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ブローニングM2重機関銃


ヨミ: ブローニングエムツージュウキカンジュウ
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ブローニングM2重機関銃とは、ジョン・ブローニングの設計によるアメリカの重機関銃である。

アメリカを始め、第二次世界大戦後の西側各軍隊の標準的な大口径重機関銃であり、自衛隊でも使用している。


概要


三脚なしの重量38.1kg、使用弾薬12.7mm×99。使用弾薬の口径から「キャリバー50」「50キャル」(.50口径は0.5インチで、メートル法だとちょうど12.7mm)とも呼ばれる。

ほぼ現在の形であるブローニングM2HBヘビーバレル)が米軍に採用されたのは1933年。それ以降、基本的な設計はそのままに現在でも最前線で活躍している(身の交換を容易にするマイナーチェンジが施されてはいる)。
軍隊と言うものが、一見日進歩のようでいて実は枯れた技術に頼っていると言う好例と見るべきか、設計したデザイナー変態天才だったというべきか…。ことブローニングに関しては後者と言ってしまいそうになる。

12.7ミリ大口径弾は人員、非装甲車両、軽装甲車両、低速の航空機、舟艇などに対し威を発揮し、徹甲弾や焼夷弾も用意されている。三脚に固定し、機座として運用するほか、戦車からジープにいたる各種車両ヘリコプターなど様々な場面で使用される。近年では不審船やテロ対策として艦艇に搭載される例も多い。最近開発が進んでいる遠隔操作と組み合わせる定番装備でもある。
第二次世界大戦中から戦後しばらくにかけては、対航空機搭載機としても使われていたが、航空機の高速化やヘリの装甲化に伴いそうした用途には若干不足となっている。
歩兵部隊で運用する際でも最低三人で運用するのが基本。どこぞの某ジャーナリスト型生物兵器のように一人で抱えてぶっ放すようには出来ていない。FN社では連射速度を約2倍(550→1100発/分)にしたM3シリーズを開発して、米軍の大ヘリに使用されている。

第二次大戦中には、日本軍鹵獲したM2を使用したほか、M2コピーして航空機搭載用の機を生産した。しかし開発時期の違い、基礎工業の薄弱さ、兵器開発行政混乱から陸で別企画弾薬を用いる機を作ってしまい、相互の部品・弾薬の互換性は皆無であった。

但し原が原なだけに軍の三式13mm機、陸軍のホ-103機関ともに評判の悪いものではなく、前者は良好な弾道特性が好まれ零戦52以降に搭載。後者は軽量化により戦闘機爆撃機を問わず多用された。加えてしいことに「マ103」という炸裂弾を用いており、信管が良された後は、被弾した米軍機が20mmの直撃を受けたと誤解するような威を発揮したこともある。


M2による狙撃


大口径で弾丸が重く、エネルギーも大きい12.7ミリ弾は、通常のライフル弾より威と射程に富む。そのため、M2を使って長距離狙撃が行われた記録がいくつか存在する。

1967年カルロス・ハスコックによって10倍スコープ付きのM2を用いて行われた2500ヤード(約2300m)の狙撃は、その後35年間に渡って長射程狙撃世界記録であった。また、フォークランド紛争では、アルゼンチン軍によるスコープ付きM2による長距離狙撃に、英軍は自動小銃ではまったく手が出せず、結局地ごと高価なミラン対戦車ミサイルで一つ一つ潰していく破になった。

厚の身と安定した三脚を持ち、本体の重量が射撃の反動を吸収するM2はうまく扱えば狙撃に効果を発揮することが実されているが、当然それは重機関銃としてのM2の本来の使い方ではないので、近年ではM2と同じか同クラス弾薬を使用するアンチマテリアルライフルがそうした狙撃任務を担っている。


自衛隊での運用


警察予備隊、保安隊時代から米軍より供与され、後には現在の住友重機械工業でライセンス製造の上、陸自海自空自を問わず広汎に使用されている。但し昔よりファイアリングピンが折れやすい、身が脱落しやすいなどの噂が漏れ伝わっており、米軍オリジナルM2より脆いのではないかといわれてきた。

それは飽くまで噂の範疇に留まっていたはずだったが、近日、少なくとも1974年より40年近く、住友重機械工業が同社が製造している各種機関銃の強度偽装が発覚。その中にはライセンス品のM2機関銃も含まれており、上述の噂は図らずも事実と判明した。三自衛隊で多数が運用されている重機関銃なだけに、同じく強度偽装の発覚した5.56mm軽機関銃MINIMIなどと同様、深刻な問題に発展している。

住友重機械工業によると「防衛省の要を満たすことが困難だった」との言だが、基準達成が困難なまま、40年近く問題を放置してきた事態は深刻である。加えてMINIMIないしM2は基準強度の身製造が困難とされ、メーカーからの輸入による補填が必要とされている模様である。何故こんなメーカー機関銃製造を委託した…


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最終更新日: 17/08/16 11:37
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