタイムの初年度産駒がデビューする前であり、種付け料が下落していた(これは別にブライアンズタイムに限ったことではく、新種人気というものは初年度がピークでそれ以降は少しずつ落ちるものである。1993年には初年度産駒がまだ一歳だったサンデーサイレンスも「トニービンは予定いっぱいなんで今日暇なこいつでどうですか?」なんて言われてサイレンススズカになっているのである)。
そのため普段は高額な一流に種付けしてもらうのをためらうようなマイナー血統のでもこの年はブライアンズタイムをつけられた、という事情があったのである。

またサニーブライアンやマイネマックスは繁殖の数が一桁というレベルの小さな牧場で生まれており、社台や田牧場がG1を荒稼ぎしていた時代に彗星の如く現れた中小牧場のと言える存在となり、だけでなく人にも希望を与える存在となった(……が、この後上記のの活躍のおかげで再び種付け価格が上がり、中小牧場には手が出ないような種付け料になってしまったのだが……もし軽種馬協会のような所に買われてたらお助けボーイと呼ばれたトウショウボーイみたいな扱いになってたかもなあ)。

ただ、1997年世代がブライアンズタイム大暴れに終わったのは彼らの資質ももちろんだが、サンデーがちょうど種付け数が落ち込む時期であったのも多分に影があった。
なんせ、クラシックにまともに送り込めた有オースミサンデーくらいであった。そのオースミサンデー皐月賞事故死。素質サイレンススズカもまともに制御出来ない状態で、ステイゴールドは…菊花賞にギリギリ間に合っただけ。 
後にマイル覚醒したビッグサンデーを除けばクラシック時点でブライアンズタイム産駒以上の資質はなかった、ということも付け加えておきたい。

高齢となった現在でも種を続けられているのはこれまでの実績に加えて、どんな血統や環境でもいつ何が起こるかわからないという不確定さも影しているのかもしれない。種付け料も大分値下がりしたので、中小牧場からブライアンズタイムの名が生まれることも決して夢物語ではないと思う。

しかし、2013年4月4日に放牧中の事故で右後脚に致命的な折を負い安楽死となった。享年28歳。
時代の移ろいを感じずにはいられない出来事であった。


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最終更新日: 13/04/05 13:37
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